働き方改革が叫ばれ、多様な働き方が可能な世の中になってきています。在宅プログラマもその働き方の一つで、単価が高い在宅ワークとして注目を集めています。
その一方
在宅プログラマ案件はどのように探せば良いの?
などの悩みを抱えている方もいるでしょう。
この記事では、これまで2万名以上のプログラマー・デザイナーを輩出してきた実績のある当社が在宅プログラマについてご紹介します。
在宅プログラマのキャリアに近づくキッカケになるかと思いますので、ぜひご一読ください。
- Ruby・Pythonは在宅プログラマーにおすすめの言語
- 求人ボックスなどには未経験から受けられる案件が掲載されている
- 在宅プログラマーには営業力やコミュニケーション能力も必要
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
在宅プログラマとは?
在宅プログラマの働き方や勤務形態、年収の相場感などをご紹介します。
さっそくみていきましょう。
在宅プログラマの働き方について
在宅プログラマとは会社ではなく自宅でプログラミングの仕事をしているプログラマのことです。
近年はさまざまな働き方が認められる時代になってきており、特定の企業に所属せず、フリーランスとして在宅で仕事をするプログラマも増えてきています。
プログラマとしてのスキルや経験があれば週2からでも働けて、自分のライフスタイルに合わせられることから人気が上がってきています。
在宅プログラマの勤務形態について
ここでは在宅プログラマをするための勤務形態についてご紹介します。
正社員
勤務形態の一つとして、正社員で雇用されながら在宅プログラマとして働く方法があります。正社員で在宅プログラマをしている方は、テレワークやリモートワークなどを駆使し在宅で働いています。
求人サイトを見ても、完全リモートで求人を募集している企業もあり、そのような求人を探し、在宅プログラマとして働いているのです。
また結婚や出産などの環境の変化によって在宅で働いている方もいるようです。
フリーランスやバイトとして働く人も少なくない
働き方の選択肢が多様化したことによって、フリーランスやバイトとして在宅プログラマをする方も増えています。
いまではクラウドソーシングサイトなどを利用することで誰でもお仕事を受託しやすく、個人でも稼げる時代になっています。
また求人サイトを見ても正社員のみならずバイトとして人材を募集する企業もあるので、気になる方は一度調べて見るのも良いでしょう。
在宅プログラマの年収の相場感って?
ここでは、気になる在宅プログラマの年収の相場についてご紹介します。
フリーランスのエンジニア・デザイナーと企業のマッチングをおこなう「PROsheet(プロシート)」が実施したアンケートによると、66%程度は年収700万円未満となっているそうです。そのうち400万未満は44.4%を占めています。
思ったより年収が少ないと感じた方もいるのではないでしょうか。フリーランスや在宅での働き方が広まってきていますが、まだまだ単価面や安定供給の面で充実していないのが現実です。
ここでご紹介した年収の相場はあくまで目安です。在宅プログラマと言ってもスキルや経験が多種多様なため一概には言えませんので、一つの参考としてみていただけると幸いです。
未経験からでも在宅プログラマになれるの?
結論から述べると、未経験からでも在宅プログラマになることは可能です。仕事が獲得できるサイトが多くあり、未経験でも採用される可能性があるためです。
しかし、未経験から在宅プログラマになるのは決して簡単ではありません。何の実績もない未経験の方に、仕事を任せたいと思わないですからね。
ただ仕事を獲得しやすくする方法はあります。以下の手順を踏むと仕事の獲得はしやすくなります。
- 1.プログラミングのスキルを習得する
- 2.IT企業に就職・転職をし実務経験を積む
- 3.独立または副業として在宅プログラマの案件を獲得する
実務経験があることで在宅での案件探しが非常に楽になりますよ。
在宅プログラマに必要なスキルは?
ここでは在宅プログラマに必要なスキルを3つご紹介します。
- 営業力
- コミュニケーション能力
- プロジェクトマネジメント能力
上記を身に付けておくことでスムーズに在宅プログラマとして働くことができます。では順にみていきましょう。
営業力
まず在宅プログラマに欠かせないスキルが営業力です。
プログラマとして働きたいのになぜ営業力が必要なのかというと、在宅プログラマは自ら営業をして仕事を獲得しないと仕事がないためです。
いくらプログラムのスキルを持ち合わせていたとしても、自分をアピールして仕事を獲得できなければプログラムのスキルも意味がありません。仕事に困らないようにするためには営業力を磨く必要があるのです。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力も、もちろん必要になってきます。
在宅プログラマと聞くと1人で黙々と仕事をしている印象をお持ちの方もいるかと思いますが、実はそうでもありません。人との関わりが少ない在宅ワークでも、企業と仕事の細かなやりとりは必要となります。
また直接顔を合わせて打ち合わせをする機会が少ないため、必然的にメールやチャットツールなどのテキストでのやりとりが多くなります。
テキストの少ない情報で相手の意図を理解する、高いコミュニケーション能力が必要になるのです。
プロジェクトマネジメント能力
在宅プログラマになると、仕事の獲得からクライアントとのやりとり、プロジェクトのスケジュール調整や管理、また成果物の納品という流れを全て自分でしなければいけません。
状況によってはクライアントとの単価やスケジュール交渉など、スムーズに仕事を進めていくためにも担当者と円滑な関係を築いていく必要があるのです。
上記のようなプロジェクトマネジメント能力は、仕事をスムーズに進めるために必要な能力です。
在宅プログラマにおすすめのプログラミング言語は?
ここでは在宅プログラマにおすすめのプログラミング言語を4つご紹介します。
- Ruby
- Python
- Swift
- Java
Ruby、Python、Swiftは在宅ワーク案件の多いサイトで募集言語として案件数が上位を占めた3つの言語です。またJavaは2019年に世界で一番人気のプログラミング言語です。
ではさっそく詳しくみていきましょう。
Ruby
Rubyは、1995年ごろに日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語です。日本人が開発したプログラミング言語のため、日本語の情報が圧倒的に多く、非常に学びやすいと言えます。
またRubyは楽しさに焦点をあて開発された言語で、学ぶ人すべてが楽しめることを目的としているため比較的楽しみながらプログラミングができます。
もちろん実用性も兼ね備えており
- Webアプリケーション開発
- Webサイト制作
- SNS開発
- API開発
- AI(人工知能)開発
- スクレイピング
など幅広い開発を手掛けることも可能です。
Python
Pythonとは、1991年にオランダ人のグイド・ヴァン・ロッサム氏によって開発されたプログラミング言語です。
文法がシンプルで読みやすく、誰が書いても同じような構文になるため初学者でも学びやすい言語と言えます。いま注目を浴びている機械学習や深層学習、ビッグデータ解析などの分野に主に使われています。
また2020年6月のTIOBE Indexによる人気のプログラミング言語を見ると、3位に選ばれるほど人気のある言語です。
Swift
Swiftは、Apple社が2014年に発表した、比較的新しいオープンソースのプログラミング言語です。SwiftはApple製品や一般的なアプリケーションの開発ができます。
いままではObject-Cと呼ばれるプログラミング言語がApple製品の開発に使われていましたが、開発を続けていく上での不便さやApple製品の開発に特化しすぎたという特徴があり、新たにSwiftが開発されたのです。
Swiftを使ってアプリ開発をするためには同じくApple社が提供する専用ツール「Xcode」を使用する必要があるため、SwiftとXcodeは合わせて学習を進めていかなければいけません。
Java
Javaはジェームズ・ゴスリン氏によって1995年にリリースされたプログラミング言語です。Javaは基本的にどんな環境でも使える言語であり、システム開発やアプリケーション開発、Androidアプリの開発と多岐に渡って使われています。
また2020年6月のTIOBE Indexによる人気のプログラミング言語を見ると、2位に選ばれています。需要も高く求人数もトップクラスのため身に付けておいて損はないプログラミング言語です。
なお、ここまで紹介した言語以外に在宅プログラマにオススメの言語について詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
在宅プログラマ求人募集サイト11選
在宅プログラマの仕事を探したい場合におすすめの求人募集サイトがあります。
在宅プログラマの仕事を探したい場合、一般的な大手の求人募集サイトよりも、在宅プログラマの求人に特化したサイトを選ぶ方が効率的でしょう。
ここでは、おすすめの在宅プログラマ仕事紹介サイトを11つご紹介します。
- Remogu(リモグ)
- PE-BANK
- パーソルテクノロジースタッフ
- レバテックフリーランス
- フォスターフリーランス
- GeekOut
- Indeed
- 求人ボックス
- クラウドテック
- フリーランススタート
- CODEAL
順にみていきましょう。
Remogu(リモグ)
Remogu(リモグ)はリモートワークエンジニアのためのジョブエージェントです。
鳥取県にあるLASSICが運営しているサービスです。地方から若い世代が出ていってしまうという課題を、リモートの案件によって解決していくことに注目しました。
もともとはフリーランスエンジニアに案件を紹介するサービスでしたが、現在はそのほかに正社員で働きたいエンジニアに求人を紹介するサービスもあり、幅広いニーズに対応しています。
全ての案件 / 求人がフルリモートであり、サービスの全てがオンライン(Web面談等)で完結するというのも、嬉しいポイントです。
→Remoguフリーランスはこちら
→Remoguキャリアはこち
PE-BANK
PE-BANKは全国各地5万件以上の案件の中からスキルや希望に合わせてぴったりの仕事を紹介してもらえるサービスです。
フリーランスエンジニアをサポートする日本最大級の企業で、マージンがとても低いという特徴を持っており、公式HPには報酬額の8〜12%と記載されています。
また、登録者の年収は800万以上となっており、スキルさえあれば効率的に稼げるエージェントであると言えます。
パーソルクロステクノロジー
パーソルクロステクノロジーは、IT・Web・機電の案件を幅広く取り扱っている派遣サービスです。
2017年1月にテンプスタッフテクノロジー株式会社が、株式会社インテリジェンスのエンジニア派遣事業を吸収合併してできたサービス(旧:インテリジェンスの派遣)です。2023年1月からは、グループ会社と合併して生まれたパーソルクロステクノロジー株式会社が運営しています。
案件保有数が豊富で、社会保険や福利厚生など正社員レベルの保障を受けられる案件ばかりです。派遣エンジニアとして働きたい場合におすすめです。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは業界で最大級のエンジニア向けの案件マッチングサービスです。
エンジニアに特化した業務委託や常駐案件に特化したマッチングを行っているサービスです。低いマージンかつエンド直請け案件を多数取り扱っているため、高額報酬が期待できます。
また、登録者の2人に1人が初めてフリーランスになる方なので、初心者にも優しいエージェントと言えます。
フォスターフリーランス
フォスターフリーランスはフリーエンジニアの業界ではエージェントです。
IT・Web業界で長年培ってきたノウハウや取引先企業との太いパイプを持ち、取扱案件数が5000件を超えています。主に正社員として3年ほど業界で経験を積んだ、若手や中堅のフリーランスITエンジニアを対象としています。
GeekOut
2024年2月時点、公式サイトが閲覧できない状態になっております。
GeekOutはエンジニア専門の転職サイトです。
転職サイトと転職アドバイザーに相談して求人を探してもらう転職エージェントの両方の強みを掛け合わせているサイトです。在宅勤務可能な案件も豊富に保有しています。
また、転職業界の大手のパソナキャリアが運営しているサービスなので求人の質も良く、他のサイトでは紹介してもらえない非公開案件も多数保有しています。
Indeed
Indeedは世界最大級の求人情報を保有している転職サイトです。
Indeedは複数の求人サイトを連携しており、Indeedから全ての求人情報を一括で検索可能なので、他の求人サイトに複数登録する必要がありません。また、圧倒的な求人数を誇っているため、エンジニア特化ではなくても十分自分にマッチする案件を選ぶことができます。
実務経験がない状態でプログラマの仕事を探している方にもおすすめです。
求人ボックス
求人ボックスは上記Indeedなどと同じく、複数の求人サイトからまとめて検索できるサイトです。
購買支援サイトなどを展開する「株式会社カカクコム」が運営している求人情報の一括検索サイトで、連携している複数のサイトが保有する求人情報などをまとめて検索することが可能です。
対象業種はIT・通信系、メーカー系など多種多様で、働き方も正社員から派遣・アルバイトまでさまざまなので、自分にマッチする仕事を探せます。
クラウドテック
クラウドテックは、フリーランス向けのキャリアサポートサービスです。
クラウドソーシングサイトとして有名や株式会社クラウドワークスが運営しています。取扱案件の33%がリモートワークで週3日、4日で働ける案件も多く、比較的自由度の高い働き方を実現できるサイトです。
登録者数は14万社と業界トップクラスの登録数です。きっとあなたが気に入る案件を見つけることができるでしょう。
フリーランススタート
フリーランススタートは、フリーランスエンジニア専用のIT求人・案件検索サイトです。
登録が非常に簡単で、複数のフリーランスエージェントにワンクリックで一括登録ができます。またフリーランスで活躍するためのお役立ち情報を紹介しており、実際にフリーランスで働く人やフリーランスに興味がある方に有益な情報を提供しています。
IT求人だけで、求人数が120,000件超えと豊富な案件から自分に合った案件を探せますよ。
CODEAL
2024年2月時点、本サービスは「Tech Direct」としてリニューアルされています。
CODEALは対等な取引ができるハイクラスの複業プラットフォームです。
フリーランス向けの求人のみならず副業の案件も取り扱っているサイトで、完全リモートで働ける案件は50%以上にのぼります。
CODEALの特徴は、高単価な案件です。一般的な求人紹介サイトは報酬の一部を紹介手数料として中抜きしておりますが、CODEALでは仲介手数料0で企業と直契約が可能です。
平均の報酬単価も3,868円と高単価でのやりとりができます。
まとめ
この記事では、未経験から在宅プログラマになるまでの方法をご紹介しました。
未経験から在宅プログラマになることは簡単ではありませんが、不可能ではありません。IT企業での実務経験があると比較的スムーズに在宅案件を獲得できますよ。
在宅プログラマの案件を取り扱っているおすすめのサイトは以下の通りです。
- Remogu
- PE-BANK
- パーソルテクノロジースタッフ
- レバテックフリーランス
- フォスターフリーランス
- GeekOut
- Indeed
- 求人ボックス
- クラウドテック
- フリーランススタート
- CODEAL
リモートワーク案件と取り扱っているサイトばかりを集めたので、あなたに合ったサイトが見つかるかと思います。ぜひ参考にしていただければと思います。