将来的に続けることができるか不安…
インフラエンジニアの仕事がきついという話はよく聞く話でしょう。たしかに働き方として特殊な一面はありますが、一方でそれを上回るほどのメリットがあります。
そこで、当記事では以下内容を紹介します。
- インフラエンジニアがきついと言われる理由
- それでもインフラエンジニアをおすすめする理由
インフラエンジニアの仕事に興味を持ちながらもきついということを気にしているあなたにとって、安心できる記事になっています。ぜひ参考にしてみてください。
インフラエンジニアが「きつい」と言われる3つの理由とは?
インフラエンジニアはシステムが動く基盤であり、基本的には正常に動いていることが当たり前ということが求められます。また、なにかトラブルが発生した場合は迅速に対応する必要があります。
このレベルを求められるのがインフラエンジニアであり、以下の内容が必要となってきます。
- 休日出勤で対応することもある
- 夜間に対応することが多い
- 幅広い知識を求められる
1つずつ説明していきます。
休日出勤で対応することもある
1つ目に、休日出勤して作業をすること。インフラはシステムを動かす基盤であり、インフラに何かが発生しているとシステムが動かなくなります。そのため、システムに不具合やトラブルが発生したときは即時での対応が求められるケースがほとんどです。
システムの運用保守を任されているインフラエンジニアは会社携帯を持ち、トラブルが発生すると携帯電話へ連絡がいきます。そこから当番の人へ対応を依頼したり、自分で対応をするなどを行います。このような休日出勤の作業が、場合によっては発生します。
夜間に対応することが多い
2つ目は、夜間の時間帯で設定作業することが多いということ。インフラエンジニアの作業はシステムを止めて設定することが多く、ユーザーがシステムを利用しない時間帯で行います。そのため、一般的にユーザーが利用する時間帯(9時から18時まで等)の作業ではなく、以下のような時間帯での作業が多くなります。
- 6~8時
- 21~24時
上記理由から、インフラエンジニアの作業は夜間に対応することが多いです。
幅広い知識を求められる
3つ目に、エンジニアとして幅広い知識を求められること。上記のとおり、インフラはシステムを動かす基盤となります。システムに不具合が発生した場合、以下のような様々な原因が考えられます。
- システムが利用しているソフトウェアが正しく動いていない
- ネットワークがつながらない
- サーバーの部品に異常が起きている
- サーバーのOSに不具合がある
上記のような不具合が発生した場合、事象の切り分けをして1つずつ原因の可能性を潰していかなければなりません。原因を潰していく際には以下のスキルおよび、知識が必要になります。
- システムについての理解
- ネットワークについての理解
- ハードウェアについての理解
- サーバーについての理解
また、原因が判明した後、迅速に対応方法を検討しシステムを復旧する必要があります。そのため、システムの復旧方法についても理解は必須です。

それでもインフラエンジニアをおすすめできる3つの理由とは
きついと言われるインフラエンジニアですが、きつい面を考慮してもおすすめできる仕事です。インフラエンジニアがおすすめできる仕事である理由は、以下の3つ。
- 社会的意義のある仕事であること
- 将来にわたって活躍できる
- 収入が高い
1つずつ詳細説明していきます。
社会的意義のある仕事であること
1つ目は、インフラエンジニアの仕事は社会的に意義がある仕事であるということ。
現在はITインフラが整備されており、ITが利用されない場面がほとんどありません。そのため、現在の社会を構築する上では、ITが必須になっています。そういったITを支えるのがインフラであり、そのインフラを構築・運用しているのがインフラエンジニアです。
日本社会で動いているITを支えている仕事であるインフラエンジニアは、非常に社会意義が大きな仕事であると言えます。
将来にわたって活躍できる
2つ目は、インフラエンジニアの仕事はなくならないため将来にわたって活躍できるということ。
上でも記載しましたが、ITが利用されない場面がほとんどない現在の日本において、ITインフラがなくなることはまず無いと推測します。そのため、ITインフラの技術を身に着けておくことで仕事を失う可能性が低くなります。また、幅広い技術のスキルや知識を習得することで希少性の高い人材になることも可能です。
将来的に長く働くことができるインフラエンジニアは、不安定な現在の社会にとって安心できる職業だと言えます。
収入が高い
3つ目に、インフラエンジニアは収入が高いです。
インフラエンジニアの平均年収は522万円(求人ボックスより引用)です。一方で、日本のサラリーマン全体の平均年収は408万円(dodaより引用)です。平均年収よりも100万円以上高い年収はとても魅力的ですよね。
また、インフラエンジニアとしての技術を証明する以下のような資格を取得することで、さらに高い年収を得ることが出来ます。
- LPIC
- CCNA、CCIE
- Oracle Master
- AWS認定資格
平均年収も高い上、さらに上が目指せるインフラエンジニアは年収面でもおすすめです。
インフラエンジニアは未経験でも転職できるの?
結論から述べると、未経験からインフラエンジニアへの転職は可能です。ただし、インフラエンジニアとして一定の基礎知識は必要になりすので、ITの基礎を事前に学習しておきたいところです。
また、インフラとして用意されている環境は各企業や入るプロジェクトによって異なり、準備されているサーバー、OSが同じでも運用が違います。そのため、細かな部分については入った現場でそれぞれで覚える必要がありますのでご注意ください。
なお、インフラエンジニアへの転職方法については以下の記事で解説しています。合わせて読んでみてください。


まとめ
インフラエンジニアは、休日や夜間などの対応が求められる大変な仕事です。一方で社会的に意義があり、将来的に働くことができる仕事でもあります。
インフラエンジニアに求められるレベルやスキルは高いものになりますが、それに見合うだけのやりがいや年収が期待できます。インフラエンジニアの仕事を理解し、目指してみるのはいかがでしょうか?