ICT教育の目的とは?達成する必要のある目的4つ|ICT活用例も紹介

ICT教育とは、パソコンやタブレット端末を使い授業を受けることです。

ICT教育は、教員の業務時間短縮にもつながるので、生徒たちに向かい合う時間を増やすことができます。今回は、教育をICT化する目的4つと、ICT教育を活用した授業例6つを紹介しています。

目次

ICT教育とは?

ICT教育とは、Information and Communication Technologyの略称で、情報通信技術のことをいいます。教員の業務時間短縮にもつながるので、授業を効率化することができ、結果的に生徒たちと向き合う時間を増やすことができるでしょう。

学校を休んだ時や、休校になってしまった場合でも、ICT機器を活用すれば好きな時間に繰り返し授業を受けることができるので、授業の遅れを取り戻すことができます。

教育をICT化する目的4つ

教育をICT化する目的には何があるのでしょうか。これから、教育をICT化する目的を4つご紹介いたします。

ぜひ、参考にしてみてください。

教育をICT化する目的1:情報収集をして活用する力をつける

教育をICT化する目的の1つ目は、情報を収集して活用する力をつけることです。いろいろな情報や知識が溢れる中、すべての情報を鵜呑みにしてしまうのではなく、正しい情報を選び取る能力が必要になります。

メディアリテラシーを高めるには、情報を複数の場所から収集していき、様々な面から検討して情報の精度を確認していくことが大切です。収集した正確な情報を上手に活用していく能力を身につけていきましょう。

教育をICT化する目的2:ITスキル・知識を身に付ける

教育をICT化する目的の2つ目は、ITスキル・知識を身に付けることです。社会に出ると、ITスキルや知識を求められることも増えてくるでしょう。

ITスキルと知識は、学校の授業で学ぶことができますが、ICTを導入することにより実践的な授業を行っていくことができます。はじめは、ITのスキルや知識がなかった生徒も、タブレットやパソコンなどを使っていくうちにわからないところを教わりながら身に付けることができるようになります。

教育をICT化する目的3:協同的な学びを実現

教育をICT化する目的の3つ目は、共同的な学びを実現することです。共同的な学びとは、生徒同士でわからないところを教え合い、補って高めあうことをいいます。

授業を理解する速度も、わからない箇所も人によって違うでしょう。多様性を認め合って、共同的な学びをすることは、チームワークを高めることに繋がるので、社会に出たときに役立てることができます。

教育をICT化する目的4:効率的に授業ができる

教育をICT化する目的の4つ目は、効率的に授業ができるようになり、生徒と過ごす時間が多くなることです。板書や説明の時間を減らすことや、テストなどの印刷や成績入力の作業も省くことができ、採点ミスも減らすことができるでしょう。

それにより、生徒一人ひとりとしっかり向き合うことができるようになります。授業についていけない生徒も、授業の動画を何度も見直すことができるので、理解を深めることができるでしょう。

目的を教員同士で共有するには?

教育をICT化する目的はわかりましたが、目的を教員同士で共有するには、どうすればいいのでしょうか。

これから、目的を教員同士で共有する方法を、2つご紹介いたします。ぜひ、参考にしてみてください。

目的を教員同士で共有する方法1:担当者だけでなく学校全体で可視化する

目的を教員同士で共有する方法の1つ目は、担当者だけでなく、学校全体で可視化することです。可視化とは、人の目には見えない事物や現象を、映像やグラフ、表など、目に見える形にしてわかりやすくまとめることをいいます。

ICT教育を行う際に学校全体で目的を共有していくためには、今後の計画に関するプレゼンテーションを行ったり、学期ごとに評価を行ったりして、目に見える形で記録を残していきましょう。

目的を教員同士で共有する方法2:教師間で意見を共有する場を設ける

目的を教員同士で共有する方法の2つ目は、教師間で意見を共有する場を設けることです。会議などの時間を使って、積極的に意見交換を行っていきましょう。

ICT教育は日本で導入され始めてまだ日が浅く、あまりなじみがないため戸惑ってしまう教員も多いと思いますが、教育の可能性を広げるための大事な取り組みです。

決まった教え方だけを行うのではなく、生徒や教員同士で、いろいろなアイディアを出し合い、授業を分かりやすく楽しいものにしていきましょう。

ICTを活用した6教科授業例

ICT教育の目的4つや、教員同士で共有する方法2つをご紹介しましたが、ICT教育を活用した具体例も知りたくなりますよね。ICT教育を導入している学校は、どういった授業を行っているのでしょうか。

これから、ICT教育を活用した6教科の授業例をご紹介いたします。ぜひ、参考にして授業に取り入れてみてください。

ICTを活用した授業例1:国語

ICT教育を活用した授業例の1つ目は国語です。ICT教育を導入すると国語の授業では、板書をしたり、生徒に説明したりする時間を短縮することができるため、生徒と視線を合わせながら対面で授業を行うことができます。

国語の教科書に載っている作者の、他の作品もすぐに調べて紹介することができます。さらに古文の授業では、古文単語や活用形をすぐに調べることができます。

古文が苦手な生徒も従来に比べて早く訳し読み進めることができるため、苦手意識もなくなりやすいでしょう。

ICTを活用した授業例2:社会

ICT教育を活用した授業例の2つ目は、社会です。ICT教育を導入すると、社会の教科書に出てくる写真や動画を生徒たちに見せることができるので、聞きなれない言葉や場所でもイメージが湧きやすく、身近に感じることができるでしょう。

また、テキストと写真や資料などを合わせて読むことができ、テキストを根拠に考える習慣をつけることができます。

ICTを活用した授業例3:算数・数学

ICT教育を活用した授業例の3つ目は、算数・数学です。

ICT教育を導入すると、算数・数学の空間的に捉えることが難しい図形の問題でも、タブレット端末を使うことで、図形を自由に操作し、回転させて違う角度から見ることや、展開させること、そして図形にガイドラインを引くこともできるでしょう。

図形を空間的に捉えることができるようになり、理解が早くなります。

ICTを活用した授業例4:英語

ICT教育を活用した授業例の4つ目は、英語です。ICT教育を導入すると、Skypeで世界中の人達と交流することや、授業での会話を動画で撮影し、その動画を見て客観的に自己評価をすることができます。

英単語の発音や、わからない単語をすぐに調べることができますし、重要だと思うところにマーカーを使って、サイドラインを引くことができるので便利でしょう。前に行った授業も残すことができるので復習もしやすくなります。

ICTを活用した授業例5:プログラミング

ICT教育を活用した授業例の5つ目は、プログラミングです。プログラミングとは、プログラムを作り、コンピュータに指示を与えて動かすことをいいます。何を作りたいかを想像しながら作り、共有して、振り返るというサイクルで、自分のペースで好きなように物作りをすることができます。

生徒がそれぞれ違う内容や課題に取り組み、先生が生徒と対話しながら、目的達成や課題解決の為にどうすればいいのかを考えて授業を進めていきます。

ICTを活用した授業例6:体育

ICT教育を活用した授業例の6つ目は、体育です。ICT教育を導入すると、体育の授業を動画で撮影し、自分の動きを確認してから、さらに生徒同士で動画を見てアドバイスをし合うことができるようになります。

また、ダンスの練習をする時にも、撮影した動画を見ながら確認することができ、便利に使うことができます。運動が苦手な生徒たちも、動画を見ながら家で練習して体育の授業を受けることができるので安心できるでしょう。

ICT教育の目的はしっかり設定することが重要

この記事では、ICT教育の目的や授業例を紹介してきました。ICT教育の目標を達成するには、目的を明確にすることが重要です。

ICT教育の目的は4つありましたが、ICT教育を活用すると生徒はテキストを根拠に考える習慣がつき、教師は生徒の思考に寄り添った授業ができるようになるという効果があります。目的をしっかり確認し、ICT教育に取り組んでいきましょう。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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