インフラエンジニアの魅力を5つ紹介!エンジニアが詳しく解説

インフラエンジニア の魅力はどんなところにあるの?
インフラエンジニア として活躍するために知っておきたい知識は?

インフラエンジニアはシステムの基盤を担うため、デザイナーやその他のエンジニアと比較すると表舞台に立つことが少ない職種です。しかし、そんなインフラエンジニアならではの魅力もたくさん存在します。

この記事では、インフラエンジニアの魅力について語り尽くします。最後まで読めば、効率よくインフラエンジニア を目指すための方法もわかりますよ。

インフラエンジニアに興味のある方や転職を検討している方はぜひご覧ください。

目次

魅力満載の職業!「インフラエンジニア」とは?

インフラエンジニアには、主に次の3つの種類に分けられます。

種類概要
ネットワークエンジニアネットワークの構築などを行う
サーバーエンジニアサーバー機器の選定や監視・トラブルシューティングなどを行う
クラウドエンジニアクラウド上での仮想サーバーの設計、構築や運用などを行う

それぞれ、詳しく解説します。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、社内外のネットワークを構築するエンジニアです。Wi-Fiなどを含めたネットワークの設計・構築・運用が主な業務で、ネットワークそのものからルーターなどネットワーク機器全般に関する知識が求められます。

ネットワーク設備配置のために建物の構造を把握しつつ、効率よく過不足のない機器の選定をし、ネットワーク全体の設計を行います。ネットワークエンジニアに求められるスキルは、次のとおりです。

  • 通信に関する基礎知識
  • ネットワーク全般と機器の技術動向収集力
  • 接続対向先との調整コミュニケーション能力

ネットワークエンジニアについては、次の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、サーバーの設計・構築・運用を行うエンジニアです。クライアントの要件に合わせてシステム構成を設計し、サーバーの機器を選定、設置、設定をしたり、運用後のサーバー監視やトラブルシューティングをしたりするのが主な仕事です。

サーバーエンジニアに求められるスキルは次のとおりです。

  • サーバーOSに関する知識
  • サーバーの設計・構築・保守・運用スキル
  • 各種ミドルウェアの取り扱いスキル

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、クラウドサービスの仮想サーバー上で稼働させるシステムの基盤構築、運用管理・保守を行うエンジニアです。各種クラウドサービスの特徴や拡張性などを考慮しながらサイズ・構成サービスを決定しシステム基盤を構築します。

さらに、クラウド上の仮想サーバー上にデータベースや、各種ミドルウェアなどの導入を任されることも多くあります。クラウドエンジニアには、次のようなスキルが求められます。

  • 仮想化技術に関するスキル
  • データベースや各種ミドルウェアに関するスキル
  • ネットワークに関する知識

クラウドエンジニアについては、次の記事で詳しく解説しています。

クラウドエンジニアとは?仕事内容や年収、必要なスキルも紹介
更新日:2024年9月24日

インフラエンジニアの魅力5選

インフラエンジニアには、さまざまな魅力があります。具体的には次のようなものです。

  • 仕事が豊富にある
  • 規模の大きな仕事ができる
  • 社会への貢献度が高い
  • 平均年収が高い
  • 多様なスキルを習得できる

それぞれ詳しく解説します。

仕事が豊富にある

インフラエンジニアには、さまざまな内容の仕事が存在します。先に紹介したようにネットワークエンジニアとサーバーエンジニア、クラウドエンジニア では仕事内容が異なりますし、構築するサーバーによっても異なるスキルが必要です。

インフラまわりの知見が豊富であれば、状況に応じて臨機応変に様々な業務を担うことができます。そのため、経験値が高いインフラエンジニアであれば仕事には困りません。

インフラエンジニアの仕事は豊富にあります。そのため、転職や副業案件の獲得がしやすい職種だといえるでしょう。

規模の大きな仕事ができる

スキルや経験が豊富なエンジニアは、その経験が買われて大規模案件に参画するチャンスが増えます。これはエンジニアであればどの職種でも同様ですが、中でもインフラエンジニアは大規模な案件に関われるチャンスが多い職種です。

規模の大きな仕事をしてみたい方には、特におすすめです。

社会への貢献度が高い

インフラエンジニアは表舞台に立つ機会が少ないため、認知されにくい職種です。しかし、実はサービスの基盤を担っている重要な立場。

ネットワークは、IT業界だけでなく全ての分野で必要とされている社会基盤です。自分が携わっているサービスが利用されているのを見ると、やりがいや高い満足感を得られるでしょう。

平均年収が高い

インフラエンジニアの魅力として、平均年収が高いという点も挙げられます。

雇用形態別のエンジニア平均年収
エンジニアの平均年収

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

一方で、求人に特化した検索エンジンである求人ボックスによれば、インフラエンジニアの正社員の平均年収は521万円です。(2022年1月現在)

インフラエンジニアの平均年収とエンジニアの平均年収の差は73万円。プロジェクトマネジメントなど、インフラ以外のスキルを持ち合わせているとさらに年収が高くなる傾向があります。

多様なスキルを習得できる

インフラエンジニアとしての実務で習得できるスキルや知識は非常に多様です。具体的には、次のようなスキルや知識が身に付きます。

  • サーバー・ネットワークに関する知識
  • ネットワーク機器に関する知識
  • ミドルウェアの知識
  • セキュリティに関する知識
  • コミュニケーションスキル
  • マネジメントスキル

また、クラウドをはじめとした最先端のインフラに触れる機会が多くあります。多くのスキルを身に付けられるためキャリアパスが豊富で、次の転職にも役立ちます。

インフラエンジニアのやりがい

インフラエンジニアは、多くのやりがいがある仕事です。具体的には、次のようなやりがいがあります。

  • システムの根幹部分に関われる
  • 市場価値の高いスキルが身に付く
  • キャリアパスが幅広い
  • 得た知識を趣味や日常生活にも使える

インフラエンジニアの魅力は、そのままやりがいに直結しているともいえます。インフラエンジニアのやりがいについて、詳しくは次の記事で解説しています。

インフラエンジニアのやりがいとは?現役エンジニアが詳しく解説
更新日:2024年4月29日

インフラエンジニアに役立つ5つの知識

インフラエンジニアは、非常に幅広い知識を求められる仕事です。中でも特に重要なのが、次の5つの項目です。

  • サーバーに関する知識
  • ネットワークに関する知識
  • セキュリティに関する知識
  • クラウドに関する知識
  • プログラミングに関する知識

それぞれ、詳しく解説します。

サーバーに関する知識

サーバーに関する知識は、インフラエンジニアにとって不可欠ともいえるものです。

一言でサーバーといっても、使われているOSも、Windows、Linux、Unixなどさまざまです。用途や規模によって、どのサーバーを利用するかは異なります。

まずは自分にとって必要なものや身近なものから学習し、その後だんだんと知識の幅を広げていくのがおすすめです。

ネットワークに関する知識

ネットワーク機器や運用に関する知識も、インフラエンジニアには欠かせないものです。さまざまな機器やその設定などの知識がなければ、システム全体を考えたネットワークの構築はできません。

また、ただネットワークがつながればよいわけではありません。負荷を分散した効率のよいネットワークを設計するための、ロードバランシングなどの知識が必要です。

セキュリティに関する知識

インフラを構築するためには、セキュリティに関する知識も必要です。外部からの攻撃や不正アクセスを防ぐだけでなく、場合によっては内部の不正を防ぐような対策を求められます。

サーバー、ネットワーク、クラウドのいずれを扱う場合にもセキュリティ対策を行わなければなりません。また、一度学んで終わりではなく、常に自分の知識を最新の状態にしておく必要もあります。

クラウドに関する知識

クラウドエンジニアでなくても、インフラエンジニアにはクラウドの知識が必要です。現在は、クラウドサーバーが多く使われるようになりつつあります。

新規にクラウド上にシステムを構築する場合には、クラウドの環境を整えるだけではありません。既存システムをクラウドに移行するために必要となる計画も含めた設計をするのも、インフラエンジニアの仕事です。

特にAWSやAzureなど広く使われているサービスについては、顧客からのリクエストも多く、基本的な知識は身につけておかなければなりません。

プログラミングに関する知識

インフラエンジニアにとって、プログラミングに関する知識は必須ではありません。しかし、プログラミングができると仕事の幅が広がり、年収アップにもつながります。

シェルやバッチなど、サーバー上で動作するJOBコントローラなどを組むには、プログラミングセンスが必要となります。キャリアアップのためにも、プログラミングスキルを身につけておくのがおすすめです。

【魅力は上昇中】インフラエンジニアの将来性

インフラエンジニアの将来性

今後も、インフラエンジニアの仕事がなくなることはありません。なぜなら、インフラの構築だけでなく、保守運用もインフラエンジニアの仕事であるためです。

ただし、今後は次のような変化が考えられます。

  • オンプレミス環境の構築は減り保守や運用が中心となる
  • クラウドサービスの利用が増える

そのため、これらの変化に対応できるような知識やスキルを身につけておきましょう。次の記事では、ネットワークエンジニアの将来性について詳しく解説しています。

ネットワークエンジニアの将来性は?市場価値を高める方法も紹介
更新日:2024年4月29日

効率よくインフラエンジニアを目指すならプログラミングスクールがおすすめ

インフラエンジニアを目指すなら、プログラミングスクールの利用がおすすめです。SAMURAI ENGINEERでは、インフラエンジニアになるために必要なスキルや知識を学べます。

独学での学習も不可能ではありませんが、独学は挫折率が高いことがデメリットです。SAMURAI ENGINEERが行ったアンケート調査によれば、実に9割近くの人が挫折を経験しています。

プログラミング学習の挫折率

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

SAMURAI ENGINEERの転職保証コースでは、専属マンツーマンでのレッスンを行います。わからないことがあれば、レッスン中はもちろん、Q&Aサイトを利用しての質問も可能。

疑問をすぐに解決できるため、挫折率が低くなります。SAMURAI ENGINEERでは無料カウンセリングを行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

インフラエンジニアは、システムの基盤を構築するうえでなくてはならない仕事です。規模の大きな仕事に関わりやすい、社会への貢献度が高いなどの魅力があります。

他のエンジニアとは、また違った魅力を持っているのがインフラエンジニアです。この記事を参考に、インフラエンジニアに必要な知識を学んでみてください。

インフラエンジニアについては、下記記事でも詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。

インフラエンジニアとは?仕事内容や年収、キャリアパスも紹介
更新日:2024年9月24日

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン
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