Go言語を学ぶためのおすすめの本があったら知りたいな……
「プログラミングの基礎を学び、いざGo言語を学ぼうと思ったけれど、どこからやったらいいのか分からない……」と困ってしまった経験をしたことがある方は、多いのではないでしょうか?そんな時は、自分のレベル感に合わせた内容・ボリュームの学び方をするとスムーズに進みやすいです。
そこで今回は、Go言語の本を7冊ご紹介します。ご自分のレベルに合いそうなものがあれば、一度読んでみてはいかかでしょうか。
Go言語とは?
Go言語は、2009年ごろGoogleで開発されたプログラミング言語。シンプルでわかりやすい、JavaやCと同じ静的型付け言語です。詳細については別の記事でも紹介していますので、もしよろしければ一度読んでみてくださいね。

Go言語を書籍で学ぶには
ここではこれからGo言語を学ぶにあたり、本で学ぶコツやメリット・デメリットについて解説していきます。
書籍で学ぶときのコツとは
書籍で学ぶ時に大切なのは、以下の3点。
- 自分が学びたいことが載っているか
- ボリュームは適切か
- 自分のレベルに合っているか
たとえば自分が並行処理について学びたいのに、並行処理について詳しく記載されていない本を買っても仕方がないですよね?大体の本は目次が公開されていますから、もし学びたいことが定まっているのであれば目次をチェックするのがおすすめです。
しかし、学びたいことが定まっていないけど基礎知識を網羅したいという場合も良くあるでしょう。その時は、自分のレベルに合っている本を探すのがおすすめ。基礎的な事から学びたい時は、基礎から書いてくれている本を選ばないと、理解が進まず学習が止まってしまいます。
また、始めはページ数が少ない本を選びましょう。色々な知識が含まれているので厚い本はとても魅力的なのですが、全てのページを読破するのは相当な時間と根気がかかります。ある程度理解したころならいいのですが、そうでない場合は知らない単語ばかりで目が文章の上を滑ってしまうので最初だけはおすすめしません。
本で学ぶメリット・デメリット
メリット
本にはある程度の知識がまとまっています。Webで調べようと思うとまず単語を知っている必要があるため、知らない単語については調べられません。いざ調べても自分が求める情報にすぐヒットするとは限らず、結局いろいろなページを見て回る必要があったりします。
しかし、本ならある程度の知識がまとまって記載されている上に、目次を見ればどこに何がかいてあるのかがすぐに分かります。何から学んだらいいのか?何から調べたらいいのか?ということで悩んでしまった時には、本というのはとても向いているでしょう。
デメリット
本のデメリットは、情報が更新されないことです。第1版、第2版……と版数が増えるごとに内容が更新されることはありますが、その場合は新しく買わなければいけません。ほとんど同じ内容なのに、一部が変わったら買い替えるのはちょっともったいないですね。
もちろん、変わった部分だけネットで調べれば問題ありません。ただ、情報が古いままの本を読んでしまいそのことに気が付かないでいると、実際にプログラムを動かしたときに「思ったように動かない!」となってしまうことも多いので注意が必要です。
Go言語が学べるオススメ本7選
『スターティング Go言語』
この『スターティングGo言語』という本は、Goのダウンロードの仕方から、開発環境、基本構文など基礎知識を網羅しています。それだけではなく、Goの標準パッケージについても解説がついているため、なんとなくソースコードを書いてみたけど内部で何が起きてるのか知りたい時に参考にできます。
ページ数は400ページ越えなのでちょっと分厚く感じますが、標準パッケージの部分を除けば300ページ未満です。そう考えると最初に読む本としては読みやすいと言えるのではないでしょうか。
『改訂2版 基礎からわかる Go言語』
こちらの本も基礎知識が網羅されており、最初に読むのには良い本です。特に「演算子とは?」や「ループ処理とは?」といった、Go言語だけでなく開発自体が初めてという人に向けて書かれています。逆にそういった基礎知識がある人は、飛ばして読んでしまっても問題ないでしょう。
また、この本ではサンプルコードが多く掲載されています。実際にソースコードを書き始めて悩んでしまったときに見ると参考になるでしょう。
『Goプログラミング実践入門 標準ライブラリでゼロからWebアプリを作る』
こちらは、やや実践的な内容になります。この本には、Go言語でサーバーを作る方法や、Goのテンプレートエンジンの使い方、テストの書き方などが紹介されています。基礎構文などを理解した後に、より実践的な内容を学ぶのに向いているでしょう。
『プログラミング経験者がGo言語を本格的に勉強する前に読むための本』
この本では、Go言語の基本仕様を知ることができます。タイトルの通り想定読者は「何らかの開発をしたことがある人」です。逆に今まで静的型付け言語に触れた経験がある人からすると、Goの仕様だけに集中できるので良いかもしれませんね。
『改訂2版 みんなのGo言語』
Goらしい書き方とは?といった、「Goエンジニアとして働くためのノウハウ」のようなものが学べます。もちろんGo言語の書き方も色々紹介されており、標準入力(黒い画面からプログラムに渡す引数)の受け取り方や、パッケージについての紹介なども記載されています。
ただ、エンジニアとして働く上でのTIPSも多く記載されているので、技術だけではなく色々な意味で役に立つ本です。
『やさしいGo言語入門』
この本では、データ型一覧やif文などの基礎構文を学ぶことができます。それだけではなくCLI(コマンドライン)の入出力処理や、GUIアプリケーションの作り方も学べます。
GUIアプリケーションを作ってみたい!という人にはこの本が向いているかもしれません。また、総ページ数も300ページ以下となっているので、初めてGo言語を触る人にも学びやすいボリュームといえるでしょう。
『入門Goプログラミング』
こちらも、基礎構文からきちんと学べる初心者向けの技術書です。もともと著者が外国の方だからか分かりませんが、見出しが特徴的で面白いのがポイント。ただしその点に関しては賛否両論なようで、比喩が分かりにくいと感じる人からすると理解の妨げになってしまうようです。
もし比喩やジョーク的な書き方の本が好きであれば、この本が向いているかもしれません。
まとめ
今回は7冊の技術書をご紹介しました。Go言語に関する本はこのほかにもたくさん出版されています。基礎的な内容の本を読んである程度Go言語に慣れてきたら、ぜひ発展的な技術書にも目を通してみてくださいね!