SIerを辞めてWEB系に転職した私が思う各業界のメリットデメリット

どうも。井上です。

今回は、タイトル通りSIerを辞めてWEB業界に転職した私が、各業界のメリットデメリットについてまとめました。

現在、私はフリーランスエンジニアとして、WEB業界で(主にRuby on RailsやWordPressなどを使用して)仕事をさせて頂いています。

元々は金融系のシステム開発を行っていました。(具体的に言うとC言語で作成したプロセスをLinux上で動かしていました)

SI業界からWEB業界、2つの世界を経験し、実際に肌で感じたことを元に書いていきます

これからプログラミング学習をされる方やWEB業界への転職を考えている方、逆にSI業界への転職をお考えの方でも、参考にしていただけると思います。

【こんな方に向けて書きました】
・IT業界の実情を知りたい方
・現在、転職を考えている方

SI業界のメリットデメリット

それでは、早速、SI業界のメリットデメリットについてお話ししていきます。

冒頭にも書きましたが、私は、大学卒業からSI業界(基幹システムと呼ばれるような場所)で金融システムの構築をしていました。その際、仕事をしていて感じた、良かったことや悪かったこと、また離れてから感じたことなども書いていこうと思います。

SI業界のメリット

1. 基本的にBtoBで安定して仕事がある

BtoB(企業や行政との取引)がメインになりますので、業務で作成するシステムの規模が大きく、ひとつのプロジェクトに長くいることになります。(プロジェクトによっては開始から終了まで半年から2年以上かかります。)

どっしり腰を据えて長い目で見て仕事が出来る為、安定した収入を得て特定の技術を学習しやすいというメリットもあります。

2. ずっと変わらない仕事がしやすい

大きなシステムなので完全に作りなおすには莫大なお金が掛かるため、継続的に使い続けることが多いです。

機能追加やシステムリプレース(リメイク)の際に、過去に同様のシステム開発に携わっていた場合、その経験を買ってもらいやすいです。

その為、得意分野のシステム構成や技術が出来れば、手に職をつけやすいと言えるでしょう。

また、短期的に見れば閉鎖された空間である為、IT業界ならではのハイスピードな技術進化の影響も受けづらいです。

技術的な勉強をやり続けないと生き延びれない!という状況下にストレスを感じる人には、これもメリットとなるでしょう。

3. 大きなチームで取り組むやりがい

システムの規模が大きいので、「多くの人と関わって連携しながら作り上げていく」という点で、やりがいはあるかと思います。

システムリリースを終えての飲み会などでやりがいを感じるという声も少なくありません。

まぁ、トラブルがあるといろいろな面でやられますが、乗り越えられた際に見える景色は絶景です。

SI業界のデメリット

1. 基本的にマンパワーでどうにかする風潮がある

SI業界では「どう考えても非効率的な運用」などがあったとしても、システムの規模や関わる人数が多い為、各個人レベルでは提案してもなかなか動くことが出来ません。

システムの規模が大きくなれば大きくなるほど、ウォーターフォールモデル(システム全体を要件定義 → 設計 → 開発 → テストと順番に進めるシステム開発の方法)では全体の掛かる時間や、それに伴うコストの見積がとても難しく、少なからず炎上案件(人を投入してなんとか案件を終息させる消火作業)が生まれます。

複数のシステムとの連携を行ったり、大規模な環境構築が必要なため、ウォーターフォールモデルでは限界があると分かっていつつも、足並みを合わせて開発していかざるを得ない面があります。

現場によっては自動テストツールなど便利な新しい技術のノウハウも少なく、人力で実際に動かしてテストした証跡をひたすら集めて回るという仕事も多いです。

2. IT業界だけど技術が古くてすごく保守的

昔作られたソースコードを引継ぐことが多く、そのチーム独自の書き方や用語(造語)により業務を進めることが多いです。

基本的に元々開発に携わっていた人が分かるものや、昔作られたシステムに採用されている技術を採用することが多く、新しい技術にアンテナを貼る文化もあまりありません。

従来の「自分たちが分かる安定したやり方」で仕事をこなすのが当たり前に行われている現場も多い為、「クリエイティブ」という言葉とは程遠い業務フローになります。

3. 労働集約型ビジネスから逃れられない

特に開発をメインにする(技術を武器にしていく)場合、基本的に働き方を変えるのが難しいです。

皆で同じ場所に集まって、同じ時間に同じような作業をしていく、というライフスタイルになります。

WEB業界のメリットデメリット

それでは次に、WEB業界(ITベンチャー)で働くメリット、デメリットについてお話ししていきます。

WEB業界のメリット

1. エンジニアでも企画やマーケティングに関われる

色々なことにチャレンジし、色々なことを学びたいという方にとっては、「最高の業界」ではないかと思います。

インターン生に本格的な開発を任せているような会社もありますし、特にBtoC(個人顧客向けサービス)では企画やマーケティングにも関わらせてもらいやすいです。

「出る杭は伸ばす!」という方針の企業も多いので、比較的チャレンジブルな環境といえるでしょう。

2. 便利な技術やツールをどんどん使える

WEB業界(特にベンチャー)の人は便利なツールを積極的に採用します。

クラウドサービス(WEBサービスとして提供されているサービス)も躊躇なく利用する所が多いので、業務プロセスやタスクの扱いも柔軟に改善していけます。

これらのノウハウはどこの職場でも通用するものになっていきます。

3. ノマドな仕事もしやすい

これは会社によりますが、WEB業界の環境が整備された会社や小規模な組織であれば、カフェや自宅などでも仕事をしやすいです。

また、WEB系はクラウドソーシングや個人間でも仕事がとれたりするので、仕事の幅ももたせやすいです。

WEB業界のデメリット

1. 流行り廃りのサイクルが早いため見極めが難しい

新しく勉強したことが半年後にはもう使わなくなっていることが有ります。

技術の新陳代謝を繰り返して成長していく気概がなければ、一定の地位を確立しつづけるのは難しいでしょう。

プログラマは勉強好き(学問ではなく趣味に熱中しやすいという感覚)の人が多いので、ものづくりを楽しめる人でないと辛いでしょう。

2. 技術力がない(あげる気がない)人は給料も上げづらい

WEB業界は担当できる範囲で収入の上下が分かれやすいです。

広く技術に精通していれば、エラー等の特定も早く、生産性が全然違います。

優秀な人は他の人より2倍も3倍ももらえるお金が違うというのも珍しくありません。

逆に「技術の勉強したくない!」「スキルアップとか無理!」

という方はWEBエンジニアの道は考え直したほうが良いでしょう。

3. 専門性が無いコーダーのような仕事はすぐロボット化する

WEB業界といっても担当する部分により使用する技術が変わります。

フロントのHTML/CSSや簡単なJavaScriptを、WEBデザイナーやWEBディレクターが指示したとおりに作るような仕事はすぐにロボットに置き換わります。

広い範囲で技術を習得し全体の設計が出来たり、コミュニケーションを通じて相手の意図を汲み取れたり、マーケティングなどの知識もつけて付加価値を高められないと、限定した技術ではこの先戦っていけないでしょう。

おまけ

私がWEB系に転職したワケ

私は元々基盤となる技術力が付けたい!という思いでSI業界へ入ったのですが、(もともとゲームプログラミングなどが好きで)どうしても自分でいろいろなプロダクトを作りたいという想いが日に日に強くなっていました。(単純に起業にあこがれていたというのもあります。)

そこで、SI業界で仕事をしつつ、通勤時間・昼休み・帰宅後・休日を活用して、PHP/WordPress/Linux/Ruby/Ruby on Rails/Chefなどを週8時間程度のペースで1年ほど学習しつづけました。

ある程度知識が付いてきた段階でWantedlyでいろいろな企業を見たりもしていました。

ただ、個人で様々な活動をしたかったので、技術面ではある程度準備をした上で、声を掛けてもらった侍などでもお仕事をさせてもらうことなどができています。

次回、「SIerからWEB業界に転職した方法」についての記事を書きます。お楽しみにどうぞ!

まとめ

もちろん業務を行う方法や会社によるということが大きいですが、WEB業界はまだ暫く伸びることが期待できますので、起業やクリエイティブさを求めている方にはオススメしたいです。

転職はどんな業界でも一長一短です。まずは、いろいろな人の意見を聞いてみるのがいいかもしれませんね。

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書いた人

井上 慎也

井上 慎也

侍エンジニア塾のインストラクター。フリーでWEB制作の受託や自身の事業の傍ら、侍ではWEBプログラミング方法の指導やプログラミング学習コミュニティの運用を行っている。
好きなショートカットキーは、command + w 。愛機はMac Book Pro。ブラウザのタブを大量に開きがち。

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