ICT教育の普及率は?海外の事例6選!日本のICT教育の現状&課題

世界各国で進むICT教育の導入、日本も徐々にICT教育の普及率を上げています。

今回は、日本や海外で実際に導入された例を紹介し、さらにはどのような準備をすればさらに日本のICT教育の普及率を高めることができるのかを紹介しています。

ICT教育とは?

画像:Shutterstock

ICT教育とは情報通信技術を活用した教育方法のことです。各国で普及率が上がっています。例えば、パソコンやタブレット端末といったものを使い、インターネット経由で授業の資料を配布することなどがこれに当てはまります。

紙媒体の資料を作成したり、その場で黒板等に書く手間が省けたり、映像や音声などを使ってより視覚的で印象に残りやすい授業をすることも可能です。その場に集まらなくても教育を行うことができます。

ICT教育の目的とは?達成する必要のある目的4つ|ICT活用例も紹介
更新日 : 2020年4月18日

ICT教育の概要

ICTとはInformation and Communication Technology の頭文字をとった言葉です情報通信技術を使った教育方法で、都内を中心に全国で普及率があがっていると言われています。

授業内で少し取り入れているくらいの学校もあれば、通信制で授業もインターネット経由、ほとんど学校に行かなくてよいシステムのところもあります。

ICT教育の効果

ICT教育の効果はさまざまあります。授業で少し導入する場合でも生徒がパソコンやタブレットといった情報端末機器に慣れる機会を得ることができます。

すべての授業をインターネット経由で行えば、生徒も教員も自由に時間を使いやすくなるというメリットがあります。一度作った資料を用いれば何度も同じ内容を授業しなくてもよくなるので、コスパも最強です。

日本のICT教育の普及率は?

画像:Shutterstock

ICT教育の普及率は都内のほうが圧倒的に進んでいる傾向があります。都内でも進んでいるところでは教師は電子黒板で説明、生徒は全員タブレットを所持という具合です。

しかし普及していないところでは、教員はチョークで黒板に書き、それを生徒が紙のノートに書き写すという何十年も前からある方法で教育を受けています。

日本のICT教育の普及率を上げるための取り組み3選

日本はICT教育の普及率の増加を推進しています。文部科学省でも令和元年12月に「教育の情報化に関する手引」を作成、掲載しています。では、日本はICT教育の普及率増加のために、実際に行われた取り組みとしてどのようなものがあるのか見ていきましょう。

教員に一人1台iPad(墨田区)

墨田区では教員にiPadを提供し、それを使って授業を行う取り組みをしています。iPad導入前からICT機器を取り入れてはいたようですが、iPadを取り入れることで授業準備の時間の短縮や、より学習に熱心になる子供が増えたようです。

iPadは直感的な操作性が特徴です。不慣れでも使いやすいのでICT機器を取り入れようとしている方にはお勧めの1つです。

全小学校にタブレットを導入(滋賀県多賀町)

滋賀県多賀町ではICT推進のために小学校、中学校の教員や生徒にタブレットPCを導入しています。パソコンなどのメーカーではおなじみのNECの協力を得て学校教育向けのタブレットPCを導入しました。

タブレットPCを教科書や資料の閲覧に活用しています。また、基本操作や活用事例を学べる教員向けの講習会を開くことで、機器の取り扱いに困るということを減らす取り組みをしています。

プロジェクタとスクリーンの設置(広陵高校)

広島県の広陵高校ではNinjaという名称のガイアエデュケーションが提供する、可動式スクリーンで、プロジェクタ、教育支援ソフト、タブレット等がセットになったパッケージコンテンツを導入しました。

デジタル教科書やペンタブと連動して書き込みができるのはもちろん、レール式でスクリーンが横方向に展開、マグネットによる脱着も容易です。また、タブレットと連動して生徒の書き込みを映したりすることもできます。

海外のICT教育の事例6選!

画像:Shutterstock

先ほどは日本の事例を見ていきましたが、海外のICT教育の普及率はどのようなものでしょうか。実際に導入された例も併せてみてみましょう。

中には今までの教育システムを覆すようなすばらしいアイディアで教育を行っている学校の例もあります。楽しんでくださいね。

ICT教育先進国はどんな国?授業内容事例3つとデジタル教材の特徴3つ
更新日 : 2020年7月31日

アメリカ

アメリカではICT教育の普及率かなり高いです。アメリカ在住のお子さんがいる方が書いた記事によれば、小学生低学年でタイピングを学びます。

小学生中学年からは、課題をデジタルツールで作成し、家でビデオ撮りしてYouTubeにアップロードして提出します。テストもデジタルで、スポーツテストの結果も自分で記録します。

親と教師のやり取り、支払いもほぼすべてデジタルで行っています。ICT教育の普及率に関してアメリカに比べると日本はまだまだといえます。

韓国

韓国では日本よりも早くICT教育を導入し、2010年から総額2,000億円以上かけてICT教育の普及率増加を推進しています。グローバル人材育成laboによると、電子黒板やデジタル教科書等の利用インターネットを利用した教育サービスの基盤整備などを国家全体で行う姿勢があると記事内で述べています。

韓国が日本と大きく異なる点はICT機器に関する環境を作るためのシステムや機材を開発して他の国にも輸出しようと考えているところです。教育面だけでなく経済にもつなげようとしているところがすごいです。

フィンランド

フィンランドへ教育視察に向かわれた方の話によれば、小学校では電子黒板の普及率が100%だそうです。生徒たちも一人一台パソコンを所持しているという状況。

子供の数の減少に伴い、学校を維持していくのが厳しい状況にある学校も増えているようで、教員の足りない学校では専門的な授業の際、テレビ電話を用いて他学校の教員をシェアすることで質を落とさない授業の実現をしています。

イギリス

イギリスのICT教育の事例として生徒が主体性をもって参加できる授業の展開が挙げられます。国際関係学部の方のレポートによれば、教員がスライドに問題を映し出し、グループごとに考え、チームの代表者のスマートフォンから回答するといったようなクイズ番組のような授業をしている学校があります。

教員が何かを説明することはほとんどなく、生徒があくまで主体の授業になっています。生徒もスライドの内容を書き写すようなことはほとんどないでしょう。

オーストラリア

オーストラリアでもICT教育の普及率が徐々に高くなっています。

中学校教員の教育視察のレポートによれば、タブレットやパソコンといった機器を生徒は一人一台所有し、学習計画や記録を独自のシステムで行えるようになっている学校があるようです。保護者や生徒と話し合いをするときも、インターネット経由でメッセージのやり取りをします。

海外のICT教育の事例6:オランダ

オランダでもICT教育の普及率が高くなっています。fujitsuのレポートによれば、オランダにあるスティーブ・ジョブズスクールでは児童1人1台の iPad のほか、デジタルディスプレイとApple TV、無線LAN環境が整備され、様々なアプリケーションも利用可能になっています。

この学校は学年も決まった席もなく、児童自身が親や教師とも話し合ったうえで考えて、自分に合わせた学習計画と目標を達成するという面白い学習方法を取ります。また、教育の中で学習スケジュールや会話をやり取りしたり、学習を記録するアプリを用いています。

日本でICT教育普及に必要なこと

画像:Shutterstock

ここまで、さまざまな事例を見てきました。日本で導入されたもの、海外で導入されたもの、それぞれの国で工夫をして教育環境を整えていこうとする取り組みが見受けられます。

日本のICT教育の普及率はまだ他の国に比べて低いです。では、教育の革命ともいえるICT教育の普及率を上げていくにはどのような準備が必要なのでしょうか?見ていきましょう。

ICTの環境整備

ICT教育の普及率を上げるために必要なのがまず、ICTの環境整備です。総務省のHPによれば、インターネットはほとんど普及率100%ですが、ICT教育の実現には無線LANや生徒や教員に端末を準備してもらう、もしくは学校側で用意することが最低限必要です

他にもタッチパネル式の電子黒板等を取り入れると、できることの幅が増えます。学習管理システムなどは専門家に頼んで構築してもらうかネットで提供されているサービスを利用することで取り入れ可能です。

教員のICT技術の向上

次にICT教育の普及率を上げるのに重要な点が、教員がICT機器を使いこなせるかです。文部科学省HPでは教員のICT機器を使った指導に関して言及しています。

ICT機器の普及率が高くなることで、口頭で説明するのが苦手な教員でも、使い方ひとつで生徒の理解度を上げるのに役に立ちます。逆にうまく使えなければ教員にとっても生徒にとっても授業が負担になってしまいます。

海外の事例を参考に日本のICT教育の普及率を高めよう

今回は、日本のICT教育の現状と課題、海外の事例などを紹介していきました。

日本のICT教育の普及率は先進国であるにもかかわらず、まだまだといえるでしょう。海外で導入されているICT教育の事例を見る限り、ICT教育を取り入れている学校は授業準備にも時間がかからず、生徒も主体的に楽しく学べているようです。

取り入れられるのに取り入れない、取り入れたほうが確実に良くなるのに普及が進んでいないのはもったいないことでしょう。

最後まで挫折しないマンツーマンレッスン

侍エンジニア

挫折の多いと言われるプログラミングの習得においては、一人ひとりに合ったレッスンで自分のペースで学んでいくことが何よりも大事であり、「侍エンジニア」ではプロのエンジニアが専属マンツーマン指導。だからこそやり遂げることができます。

「自分のスタイルや目的に合わせて学習を進めたいな」とお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。

無料体験レッスンはこちら

書いた人

城戸健太

兵庫県西宮市出身。現在大学4年生。プログラミングスクールを卒業したのち侍エンジニア塾でインターン生として活動中。
記事の執筆や編集、業務改善システムの改善を担当中。

おすすめコンテンツ

まずはここから!初心者でも1から学べるプログラミング入門カリキュラム

転職成功で受講料0円!あなたもプログラミングを学んでエンジニアデビュー