プログラミングに才能は必要?才能がある人・ない人の特徴を解説

プログラミングに才能は必要なの?
自分にプログラミングの才能があるのか知りたい

プログラミング学習を始めるにあたって、自分にプログラミングの才能があるか気になる人もいますよね。プログラミングの才能がある人、ない人には、それぞれ共通する特徴があります。

この記事では、プログラミングに才能は必要なのか、才能がある人とはどんな人かを解説。最後まで読めば、プログラミングの才能をテストする方法もわかります。

自分にプログラミングの才能があるのか知りたい方はぜひご覧ください。

この記事の要約
  • プログラミング習得には「才能<努力/学習量」が重要
  • 探究心や根気強い人にはプログラミングの才能がある
  • プログラミングに必要な論理的思考力や課題解決力は学習で伸ばせる

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本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

プログラミングには才能が必要?

プログラミングは難しそうという印象を持っている人もいますよね。ここでは、プログラミングには才能が必要なのか、そもそもプログラミングの才能とはどのようなものなのか解説します。

そもそもプログラミングの才能とは?

プログラミングの才能について明確な定義はありませんが、一般的に「プログラミングの才能がある」と評価されやすいのは次のような方です。

  • プログラミングがスムーズに理解できる
  • 集中力がある
  • プログラミングが苦にならない

集中力などはある程度持って生まれた素質も関係します。一方でプログラミングへの理解力や知識量など、後天的に鍛えられる部分も多くあります

プログラミングに必要なのは才能より努力

プログラミングの才能があると、習得の際に有利です。しかし、才能がなければプログラミングの習得やエンジニアとして活躍することが不可能なわけではありません。

プログラミングに興味はあるものの、難しそうでなかなか挑戦できない人もいますよね。

弊社SAMURAI ENGINEERの独自アンケートによると、48%の人が「難しそう」という理由でプログラミング学習を始められないと回答しています。

プログラミングの勉強を始められない理由

調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

プログラミングを習得するためには、一般的に1000時間程度と長い学習が必要です。忙しい中で時間を割いて勉強しても、難しくて理解できないのではないか、途中で挫折してしまうのではないかと心配になってしまうのも無理はありません。

しかし、プログラミングを習得できるかどうかは、才能よりも個人の努力や学習量などが大きく関係します。

最初は難しいと思う作業内容でも、経験を積むことで徐々に慣れてうまくできるようになるのもよくあることです。今は才能がないと思っていても、継続して学習していればプログラミングを習得できる可能性もあります。

プログラミングの才能がある人の特徴8つ

プログラミングの才能があると言われる人には、共通する特徴があります。プログラミングの才能がある人の特徴は次の8つです。

  • プログラミングを楽しめる
  • 論理的思考力がある
  • 集中力がある
  • 学び続ける意欲がある
  • 探究心がある
  • ものづくりに興味がある
  • 柔軟な発想ができる
  • 粘り強くチャレンジできる

それぞれ、詳しく解説します。

特徴1:プログラミングを楽しめる

プログラミングを楽しいと思えるのは、なによりの才能です。楽しいと思えることは学習する意欲が湧きやすく、身につきやすい傾向があります。

プログラミングの画面を見ただけで「難しそう」「めんどくさそう」と感じてしまう人も少なくありません。思いどおりに学習が進んでいなくても、プログラミングを楽しいと思う気持ちがあればぜひ学習を続けてみてください。

プログラミングを楽しむためには、ゴールや目標の設定が重要です。例えば、簡単なゲームや日常的に使える便利なツールを作ることを目標とするとモチベーションが上がりやすくなります。

また、成果物を作ることで成功体験や達成感が得られ、よりプログラミングを楽しめる可能性があります。

特徴2:論理的思考力がある

論理的思考力は、プログラミングに欠かせない力です。そのため、論理的思考力がある人はプログラミングの才能があると言えます。

論理的思考力とは、筋道を立てて論理的に考える力のこと。論理的思考力があるかないかは持って生まれたものという印象があるかもしれませんが、トレーニングで伸ばすことも可能です。

論理的思考力を鍛えるには、日常的に当たり前だと思っていることに対して「なぜそうなるのか」を考えてみることです。そうすることで、さまざまなものがどのようなロジックで動いているのかわかるようになります。

また、普段違った環境で生活している人と積極的に交流するのもよい方法です。

生活している環境が異なると「常識」として共有できる部分が少ないため、論理的に説明しなければならないシーンが増え、自然にトレーニングができます。

特徴3:集中力がある

集中力がある人も、プログラミングの才能があると言えます。なぜなら、プログラミングには長い時間がかかることも多く、その間集中して作業を進めなければならないためです。

また、プログラミング学習に限ったことではありませんが、集中力があれば学習時間が短くても多くのことを身につけられます。そのため、集中力がある人はプログラミングの才能があると評価されやすいのです。

プログラミングをしているとどうしても気が散ってしまうという人は、学習中は余計なものが目に入らないように隠しておくなどすると、集中しやすくなります。

特徴4:学び続ける意欲がある

プログラミングの才能のひとつとして、学び続ける意欲も必要です。プログラミングを習得するためには長い時間の勉強が必要なため、短期集中で学習を終わらせるのでなく、じっくり学習に取り組める人の方が有利です。

また、IT業界は技術の進歩が速い業界なので、プログラマーとして就職してからも学習を続ける必要があります。そのため、学び続ける意欲があることもプログラミングの才能として重要です。

学び続ける意欲を持つためには、新しい情報に積極的に触れられる環境を作っておくのがおすすめです。例えば、技術系のニュースを更新するサイトを見ることを習慣にする、SNSで新しい情報を解説するアカウントをフォローしておくなどの方法があります。

新しい技術に触れる機会が多くなれば、興味がある技術について学んでみようという気持ちがわきやすいでしょう。

特徴5:探究心がある

探究心がある人も、プログラミングの才能があると言えます。探究心とは、物事について深く考えたり、原因を追求したりしようとする気持ちのことです。

正しい結果が返ってくるだけでなく、メンテナンスしやすい、動作が軽いなどより良いプログラムを作るためには、探究心が必要です。そのため、探究心があることはプログラミングの才能のひとつと言えるのです。

プログラミングにおける探究心を鍛えるためには、「解決したら終わり」と考えないことです。なぜエラーが出たのか、次にエラーが出ないようにするにはどうしたらよいか考えてみてください。

上記のとおり、どうしたらより良いプログラムができるか考えてみるのもおすすめです。

特徴6:ものづくりに興味がある

ものづくりに興味があるかどうかも、プログラミングの才能を左右するポイントです。

プログラミングの作業自体はパソコンの前に座って行いますし、形のあるものを作るわけではありません。しかし、もともとゼロに近い状態だったところから、必要に応じて何かを作るという点ではプログラミングもものづくりの一種です。

ものづくりの魅力としては、試行錯誤の末によいものができたときの達成感や、人の役に立っている実感などがあります。これらは、プログラミングをしていても感じられるものです。

そのため、ものづくりが好きな人はプログラミングも楽しみながら学べる可能性があります。

特徴7:柔軟な発想ができる

プログラミングには、柔軟な発想も必要です。プログラミングの際には「こんなプログラムがほしい」とイメージしたら、どうしたら思ったとおりにプログラムが動くか考える必要があります。

思ったとおりのプログラムを作る方法に正解はなく、柔軟に考えることが必要です。そのため、柔軟な発想ができることはプログラミングの才能のひとつだと言えるのです。

柔軟な発想は、トレーニングである程度身につけられます。柔軟な発想を鍛えるのにおすすめなのが「戦略思考トレーニング3」という本です。

クイズ形式でトレーニングできるだけでなく、日常でできるトレーニングの方法が掲載されています。

柔軟な発想を身につけるとプログラミングに役立つだけでなく、さまざまな問題に対しての選択肢が増える、人間関係が円滑になるなど日常生活にもメリットがあります。

特徴8:粘り強くチャレンジできる

粘り強くチャレンジできる人も、プログラミングの才能があると言えます。なぜなら、プログラミングにはエラーがつきものであるためです。

しっかり学習し、自分では間違いないと思えるプログラムを作ってもエラーが出るのはよくあることです。また、エラーの原因がなかなかわからないのも珍しいことではありません。

そんなときでも諦めず、粘り強くチャレンジできることがプログラミングの才能につながります。

プログラミングの才能がない人の特徴6つ

プログラミングの才能がある人に共通の特徴があるのと同様に、プログラミングの才能がない人にも共通の特徴があります。プログラミングの才能がない人の特徴は次の6つです。

  • パソコンが嫌い
  • 学習の継続力がない
  • 課題解決力がない
  • 論理的思考が苦手
  • 応用力や柔軟性が低い
  • 机に向かって勉強するのが苦手

それぞれ、詳しく解説します。

特徴1:パソコンが嫌い

パソコンが嫌いな人は、プログラミングの才能がないと言えます。近年ではスマホも進化しましたが、それでもスマホだけでプログラミングをするのは難しく、パソコンでの作業が欠かせません。

そのため、パソコンに触れることが嫌いだとプログラミングは難しく、才能がないと言えるでしょう。ただし、パソコンでの作業が嫌いではなく苦手なだけであれば、コツコツ勉強することでパソコン操作もプログラミングも習得できる可能性があります。

パソコンが苦手な人には次のような特徴があります。

  • タッチタイピングができない
  • 操作のたびにやり方を調べないと次に進めない
  • 専門用語が多くて解説がわからない

パソコンへの苦手意識を解消するには、操作方法をマスターするのが一番です。まずは積極的に、日常の中でパソコンに触れる時間を作ってみてください。

特徴2:学習の継続力がない

学習の継続力がない人は、プログラミングの才能がないと言えます。なぜなら、プログラミングを習得するためには、まとまった勉強時間が必要だからです。

また、一度勉強したら終わりではなく、新しい技術が出てくるたびに知識を更新する必要もあります。特に、プログラミングを仕事にするなら就職してからも勉強を続けなければいけません。

そのため、学習の継続力がない人がプログラミングを習得することや、プログラミングを仕事にすることは難しいでしょう。

学習を継続するためには、習慣にしてしまうのが一番です。例えば、プログラミング学習の時間を決めるのも、習慣化のためのひとつの方法です。

また、なんのためにプログラミング学習をしているのか、初心を思い出すことでモチベーションをキープできます。壁やよく使う手帳など、普段から目に入る場所に書いておくのもおすすめです。

特徴3: 課題解決力がない

プログラミングの才能がない人の特徴として、課題解決力がないことも挙げられます。プログラミングとは、ある課題に対してそれをどうしたら解決できるか考え、コンピューターに命令を書き込む作業です。

課題解決力がなければ、どのようにプログラムを書いたら良いか考える時点で作業が止まってしまいます。そのため、課題解決力がない人はプログラミングの才能がないと言えます。

課題解決力を鍛えるトレーニングとして一番手軽なのは、本を読むことです。「世界一やさしい右脳型問題解決の授業」など、問題解決について学べる本を探してみてください。

特徴4:論理的思考が苦手

論理的思考が苦手なことも、プログラミングの才能がない人の特徴のひとつです。人間相手に指示を出す場合、多少曖昧な部分があっても相手が察してくれますし、必要があれば質問するなど確認をしてくれます。

一方で、プログラミングはコンピューター相手に作業をするので、曖昧な指示は一切通用しません。確実に筋道を立てて指示を作成しなければならないため、論理的思考が苦手な人はプログラミングの才能がないと言えます。

論理的思考はプログラミング学習を進める中である程度鍛えられる部分でもあります。そのため、ある程度プログラミング学習を進めてみて、つまづいたときに論理的思考のトレーニングをするのもひとつの方法です。

論理的思考のトレーニングについては、「プログラミングの才能がある人の特徴」の「特徴2:論理的思考力がある」で解説しています。

特徴5:応用力や柔軟性が低い

応用力や柔軟性が低い人も、プログラミングの才能がないと言えます。なぜならプログラミングでは、今まで学習した内容やサンプルプログラムなどを応用して自分の作りたいプログラムを作ることが多くあるためです。

応用力が低いと、自分が作りたいプログラムを作るのは難しいでしょう。また、プログラムを理想に近づけるためには柔軟な発想も必要です。

応用力を伸ばすためには、他の人が作ったプログラムを観察して見るのがおすすめです。自分の知っている知識を、実際にどう応用しているのかがわかります。

また、普段使っているアプリなどを観察して、どのように組み立てればそのアプリのように動かせるか考えてみるのもよい方法です。

特徴6:机に向かって勉強するのが苦手

机に向かって勉強するのが苦手なことも、プログラミングの才能がない人の特徴のひとつです。プログラミング学習では、パソコンや机に向かって勉強する時間が長くなりがちです。

チームで何か開発する場合には人と話すこともありますが、独学では最初から最後まで1人で作業を行うことも珍しくありません。そのため、じっと座ったままで勉強するのが苦手な人は、プログラミングの才能がないと言えるでしょう。

机に向かうのが苦手ならば、意図的に休憩を挟んでストレッチするなどの方法で、作業をするのが少し楽になる可能性があります。

プログラミングの才能をテストする方法

自分にプログラミングの才能があるかどうか知るために、テストを行うのもひとつの方法です。テストを受けたからといって確実にチェックできるわけではありませんが、ひとつの目安となります。

プログラミングの才能をテストするには、次の3つのサイトを利用するのがおすすめです。いずれも無料で適性検査を受けられます。

それぞれのテスト内容は次のとおりです。

サイト名適性検査の内容
マナラボ図形や暗号に関する適性検査
エンジニアリング協会エンジニアとして直面しやすいシチュエーションでどのような選択をするか選ぶ
GEEK JOB普段の行動や考え方からプログラミングへの適性を診断

ここで紹介した適性診断サイトについては、次の記事で詳しく紹介しています。

プログラミングの適性診断サイトおすすめ3選!適した人の特徴も紹介
更新日:2024年3月30日

プログラミングの才能を伸ばすために必要な努力

才能を伸ばすために必要な努力

プログラミングの才能を伸ばすためには、論理的思考力や課題解決力、柔軟性などをみがくのがおすすめです。プログラミングの才能にはさまざまなものがありますが、上記で紹介した項目はトレーニングで伸ばしやすいためです。

また、パソコンが苦手と感じる人は、まずパソコンに慣れることから始めましょう。普段から積極的にパソコンに触れることで、苦手意識が消えていく可能性があります。

学習が続かない場合には、学習環境を整えるのもひとつの方法です。集中しやすい場所や時間帯を探すなど、さまざまな工夫をしてみてください。

才能を開花させるには正しい学習法が必要

プログラミングの才能がある人でも、それを開花させるためには正しい学習方法が必要です。また、プログラミングの才能がないと感じている人でも、サポートを受けながら学習すればプログラミングを習得できる可能性があります。

プログラミングスクールでは、ノウハウの詰まったカリキュラムで学習を進められるほか、講師への相談も可能です。学習のコツや実践で必要なスキルなどを質問でき、わからないところをすぐに解決できる点も魅力です。

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まとめ

論理的思考が得意な人や、集中力がある人はプログラミングの才能がある人だと言えます。しかし、プログラミングを習得できるかどうかは才能だけで決まるものではありません。

プログラミングを習得するには、才能よりも努力が重要です。特に、論理的思考力や柔軟性はトレーニングで伸ばしやすい部分なのでぜひチャレンジしてみてください。

この記事を参考に、自分にはプログラミングの才能があるのか、どんな部分を伸ばせばよいのか考えてみてください。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン
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