スマホ不要のVRゴーグルOculus GOを徹底比較! VR以外のメリットとは

皆さんVRを楽しんでいますか?

もしかしたら、ゴーグル選びについてこんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。

「VR入門にはスマホにゴーグルをつけるのがが良いらしいんだけど……」
「できるなら少しお金をかけてちゃんとしたものがほしいな」

VRゴーグルの選択はVR体験を左右するとても大事な要素です。

そこで、この記事ではタイプ別にどんなゴーグルを選んだら良いのかを紹介していきます。

あなたにはどんなゴーグルが合うのでしょうか?

早速みていきましょう!

目次

あなたはどのタイプ?VR用途別ゴーグルの選び方

楽しみたいVRの種類によって、使うべきゴーグルは変わってきます。

まず大きく分けると、家庭で楽しめるVRはVR動画とVRゲームがあります。

なので、まずはVRゲームを楽しみたいのか、VR動画を楽しみたいのかを決める必要があります。

この章ではゲーム、動画それぞれにおすすめのゴーグルを紹介します。

本格的なVRゲームを遊びたい!

本格的なVRゲームを遊びたい場合、選択肢に上がるのがPC VRとPS VRです。

これらはPCやPS4とヘッドマウントディスプレイを接続して使うVR機器になります。

・PCゲームのスカイリムVRやfallout4 VRをガッツリ遊びたい!
・PS4のバイオハザード7をVRで楽しみたい!

このように遊びたいゲームが決まっている場合は、そのゲームが遊べるハード、ゴーグルを選べば良いことになりますね。

PC VRのゴーグル選びはこちらで詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

ちなみに、PC VR、PS VRはどちらもVR動画閲覧機能があるため、ゲームもしっかり遊びたい、動画も高品質なものが見たい、という場合はこちらが選択肢になります。

難点は、ケーブルなどが煩わしいこと、導入や設定が大変なこと、そして何よりお金がかかることが挙げられます。

VR動画を体験してみたい

一方手軽に動画を体験したい、本格的なVRゲームはする予定がないのでしたら、スマホVRかOculus GOがおすすめです。

ケーブルなどの煩わしさがなく、何より価格が手頃。

ゲームをするつもりがなく、DMMやYouTubeの動画を見るだけでいいのであればこちらがおすすめです。

スマホVRはかんたんに導入できる反面、継続して楽しもうとするといろいろと不満が出てきます。

また、本格的なVRゲームが楽しめないのも、人によっては難点と言えるでしょう。

Oculus GOはスマホVRよりもお金はかかりますが、スマホVRの難点はおおよそ解消され、現時点ではバランスの取れたVRゴーグルです。

難点は新しいゴーグルなので、ソフトの対応がまだまだなところ、操作性がこなれてないところなど、最新アイテム特有の問題点があるところです。

VRゴーグルを大画面スクリーンとして利用したい

VRゴーグルにはVR動画を見るのではなく、普通の動画をVR空間の大画面スクリーンに写して楽しむ、という使い方もあります。

もしかしたら、人によってはこの使い方が一番便利と感じるかもしれません。

非VRコンテンツを快適に使えるようにする、という方向性ですね。

現状VRコンテンツよりも非VRコンテンツの方が圧倒的に多いため、この方向がヒットする方は一定数いらっしゃるはずです。

VRゴーグルには目の前に200インチ前後の大スクリーンを展開して、そこに普通の動画を流す、という機能があります。

映画館を独り占めしているようなイメージですね。

この場合はOculus GOがおすすめ。

寝転がったり、リクライニングにもたれかかった状態で動画を楽しめるため、非常に快適に大迫力の動画を楽しめます。

スマホVRゴーグルとは

この章ではスマホVRゴーグルについてみていきます。

スマホVRゴーグルのメリット

スマホVRゴーグルの1番のメリットは値段です。

スマホさえあれば数千円で始められるコスト・パフォーマンスの良さ。

他のVR機器は最低2万円強、高いものだとシステム全体で30万円、という世界なので、この安さは何ものにも代えがたい利点です。

ゴーグルの選び方は下の記事を参照してください。

値段の割にはある程度本格的なVR体験ができるので、触りだけでよければこれで十分と言えます。

スマホVRゴーグルの難点

圧倒的な価格メリットのあるスマホVRですが、長期的に使っていこうとするといろいろと難点が見えてきます。

操作がメンドウ

まず挙げられるのが、操作がメンドウな点。

操作のたびにゴーグルからスマホを取り出して、動画を再生して、ゴーグルにつなぎ直して、ということが必要になってきます。

Android端末の場合はBluetoothリモコンを使えばかなりメンドウは低減できます。

ですが、iPhoneの場合はリモコンがほとんど使えないので上の操作を繰り返すしかなくストレスが溜まります。

また、Androidの方も、そこまでリモコンの操作性が良くないので、やっぱりストレスが溜まることに変わりはありません。

画質が良くない

次に画質の悪さが気になってきます。

画質は上位端末の半分以下になってしまいます。

値段なり、ということで見れないことはありません。

ですが、高画質で感動するということもありません。

画質が重要になるコンテンツには向きませんし、上位のVR機器を使ってはじめてVRに感動できたという意見もよく耳にします。

スマホVRだけでVRを終わらせてしまうのはあまりにもったいないでしょう。

装着感が値段なり

最後に気になるのが、ゴーグルの装着感の悪さです。

3,000円台のゴーグルはどうしても値段なりのチープさがあります。

・ゴーグルのバンドが購入後1週間で壊れる
・ゴーグルのパッドから異臭がする
・ゴーグルの中でスマホがずれて見にくい etc

あげていくと際限なく不満が出てきます。

将来的にVRを長く楽しむつもりなら、おすすめはしにくいですね。

手軽なVR端末!Oculus GOのススメ


この章では手軽にVRに入門するためのおすすめゴーグル、Oculus GOを紹介していきます。

Oculus GOの何が良いのかみていきましょう。

スマホVRゴーグルの難点がすべて解消されている

まず挙げられる利点は、スマホVRゴーグルの不満点がすべて解消されている点です。

良好な操作性

触ってみてまず感じるのが、操作性の良さ。

専用のリモコンとUI(ユーザーインターフェース)が用意されているため、操作性がとても良いです。

さすがにキーボードのあるパソコンとくらべると日本語入力に難はあります。

ですが、蓋をパカパカしていたスマホVRゴーグルとくらべると雲泥の差です。

ハイエンド機を一部上回る画質

じつは、Oculusの最上位機種、Oculus RiftよりもOculus GOの方が解像度自体は高いのです。

画面の材料、構造など根本的な部分が違うので単純比較はできませんが、Oculus GOの画質はネット上でもとても好評です。

一部では、高級な有機ELを使っているPS VRよりも画質が美しいという意見も……

画の見え方は人による部分が大きいですが、値段から見れば非常に良い評価を得ています。

メガネユーザーにも配慮した装着感

人によっては非常に嬉しいポイントが、メガネをつけたままでも装着可能であるという点です。

メガネスペーサーというグッズが標準でついてくるため、メガネのレンズとOculus GOのスクリーンが接触する心配もあまりありません。

メガネをかけたままでも装着しやすいため、気軽に使えるのが嬉しいですね。

その他にもメリットがいっぱい

スマホVRとの比較以外にもメリットがたくさんあります。

手頃な値段

価格が手頃なのも嬉しいポイントです。

本体価格が32GBで23,800円から。

上位機種が最低50,000円からと考えると、とてもコスト・パフォーマンスがいいですね。

スマホと切り離された自由さ

スマホVRの不満点のひとつに「動画視聴中にLINEやメールの通知が飛んでくる」というものがあります。

せっかくストーリーが盛り上がっているところで、どうでもいいメールの通知が表示されたら興ざめてしまいますよね。

設定によってオフにすることは当然可能ですが、VR動画を見るためにいちいち設定するというのもまたメンドウです。

ですが、もともとスマホとは別端末のOculus GOであればそんな心配は一切ありません。

地味ではありますが、意外と重要な部分です。

大画面スクリーンとして使えるのが便利

VRコンテンツを見ないときでも、大画面スクリーンとして普通の動画を見られるのが意外と便利です。

NetflixやAmazon プライムビデオなど大手動画サービスはある程度使えるので、VRをみないときでもOculus GOを活用できます。

しかも、ケーブルなどがいらないから、ごろ寝で動画を見られるのです。

やってみると、これがかなり楽ちんなので、ごろ寝で動画視聴をしたい方にはとてもおすすめできます。

まとめ

いかがでしたか?

今回はタイプ別のゴーグルの選び方から、スマホVRとOculus GOをそれぞれ比較してきました。

入門におすすめなスマホVR、長期的に楽しむのにおすすめのOculus GOとそれぞれのメリット・デメリットが見えてきたのではないでしょうか。

この記事が皆様のゴーグル選びの一助となれば幸いです。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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