無料で使えるノーコードツールおすすめ10選!選ぶポイントも紹介

無料で使えるノーコードツールはどれだろう?
ノーコードツールを使いこなすにはどうすればいいの?

ノーコードツールは、プログラミングの知識がなくてもアプリやWebサイトを作れる便利なツールです。しかし、たくさんのツールがあり、どれが自分に合っているのか選ぶのは大変です。

そこで、この記事では無料で使えるおすすめのノーコードツールを、選ぶときのポイントも交えて紹介します。この記事を読めば、あなたの目的にあうノーコードツールが見つかりますよ。

なお、次の記事ではそもそもノーコードとは何なのか、その特徴をできることやメリット・デメリットも交え詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。

→ ノーコードとは?できることやメリット、おすすめのツールも紹介

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

ノーコードで作られたツールとは?

ノーコードで作られたツールとは、プログラムを書かなくてもWebサイトやアプリを作成できるツールのことです。

自分のお店のWebサイトを作りたいけれど、プログラミングの知識がない場合、「どうしたら良いのか分からない」と悩んでしまいますよね。

しかし、ノーコードツールを使えば、プログラミングの知識がなくても簡単にWebサイトやアプリを作成できます。

ノーコードツールの登場により、技術的な壁にぶつかっていたほうたちが、自分のアイデアを実現しやすくなったのです。

ノーコード無料ツールでできること4つ

ノーコード無料ツールでできること4つ

ここからは、無料のノーコードツールでできることを、4つにまとめて紹介します。

Webサイトの構築

ノーコードツールを活用すると、自分だけのホームページやWebサイトを簡単に作成できます。プログラミングについて詳しい知識がなくても、高品質なオリジナルのWebサイトを制作することが可能です。

実際に、Webサイトの多くが、WordPressShopifyといったノーコードツールを用いて作成されています。

ただし、高度なカスタマイズが必要なWebサイトを作成する場合や、独自の機能を実装したい場合は、プログラミングの知識が必要になる場合もあります。

モバイルアプリやフォームの作成

ノーコードツールを使用すれば、プログラミングの知識がなくても、簡単な機能を持つモバイルアプリやフォームを作成できます。

例えば、商品販売やアンケートフォームといった、さまざまなニーズに応えるアプリが実装可能です。もちろん、ノーコードだからといって品質が劣ることはありません。

ノーコードツールを活用すれば、手間をかけずに、自分の考えやニーズに合わせたアプリやフォームを作成できるため、短期間で効率的に自分のアイデアを形にできます。

データの可視化

ノーコードツールを利用すれば、誰でも簡単に、データを可視化できます。

例えば、お店の売り上げやアンケートの点数は、数字だけでは結果を判断しづらいものです。しかし、円グラフや棒グラフで可視化することで、どの商品がよく売れているか、どの答えが多かったかが一目でわかります。

データを入力するだけできれいなグラフが作成されるため、会議やプレゼンテーションなどで、数字だけでは伝わりにくい情報も相手に伝わりやすくなります。

ワークフローの自動化

ノーコードツールは、ワークフローの自動化も可能です。

例えば、ビジネスでよく使用するGmailの場合、添付されているファイルを手動で保存する手間を省き、自動でDropboxに保存できます。

また、Googleフォームを使ってアンケートや意見を集めている場合、新しい回答が送信されると、その情報を自動でチームのチャットツールであるChatWorkに通知し、情報共有が可能です。

これらの例を見てもわかるように、ワークフローの自動化は、毎日の業務を大幅に効率化し、手間を減らすだけでなく、情報の見逃しやミスを防げます

ノーコードツールを使えば、特別なスキルや知識がなくても、このような自動化を簡単に実現できるのです。

無料で使えるノーコードツールおすすめ10選

ここからは、無料で使えるおすすめのノーコードツールを10個紹介します。

  • Webアプリ制作におすすめ「Bubble
  • モバイルアプリ制作におすすめ「Adalo
  • 素早くWebサイトを制作「Carrd
  • 初心者にもおすすめ「Thunkable
  • スプレットシートをデータベースに「AppSheet
  • LPの制作も可能「Webflow
  • 好みのデザインにカスタマイズ「Glide
  • ECサイト制作におすすめ「Shopify
  • 業務の効率化におすすめ「Zapier
  • 見積書や請求書作成も簡単「docupilot

Webアプリ制作におすすめ「Bubble」

Bubbleは、プログラミングの知識がなくても、Webアプリを簡単に作成できるツールです。画面上で好きなものを選んでドラッグ&ドロップするだけで、Webアプリの見た目やデータの保存、機能などを自由に設定できます。

また、すでに作ったアプリに新しい機能を追加したり、他のサービスと連携したりするのも簡単です。そのため、自分だけの特別なWebアプリを作成できます。

モバイルアプリ制作におすすめ「Adalo」

Adaloは、プログラミングの知識がなくても、モバイルアプリを簡単に作成できるツールです。画面上でパーツを組み合わせるだけで、自分だけのアプリを作成できます。

Adaloの特徴は、操作がシンプルで、テンプレートが豊富に用意されている点です。そのため、プログラミングに詳しくない人でも、スムーズにアプリを作成できます。

ただし、Adaloで作成できるのはモバイルアプリのみで、パソコン用のアプリは作成できません。そのため、モバイルアプリを作りたい人におすすめです。

素早くWebサイトを制作「Carrd」

Carrdは、短時間で簡単に1ページのWebサイトを作成できるツールです。このツールを使えば、特別な知識やスキルがなくても、美しいWebサイトを作成できます。

Carrdの特徴は、シンプルで使いやすいことです。他のWebサイト作成ツールのように多くの機能があるわけではなく、1ページだけのサイトを作ることに特化しています。

そのため、自己紹介やイベントの告知など、簡単な情報を伝えたいときにぴったりです。

初心者にもおすすめ「Thunkable」

Thunkable
出典:Thunkable

Thunkableは、プログラミングの知識がなくても、モバイルアプリを簡単に作成できるツールです。画面上のパーツを組み合わせるだけで、自分だけのアプリを作成できます。

Thunkableの特徴は、直感的な操作で、初心者でも簡単にアプリを作成できることです。複雑なプログラムを書く必要がなく、画面上のパーツを好きな場所に配置するだけで、アプリの操作や機能が自動的に設定されます。

Thunkableを使えば、アプリ制作のハードルがぐっと下がります。

スプレットシートをデータベースに「AppSheet」

AppSheetは、表やリストの形をした情報をデータベースとして、簡単にアプリを作成できるツールです。

例えば、Google スプレッドシートや Excel などの表計算ソフトを使って、商品のリストや予定表などを作っている人は、その情報をそのまま AppSheetに取り込むだけで、自分専用のアプリを作成できます。

プログラミングの知識がない人でも、自分のデータを見やすく整理したり、共有したりするためのアプリを短時間で作成可能です。

手持ちの情報をもっと便利に使いたい人に、AppSheetはおすすめといえます。

 LPの制作も可能「Webflow」

Webflowは、見た目の美しいWebサイトやLP(ランディングページ)を作るためのツールです。

プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップだけで、好きなデザインや形にWebページを作成できます。Webサイトのデザインや動きを細かく設定できるため、初心者から上級者まで、幅広いユーザーに愛用されています。

オリジナルのWebページを手軽に作りたい人は、Webflowが選択肢のひとつとなるでしょう。

好みのデザインにカスタマイズ「Glide」

Glide
出典:Glide

Glideは、Google スプレッドシートを使って、簡単にアプリを作成できるツールです。

色や形、ボタンの位置など、自分の好みに合わせてデザインできるため、簡単にオリジナルのアプリが作れます。また、Google スプレッドシートに入れた情報がアプリの中身として表示されるため、スプレッドシートを更新するだけで、アプリの内容も変わります。

Glideは、初めてアプリを作る人や、短い時間でアプリを作りたい人におすすめです。

ECサイト制作におすすめ「Shopify」

Shopifyは、ネットショップを簡単に作成できるツールです。商品の写真や説明文、決済方法を設定できます。

そのため、Shopifyを使えば、誰でも簡単にオンラインショップを開けます。デザインも豊富に用意されているため、プロのショップのような見た目も簡単に実現可能です。

「ネットショップを立ち上げたい」と思っている人は、Shopifyが最適な選択肢となるでしょう。

業務の効率化におすすめ「Zapier」

Zapier
出典:Zapier

Zapierは、さまざまなネットツールやサービスをつなげられるツールです。

例えば、メールが来たら自動でカレンダーに予定を追加したり、SNSに投稿があったらスプレッドシートに情報を保存したりできます。

Zapierを使うと、毎日の繰り返しの作業を自動化できるので、業務の効率が向上し、何度も同じことをする手間が省けるので、時間を節約できます。

「作業を楽にしたい」と思ったら、Zapierがおすすめです。

見積書や請求書作成も簡単「docupilot」

docupilot
出典:docupilot

docupilotは、請求書や見積書を簡単に作成できるツールです。

自分で毎回書くのが面倒な情報を、自動で入力してくれます。さらに、好きなデザインのテンプレートを選べるので、自分のビジネスに合わせた書類を作成できます。

使い方に不安があっても、無料で試せるの、気軽に始められますよ。

無料のノーコードツールを選ぶ5つのポイント

無料のノーコードツールを選ぶ5つのポイント

なかには、どのノーコードツールを選べばよいのかわからない人もいますよね。そこで、ここからは無料のノーコードツールを選ぶポイントを、5つにまとめて紹介します。

無料で提供される機能や制限を確認する

ノーコードツールには、無料で使えるものが多くあります。しかし、すべての機能が無料で使えるわけではありません。

無料でどれだけできるか、使える機能は何か、使える期間はどれくらいか、しっかりと確認しておくことが大切です。また、無料で試せる期間が限られているツールもあります。無料期間を利用し、自分の目的に合ったツールを見つけましょう。

後で有料プランへの加入を考えている人も、最初は無料の部分をよく確認して、満足できるかどうか確かめましょう。

対応するプラットフォームを確認する

ノーコードツールを選ぶとき、対応するプラットフォームを確認することが大切です。例えば、自分が作りたいものがスマホアプリなら、スマホで動くツールを選ぶ必要があります。

また、下記の点もしっかりと確かめておきましょう。

  • モバイルデバイスで動くのか
  • パソコンで動くのか
  • モバイルデバイス・パソコン両方で動くのか

ツールが対応するプラットフォームを知って、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。

使用用途に適しているか確認する

ノーコードツールを選ぶ際は、何のために使うかしっかり考えることが大切です。すべてのツールが、どのような目的でも使えるわけではありません。

例えば、ネットで物を売るショップを作りたいなら、ショップ専用のツールを選びたいですよね。また、ただ情報を伝えるだけのサイトを作りたいなら、そのためのツールを選びましょう。

したがって、自分が何を作りたいのかをはっきりさせて、使用目的に合ったツールを選ぶことが大切です。

日本語に対応しているか確認する

ノーコードツールを使うとき、使い方や説明が日本語で書かれていると、理解しやすくて使いやすいですよね。しかし、海外のツールは、日本語に対応していない可能性もあります。

そのような場合、使い方が分からなくなったときや問題が起きたときに困ってしまいます。

そのため、ノーコードツールを選ぶときには、日本語対応の有無も確認することが大切です。日本語での説明やサポートがあるツールを選べば、スムーズに作業を進められるでしょう。

スキルに見合っているか確認する

ノーコードツールを使うとき、自分の知識やスキルに合ったものを選ぶことが大切です。すべてのツールが同じように簡単に使えるわけではありません。

初心者にやさしいツールもあれば、中級者以上向けのツールもあります。そのため、自分のスキルや知識、ツールのレベルで判断し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

ノーコードツールを使用する際の学習方法3つ

ノーコードツールを使用する際の学習方法3つ

最後にノーコードツールを使用する際の学習方法を3つ紹介します。

それぞれ、詳しく解説します。

オンライン動画の活用

ノーコードツールを学ぶためには、オンライン動画を活用しましょう。YouTubeには多くのノーコードツール学習の動画が上がっているため、ぜひ観てみましょう。

オンライン動画の活用は、自分のペースで動画を見られるため、1人で勉強するのが好きなひとにはおすすめです。

侍エンジニアの公式YouTubeチャンネルでは、ノーコードに関する動画を公開しています。こちらも活用しながら学びを深めましょう。

テンプレートの使用

テンプレートを使うと、ノーコードツールの使い方やデザインのコツを直接学べます。例えば、きれいなデザインはどのように作られているのか、文字の大きさや色、そして文字間の距離などです。

また、特定の動きや機能がどのように実装されているのか、具体的な手順や設定を確認できます。このように、テンプレートを活用することで、ノーコードツールの実践的な使い方を手早く学べます。

無料のテンプレートをダウンロードして、その中身をじっくりと観察するだけでも、多くのことが学べるでしょう。

こちらは無料のテンプレート例です。良ければ参考にしてください。

サポート体制の構築

ノーコードツールを学ぶときに、疑問や困ったことが出てきます。そのため、学習する際には、サポート体制の構築が大切です。

また、スクールに入学すると、直接質問することが可能です。弊社が運営する侍エンジニアでは、一人ひとりの学びを大切にして、マンツーマンレッスンに特化したレッスンを提供しています。

まとめ

この記事では、ノーコードツールの選び方、学習方法、おすすめの無料ツールを紹介してきました。ノーコードツールとは、プログラミングの知識を必要とせずに、アプリやWebサイトを開発できるツールです。

ノーコードツールを選ぶ際は、目的を明確にし、自分に合ったものを選ぶことが大切です。ぜひ、この記事を参考に、独自のWebサイトやアプリ開発に挑戦してみてください。

さらにスキルアップを目指す方は、弊社が運営する侍エンジニアのAIアプリコースもご検討ください。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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