40秒で支度しな!「Atom」を日本語化する5ステップ

今回はテキストエディタ「Atom」のメニューと設定画面を日本語化する方法をご紹介します。

このステップ通りに進めれば、40秒で日本語化完了です!Atomのインストール手順が知りたい方は、こちらを参考にしてください。

この記事の要約
  • Atomを使えばはわずか40秒で日本語化が可能
  • 新しく追加されたメニューなどは英語表記が残るケースもある
  • japanese-menuのほかにもさまざまなパッケージがある

なお、1人で学習が進められるか、途中で挫折しないか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートするため、挫折しづらい環境で学習が進められます。

受講料が最大70%OFFになる「給付金コース」も提供中。未経験から効率よく学習を進めたい人は、ぜひ一度お試しください。

\ オンラインで相談可能 /

目次

40秒でAtomを日本語化する!

本当に40秒で日本語化できるでしょうか?では、スタート!

(1)「Atom」を起動する
(2)「File」→「Settings」の順にクリックする
atom-ja01

(3)「Install」をクリックする
atom-ja02

(4)「Search packages」に「japanese-menu」と入力し、「Packages」をクリックする
atom-ja03

(5)「japanese-menu」の「Install」をクリックする
atom-ja04

さて、40秒で日本語化されたでしょうか?

英語が残っているときは

この記事を書いている2018年1月時点で、japanese-menuが対応しているAtomはバージョン1.17(japanese-menuのバージョンは1.13.0)でした。

一方、Atomの最新バージョンは1.23です。つまり、japanese-menuをインストールしても、Atomのバージョン1.17から1.23の間に追加されたメニューは日本語化されないのです。

たとえば、「表示」をクリックすると、「Toggle Git Tab」や「Toggle GitHub Tab」が英語で表示されていますね。残念です。

atom-ja05

そこで、残っている英語メニューを駆逐することに挑戦してみましょう!試しに、上の2つを日本語にしてみます。ここでは、Windowsの場合の操作を説明しますが、MacやLinuxでも同様に変更できます。

(1)Atomを起動する
(2)「ファイル」→「環境設定」の順にクリックする(このあたりは日本語になっていますね!)

atom-ja06

(3)パッケージがインストールされるフォルダを確認する。

赤枠の部分のように、「C:Users(ユーザー名).atompackages」と表示されています。

atom-ja07

(4)「ファイル」→「フォルダを開く」の順にクリックする

atom-ja08

(5)パッケージがインストールされるフォルダを選択し、「フォルダーの選択」をクリックする

手順(3)で確認したフォルダを、「フォルダー」に入力すると簡単です。

atom-ja09

新しいAtomが起動します。

(6)「japanese-menu」→「def」の順にクリックする

atom-ja10

(7)(Windowsの場合は)「menu_win32.coffee」をクリックする

Macの場合は「menu_darwin.coffee」を、Linuxの場合は「menu_linux.coffee」をクリックします。

atom-ja11

(8)「value: “コマンドパレット”」の下に、以下の内容を入力する

英語とそれに対応する日本語をペアで入力する仕組みです。

      "Toggle Git Tab":
        value: "Gitタブ"
      "Toggle GitHub Tab":
        value: "GitHubタブ"
atom-ja12

(9)「ファイル」→「保存」の順にクリックする

atom-ja13

(10)CtrlキーとShiftキーを押しながらF5キーを押す(リロード)

「表示」メニューを確認すると、先ほど「Toggle Git Tab」や「Toggle GitHub Tab」と表示されていた項目が「Gitタブ」や「GitHubタブ」と日本語で表示されていますね。

atom-ja14

このようにして、残っていた英語を減らせます。同様の手順で、英語をどんどん日本語にしていきましょう!

japanese-menuについて

今回紹介したjapanese-menuは、syonさんがGitHub(https://github.com/syon/atom-japanese-menu)で開発を進めているパッケージです。

上の手順で説明した「menu_win32.coffee」は、Coffeeスクリプトというプログラミング言語で書かれていて、誰でも簡単に修正できるようになっています。

GitHubが使われていますので、英語がある程度駆逐できたら、プルリクエストを送ると喜ばれるかもしれませんよ。GitHub?と思った方は、以下の記事をご覧になって、ぜひ挑戦してみてください!

GitHubとは何かわかりやすく解説!機能や仕組み、メリットも紹介
更新日:2024年3月1日

その他の日本語化パッケージ

japanese-menuは、GitHubで開発が進められていることは、上に書いたとおりです。GitHubで公開しているからこそですが、実はjapanese-menuからフォークされたatom-i18nというパッケージもあります。

ちなみに「i18n」は「internationalization」(国際化)のことで、「18」は単語の先頭の「i」と末尾の「n」の間にあるアルファベットの数を表しています。つまり、「atom-i18n」は「Atomの国際化パッケージ」という意味になります。

そして、その名に違わず、atom-i18nは日本語(ja)だけでなくアラビア語(ar)やドイツ語(de)にも切り替えられる優れものです。なお、atom-i18nの日本語は、japanese-menuの日本語とは若干違いますので、両方試してみて、好みの方を選択すると良いでしょう。

まとめ

この記事では、japanese-menuを利用して、Atomを40秒で日本語化する方法を紹介しました。

また、英語が残っている場合の対処方法と、japanese-menu以外にもatom-i18nでも日本語化できることも紹介しました。Atomには日本語化のほかにも、数多くの便利なパッケージがあります。

便利なパッケージを積極的にインストールして、生産性をどんどん上げてください!それでは。

この記事を書いた人

侍エンジニア塾は「人生を変えるプログラミング学習」をコンセンプトに、過去多くのフリーランスエンジニアを輩出したプログラミングスクールです。侍テック編集部では技術系コンテンツを中心に有用な情報を発信していきます。

目次