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基礎から解説 PCVRゴーグルの選び方 Oculus Rift HTC VIVEを徹底比較!

みなさんVRを楽しんでいますか?

皆さんの中にはもしかしたら、こんなお悩みを抱えている方もいるかも知れません。

PCのVRゴーグルがすごいって聞いたけど」
「でも導入が難しいんでしょ?」

確かに、PCによるVR体験は最高で、多くの方に体験していただきたいものです。

ですが、その導入はかんたんにはできないことも事実です。

ですので今回はPC VRの基礎と有名ブランドのゴーグルの特徴をそれぞれ比較していきます。

この記事を読めばPC VRがどんなものかが基礎から理解できるようになります。

早速みていきましょう!

PC VRの基礎

まずはPC VRとは一体どんなものなのか?どんな人におすすめなのか?

そういった基礎的なところをみていきましょう。

そもそもどんな人におすすめ?

まず最初に結論を書いてしまうと、現状PC VRをおすすめできる人は

「どんなメンドウがあっても最新のVRゲームを体験したい人」です。

正直、現在のPC VR導入はけっこうな手間と費用がかかります。

気軽にコンシューマーゲーム機を買ってプレイするのとは、費用、技術、環境全てにおいて段違いと言えるレベルで障壁が高いでしょう。

ですが、そういった苦労を乗り越えてでも最新のVRゲームを体験したい、そういった熱意のある方にはとてもおすすめできます。

逆に、気軽にDMMやYouTubeのVR動画が見られればいい、というのであれば、PC VRは完全にオーバースペックです。

そういった用途に限定するのであれば、スマホVROculus GOがぴったりですのでそちらを検討してみてもいいでしょう。

導入で脅すような書き方になってしまいましたが、VR自体がまだまだ発展途上な分野でありユーザーサイドにも工夫が求められる時期であることは事実です。

これでも以前よりはかなり参入障壁が低くなっているので、DIYが好きな方、自分で調べて解決していくのが好きな方には是非チャレンジしていただきたいですね。

Amazonに安いPC用VRゴーグルが売ってるけど?

最近増えてきているのが、PC接続可能をうたった2-3万円台の「自称VRゴーグル」です。

どの製品もVRが見られて、独自のOSを搭載して、PC接続が可能である、ということが商品説明に書いてありますが……

はっきり言ってしまえば、これらはPC VRとしてはまがい物です。

これらのゴーグルは独自OSを搭載し、そのOS上で動画を再生することがメインの用途になります。

確かに、VR動画を再生することも可能です。

ですが、PC VRの特徴とも言えるルームスケールには対応しておらず、PCとの接続も「ただPCの画面を目の前で写す」だけでしかありません。

要は「一昔前に売られていたヘッドマウントディスプレイに独自OSとVR動画再生機能を申し訳程度に搭載したもの」なのです。

同等の機能を実現できるデバイスとして、Oculus GOが売られている今、選ぶ余地はほとんどないといっていいでしょう。

PCに必要なスペックは?

さて、ではPC VRを導入する最初の壁、PCに求められるスペックを見ていきましょう。

PC VRはPC、ヘッドセットともに高度な画像処理能力が求められます。

そのため、最低限の環境を満たすだけでもそこそこ高性能なPCが必要になってきます。

お値段もなかなかで、だいたい相場は10万円からですね。

下の表はPC VRを動かすために必要な環境を示したものです。

最低限このくらいの環境がないとPC VRを楽しむことは厳しいでしょう。

CPUIntel Core i5-4590 以上
GPUGeForce GTX 970 以上
GeForce GTX 1060 以上
Radeon R9 290 以上
Radeon RX 480 以上
メモリ8GB以上
出力端子HDMI 1.4 ×1
USBVRハードウェアによる
OSWindows 7 SP1(64bit) 以上

PC VRの特権!ルームスケールとは

つづいて、PC VRの特徴であり、特権ともいえるルームスケールについて説明しましょう。

ルームスケールとは、「VR空間の中を移動できるようになる」機能のことです。

この説明だけではピンときにくいですよね。

ルームスケールが使えない代表のスマホVRと比較して見ましょう。

スマホVRを経験したことのある方はわかると思いますが、スマホVRは首の回転、上下には対応できても、動画内を移動することはできません。

動画なんだから当たり前、と思ったかもしれません。

では、ゲームではどうでしょうか。

ゲームの場合、スマホVRでは視線を集中させるとその方向に動く、外部のリモコンを使う、タップで動作する、などの方法が取られています。

でも、正直どの方法も実際にやってみるとけっこうメンドウなんです。

ですが、それが、自分の体の動きに合わせて移動ができたとしたらどうでしょう。

今まで以上に深い没入体験が得られることうけあいですよね。

そんなことを実現してくれるのが、ルームスケールという機能なのです。

現状ルームスケールに対応しているのはPC VRのみです。

ルームスケールを体験するためにPC VRを選ぶ、というのは大いにアリでしょう。

メガネユーザーへの対応は?

基礎編の最後にお伝えするのはメガネユーザーへの対応状況です。

ゴーグル状のデバイスを使う場合、メガネが使えるかどうかは人によって死活問題といっていいレベルです。

これに関しては、各社で対応が分かれるところですが、

・Oculus Riftはメガネに厳しい大きさ。
・HTC VIVEはある程度のゆとりがあるのでメガネが入りやすい。
・HTC VIVE Proはさらに大きくなったので、かなりのメガネが入る

この点を押さえておくと商品選択に役立つことでしょう。

VRの老舗!Oculus rift

それでは、個別の商品の紹介に入ります。

まずはVRの老舗とも呼べるメーカー、Oculusのハイエンドヘッドセット、Oculus Riftの紹介です。

Oculusは2012年にクラウドファウンディングのKickstarterでVRゴーグルの資金調達を行いました。

これが話題となり、OculusがVRという面白いヘッドセットを作っているらしい、という噂が当時のPC界隈に流れたものです。

その後、紆余曲折があり2016年、一般向けに満を持して発売されたのが「Oculus Rift」なのです。

そんなOculus Riftのメリットデメリットを探っていきましょう。

Oculus Riftのメリット

値段が安い!

まず言えることは、競合製品であるHTC VIVEとくらべて安価である、ということです。

VRを始めるために必要なキットはヘッドセット、コントローラー、センサー全部セットで5万円

HTC VIVEの6万9390円とくらべると価格的な優位はかなりあるといえます。

本体が軽い!

次に重要なのは本体がHTC VIVEとくらべて軽い、ということです。

Oculus RiftはVIVEよりも100gほど軽いのです。

たった100gと思うかもしれませんが、長時間装着することを考えると、意外と馬鹿になりません。

肩こりや頭痛といったプレイを妨げる要因を軽減できるのは重要な要素と言えます。

トラッキングセンサーの配置が楽

ヘッドセットやコントローラーの位置を測定し、VR体験の根底を支えるのが「トラッキングセンサー」。

Oculus Riftは基本的なセンサーのセッティングが机の上に2mほど離して置くだけ、とシンプルです。

VIVEシリーズは後述しますが、高さ制限があるので配置が若干シビアになります。

この点も有利ですね。

Oculus Desktopが便利!

Oculus Riftの標準機能として提供されているOculus Desktopがとても便利と評判です。

これはPCのデスクトップ画面を仮想空間に展開する、というもの。

言葉だけだとピンときにくいですが、200インチオーバーの仮想大画面でYouTubeなどを手軽に鑑賞できる状態を想像してみてください。

対抗商品のVIVEシリーズはこういった機能を実現するには有料ソフトが必要です。

無料で仮想デスクトップを実現できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

Oculus Riftのデメリット

つづいて、デメリットをみていきます。

センサーの接続が煩雑

先にセンサーの配置が楽、と書きましたが、Oculus Riftのセンサーは配置が楽な分、接続周りが煩雑にできています。

というのも、ルームスケールを楽しむためには最低3個のセンサーが必要になるのですが、それぞれをUSB3のコネクターに接続しなくてはなりません。

しかもセンサーのひとつはプレイ領域の後ろの方に置かなければならないので、3-5mのUSBケーブルを引き回す必要があります。

さらに、Oculus Riftのセンサーはコネクターとの相性も結構あるクセもの。

競合のHTC VIVEはセンサーが無線のためこの点はどうしても見劣りしてしまいます。

メガネが入らない

メガネの形の影響を受けるので、必ずしもそうとは言い切れませんが、ヘッドセットの形の関係でメガネを入れるのが難しいです。

ただ、シュノーケリング用の度付きレンズを入れるなど、対応策がネット上で編み出されているので工夫をすることで近視の人であっても裸眼でOculus Riftをプレイすることは不可能ではありません。

ですが、HTC VIVEはそこまで苦労せずともメガネが入るので、この点はデメリットとなります。

Oculus Riftの購入方法

Oculus Riftは日本に正規の代理店がないため、公式ホームページからの通販購入となります。

公式ページは日本語に完全対応しており、ネット通販を使ったことのある方なら問題なく利用できます。

海外から出荷されるため、注文から到着まで1週間前後はかかるようです。

天下のSteam公式機材!HTC VIVE・VIVE Pro

つづいて、紹介するのは台湾の電子メーカーの雄、HTCとPCゲームプラットホームの王者、Valveが手を組んで作られたHTC VIVEおよびそのアッパーバージョンのHTC VIVE Proです。

VIVEシリーズのメリット

ルームスケールが広い!

VIVEシリーズ最大の特徴とも言えるのが、ルームスケールの広さ

もともとOculusがルームスケールに対応する前からルームスケールを売りにしていただけあって、とても広い範囲でルームスケールを楽しむことができます。

2018年製のセンサーを4つ使うことで最大10m四方のプレイエリアを形成できます。

そこまでの大きさは一般家庭ではまず実現できませんが、アミューズメント施設などで利用されているようです。

ルームスケールのために広い空間を用意できるなら、VIVEの方が向いていると言えます。

Steam認定の機材という安心感

製作元のvalveが運営しているのが世界最大のPCゲームプラットホーム、Steamです。

Steamの公式機材ということで、Steamで配信されるVRゲームの大半はVIVEで楽しむことができます。

また、VIVEでしかプレイできない「Fallout4」のような作品もあるので、注意が必要です。

ただ、Oculus Riftの方がプレイできるゲームが圧倒的に少ないかというとそうでもありません。

Oculus Riftは基本的にSteamが利用できます。

さらにOculusは独自にストアを展開しており、Oculusのストアでしか手に入らないソフトもいくつかあります。

そのため、現状ソフトの本数で見るとどちらかが圧倒的に多いということはありません。

メガネユーザーへの配慮

VIVEシリーズはOculus Riftと異なりメガネユーザーへの対応が良いことで知られています。

VIVEはOculus Riftとくらべて少し大きく、メガネのままでもいけるかな?くらいでしたが、アッパーバージョンのVIVE Proではゴーグルそのものが巨大化。

メガネをかけていてもラクラク装着できるようになりました。

Oculus Riftがメガネがほぼ入らないことを考えると、これは大きなアドバンテージです。

配線の簡単さ

HTC VIVEはベースステーション(Oculus Riftのトラッキングセンサーに相当するもの)とPCを繋ぐ必要がありません

ルームスケールを実現するにはベースステーションが2個必要で、それぞれをコンセントにつなげるだけで良い、という手軽さがあります。

Oculus Riftは各センサーをUSBケーブルでPCと繋げなければいけないので、この差は大きいでしょう。

日本代理店の充実ぶり

HTC VIVEは多くの代理店と契約しているため、比較的あちこちで購入することができます。

代理店リストを見てみると、ツクモドスパラといったPC自作好きにはおなじみのお店や、ヨドバシカメラビックカメラといった家電量販店、はてはAmazonまで載っています。

URL:VIVE 正規取扱販売店 一覧

故障したときにかんたんに購入店に持ち込めるのは評価できますね。

VIVEシリーズのデメリット

こちらもデメリットを見ていきましょう。

値段が高い!

ある意味、HTC VIVEシリーズの一番の泣き所はここかもしれません。

PC VRをやると決めた時点である程度の出費は皆さん覚悟しておられるでしょうが、それでもそれぞれのお値段を見るとどうしても腰が引けてしまいます。

・HTC VIVE 69,390円
・HTC VIVE Pro 175,910円

Proの方とかそれだけでPC1つ買えるレベルですからね。

それを乗り越えられるかどうかは各人のお財布しだいでしょうか。

ベースステーションの設置条件がシビア

先にベースステーションの設置は無線なので楽ちん、と言いました。

ですが、このベースステーション、設置条件が若干シビアなんです。

公式によると、最低2m床から離した位置に対角上に設置する、とのこと。

ベースステーション自体が約300g、350mlのビール缶ぐらいの大きさがあるため、それを2mの高さに設置するのはけっこう難儀です。

壁に自由に設置できるのであれば、付属のキットを使ってネジ止めできますが、賃貸だとそうもいきません。

カメラの雲台とクリップを組み合わせて設置するなど、ネット上でいろいろなテクニックが紹介されていますので、ご自宅にあった方法で設置するしかないでしょう。

この点、Oculus Riftはセンサーの高さはそこまでシビアではないため、このような心配が不要で楽といえます。

まとめ

いかがでしたか?

今回はPC VRの入門から、現状ヘッドマウントディスプレイの2大巨頭であるOculus RiftとHTC VIVEの比較まで行いました。

残念ながら現状のPC VR誰にでも使えて、どんな人にもおすすめできるものではありません。

ですが、本物のPC VRを体験すれば、その別世界感に多くの方が魅了されるはずです。

多くの障害を乗り越えてでも俺は新時代を体験したいんだ!という方は是非チャレンジしてみてください。

この記事でそんなチャレンジ心旺盛な皆さんの後押しができたのであれば幸いです。

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書いた人

平山 晃

平山 晃

フリーのエンジニア・ライター。
プログラミング、ライティング、マーケティングなど、あらゆる手段を駆使して、
ハッピーなフルリモートワーカーを目指し中。

最近興味がある分野は深層強化学習。
積みゲー、積ん読がどんどん増加しているのがここ数年の悩み。
実は侍エンジニア塾の卒業生だったりします。

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