30代や40代からプログラミングを学び始めるのって遅い?
結局、活かせないなら勉強するのはやめておこうかな......
と悩んでいませんか?
プログラミングを学びたい気持ちはあるものの、今からスキルを習得して本当に活かせるのかは気になりますよね。
しかし、プログラミングを学ぶのに年齢の制限や限界はありません。
ただ、転職や副業へ活かす際には年齢の壁が存在するのも事実です。
そこで、今回はプログラミングに年齢の制限・限界がない4つの理由を、転職や副業への活かし方も交えて紹介します。この記事を読めば、年齢の壁に阻まれることなく、転職や副業へプログラミングスキルを活かせるようになりますよ。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
中川 大輝
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。
この記事の目次
プログラミングに年齢の制限・限界がない4つの理由
冒頭で述べたとおり、プログラミングを学ぶのに年齢の制限や限界はありません。その理由は下記のとおりです。
- 30代以降でプログラミングを学び始めた人はたくさんいるから
- 学習環境が整っているから
- エンジニアの数が不足しているから
- 30代40代で転職する人も多いから
根拠をもとに、それぞれの理由を詳しく解説していきますね。
30代以降でプログラミングを学び始めた人はたくさんいるから

調査概要:プログラミングに関する意識調査
調査期間:2021/8/20~8/31
対象者 :クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載媒体:SAMURAI ENGINEER Blog
SAMURAI ENGINEERが現役エンジニア100名へ実施したアンケートによれば、30代以降にプログラミングを学び始めたと回答した方は26名でした。
つまり、今もなお活躍している現役エンジニアの4人に1人は、30代からプログラミングを学び始めたわけです。
上記を踏まえれば、30代からプログラミングを始めるのは遅くないといえますね。
学習環境が整っているから
今は昔と違い、プログラミングを学びやすい環境が整っています。プログラミングスクールが増えたことやオンラインでも講座を受講できるようになったことで、住んでいる地域を問わず勉強がしやすくなりました。
また、書籍や動画などの教材も増えているため、スクールに通わなくても独学でプログラミングの学習がしやすくなっています。Progateやドットインストールといった無料で利用できる学習サービスもあるため、誰でも気軽にプログラミングを始められる環境になってきているのです。
エンジニアの数が不足しているから
IT化が進んだことによりエンジニアが不足しているのも、年齢の制限がなくなってきた要因の一つです。エンジニアの需要が高まっているにもかかわらず、少子高齢化などの影響によりIT人材が不足しています。
こちらは経済産業省が発表したIT人材需給に関する調査の結果です。

IT分野の伸び率が高い場合、2030年にはIT人材の需要と供給のギャップが約79万人に上るという試算が出ています。
つまり、今後もエンジニアなどのIT人材が不足している状況が続くため、就職・転職がしやすくなっているのです。今までは年齢で制限を設けていた企業も、その年齢制限を緩くして人材を募集することが考えられます。
30代40代で転職する人も多いから
IT化が進んでいることだけでなく、昨今はコロナウィルスの影響もあり、技術系(IT・通信)の転職者が増えています。
転職サイトdodaによる転職成功者の年齢調査によると、2019年と2020年の職種別転職成功者の割合は、どの年代でも技術系(IT・通信)が一番多いという結果になっています。
転職成功者の平均年齢も年々高くなっているようです。

上記のようなデータから、30代・40代でもIT系への転職がしやすくなっていることがわかりますね。

プログラミングを目的に活かす際の障害と打開策
ここまで読んできた方の中には、
プログラミングを学ぶのに年齢の制限がないのはわかったけど、実際に活かせるの?
と不安な方もいるはず。
肝心なのは、「学んだプログラミングスキルをどう活かせるかどうか」ですよね。そこで、ここからは習得したプログラミングスキルを実際に活かす際の障害と打開策を、次の目的別に解説します。
- 就職・転職
- 副業・フリーランス
障害と打開策を押さえれば、年齢の壁に阻まれることなく転職や副業へプログラミングスキルを活かせるようになりますよ。
ではそれぞれ解説していきますね。
就職・転職に活かす際の障害
就職・転職においての障害は、年齢が高いと若年層のようなポテンシャル採用が望めない点です。
20代のうちはスキルがなくても、入社してから教育する前提で採用される可能性はあります。しかし、30代以降になると即戦力が求められるため、スキルがない未経験の状態だと採用されづらいのが現実です。
そのためスキルや実績のある状態でなければ、理想的な就職や転職は困難だといえます。
障害への打開策
30代以降はポテンシャルだけでは採用されないので、明確なスキルや実績が必要です。
書類選考や面接で「Pythonが使えます」と言うだけでは説得力がありません。資格を取ったりアプリを作ったりして、確かなプログラミングスキルがあることをアピールしましょう。
副業・フリーランスへ活かす際の障害
副業・フリーランスにおいての障害は、一部の案件で年齢制限があることです。
長期間のプロジェクト案件は体力が必要になるため、取引先は若い方を重宝する傾向にあります。そのため、プロジェクトの構成するメンバーを20代・30代に限定する案件も多いのです。
40代以上はマネージャーなどの上流工程のポジションを求められるため、20代・30代と同じ下流の工程には参加しづらくなります。
障害への打開策
年齢に見合ったスキルや実績を身につけましょう。
年齢制限を設けた案件がある以上、年齢を重ねるほど受けられる案件は減りますからね。簡単な案件から始めて、着実に実績をつけましょう。
また、なるべく同じクライアントと長く付き合うようにすると安定して稼げます。同じクライアントでも、技術力や経験を身につけることにより、単価が上がったり上流の工程への参画にステップアップしたりするなどして、報酬を増やすことも可能です。
今から学ぶおすすめのプログラミング言語
これまで解説してきたとおり、プログラミングを学び就職・転職や副業などの目的へ活かすには、目に見えるスキルや実績が欠かせません。ただ、効率的に目的が実現できるプログラミング言語を習得したい一方で、どのプログラミング言語を学ぼうか決められない方は多いはず。
そんな方に向け、SAMURAI ENGINEERが現役エンジニア100名へ実施したアンケート「プログラミング言語別の平均年収」の結果を紹介します。

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
- 1位 Swift:469万円
- 2位 Python:438万円
- 3位 Java:430万円
アンケートの結果によれば、SwiftやPython、Javaは現役エンジニアの使用する言語の中で平均年収が高い傾向にありました。平均年収の高さは、需要の高さも示しています。そのため、上記の3つから学ぶ言語を選ぶのも良いですね。
また、下の記事では現役エンジニア100人が選ぶおすすめのプログラミング言語を紹介しています。気になる方は、参考にしてください。

また下記では、4つの設問に答えるだけで自分に合うプログラミング学習プランを診断できます。学ぶ手順の参考にご活用ください。
自分に合うプログラミング学習プランを診断してみる
プログラミングの学習方法
プログラミングの学習方法は、独学かプログラミングスクールで習うかの2種類です。どちらが良いかは目的によるため、自分が何のためにプログラミングをするかで選ぶとよいでしょう。
1.独学
独学の場合は、主に書籍や教材、ネットの情報などから学んでいくことになります。自分で教材を探さなければいけないので手間はかかりますが、スクールよりも安く学べるのがメリットです。
まずはProgateやドットインストールなどの無料で学べるサービスから始めるのがおすすめ。体系的に基礎を学べるため、何から始めればよいかわからない人でも迷わず学習を進められます。
また、動画教材ならUdemyがおすすめです。豊富な教材が買い切り型で販売されているため、自分のレベルに合わせて学びたい内容を選べます。
2.プログラミングスクールの活用
効率よくプログラミングスキルを身につけたいなら、プログラミングスクールがおすすめです。現役エンジニアの講師から指導を受けられるので、より実践的な内容を短期間で学べます。
独学よりも費用はかかりますがその分モチベーションを保ちやすいため、独学で挫折しないか不安な方や勉強の進め方がわからない方におすすめです。
下記では、プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を活用して転職した方や、副業の案件獲得に成功した卒業生の体験談を掲載しています。良ければ参考にしてください。
まとめ
この記事では、プログラミングに年齢の制限・限界がない4つの理由を、転職や副業への活かし方も交えて紹介しました。
プログラミングを学ぶのに年齢の制限・限界はありません。ただし、就職・転職や副業などの目的へプログラミングスキルを活かす際は、年齢の壁に阻まれるケースもあります。
そのため、目に見えるスキルや実績が欠かせません。独学はもちろん、目的が実現できるだけのスキルや実績を効率的に身につけたい方は、プログラミングスクールを活用するのも1つの手段です。
弊社SAMURAI ENGINEERでは無料カウンセリングも実施しています。気になる方は、下記のボタンから詳細をご確認ください。
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プログラミングを学ぶのに年齢の制限や限界はありません。
ただ、就職・転職や副業などにプログラミングスキルを活かす際は、年齢の制限があるケースもあります。
若い方の場合「体力や将来性がある」と重宝されやすく、ポテンシャルで採用されるケースもあります。
しかし、年齢を重ねるほど体力や将来性は重宝されづらくなるため、ポテンシャルで採用される可能性は低い傾向です。
その分、即戦力としてのスキルや実績が求められます。採用されるには、年齢に見合ったスキルと実績が必要です。
基本、プログラミングスクールの受講に年齢制限はありません。ただし、「短期間で就職や転職を実現する」「0円で受講できる」などの目的や特典が提供されているコースでは、「30歳以下」といった年齢制限を設けるスクールも存在します。
「ちゃんと確認しておけばよかった...」と後悔しないよう、自分が受講したいスクールやコースに条件があるか前もって確かめておきましょう。公式サイトで詳細がわからない場合は、カウンセリングや直接問い合わせて聞いてみると良いですよ。