現役エンジニアのリアルな年収!実態調査から徹底解説

この記事では、調査結果も交え、エンジニアの平均年収を解説します。

ITエンジニアの平均年収は高いって聞くけど本当?
ITエンジニアのリアルな年収が知りたい!

キャリアを選ぶ際、仕事内容が自分にあっているかや仕事のやりがいの確認は大切です。しかし、実際にどれくらいの年収がもらえるのかを確認してからITエンジニアになろうか決めたい人も多くいますよね。

この記事では、弊社が実施した独自調査をもとに、現役ITエンジニアのリアルな年収を紹介します。また、年収が高いITエンジニアの共通点や年収を上げる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • ITエンジニアは一般会社員より年収相場が高い
  • 正社員ITエンジニアの年収相場は448万円
  • 年収が高いITエンジニアは上流工程を担当している
目次

エンジニアの年収は一般会社員より高い

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

SAMURAI ENGINEERの独自調査によると、ITエンジニアの平均年収は400万円以上の割合が最も多いです。また、割合は減りますが、500万円以上稼いでいるITエンジニアも少なくありません。

ちなみに、国税庁が発表している「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、一般の会社員の平均年収は433万円となっています。

ITエンジニアが一般の社会人より年収が高い理由を分析すると、IT人材不足と高度なIT技術の需要が高まっている点が理由と考えられます。

年収を押し上げるひとつの要素として、需要より供給が少ない点があります。経済産業省の審議会資料「参考資料 (IT人材育成の状況等について)」によると、2022年で約34万人のIT人材が不足、2030年には最大で40~80万人の人材不足が発生すると予測されています。

人材不足のなかでより優秀な人材を確保するには、給料などの待遇面をよくしてエンジニアに魅力を感じてもらう必要があるため、自然と年収が高まる環境が生まれているのでしょう。

また、近年高度なIT技術を使ったシステムの需要が高まっている点も、ITエンジニア全体の年収が高い傾向につながっています。

AI開発やIoT開発など、最新技術を利用する場合、高いスキルと応用力が求められます。高いスキルと開発経験を持つITエンジニアが必要なため、技術に見合うように年収が高く設定されているのです。

経済産業省の審議会資料「我が国におけるIT人材の動向」によると、AIやIoT、ビッグデータなどの高度技術を必要とする開発では高年収を提示している企業が多いです。

経済産業省の審議会資料「我が国におけるIT人材の動向」
出典:経済産業省「我が国におけるIT人材の動向

例えば、富士通は30代でも3,000~4,000万円、NTTドコモ・NTTデータ・NTTコミュニケーションズは年棒制で3,000万円など1000万円を超える高額報酬を提示する例もあるようです。

あくまで一例ではありますが、高度な開発技術の需要が高まっている点から、ITエンジニア全体の平均年収が底上げされていると考えられます。

100名に聞いた現役エンジニアのリアルな年収

ここからは、次のトピック別に現役エンジニアのリアルな年収を紹介します。

雇用形態別の平均年収

雇用形態別のエンジニア平均年収
男性女性全体
会社員516万円369万円448万円
フリーランス373万円372万円372万円
副業345万円265万円325万円
一般会社員532万円293万円433万円

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

※上記の箱ひげ図をもとに、各年収の中央値を記載しています。
※一般会社員の年収は「令和2年分民間給与実態調査」をもとに掲載しています。

このように、男女合わせた全体の年収で比較すると、会社員として働いているITエンジニアは、一般会社員の平均年収より高収入であることが分かります。

ただし、フリーランス・副業となると一般的な会社員より平均年収は低いです。これはフリーランスや副業が稼げないというわけではなく、年収に差があることが理由と考えられます。

フリーランス・副業でも、年収500万円以上稼ぐ人も少なくありません。しかし、逆に未経験から独立した人などの場合、年収300万円以下という人もいます。

正社員は安定して給料がもらえるため、大幅に年収が変わることはありません。しかし、フリーランスや副業の場合、保有スキルや、案件の報酬単価、稼働日数などで年収が変動しやすいです。そのため、統計上では年収が低めに出ていると推測できます。

ちなみに、男性と女性で年収相場に差がある理由については、確かなことは分かりません。ただし、会社員でいえば、管理職や上流工程を担当するITエンジニアに女性が少ないことが影響している可能性があります。

日本では、女性でも働く人が増えていますが、まだ管理職や上流工程に女性が多いかというとそうはいえません。管理職や上流工程を担当するITエンジニアは、一般的に開発担当者よりは年収が高い傾向があるため、女性管理職・上流工程担当者が増えれば、年収の差は少しずつ埋まる可能性があります。

地域別の平均年収

地域別のエンジニア平均年収
男性女性全体
首都圏545万円372万円445万円
地方403万円354万円388万円

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

※上記の箱ひげ図をもとに、各年収の中央値を記載しています。

一般的な会社員の平均年収433万円と比較すると、首都圏のITエンジニアの平均年収は445万円と上回っています。ただ、地方の場合、平均より低めです。

また、首都圏と地方では、年収に差があることが分かります。男性・女性・全体を見ても、首都圏の方が年収が高くなります。

基本的に、大手企業や収益が多い企業ほどITエンジニアの年収も高い傾向があります。また、これらの企業は、首都圏に集中しているため、必然的に首都圏の年収は高いと考えられます。

首都圏には企業が取引を行う顧客も多く、収益が得やすい環境があり、ITエンジニアに限らず年収は高めです。もし、ITエンジニアとしてできるだけ多く稼ぎたいのであれば、首都圏や大都市で働くことを検討してみてください。

年齢別の平均年収

年代別のエンジニア平均年収

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

年齢別の平均年収を分析すると、20代ITエンジニアの年収は全体的に低めとなっています。基本的に、年齢を重ねるごとにスキルと経験が増える傾向があるため、年齢を重ねることで年収がアップしていると考えられます。

ただ、データでは30代から伸びが止まっています。理由は定かではありませんが、企業のなかである程度役職や立場が固定され、年収が上がりにくい状況が生まれている可能性があるでしょう。

日本の企業で大幅に年収が増加するのは稀なケースです。昇進で役職が変わる等がなければ、年収アップの機会は少なく、結果的に年収の増加が鈍化していると考えられます。

逆に50代になると、男性の年収帯が高くなっています。これは50代では上級役職についている人が多く、その分年収帯が高まっていることが考えられるでしょう。また、競争が激しいIT業界で50代までITエンジニアを続けられている人は、スキル面でも優秀である可能性が高いです。

こうした理由から50代男性は年収が高い傾向があると考えられます。

一方、50代女性に関しては、年収はかなり低めです。これは回答者のうち50代女性のエンジニアが少数だった点もありますが、そもそも50代女性のITエンジニアは少なく、公的なデータがないのも影響しています。

50代の人が20・30代だった時代、女性ITエンジニア全体の人数はかなり少なかったはずです。公式なデータはありませんが、女性の社会進出が進んでいる現状でさえITエンジニアにおける女性の割合は約2割です。このことを考えれば、現在50代女性でITエンジニアをしている人は非常に少ないといえます。

ITエンジニアの年収は、年齢によって差があります。しかし、必ずしも調査結果どおりに年収が推移するわけではありません。年収をアップしていきたい人は、これから紹介する年収アップの方法を試しながら、ITエンジニアとして成長していきましょう。

また、次の記事では職種別に20代エンジニアの年収を詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。

20代エンジニアの職種別・平均年収と年収UP法│現役エンジニアが解説
更新日:2024年10月31日

年収が高いエンジニアに共通する3つの特徴

ここまで、ITエンジニアの平均年収を紹介してきましたが、年収が高いITエンジニアには共通点があります。年収が高いITエンジニアの特徴を理解しておくことで、自分が目指すべきITエンジニアの姿をイメージできるでしょう。

ここでは、年収が高いITエンジニアに共通する3つの特徴を解説します。

上流工程の職務を担当している

上流工程と下流工程の仕事

ITエンジニアのなかでも、上流工程の職務を担当している人は高年収の割合が高くなります。

下流工程は、おもにコード作成やテスト作業、運用・保守など開発メインで業務を行うプロセスを指します。具体的には、プログラマーやテスターなどの職種が当てはまるでしょう。

一方、上流工程は要件定義・基本設計・詳細設計・レビューなど、開発の基盤となる設計を作成するプロセスを指します。具体的には、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーなどが当てはまります。

上流工程を担当するには、システム開発の知識、開発の流れなど幅広い知識が求められます。また、クライアントとの打ち合わせを行い、要望を汲み取った企画・設計を行うなど顧客コントロールも含めたコミュニケーション能力も必要となります。

さらに、予算、納期を考慮して、要求される品質で開発プロジェクトを遂行させるプロジェクト管理能力も必要となり、経験と知識が求められる立場です。

このように上流工程は求められる知識・スキルが多いため、上流工程を担当するITエンジニアほど年収は高い傾向があります。

ちなみに、同じ上流工程を担当する職種でも、業務の重要性が高い職種ほど年収は高いです。例えば、システムの設計をメインに行うシステムエンジニアより、開発プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャーの方が年収は高い傾向にあります。

このように、上流工程を担当するほど年収に反映されるため、高年収を目指しているのであればキャリアアップを目指してスキル・経験を積むようにしてください。

勤続年数が長い

上流工程の職務を担当してる点に加え、勤続年数が長いITエンジニアほど年収は高い傾向にあります。

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

上記の画像からも分かるとおり、4年以上の勤続年数になると平均年収が上昇していることが見て取れます。その後勤続年数が増えるにつれて、全体的な平均年収も増加傾向です。

同じ勤務先で勤続年数を重ねることで、企業への貢献度が上がり実績が増えるため、年収査定にもよい影響を与えているのかもしれませんね。

また、経験を積むことで技術力が高まることも要因の1つです。ITエンジニアを継続することで、プログラミングスキル・システム開発ノウハウ・マネジメントスキルなどが身につきます。

技術力が高まれば、できる仕事の幅は広がり、結果的に企業に貢献できます。そのため、開発経験が増えることで、年収がアップするITエンジニアは多いです。

先端IT技術に携わる仕事をしている

年収の高いITエンジニアは、先端IT技術に携わっているケースが多いです。

経済産業省が発表している「我が国におけるIT人材の動向」では、ITエンジニアを次のように定義しています。

先端IT従事者・データサイエンス
・AI(人工知能)
・IoT
・ブロックチェーン
・自動運転など
先端IT非従事者・Webサイト作成
・アプリ開発
・インフラ開発
・業務システム開発
・ゲーム開発など

引用:我が国におけるIT人材の動向

ここでは、先端IT従事者は、AI・IoT・自動運転システムの開発など、最新技術を使った開発分野に従事しているITエンジニアを指します。一方、先端IT非従事者はそれ以外の開発分野に従事するITエンジニアです。

ITの先端技術に対応できるエンジニアの数は少なく、その希少価値も高いことも高収入の要因かもしれませんね。

上記のデータでも、先端IT非従事者は500~600万円、先端IT従事者は1,000~1,500万の年収割合が最も多く、先端IT非従事者とIT従事者ではおよそ倍の差があります。

先端IT分野の需要は高まっていますが、従事者の人数は足りていません。そのため、高年収での求人による引き抜き合戦が行われているのではないかと推測できます。

最新技術を使用する開発では、通常の開発に比べて高いスキルが求められます。また、開発内容も複雑化するため、開発スキル・開発経験がある優秀なITエンジニアが従事しなければいけません。

そのため、年収の高いITエンジニアは、先端分野の開発に携わっている人が多いです。

エンジニアが年収を上げる方法

エンジニアが年収を上げるには

ITエンジニアとして年収を上げるなら、下記いずれかの方法をとるのがおすすめです。

  • 開発経験を積んだうえで上流工程にキャリアアップする
  • スキルアップして先端IT従事者になる

先ほど解説したように、上流工程を担当する職種の年収は高い傾向があります。年収を上げたいのであれば、開発経験とスキルを高めたうえで、企画・設計を任される実力を身につけましょう。

また、先端IT従事者になる選択肢もあります。

AI・IoT・自動運転開発ができる人材の需要は高いため、スキルがあれば高年収が狙えます。機械学習やAI開発に加え、データベース・ネットワークなどのスキルを身につければ、最新分野でも活躍しやすいです。

とにかく、年収を上げるにはスキルアップが必須です。準備にも時間がかかるので、できるだけ早くスキル習得に向けて行動してください。

年収の高いエンジニアを目指すなら

先ほど解説したように、上流工程を担当するITエンジニアの職種に就く、または先端IT従事者になれば年収を上げるのは可能です。

ただ、これからITエンジニアを目指そうとしている人のなかには

ITエンジニアに必要なスキルを独学で身につけられるかな…

と不安な人もいますよね。

実のところ、プログラミング学習で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

プログラミング学習における挫折率の調査
プログラミング学習者の87.5%が挫折を経験したことがある
不明点やエラーが解決できずプログラミングを挫折した人が多数

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

またこうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では

  • 確実にスキルを身につけられると思ったから
  • 独学では不安がある
  • 効率よく学べそう

などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。

61%の人がプログラミングの勉強を始めるならスクールが良いと回答
確実にスキルを身につけられそうという理由でプログラミングスクールを選ぶ人が多い

調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアに必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。

上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。

いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアとして仕事ができるほどの実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。

SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
700x700_02
700x700_03
700x700_04
700x700_05
700x700_06
700x700_07
700x700_08
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
700x700_02
700x700_03
700x700_04
700x700_05
700x700_06
700x700_07
700x700_08
previous arrow
next arrow
料金月分割4.098円~
実績・累計指導実績4万5,000名以上
・受講生の学習完了率98%
・受講生の転職成功率99%

侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。

先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、初学者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミング言語を習得するのは非常に難易度が高いといえます。

しかし、侍エンジニアでは

  • 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
  • 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
  • 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ

といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアに必要なプログラミングスキルを効率的に習得可能です。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な給付金コースを提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。

公式サイトで詳細を見る

エンジニアの年収にまつわるQ&A

最後に、ITエンジニアの年収にまつわる下記2つの疑問へ回答します。

  • エンジニアが年収1000万以上を稼ぐのは可能?
  • 「エンジニアの年収は低い」といわれる理由は?

エンジニアが年収1000万以上を稼ぐのは可能?

結論、ITエンジニアとして年収1,000万円を稼ぐのは可能です。

先ほども解説したとおり、AIやIoT、ブロックチェーンなど最先端分野にかかわるITエンジニアは1,000万円以上稼いでいる人も少なくありません。

また、それ以外の先端IT非従事者であっても、大手企業に転職した場合やフリーランスに転身した場合は年収1,000万円も目指せます。

とくにフリーランスは、スキルがあれば働いた成果の分だけ稼げます。マネジメントや事務作業など、自分でやるべき仕事が増えますが、年収1,000万円を超えたいなら独立するのも1つの手でしょう。

「エンジニアの年収は低い」といわれる理由は?

ITエンジニアの年収が低いといわれる理由は、年齢や地域、雇用形態によって年収に差があるためです。

先ほども解説したように、年収は年齢・地域・雇用形態など、さまざまな要因が重なって決まります。そのため、同じITエンジニアでも高年収の人もいれば低年収の人もいるのです。

実際、ITエンジニアのなかでも大手IT企業の下請け・孫請け企業で働いている場合、年収は低い傾向があります。こうした事例をみて、ITエンジニアの年収は低いといわれることがあるのです。

しかし、ITエンジニア全体の年収が低いわけではありません。高いスキルや実務経験を詰めれば、一般的な会社員の平均年収以上の金額を稼げます。

なお、次の記事では年収の低いプログラマーがいる原因を、年収の高い人の特徴も交えて解説しているので、良ければ参考にしてください。

プログラマーの年収が低い原因や高い収入の言語を徹底調査
更新日:2024年10月31日

まとめ

今回は、独自調査をもとにITエンジニアのリアルな年収を紹介しました。

ITエンジニアの年収は、雇用形態・年齢・地域などによって差があります。しかし、全体をとおして確認すると、一般的な会社員の平均年収と比べると年収が高い傾向がありました。

また、ITエンジニアとして年収アップを目指すのであれば、上流工程を担当する職種を目指すか、先端ITエンジニアになるのがよいことがわかりましたね。

いずれも高いスキルが必要で、スキルを身につけるためには一定の学習時間も必要となります。できるだけ早く行動してください。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事を書いた人

【プロフィール】
新卒でプログラマーとして勤務し、実務経験を積んだ後、現在はフリーランスWebライターとして活動中。主に、企業のオウンドメディアやブログ記事の執筆を担当。IT・プログラミング関連の執筆が得意。2020年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、文章の読みやすさや納得感を意識しながら執筆しています。
【専門分野】
IT/プログラミング
【SNS】
X(旧:Twitter)

目次