子育てと仕事を両立!必要なスキルや思考法を紹介

子育てと仕事が両立できなくて困っている
両立するために何をすればいいのか分からない
仕事の勤務時間が長くて子育てに専念できない

このような悩みを抱えている女性も多いのではないでしょうか。仕事と育児を両立するのは難しいですよね。子育てと仕事を両立するためには、考え方や職種、働き方が非常に重要です。

例えば職種を変えることで、時間の融通を利かせやすくなり、育児にあてる時間を増やせます。また働き方によっては会社に出社する必要がなく、自宅で仕事ができるため、仕事と育児を並行して行えます。

本記事では子育てと仕事を両立するために、考え方や具体的な職種、必要なスキルなどを解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

女性が仕事と育児を両立するための考え方6選

「仕事と育児を両立したいけど、まず何をすべきか分からない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。仕事と育児を両立するために、まずは以下の6つの考え方を意識することが重要です。

それでは1つずつ見ていきましょう。

ワークライフバランスを意識する

仕事と育児を両立するために、まずはワークライフバランスを意識しましょう。ワークライフバランスを意識しないと長時間労働が原因で体調を崩してしまう、育児を優先して離職せざるを得ない、など仕事と育児の両立が難しくなってしまいます。

内閣府が発表した「男女共同参画書」では、第1子出産前後に離職する女性は約5割という結果も出ており、多くの女性が仕事と育児の両立の難しさを体感しています。

ワークライフバランスを意識するためにも、まずはご自身の1日の仕事と育児の割合を見直しましょう。

働き方の選択肢を考える

正社員で働いている方の中には、長時間労働や通勤時間の関係で育児に力を入れられない方もいることでしょう。近年では会社で決まった時間に仕事をする以外にも、自宅で行えるリモートワークフレックス制度などさまざまな働き方があります。

例えばリモートワークの場合、自宅で仕事を行なっているため、仕事の合間に子どもの面倒も見られます。フレックス制度では働く時間を決められるため、長時間労働によって育児に手が回らなくなる心配もありません。

また正社員で働く以外にも、時間の融通が利きやすいパートタイムや自分で働く時間を決められるフリーランスなど、働き方の選択肢は多くあります。現在の仕事の業務時間が長いとお悩みの方は、上記で紹介した時間に融通が利きやすい働き方も視野に入れておきましょう。

子どもの預け先を確保する

育児と両立して仕事に専念するために、子どもの預け先は必ず確保しましょう。代表的な子どもの預け先は以下の5つです。

  • 保育園
  • 託児所
  • ベビーシッター
  • ファミリーサポート
  • 学童保育

中でも保育園では0〜6歳を対象に、平均的に7時から19時までと長時間子どもを預かってもらえます。特に仕事と育児の両立が難しい出産直後に、長時間子どもを預かってくれる環境は非常に心強く、仕事にも専念できます。

家事や育児の分担を考える

家事や育児の分担を考える
家事や育児の分担を考える

自分への負担を減らすためにも、家事や育児はパートナーと協力して分担しましょう。家事や育児を明確に分担することで、時間に余裕が生まれ仕事にも専念できます

またお互いにやるべき家事や育児が決まっているため、片方に押し付けることがなくなり日常生活でストレスを感じることも少なくなります。家事や育児を分担するために、まずは必要な家事・育児の内容を洗い出してみましょう。

主な家事・育児の内容として掃除や洗濯、子どものお風呂などが挙げられますが、できるだけ下記のように細分化することで明確に役割分担しやすくなります。

  • 夕食後の皿洗い
  • キッチンの清掃
  • 洗濯物を集める
  • 洗濯物を畳む
  • 朝、子どもを起こす
  • 子どもの食事の補助
  • 夜、子どもを寝かしつける

時間管理を徹底する

家事と育児を行なっている方の中には、「朝から晩まで仕事や育児に追われて気づいたら1日が終わっている」方もいるかと思います。毎日が忙しいとストレスも溜まりやすく体にも大きな負担がかかってしまうので注意が必要です。

毎日の生活にゆとりをもたせるためにも、時間管理は徹底しましょう。特に朝や夕方といった忙しくなりやすい時間帯はタイムスケジュールを明確化しておく必要があります。また、時間管理を徹底することで、仕事と育児にメリハリがつき、両者に専念しやすくなります。

「時間管理が苦手」という方は、以下のポイントに注目して時間管理を徹底しましょう。

  • 1日のスケジュールを細分化する
  • やるべきことに優先度をつけ、優先度の高いことから実行する
  • 寝る前に次の日のやるべきことを書き出しておく
  • 時短家電や宅配サービスを利用して時間を作る

ストレスを溜めないために心がける

毎日仕事と育児に追われるとストレスが溜まりやすいため注意が必要です。ストレスが溜まってしまうと、体が重く感じるような身体的な問題やうつ病などの心理的な問題を引き起こしてしまう恐れがあります。

特に家事や育児を1人で頑張ってしまう方は、ストレスが溜まりやすい傾向にあります。ストレスを溜めないために、パートナーと家事や育児を分担したり、自分だけの時間を確保したりするようにしましょう。ストレスが溜まりやすい方は、以下のストレスを溜めない対処法を実践しましょう。

  • 規則正しい生活リズムを作る
  • 十分な睡眠をとる
  • 悩み事があったら家族や友人に相談する
  • 趣味を見つける

子育てと仕事を両立する具体的な職種

子育てと仕事を両立する具体的な職種

子育てと仕事を両立するためには、時間の融通が利きやすい職場や職種で働くことが重要です。時間の融通が利きやすい職種として以下の5つが挙げられます。

上記の職種の中には、特別な資格や経験がなくても簡単に始められる職種もあります。「転職先を探しているけど、育児と両立しやすい仕事が分からない」とお困りの方は、以下で紹介する職種を参考にしてください。

ITエンジニア

ITエンジニアとはIT(情報技術)の技術者たちの総称を指す職業です。ITエンジニアにはシステムエンジニアやネットワークエンジニア、サーバーエンジニアなどさまざまな職種があり、職種ごとで仕事内容や専門分野も異なります

ITエンジニアの働き方は正社員以外にも、派遣スタッフやパートタイムなどもあります。中にはフリーランスで活躍している人もおり、他の職種と比較して時間に融通を利かせやすい点がITエンジニアの特徴です。

Webデザイナー

Webデザイナーとはその名の通り、クライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当・制作する職業です。クライアントの要求からWebサイト全体の構成を考え、使いやすく魅力的なデザインを制作します。

クライアントが求めるWebサイトのデザインを忠実に表現するために、デザインスキルや企画力、コミュニケーションスキルなどが求められます。

Webデザイナーの強みはITエンジニアと同様に、働き方が正社員や派遣スタッフ、フリーランスなどさまざま選択肢がある点です。デザインスキルや企画力に自信がある方は、Webデザイナーとして活動してみるのはいかがでしょうか。

Webライター

Webライター
Webライター

Webライターとは個人ブログや企業のコラムの記事のような、Webサイトに掲載する記事の文章を作成する職業です。近年ではYouTubeの台本制作や、SNSに投稿する文章作成など、Webライターの活動領域がさらに広がっています。

Webライターの主な業務は、執筆する内容を調査し文章にまとめることなので、資格がない方や未経験の方でも簡単に始められます。またパソコン1台あればどこでも仕事ができ、すきま時間でも調査・執筆できる点がWebライターの強みです。

公務員や大手企業の正社員

多くの大手企業の正社員の場合、勤務時間の短縮や育児休暇制度、フレックスタイム制などの子育て支援制度が充実しています。仕事と育児を両立できる環境が整っているため、ワークライフバランスを保ちつつ仕事や育児に専念できます。

ただしすべての公務員や大手企業の正社員が子育て支援の制度を活用できるわけではありません。働く場所によって導入している制度は異なるため、転職を視野に入れる際には事前にどのような制度が導入されているか確認しておきましょう。

パートタイムの看護師や介護士

パートタイムの看護師や介護士の場合、勤務時間を自分で選択できます。午前または午後のみ働く、時給の高い夜勤のみ働くなど、自分のライフスタイルに合わせて勤務時間を決められる点がパートタイムの強みです。

また無資格・未経験でも採用されやすい職種なので、家事が得意、体力に自信がある方にはおすすめの職種といえます。実際に働きながら資格を取得することも可能なので、今後のキャリアアップを見据えながら働きたい方はぜひ検討してはいかがでしょうか。

仕事と子育ての両立を支援する企業の特徴

仕事と子育ての両立を支援する企業の特徴

「仕事と子育てを両立できる企業で働きたいけど、企業選びの基準が分からない」とお困りの方もいるかと思います。仕事と子育ての両立ができる企業で働きたい方は、企業選びの際に以下のポイントに注目してみましょう。

それではそれぞれのポイントについて見ていきましょう。

フレキシブルな働き方を導入している

仕事と子育ての両立を支援する企業の多くは、フレックス制度やリモートワークのようなフレキシブルな働き方を導入しています。働きやすい環境作りに力を入れることで、女性側は仕事だけでなく育児にも専念でき、企業側は女性の離職を防げます。

企業によって働き方は異なるため、気になる企業があったらどのような働き方を導入されているか事前に調査しておきましょう。

育児休暇や時短勤務制度が整備されている

子育て支援に対して積極的な企業は、女性が育児にあてられる時間を十分に確保するために、育児休暇や時短勤務制度を導入しています。また女性が育児休暇や時短勤務制度を活用しやすいように、職場の環境づくりから力を入れている企業もあります。

転職先を探す際には働き方以外にも、子育てを支援する育児休暇や時短休暇制度が整備されているかも確認するとよいでしょう。

自社内に託児所がある

企業によっては自社内に託児所が設置されている企業もあります。自社内に託児所があることで、送迎にかかる時間を短縮でき、何かあったときにもすぐに駆けつけられるため、女性は仕事に専念できます。

特に保育園が自宅から遠い場合や自宅の近くに空いている保育園が見つからない場合は、企業の託児所を活用するのも1つの手段です。子供の預け先でお困りの方は、託児所がある企業に転職することも視野に入れておきましょう。

仕事と育児の両立に必要なスキルとは?

仕事と育児の両立に必要なスキルとは?

仕事と育児を両立するためには次の3つのスキルが必要になります。

上記のスキルを身につけることで、時間を有効活用できたり、働き方の選択肢を増やせたりできます。それではそれぞれの必要なスキルについて見ていきましょう。

タイムマネジメントスキル

タイムマネジメントスキルは仕事と育児を両立するために必要なスキルです。時間管理が行えないと1日中仕事と育児に追われてしまい、体に大きな負担をかけてしまいます。

タイムマネジメントスキルがあると、限りある時間を有効活用でき、やるべきタスクを効率的に実行できます。また時間を有効活用できると自分だけの時間も増え、ストレスを軽減させることも可能です。

自己管理スキル

自己管理スキルとは、やるべきことや目標、時間、ストレスなどを自分の力でコントロールすることを意味します。仕事と育児を両立しようと試みるも、時間が足りなかったり、思うようにできなかったりしてストレスを溜めてしまう方もいるのではないでしょうか。

自己管理スキルを高めることで、仕事の生産性や育児のモチベーションが高まり、効率的に仕事や育児を行えます。時間が足りない、仕事と育児のモチベーションが上がらない方は、自己管理スキルを高めることから始めてみましょう。

プログラミング等のITスキル

プログラミング等のITスキルがあると、仕事の選択肢が大きく広がります。特に仕事と育児の両立がしやすい業種であるITエンジニアやWebデザイナーでは、ITスキルが必ず必要になります。

これからITエンジニアやWebデザイナーを目指したい方の中には、ITスキルがなく困っている方もいることでしょう。未経験の状態から何をすべきか分からない方は、以下の記事も参考にしてください。

未経験から女性エンジニアに転職できる?その理由や3つの方法を解説
更新日:2024年3月21日

女性の仕事と育児の両立に関するよくある質問と回答

女性の仕事と育児の両立に関するよくある3つの質問と回答を以下にまとめました。仕事と育児の両立に関して、多くの方が同じ悩みを抱えています。

現在仕事と育児の両立がうまくいかなくて困っている方や、これから出産予定だけど仕事と育児を両立できるか不安に感じている方はぜひ参考にしてください。

子育てと仕事の両立ができないときの対処法は?

子育てと仕事の両立がうまくいかないときは、人に相談したり会社の制度を利用したりしましょう。特に1人で子育てや仕事の悩みを抱え込んでしまうと、ストレスが溜まりやすくうつ病などを引き起こしてしまう恐れがあります。

誰かと悩みを共有することで、解決策を見つけ出せたりストレスを軽減できたりするため、積極的に相談するようにしましょう。また勤務先に子育てを支援する制度が整っている場合は、積極的に制度を活用し自分の負担を減らすように心がけてください。

子育て中の時間の使い方がわからない

子育て中の時間の使い方が分からない方は、活用できるすきま時間がないか探しましょう。例えば子供が何かに集中している時間を見極めて、その間に自分の仕事を行うことですきま時間に仕事を進められます。

また子供と一緒に遊びながら家事を行うことで、家事と育児を同時にこなすことも可能です。1日にやるべきことが多すぎて困っている方は、家族やパートナーと協力して、育児や家事のタスクを分散するのも1つの手段です。

仕事と育児の両立において、家族やパートナーに求めるべき協力は何ですか?

まずは育児に積極的に参加してもらうようにお願いしましょう。初めのうちはパートナーの方も育児に慣れていないため戸惑うことも多いかと思いますが、徐々に家事や育児にも慣れていきます。

お互いに家事、育児に慣れてきたら子育てや家事のタスクを分担しお互いの負担を減らすようにしましょう。子育てや家事のタスクは細分化することで、より明確にタスクを分担しやすくなります。

まとめ

本記事では仕事と育児を両立するための考え方や具体的な職種、必要なスキルなどについて解説しました。

女性が仕事と育児を両立するのは非常に大変であり、うまくいかなくて悩んでいる方も多いですよね。職種を変えてみたり会社の育児を支援する制度を活用したりすることで、自分にかかる負担を減らすことができ、仕事や育児を両立しやすくなります。

仕事と育児が両立できなくなくて困っている方は、ぜひ本記事で解説した内容を参考にしてください。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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