LP制作の副業は初心者におすすめ!必要なスキル5つと収入相場

LP(ランディングページ)制作の副業ってどれくらい稼げるの?
LP制作の副業にはどんなスキルが必要なんだろう?

働き方改革により副業が解禁され、本業以外にも仕事ができる企業も増えてきました。副業にできる仕事は数多くありますが、なかでもLP制作は単価が高いためしっかりと稼ぎたい人におすすめの副業です。一方で、初心者でもできるか不安という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では以下の内容を紹介します。

  • LP制作の副業がおすすめな4つの理由
  • LP制作の副業で得られる収入の目安
  • LP制作に必要な5つのスキル

LP制作の副業に必要なスキルや、案件を獲得する手順もあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

なお、LP制作は副業のなかでも稼げる反面、一定のスキルが必要です。LP制作に必要なスキルはスクールに通うことで、効率的に学べます。侍エンジニアでは無料カウンセリングで、プランや学ぶべき言語を相談できるので、まずは相談だけでもしてみるのがおすすめです。

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この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

目次

LP制作の副業がおすすめな4つの理由

LP制作の副業がおすすめな理由は、下記のとおりです。

LPはさまざまな企業で制作されているため、ある程度のノウハウが確立しています。ノウハウを身につけることで初心者からでも成果を上げやすいです。ひとつずつ見ていきましょう。

【理由1】需要が高い

Webで認知拡大を図れるLPは需要が高く、LP制作の案件も増加しています。インターネットが普及したことにより顧客の購買モデルが変化し、今や多くの人がインターネットで商品やサービスを調べるようになりました。

Web上で商品やサービスの魅力を訴求するLPは、人々の購買意欲を大きくかき立てます。LPを作り込むことで、BtoBやBtoCの領域を問わず成果につながります。

また、LPは、1つの企業に1つだけとは限りません。新商品や新サービスが開発されるたびにLPが必要となるため、今後も需要は高まっていくと考えられます。

【理由2】初心者からでも始めやすい

LP制作の副業をおすすめする理由として、初心者からでも始めやすい点があります。LP制作はスキルを必要としますが、スキル習得にかかる期間は比較的短いためです。

およそ1〜3ヶ月学習することで最低限の知識は習得できます。LP制作に必要なプログラミング言語やWebデザインのスキルは、初心者から見ると難易度が高そうに感じられるでしょう。

しかし、完璧に覚える必要はありません。最低限のスキルを身につけ、不明点を調べながら進めることで、副業として十分に対応可能です。

たとえば、Webデザインのスキルは時代に応じて流行が変わるため、ある程度のスキルと課題に対する自己解決能力があれば十分です。LP制作の副業で求められるスキルのハードルは高くないため、初心者にも向いています。

【理由3】時間や場所に縛られない

LP制作の副業は、時間や場所に縛られず、ある程度マイペースに仕事を進められます。LP制作に必要なものはPC(パソコン)とインターネット環境のみのため、2つがあればいつでもどこでも作業可能です。

出勤が不要な点は忙しい現代において大きなメリットです。たとえば、本業の出勤前や退勤後にカフェで作業を進めたり、休日に自宅でじっくり取り組んだりできます。

本業の勤務先から許可を得られれば、自分のPCを持ち込んで休憩時間に作業することも可能です。場所を変えることで気分転換となり、パフォーマンス向上が期待できます。

時間や場所の制約がある副業は、本業との両立が大変なうえにストレスにもつながりやすいです。LP制作のように自由度の高い副業をおすすめします。

【理由4】ほかの副業と比べ成果を上げやすい

LP制作はほかの副業と比べてノウハウが確立されており、成果を上げやすいです。副業のなかには法則やパターンなどのノウハウが確立されていないケースや、確立されていても内容が限定的で横展開しにくいケースがあります。

たとえば、ブログ副業は初期費用が少なく誰でも始めやすいうえに、人気ブログに成長すると驚くほどの収入を得られます。しかし、ノウハウがすべてのブログに活用できるものではなく、挫折する人が後を絶ちません。

同様に、YouTubeも人気のある副業ですが、演者の個性や企画に大きく左右されるため一定の成果を出すことが難しいです。

一方で、LP制作はデザインや顧客の購買行動に基づいた制作方法があり、多くの人に当てはまるノウハウを活用できます。再現性の高いノウハウがある点で、成果を上げやすい副業といえます。

【理由5】Webエンジニアを目指すうえでの土台作りにもなる

LP制作のスキルは、Webアプリケーション開発を行うWebエンジニアを目指すうえでも活用できます。

たとえば、HTML/CSSやJavaScript、PHPはWebアプリケーション開発で使える言語です。LP制作だけでなくWebエンジニアとして副業案件を受注するスキルが身につき、副業収入を安定させやすくなります。

もちろん、Webエンジニアを目指す場合、別の言語の習得が必要になることもあるでしょう。しかし、LP制作の副業で言語の習得経験があると、ほかの言語も比較的簡単に習得できます。将来的なスキルアップの土台になる点は大きな魅力です。

LP制作の副業で得られる収入の目安

LP制作の副業で得られる収入は幅広く、クラウドソーシングの相場は1〜30万円ほどです。

一方で、50万円や100万円の案件もあるため、スキルや実績を積めばさらに高単価な案件も獲得可能です。ほかの副業と比べるとひとつの案件にかかる時間は長く、単価は高い傾向にあります。

収入の目安は下記の通りです。

案件内容(要望)報酬単価
お試しでLP導入したい1万円~5万円
デザインにも少しこだわりたい5万円~20万円
構成やコンテンツにもこだわりたい20万円~50万円
プロジェクトで本格的にLPを運用したい50万円~

ひとつの案件にじっくりと時間をかけて取り組みたい場合におすすめです。ただし、LP制作はクライアントの売上に直結する業務のため、案件を受注する際は過去の実績が必要な場合もあります。

未経験者はなかなか採用してもらえない可能性を考慮し、バナー制作のように比較的獲得しやすい副業案件から始めてみるのもひとつの方法です。

下記の記事で、バナー作成の副業についてまとめました。バナー作成の副業を始める手順や必要なツールを紹介しているので、ぜひご一読ください。

バナー作成の副業は初心者におすすめ!平均収入や3つの手順を紹介
更新日:2024年3月1日

LP制作に必要な5つのスキル

LP制作に必要なスキルは、下記のとおりです。

LP制作はWebサイトを制作することと同義なので、Webページを動かすためのプログラミングスキルが必要です。

プログラミング言語の種類はほかにも多数ありますが、今回紹介する3つを学べば問題ありません。順番に見ていきましょう。

【スキル1】HTML/CSS

HTML(Hyper Text Markup Language)は、Webページのテキスト部分を構成する言語です。文章にタグを付与することで、PCに文章構造を理解させます。

たとえば、人間はチラシやPOPなどのデザインを見ると、

  • タイトル
  • 見出し
  • 本文

などを瞬時に判断できます。しかし、PCは文章を見ただけでは、どのテキストが何の役割を果たしているのか判断できません。

そこで、タイトルには<title></title>、見出しには<h2></h2>などのタグを付与してPCに教える必要があります。タグ付けはPCにテキストをただの文字列ではないと判断させる記号の付与です。

また、CSS(Cascading Style Sheets)はHTMLと組み合わせて使用する言語で、Webページのテキストにおける色やサイズなどのデザインを構成します。HTMLだけでも簡単なデザインはできますが、CSSはWebページ全体のデザインを整えられるため、より効率的です。

Webページの見た目を設定するHTMLとCSSのスキルをセットで覚えましょう。

【スキル2】JavaScript

JavaScriptは、Webページに動的な効果を与えるプログラミング言語です。HTML/CSSはあくまでも文章構造とデザインを決める言語なので、画像や背景などの動きを設定することはできません。

JavaScriptを用いると、ポップアップ表示や背景の変化など動的な効果をWebページに加えられます。現在はほとんどのWebサイトに活用されており、インターネットをしている人の多くはJavaScriptによる効果を体感しています。

サーバーを介さずブラウザ上で動作するため、実行した際の変化がわかりやすく、初心者でも取り組みやすい言語です。システムやアプリケーションの開発にも使用される汎用性の高い言語なので、スキルを習得しておくとほかの副業にも活かせます。

【スキル3】PHP

PHP(PHP:Hypertext Preprocessor)は、Webページに動的な効果をもたらすプログラミング言語です。JavaScriptと似ていますが、JavaScriptがブラウザ上で動作するのに対し、PHPはサーバー上で動作します。

そのため、サーバー上に保存されている情報を用いて、効果を持たせることが可能です。たとえば、アクセスしてきたユーザーの情報によってWebページの見た目や、表示するおすすめ情報などを変えられます。

LP制作においては、商品の販売や顧客獲得のため、フォームの作成に使われます。

【スキル4】Webデザイン

LP制作では、基礎的なWebデザインの知識やスキルが必要です。どのようなデザインのLPにするのか、適切な見た目やレイアウトを決める必要があります。

企画段階で決まったコンセプトやペルソナを基にして、デザインを設計します。

デザインを作成する際は、

などのデザインソフトが必要です。ソフトには多様な機能があり、使いこなすスキルが求められます。

LPの見た目が決まる重要なスキルなので、プログラミング言語とあわせてしっかりと身につけましょう。

【スキル5】WordPress

WordPressは、PHPで作られているCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。個人サイトを含めた多くのWebサイトは、WordPressを用いて制作されています。

世界シェアNo.1を誇るCMSで、LP制作の現場においてもWordPressを扱うスキルはほぼ必須です。テーマを適用することで簡単に見た目を変えたり、プラグインを導入することで機能を拡張できたりと、プログラミング言語の知識があまりなくても高品質なサイトを制作できます。

ただし、LP制作の副業でゼロから制作する場合は、PHPやデータベースの知識が必要です。

なお、プログラミング言語やWebデザイン、WordPressなどLP制作に必要なスキルを効率的に習得するなら、オンラインITスクール「侍エンジニア」をおすすめします。

専属マンツーマン体制で手厚いサポートを受けられるため、一人で学習を進めることに不安を感じる方はぜひ下記をご確認ください。

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LP制作の副業で案件を獲得するまでの4ステップ

LP制作の副業で案件を獲得するまでの手順は、下記のとおりです。

LP制作の副業で案件を獲得するまでの重要なポイントは、できる限り早く実際のLPを制作することです。知識やスキルを身につけることも重要ですが、制作しながら学ぶことで効率的に覚えられます。手順をひとつずつ確認しましょう。

【ステップ1】LP制作の基礎スキルを学ぶ

まずは、LP制作の基礎スキルを学びましょう。学ぶべき言語は、HTML/CSS、JavaScript、PHPです。

学習方法は、大きく3つにわけられます。

  • スクールを利用する
  • 学習サイトを利用する
  • 独学で進める

費用を最小限におさえたい場合は独学か学習サイトがおすすめですが、基本的に1人で学習を進めるため不明点を解決できず、挫折する恐れがあります。実際、プログラミング学習において、挫折を経験する人は多いです。

効率的に学び、成果を出したい場合はスクールの利用をおすすめします。スクールはスキル習得に必要な環境が整っており、教材の品質も高いです。

基礎スキルを学ぶ際は、インプットにこだわりすぎないことを心がけます。完璧なインプットを求めてしまうと、いつまで経っても実際のLP制作にたどり着きません。基礎スキルが身についたら、すぐに次のステップに進みましょう。

【ステップ2】実際にLPを制作する

基礎スキルの習得後は、実際にLPを制作します。このステップで制作するLPは、実際の案件ではなく架空の案件を設定してください。

「基礎スキルを身につけてLPを制作する」というインプットとアウトプットをセットにすることで、効率的にスキルを習得できます。新しいスキルを習得したらLPを制作する流れを癖づけておくことをおすすめします。

また、架空の案件でLPを制作する意味はもうひとつあります。ポートフォリオ制作の土台となることです。

LP制作を副業で獲得する場合は、実際にどの程度のスキルがあるかをクライアントに示すことが近道です。たくさんの案件をこなす経験者の場合は実績をすぐに提示できますが、案件を獲得したことがない未経験者にとっては架空案件のLP制作が実績になります。

スキルを得るたびにLPを制作すると、ポートフォリオに掲載できるLPも多くなるため、積極的に制作しましょう。

【ステップ3】ポートフォリオを制作する

実際にいくつかのLPを制作したら、一覧にまとめたポートフォリオを制作します。ポートフォリオとは自分の実績をまとめたもので、営業資料のように活用可能です。

初対面の相手でも、ポートフォリオを見せることで自分がどのようなレベルでLP制作をできるのか正確に伝えられます。ステップ2で制作したLPを丁寧にまとめましょう。

制作したLPを一覧化するだけでも効果はありますが、おすすめは工夫したところや制作のポイントなどを記載しておくことです。制作順に並べて上記のコメントを記載すると、ストーリーができあがり、クライアントに興味を持ってもらいやすくなります。

クライアントに見てもらえるように、ほかの人のポートフォリオにはなさそうなオリジナリティを加えてみましょう。

【ステップ4】LP制作の案件に応募する

ポートフォリオを制作できれば、実際のLP制作案件に応募します。ここまで進めれば簡単な案件は問題なくこなせるため、臆さずに応募しましょう。

初めて案件を獲得する際は、クラウドソーシングがおすすめです。クラウドソーシングは手数料が発生するものの、トラブル時の対応がしっかりしているため初心者は安心して取り組めます。

まずはクラウドワークスやランサーズに登録し、できそうな案件を探してみましょう。また、直接契約を希望する場合はSNSも活用できます。

SNSを活用する場合は、プライベートのアカウントではなく副業専用のアカウントを作成しておくことで、クライアントが混乱せずにすむのでおすすめです。

まとめ:副業でしっかり稼ぐならLP制作がおすすめ

LP制作の副業はほかの副業と比べて成果を上げやすく、単価も高い傾向にあります。必要なスキルの習得も比較的簡単なので、初心者でも始めやすいです。

実際に案件を獲得するためには、基礎スキルを学ぶだけではなく、架空のLPを制作してアウトプットを意識しましょう。また、HTML/CSSやJavaScript、PHPを効率よく学ぶためにはスクールの利用がおすすめです。

侍エンジニアの無料カウンセリングでは、適切なプランがわかるうえ、現役のWebエンジニアと話すこともできます。疑問や不安を解消するためにも、まずは無料カウンセリングがおすすめです。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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