こんにちは。侍エンジニアブログ編集部の中川です。
2000年代に入りIT業界は急激な成長を遂げました。その結果、経済を引っ張っている企業のほとんどがIT系となっています。
そんな注目のIT業界ですが、
将来的にどんな変化をしていくのかな?
どのくらいの収入がもらえるんだろう?
といったことが気になる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、IT業界の中心「WEB業界」に携わるWebエンジニアの需要や将来性・平均年収などについて解説いたします。
あわせて、「Webエンジニアとして活躍する方法」や「未経験からWebエンジニアになるための方法」についてもご紹介していくので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
Webエンジニアとは?
まず始めにWebエンジニアについておさらいしておきましょう。
Webエンジニアはその名の通り、WebサービスやWebサイト制作などインターネット上で扱うプログラムの開発を行うエンジニアです。
例えば、TwitterやFacebookといったSNSや食べログなどのWebアプリ、Amazon・楽天といったECサイトに関してもすべてWebエンジニアが開発を行っています。
Webエンジニアは、SIer(※)のように要件定義や設計を行い、明確な納期を決めて開発を始めるのではなく、最初から開発に着手してテストを行うといったシンプルな工程で開発を行います。
また、Sierのように下請けに外注するのではなく、自社でシステム開発を行うことが多いので、必然的に少人数での開発となるのも大きな特徴ですね。
※SIer(エスアイアー)、システムインテグレーターを行う業者のこと。期間システムなどの規模の大きいプロジェクトを受託して下請けをまとめます。
Webエンジニアの種類
Webサービスの開発は一般的に「フロントエンド」と「サーバーサイド」の2種類に分類されており、それぞれ担う役割が異なります。
フロントエンドとは、Webサービスの表面的な部分を指します。例えば、デザイナーの作成したデザインをWeb上で再現したり、Webサイト上に動きを加えるといったユーザーの目で見える部分は全てフロントエンドエンジニアが開発しています。
サーバーサイドはユーザー情報を格納しているデータベースであったり、ユーザーの目に見えない部分を指します。例えば、Webアプリの会員登録機能やログイン機能、自動メール配信機能といった機能周りの開発はすべてサーバーサイドエンジニアが行っています。
より具体的にフロントエンドとサーバーサイドの違いを知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

Webエンジニアの平均年収
Webエンジニアの平均年収は扱う業務内容によって異なりますので、フロントエンドとサーバーサイドに分けてご紹介いたします。なお今回は大手求人サイト「indeed」の求人情報をもとに解説いたします。
求人情報をもとにそれぞれの年収を算出すると以下のようになります。(2019/9/25現在)
年収 | 求人数 | |
フロントエンド | サーバーサイド | |
400万円 | 3180 | 3004 |
500万円 | 2390 | 2442 |
600万円 | 1472 | 1576 |
700万円 | 810 | 835 |
800万円 | 453 | 425 |
この表をもとに平均年収を算出すると、以下のようになります。
- フロントエンドエンジニア 平均年収515万円
- サーバーサイドエンジニア 平均年収518万円
平均でみるとほとんど年収に差はないようですね。しかし、あくまでもこちらは平均の年収値です。エンジニアは年収の落差が激しいので参考値として認識していただければ幸いです。

Webエンジニアの需要と将来性
では次にWEBエンジニアの需要と将来性についてご紹介いたします
Webエンジニアの需要
日本はIT人材が深刻なレベルで不足しているという現状があります。経済産業省の発表しているIT人材の需給に関する推計では、2019年を境にエンジニアの需要が供給を上回り、2030年までに約80万人のエンジニアが不足すると予想されています。
IT業界の大半はWeb業界が占めています。そのため、Webエンジニアの需要は現時点でとても高いといえるでしょう。
次に求人数を見てみましょう。
エンジニアに特化した求人メディア「Green」によると、総案件数16489件に対し、Web系案件は6378件(2019/9/25現在)と全体の約4割をWeb系案件が占めています。このように求人数からもWebエンジニアの需要が高いことが分かりますね。
Webエンジニアの将来性
Webエンジニアの将来性についても考察してみましょう。
将来性を考えるうえで外せないのが人工知能の発達です。実は近い将来、人工知能によって半分以上の仕事が奪われるといわれており、なくなると予想されている職業のなかにはプログラマーも含まれているのです。
では、Webエンジニアも将来的になくなってしまうのでしょうか。結論からいえば、Webエンジニアは将来的にも安定した仕事を得ることができるでしょう。
人工知能によって単純なコーディングなどの作業は自動化される可能性があります。しかし、Webエンジニアが扱う領域はただコーディングを行うようなものではなく、クリエイティブかつ専門性の高いスキルが求められます。
このようなクリエイティブな分野においては、人工知能が発達しても代替される可能性が低く、Web業界は今後も伸びていくことが確実視されているため、Webエンジニアの将来性は非常に高いといえるでしょう。
こちらの記事では、人工知能の進化によって変わるであろうエンジニアの働き方について解説しています。興味のある方はあわせてご覧ください。

Webエンジニアとして活躍するためには?
Webエンジニアとして将来的に活躍するためには、単純なプログラミングスキルだけではなく、いかにユーザーにとって必要なシステムを開発できるかを考える想像力や提案力が必要になるでしょう。
理想をいえば、フロントエンドやサーバーサイドの垣根なくプログラミングができて、インフラやマーケティングといった付加価値となるスキルも身に付けておくとさらに市場価値を伸ばすことができます。
また、Web業界はとても進化の早い業界です。常にトレンドに対するアンテナを貼って最先端技術を取り入れていくような向上心と情報収集能力も必要となります
まとめると、Webエンジニアとして活躍するためには、
- フルスタックなスキル
- トレンドを逃さない情報収集能力
- ユーザー視点を考えられる分析能力
以上の3つが必要となるでしょう。
未経験からWebエンジニアになるには?
ここからは未経験からWebエンジニアになる方法をご紹介いたします。
基本的に未経験からWebエンジニアを目指す場合、「独学」と「スクール」の2択となります。ただ、プログラミングスクールはコストが掛かるので、まずは独学でプログラミングに触れて適性を確認することをおすすめします。
独学で学習する
独学で未経験からWebエンジニアになるためには相応の努力が必要になります。正しい手順で学習しなければ途中で挫折してしまう可能性が高いです。
しかし、最近ではインターネット上にさまざまな情報があり、無料で学べる学習教材も充実しています。それらを活用して正しい手順で学習を進めれば、独学でもWebエンジニアになることはできるでしょう。
具体的な学習手順に関してはこちらの記事で解説いたします。ぜひ参考にしてください。

プログラミングスクールに通う
手っ取り早くスキルを習得してWebエンジニアに転職したい方は、プログラミングスクールを受講しましょう。
プログラミングスクールには効率的にスキルを習得できるカリキュラムが用意されていますし、多くの場合は転職活動までサポートしてもらえます。コストが掛かってしまうというデメリットはありますが、独学と比べても断然効率よく学習を進めることができますよ。
また、確実に転職したいという方でしたら、転職保証付きのコースを提供しているプログラミングスクールもあります。こういったスクールを受講することで安心して転職活動を進めることができますよ。
こちらの記事では、転職に特化したプログラミングスクールについてまとめています。転職まで一挙に進めたい方はぜひ参考にしてください。

コストを掛けずにWebエンジニアになりたい方は…
なかには料金面がネックとなり、プログラミングスクールに通えない方もいらっしゃいますよね。そのようなお悩みを持っている方はぜひ侍エンジニアの「転職コース」をご利用ください。
転職コースでは、初期費用0円で通常と変わらないカリキュラムを受講いただけます。カリキュラム受講後、弊社指定の企業へ転職していただくことで、受講料金は最後まで掛かりません。
また、弊社は挫折しないプログラミング学習という理念のもと、
- 目的に応じて個別作成するオーダーメイドカリキュラム
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まとめ
いかがでしたか?
Webエンジニアは現在も需要が高く、将来性の高い職業です。将来的に活躍するためにも、Webエンジニアとしてステップアップを目指しませんか。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。