VBAのスキルアップにおすすめの演習問題を徹底解説!


VBAの基礎はわかったけど、スキルを磨く方法がわからない・・・
もっとスキルを鍛えるための演習問題はないかな?
できれば、演習問題を通してスキルを磨くコツも知りたい・・・

VBAは、自分で書いて簡単なコードがかけるようになるところまでは簡単です。ただ、そこからどうやってスキルを磨いていけばいいか、悩む方が多いのではないでしょうか。

こんにちは!フリーランスエンジニア兼テックライターのワキザカです。

この記事では、VBAの基礎から応用力を鍛えるために、VBAの演習問題についてご紹介します!

ただ演習問題を解説するだけでなく、効率的にスキルを磨く方法も解説しているので、ぜひ最後まで見てみてくださいね!

この記事はこんな人のために書きました。

  • VBAの基礎から応用力を鍛えたいと思っている人
  • VBAの演習問題を通してスキルを磨きたい人

目次

VBAを演習問題を通して学ぶときのコツとは?

はじめに、演習問題を通して学ぶときのコツについて解説します。

演習問題は、やみくもに数をこなしているだけだとスキルがあまり身につきません。ただ数をこなすのではなく、スキルを高めるための手順を踏んでいくことが重要です。

具体的には、以下の流れで演習を進めると、スキルを効率的に伸ばすことができます。


■スキルを効率的に伸ばすためにおすすめの学習手順

  • 手順1:演習問題通りに解く
  • 手順2:少し問題の内容を変えて解いてみる
  • 手順3:コード1行ごとの意味をググって理解する

演習問題通りに解いてから値を変えてみることで、「何を使えば、どんな動きになるのか?」を理解することができます。ただ、それだけだと応用的な使い方が難しいので、最後に1行ごとにどんな処理になっているのか1つずつググって調べていくのです。

この流れで進めることで、理解してコードを書くスキルが身につきます。

次に、VBAを学ぶときのおすすめの演習問題についてご紹介しますね。

VBAを基礎から学ぶ方向けの演習問題

次は、VBAを基礎から学ぶ方向けの演習問題についてご紹介します。

VBAの基礎ができたら、ツールを1つずつ演習問題を通して作ることがおすすめです。以下のように、簡単な計算ツールを作る演習問題を通してVBAを学ぶことがおすすめです。

最初にゴールの共有ですが、以下のようなツールを作っていただきます。


■仕様
1.シートの「計算」ボタンをクリックすると計算実行
2.A例(元の値)の値が偶数の場合はB列(計算結果)に、「A例 × 2」掛けた値を入れる
3.A例(元の値)の値が奇数の場合はB列(計算結果)に、「A例 × 3」掛けた値を入れる
4.データの行数文 2~3の処理を実行

■画面
計算前:

計算前の画面

計算後:

計算後の画面

例題は、全部で6つ用意しました。

  • 例題1:セルの値を取得
  • 例題2:変数を使った計算
  • 例題3:条件式を使う
  • 例題4:セルに値を書き込む
  • 例題5:ループ処理を組み込む
  • 例題6:ボタンから実行出来るようにする

問題、回答、参考記事の流れで解説していくので、問題を見たら回答を見る前に、自分でVBAを書いてみてください。それでは、行きます。詳細はこちら

基礎の復習をしつつ1つのツールを作るところまで学べるので、最初に挑戦するのにおすすめの例題ですね。

アプリ開発の演習問題を通して学ぶ

基礎演習が終わったら、アプリ開発に挑戦することがおすすめです。

とはいえ、いきなりアプリ開発と言われてもわからない方が多いのではないでしょうか。アプリは、大きく分けて次の流れで開発します。


■アプリ開発の大まかな流れ

  • 手順1:アプリの仕様を考える
  • 手順2:機能一覧を作る
  • 手順3:画面を設計する
  • 手順4:具体的な処理を設計する
  • 手順5:設計をもとにVBAで作る

そのため、アプリ開発の進め方を最初に学ぶことが重要です。VBAでアプリを作る方法・考え方については以下で詳しく解説しているので、先に見ておくことがおすすめです!

アプリ開発の考え方がわかったら、実際にアプリを作っていくのがおすすめです。そのため、次に簡単なクイズアプリの演習について紹介しますね。

簡単なクイズアプリの演習で作り方を覚える

次に、簡単なクイズアプリの演習について紹介します。

具体的には、Excelのシートだけでなく次のようなユーザーフォーム(画面)を使ったアプリを作るイメージです。


クイズアプリ画面


質問一覧シート

最初は少し難しいと感じる方がいるかもしれませんが、画面を使ったアプリが作れるようになります。作れる幅がグッと広がるので、とてもおすすめです。

以下記事で、画面を使ったアプリを作ったことがない人でもわかるように、1から丁寧に作り方を解説しています。アプリ開発に挑戦してみたい方は、ぜひ見てみてくださいね!

VBAの応用力を高めるためのコツ

最後に、VBAで応用力を高めるコツについて解説します。

演習問題を通して学ぶことで、着実にVBAのスキルを鍛えることはできます。ただ、応用力を鍛える方法を別途知っておくことで、ノータイムで次のアクションに移すことができるので、覚えておくと便利です。

とはいえ、「応用力」と一口に言っても色々ありますよね。

応用力を鍛えたいと思っている方向けに、以下の3つの切り口で応用力を鍛える方法についてまとめました。


■応用力を鍛える3つの方法

  • コーディングレベルで、できることを増やす
  • デバッグ方法を徹底的に鍛える
  • 応用ツールが作れるようになる

詳しくは以下で解説していますので、ぜひ見てみてくださいね!

まとめ

今回は、VBAのスキルアップにおすすめの演習問題・スキルを鍛えるコツについて解説しました。

基礎を覚えたら、演習をこなして手を動かしていくことが重要です。

今回解説したコツを意識しつつ、ぜひ手を動かしてみてくださいね!

この記事を書いた人

北海道出身の30歳で、フリーランスエンジニア兼テックライターとして活動中。新卒入社したメーカー系のIT企業で、システムエンジニアとして約5年勤務。

Webアプリ、業務アプリ開発において、要件定義 ~ 運用保守まで様々な経験あり。また3歳の娘がいる1児のパパで、日々娘との時間を確保するために仕事を頑張っています!
侍エンジニアでは、【誰でもわかるレベルのわかりやすさ】を意識して、記事を執筆中。

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