【Python入門】文字列の検索(find、in、re.findall)

この記事ではPythonで文字列を検索する方法について、解説をしていきます。文字列を扱う上で、

文字列の中に指定した文字列が存在するか確認したい一致した文字列を抽出したい

などの操作をしたいことがよくあります。この記事では、

  • 【基礎】文字列とは
  • 【実践】findメソッドの使い方
  • 【実践】in演算子の使い方
  • 【実践】re.findall関数の使い方

について、解説をしていきます。文字列の検索はPythonでは基本的かつ重要な操作で、覚えておいて損はありませんよ。

※ この記事のコードはPython 3.7で動作確認しました。

本記事を読む前に、Pythonがどんなプログラミング言語なのかをおさらいしておきたい人は次の記事を参考にしてください。

→ Pythonとは?特徴やできること、活用例をわかりやすく簡単に解説

なお、その他のPythonの記事についてはこちらにまとめています。

目次

Pythonの文字列検索

Pythonでは文字列を操作するさまざまなメソッドが用意されています。そもそも文字列は、Pythonで文字の列を表現するための型になります。文字列型は、

"Python"

'Python'

# 改行を含む文字列
"""Python
Python"""

'''Python
Python

Python'''

のようにダブルクォーテーションやシングルクォーテーションで囲われます。文字列型についての詳しい解説は、こちらの記事をご覧ください。

Pythonの文字列の使い方とは?基本を解説【初心者向け】
更新日:2024年4月10日

findの使い方

それでは早速、文字列を検索する方法について見ていきましょう。ここでは、findメソッドとrfindメソッドについてを見ていきます。

findメソッド

findメソッドは文字列型のメソッドで、基本的な文字列の検索方法になります。findメソッドはこのように使います。

st = "Hello, Python and Perl and Ruby and more."
fd = st.find('Python')
print(fd)

実行結果

7

「7」という数字が返されましたがこれは何を意味するのでしょうか。これは、findメソッドの引数に渡した文字列が、検索対象の文字列の中にある場合のインデックスを表しています。

「7」という数字が返されたので、検索対象の変数stの、インデックスで7番目に「Python」という文字が見つかったことが分かります。これがPythonの基本的な文字列の検索方法になります。

また、次のコードのように検索した文字列が検索対象の文字列にない場合は、「-1」を返します。

st = "Hello, Python and Perl and Ruby and more."
fd = st.find('Haskell')
print(fd)

実行結果

-1

rfindメソッド

文字列型にはrfindメソッドというメソッドもあります。先程のfindメソッドは先頭から文字列を検索していました。

しかしこれは、末尾(right)から文字列を検索していくメソッドです。こちらのコードをご覧ください。

st = "Hello, Python and Perl and Ruby and more."
fdl = st.find('o')
fdr= st.rfind('o')
print(fdl)
print(fdr)

実行結果

4 # st.find
37 # st.rfind

findメソッドとrfindメソッドで同じ文字である「o」を検索しました。使うメソッドによって結果も変わってくることがわかって頂けたと思います。

in演算子の使い方

in演算子は、検索したい文字列が、検索対象の文字列に含まれているかどうかを調べることが出来る演算子になります。先程のfindメソッド、rfindメソッドでは実行するとインデックスが返ってきていました。

このin演算子はただ、その文字列が含まれているかどうかだけを調べることが出来ます。こちらのコードをご覧ください。

st = "Hello, Python and Perl and Ruby and more."
print('Python' in st)

実行結果

True

stという変数に含まれている文字列の中に、「Python」が含まれているかどうかを調べています。ここではstという変数の中に「Python」という文字列が含まれていたので、Trueを返しました。

注意点として、in演算子の右側と左側を逆にするとFalseが表示されてしまうので気をつけましょう。あくまでも検索方法は、

検索したい文字列 in 検索対象の文字列

になります。

re.findallの使い方

ここからは、re.findall関数の使い方について見ていきましょう。この関数はreモジュールという、正規表現(regex)を扱うための機能をimportする必要があります。

re.findall関数は検索対象の文字列の先頭から最後までを検索し、指定した正規表現に一致した文字列全てを取得してリストで返します。

詳しい使い方はこちらの記事で、正規表現の使い方とあわせてご覧ください。

【Python入門】正規表現の使い方を初心者向けに解説
更新日:2024年3月1日

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まとめ

今回は文字列型の検索方法について、

  • findメソッドの使い方
  • in演算子の使い方
  • re.findall関数の使い方

について解説しました。検索と聞くと難しく感じてしまう方も多いですが、やってみれば簡単で、なおかつ強力な武器になる知識でもあります。これらのfindメソッドやin演算子、re.findall関数について忘れてしまったら、ぜひこの記事を読み返してみてください。

この記事を書いた人

侍エンジニア塾は「人生を変えるプログラミング学習」をコンセンプトに、過去多くのフリーランスエンジニアを輩出したプログラミングスクールです。侍テック編集部では技術系コンテンツを中心に有用な情報を発信していきます。

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