AWSに転職する方法が知りたい
AWSに転職するために必要なスキルが知りたい
AWSに入社して活躍したい人のなかには、このような疑問を持っていることでしょう。AWS株式会社への転職に関して、必要なスキルや求人活動のポイントをご紹介します!
この記事を参考に、ぜひキャリアプランを含め検討してください。
この記事の目次
AWSはどんな企業?
AWSがどんな企業か知るには、事業内容・企業理念・年間実績などを確認するとよいです。
事業内容 | ・AWSサービスをユーザーに提供する事業 ・営業/開発/カスタマーサポートなど多様な仕事がある |
企業理念 | ・地球上で最もお客様を大切にする企業であること |
年間業績 | ・※¹2021年度第1四半期決算の売上:135億ドル(約1兆5,549億円) |
※¹引用:business wire「Amazon.com Announces First Quarter Results」
AWSの事業内容は、AWSのクラウドサービスをユーザーに提供することです。営業・開発・カスタマーサポートなど多様な職種によって運営されています。
AWSではユーザーを大切にするという理念があり、ユーザーのニーズを満たせるサービスや価格設定をしているようです。
2021年度第1四半期決算の売上は135億ドルと、前年同期比で32%増となっており、成長著しいことが分かります。
事業内容や業績を考えると、かなりの優良企業といえるでしょう。
AWSの特徴
転職を検討する前に、まずはAWSの働き方や社風など、特徴を知る必要があります。ここでは、AWSの特徴を3つ紹介します。
- 働き方の自由度が高い
- 個人が成長できる環境がある
- リスクを恐れずチャレンジできる
働き方の自由度が高い
AWSは、働き方の自由度が高いです。
AWSでは、フレックスタイム制が推奨されており、出勤時間や退勤時間を自分の生活スタイルに合わせて変えられます。
仕事内容によって在宅ワークが可能な場合もあります。通勤にかかる時間を別のことに使えるため、時間を有効活用しやすいのも魅力の1つです。
また、オンラインシステムで勤務時間が管理されているため、在宅ワークでも働き過ぎるリスクを軽減できます。
仕事とプライベートの時間をしっかり分けることで、質の高い働き方ができる仕組みづくりをしているのです。
個人が成長できる環境がある
AWSには、個人が成長できる環境があります。
AWSでは、個人がチャレンジすることが推奨されており、社員自身が仕事とキャリアプランの計画をコントロールできるようになっています。
成長やスキルアップにつながる機会も設けられており、自分の意欲とチャレンジ精神があれば、しっかり成長できる環境があります。
Amazonが親会社だけあって、希望があれば他事業部門への異動や海外転勤なども可能です。刺激を受けながら、チャレンジしたい人に向いている企業といえるでしょう。
リスクを恐れずチャレンジできる
AWSでは、リスクを恐れず、チャレンジする精神が大事にされています。
新しいイノベーションを生み出すにはリスクを犯す必要があるという考え方から、失敗しても再度チャレンジできる文化があります。
日本では、新しいことにチャレンジすることをためらう企業もあります。その点、AWSは常に新しいことにチャレンジすることが、顧客の満足につながると考えているのです。
AWSの年収相場
AWSの年収情報は公式にはありませんが、企業に関する口コミサイトに参考情報があります。口コミサイトのOpenWorkによると、AWSの平均年収は次のとおりです。
- 営業:1461万円(500~2500万円)
- エンジニア・SE:1032万円(660~1700万円)
- アーキテクト:1414万円(1100~1700万円)
年収は勤続年数や役職、成果によって変わると予想されますが、外資系企業だけあって年収は高めです。求められるスキルや成果が多くなりますが、年収アップを目指すのであれば向いている企業といえるでしょう。
ちなみに、Yahooニュースによると、米Amazonでは年収最大4,000万円に引き上げられるという情報もあります。Amazon自体がエンジニアの確保のため年収を上げており、グループ会社の年収も今後上がるかもしれません。

AWSに転職する際に求められるスキル
AWSに転職するのは簡単ではないため、しっかりスキルを習得しておく必要があります。ここでは、AWSに転職する際に求められるスキルを3つ紹介します。
- AWSサービスを扱うスキル
- コミュニケーション力
- マネジメント力
AWSサービスを扱うスキル
AWSに転職するには、AWSサービスを扱うスキルが必要です。
AWSにはサーバーやネットワーク、ストレージなど多くのクラウドサービスがありますが、サービスごとの特徴を理解し扱うスキルが求められます。
それ以外にも、データベースやネットワーク、サーバーやクラウド環境に関する知識は必須で、一般的な企業に転職するより高いスキルが必要です。
一度IT企業に就職して開発経験を増やし、少しずつスキルアップしておくことで、AWSへの転職に近づくことができるでしょう。
コミュニケーション力
AWSで働くには、コミュニケーション力も必要です。
AWSの求人には開発をメインに行うエンジニア以外に、ユーザーと深くかかわるテクニカルアカウントマネージャなどの職種があります。
テクニカルアカウントマネージャは、AWSのサービスを使ってユーザーの課題を解決するための支援を行う職種で、技術的な知識を活かしたサポートが求められます。
ユーザーの希望を聞き取り、それを実現するにはコミュニケーション力が必要不可欠です。エンジニアとして開発をする場合でも、チームメンバーとコミュニケーションを円滑にとる場面はあります。
意思疎通がうまくできれば、開発を円滑に進めることができるのです。技術的なスキルを高めると同時に、コミュニケーション力も鍛える必要があるでしょう。
マネジメント力
AWSに転職するには、マネジメント力も求められます。
応募する職種にもよりますが、開発エンジニアであれば、開発プロジェクトの進捗管理をすることがあります。営業系の職種であれば、クライアントと自社内の調整をしなければいけない場面もあるでしょう。
どの職種を選んだとしても、スケジュールや人間関係を築くマネジメント力は求められます。
マネジメント力はすぐに身につくスキルではないため、転職活動を始める前に少しずつ鍛えておく必要があるでしょう。
AWSへの転職難易度

AWSに転職する難易度はかなり高いです。AWSは大手IT企業Amazonが親会社であり、世界的にも有名な外資系企業です。
求められる能力は高く、日本企業に比べても成果主義であるため、日本のエンジニアのなかでも優秀なスキルがなければ入社するのは難しいでしょう。
さらに、AWSは近年急成長を続けている企業であり、人気も非常に高いです。
給料の高さ・労働条件の良さ・福利厚生が整っていることを踏まえてもライバルは多く、未経験者が入社を目指すのは現実的ではありません。経験者であっても、日本の大手企業などで活躍できるレベルでないと難しいでしょう。
AWSでは、転職希望者の年齢や性別、学歴などにとらわれない採用方針をとっています。誰でも応募しやすい分、たくさんのライバルがいるということです。
現実的には、日本のIT企業でAWSエンジニア、もしくはインフラエンジニアとして複数年経験を積んだうえで、転職を目指すのがよいでしょう。

AWSに転職する際に役立つ資格
AWSに転職する際に役立つ資格は、AWS認定資格です。AWSに転職する場合、実務経験とは別に資格を取得しておくとアピール材料になります。
AWS認定資格は、Amazonが提供するクラウドサービスの扱い方や、専門知識があることを証明できる資格です。大きく分けると初級・中級・上級・専門の4つに分かれており、自分の専門とする開発分野に合わせて受験できます。
AWSに転職するために、AWS認定資格が必須というわけではありませんが、取得しておけば客観的にスキルを証明可能です。
AWS認定資格を取得しておけば、客観的にスキルがあることを企業に証明できます。AWS認定資格については、次の記事で詳しく解説しています。

AWSへ転職するまでの4ステップ
AWSへの転職を目指すにあたり、どのような手順で転職すればいいか分からない人もいるでしょう。ここでは、AWSに転職するまでの手順を4つのステップで紹介します。
- ステップ1:公式サイトで求人情報を確認する
- ステップ2:希望の職種に応募する
- ステップ3:面接を受ける
- ステップ4:合否が決まる
ステップ1:公式サイトで求人情報を確認する
AWSへの転職を決めたら、まずは公式サイトで求人情報を確認しましょう。
AWSの求人情報は公式サイトで確認できます。公式サイトでは職種ごとの仕事内容や、求める人材像、応募の基本条件などが記載されています。
採用プロセスや採用に関するQ&Aなども掲載されており、事前に疑問点を解消しておきましょう。
ステップ2:希望の職種に応募する
AWSでは、複数の職種で求人募集があるため、自分の希望の職種に応募しましょう。公式サイトの求人募集サイトにある、「今すぐ応募ください」のボタンから応募が可能です。
ボタンをクリックするとAmazonアカウントログイン画面が出てくるのでログインし、その先の指示に従って応募してください。
履歴書や職務経歴書など、書類選考を通過できれば面接に進めます。
ステップ3:面接を受ける
書類選考に合格すれば、次は面接が実施されます。
AWSでは面接が通常2回実施されており、オンライン面接・電話面接・対面面接のいずれかで行われます。2022年2月現在、コロナウイルスの影響もあり、すべての面接がオンラインで実施されているとのことです。
1次面接に合格すれば最終面接に進むことができ、最終面接は複数人の面接官との個別面接です。
面接で何が聞かれるかは職種によって異なりますが、過去の体験に関する質問や、技術的な知識を問う質問、ホワイトボードを使ったデモンストレーションなどが行われるとのことです。
面接の内容については、公式サイトに詳しい内容が記載されています。
ステップ4:合否が決まる
面接まで合格できれば、晴れてAWSから内定がもらえます。
AWSの転職試験では、スキルや知識、経験はもちろん、人となりやAmazonの考え方に共感できる人材かどうかもチェックされています。
AWSは人気企業であるため、内定をもらうのは簡単ではありません。目指すのであれば、面接対策・企業研究・自己分析など、しっかり行う必要があるでしょう。
AWSのスキルを最短で身につけるなら転職保証コース
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AWSは独学でも習得可能ですが、実務レベルのスキルを短期間で習得するのは簡単ではありません。転職保証コースに通えば、AWSに転職できるわけではありませんが、その前の段階としてIT企業に転職するためのスキルを身につけられます。
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まとめ
今回は、AWSへの転職方法や必要な情報について解説しました。AWSは大手企業であり、簡単に転職できる企業ではありません。
特にエンジニアとして転職する場合、日本の大手企業でも通用する開発スキルとビジネススキルが求められます。
AWSへの転職を本気で目指すのであれば、まずIT企業で開発経験を積みつつ、スキルアップをしましょう。AWSへの転職はいばらの道ですが、一度しかない人生、悔いのないようにチャレンジしてください。