【完全保存版】C++入門書籍おすすめ6選

C++(シープラプラ)を勉強したいんだけどどうやるんだろう…
C++の本買ったけど、全然レベルが合ってなくてダメだった…

限りある時間とお金。なるべくこのような状況に陥りたくありませんよね。そこで今回は、C++入門書籍の中で「2017年現在でも十分に活用でき、尚且つ入門者におすすめできるもの」を6冊にまとめました。

  • 読みやすさ
  • 網羅性
  • 総合評価


の3つを評価基準に、あなたにピッタリ合う1冊を選んでみて下さい。

また、最後には「結局どれを選べば良いの?」という方のために、「入門者はこれ1冊やれば間違いない」というものも選んであります。C++学習を楽しく、効率的に進める為に是非ご参考下さい。

この記事の要約
  • 初心者には「C++の絵本」がおすすめ
  • 網羅的にC++を学ぶなら「これならわかるC++」がおすすめ
  • C++の基礎をおさえた人には「ロベールのC++入門講座」がおすすめ

なお、1人で学習が進められるか、途中で挫折しないか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

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更新日:2024年3月1日

目次

C++を勉強する前に…

C++はC言語の拡張であり、C言語の知識がないと学び始めるのは難しいです。もちろん書籍にもよりますが、一旦C言語を学習した上でC++の学習を始めることをおすすめします。

C言語の入門書籍はこちらで紹介していますのでごらんください。

1.C++ の絵本

読みやすさ

★★★★★

見開きでひとまとまりとなっており、非常に読みやすい構成になっています。図も多く、C++をビジュアルで理解することができるでしょう。

網羅性

★★★☆☆

この本は1日で読み終わることも可能なほど簡潔にまとまっており、クラスやテンプレートなどC++における重要な概念を学ぶことができます。

ですが、この本だけでC++のソースコードが書けるようにはなりません。あくまで初学者の入門書として大きな役割を果たすでしょう。

総合評価

★★★★☆

C++をこれ以上簡単に説明できないというほど丁寧に絵で説明されている書籍です。分量もちょうど良く、C言語がなんとなく分かるようになってからこの書籍でC++として拡張された考え方を抑えると、スムーズに今後の学習につなげることができます。

自信のない方はまずこれを買っておけば間違いはなく、入門の入門として使用して下さい。

2.これならわかるC++―挫折しないプログラミング入門 CD-ROM付 (ブルーバックス)

読みやすさ

★★★☆☆

「習うより慣れろ」スタイルの学習で、実際に手を動かしながら読み進めていくことができます。順序立ててC++が解説されているため、初心者にとっては大変学びやすい構成となっています。

網羅性

★★★★☆

浅く広くC++を学ぶことができます。

プログラミングは書けるようになるのが重要です。この本に載っていない様な細かい点は、他の辞書的な本でその都度補填していけば問題ないでしょう。

総合評価

★★★★☆

C++学習で長く使われている名著です。この本の特徴はサンプルが付いているので、実際に動かしたり処理を変更したりしながら学べることでしょう。C言語がある程度理解で来ている人であれば、比較的挫折しづらく、実際に手を動かしながら学びたい初学者にとっては最高の1冊です。

3.やさしいC++ 第4版 (「やさしい」シリーズ)

読みやすさ

★★★★☆

プログラミングが全くわからない方でも、最初から読んでいけば徐々に理解できるほど丁寧に解説されています。分かりにくいところは丁寧に解説され、重要な所は再度抜き出して解説してくれるなど、まさに初学者向けの本となっています。

網羅性

★★★★☆

初学者に必要な知識は基本的に網羅されています。また、600ページという分厚さではありますが、C言語を触ったことがある方にとってはアルゴリズムがほとんど同じなので、ある程度飛ばしながら進めることができるでしょう。

総合評価

★★★★★

やさしいシリーズのC++版です。章末には小さなサンプルがいくつも付いているので、知識を身に付けることと並行しながら、自分で手を動かしながら着実に理解して進めることができるでしょう。C言語についてある程度の知識があり、C++について網羅的に学びたい初学者にとってはピッタリの1冊です。

4.猫でもわかるC++プログラミング 第2版 (猫でもわかるプログラミング)

読みやすさ

★★★☆☆

全体的に比較的読みやすい構成になっています。ですが、古い仕様で説明されている所があり、少し回りくどく感じてしまう場合もあるかもしれません。

網羅性

★★★☆☆

基礎的なものはこれ1冊で習得できるでしょう。ただし、演習問題は本文に出てくる知識問題だけで、実際にプログラミングを書かせるものはありません。あくまで入門書としての1冊と考えておいて下さい。

総合評価

★★★☆☆

猫でも分かるシリーズのC++版です。本当の初心者に向けた丁寧な解説になっています。この書籍はあくまで基礎の基礎を抑えるという内容になっており、その分わかりやすい解説を担っています。1冊で基礎知識を押さえたいという場合には最適の1冊となるでしょう。

5.ロベールのC++入門講座

読みやすさ

★★★☆☆

900ページという大ボリュームですが、例文や説明を加えることで、終始丁寧に解説されています。最初の300ページほどはC言語に関する内容で、プログラミング初心者でもすんなり読み進めることができるでしょう。

網羅性

★★★★★

ボリュームがあるだけあって、中級者の学び直しにもオススメできるほど内容は網羅されています。この本を傍らに置き、コードを書きながら分からないところを随時チェックするような使い方もできるでしょう。

総合評価

★★★★☆

C++学習者でみんな一度は聞いたことがあるであろう名著がローベルのC++入門講座です。最後まで読むことができればC++の基礎はしっかり身につけられます。

プログラミングは触ったことがあるけれどどの本を学べば良いか?
と聞かれればこの書籍をオススメします。

6.独習C++ 第4版

読みやすさ

★★☆☆☆

C言語を既に学んだ人向けに書かれているため、本当の初学者にとっては少し読み進めにくい部分があるかもしれません。ですが、C言語をある程度習得した方にとっては余分な部分が少なく、直線的にC++を学ぶことができる1冊になっています。

網羅性

★★★★☆

568ページという大ボリュームであり、例題も豊富です。その豊富なサンプルから実際に作業をしながら学ぶことができるため、この1冊をやり終えれば相当な実力が付くでしょう。

総合評価

★★★☆☆

独習シリーズのC++版です。この書籍もしっかりした基礎を身につけるための書籍で、とても広く利用されています。ある程度C++について学んだ後、細かい部分まで学びたい方にとっては本書が最適でしょう。

目的別おすすめ書籍

さて、ここまで6冊の本を紹介してきましたが、「結局度の本を選べば良いの?」という方のために、目的別でおすすめ書籍を選んでおきました。

ぜひこちらを参考にC++の学習を進めていって下さい。

右も左もわからない!超初心者には「C++ の絵本」

基礎を一通り学びたい入門者には「やさしいC++」

細かいところまで学びたい!学習意欲の高い方には「ロベールのC++入門講座」

まとめ

いかかでしたでしょうか?自分のレベルや状況に適した書籍を購入できれば、つまづきや挫折をなくし学習をスムーズに行うことができます。

本記事をC++の入門に活用していただければ幸いです。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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