【最新版!】MySQL5.7以降のパスワード変更方法を紹介!

皆さんMySQL使ってますか?今回はユーザーのパスワードを変更する方法を紹介します。実はこの部分、MySQL5.7で大きく手が入れられた部分で、5.6とそれ以降で結構書き方が変わりました

ところが、ネット上でも古いままの情報が放置されているためバージョンを確認しないでクエリをコピペするとパスワードが変更できない!なんて状態になりかねないポイントなんです。

そこで、この記事では最新のパスワード変更方法を紹介し、最後に以前の方法を参考として掲載します。さっくりとパスワードの変更をマスターしちゃいましょう!

目次

一般ユーザーのパスワード変更方法

まずは一般ユーザーのパスワード変更からです。rootでログインしている場合、他のユーザーのパスワードを変更する権限があるため、次のクエリでMySQL内部からユーザーのパスワードを変更できます。

SET PASSWORD FOR ユーザー名@ホスト名 = ‘パスワード’;

クエリ

CREATE USER testuser;
SET PASSWORD FOR 'testuser'@'%' = 'hogehoge';

実行結果

Query OK, 0 rows affected (0.05 sec)
Query OK, 0 rows affected (0.07 sec)

実際にパスワードが設定できているかどうかはrootからログアウトし、testuserでログインし直すことで確認できます。一般ユーザーでログインしている場合、自身にパスワードの変更権限があれば、次の構文で自分のパスワードを変更することができます。

書式

SET PASSWORD = ‘パスワード’;

先に紹介したパスワードの変更からFOR ユーザー名の部分が落ちた形ですね。また、次の構文でもパスワードの変更を行うことができます。

ALTER USER ユーザー名@ホスト名 IDENTIFIED BY ‘パスワード’;

クエリ

ALTER USER 'testuser'@'%' IDENTIFIED BY 'fugafuga';

実行結果

Query OK, 0 rows affected (0.10 sec)

公式リファレンスによると、こちらの構文のほうが、アカウントの変更やパスワードの割り当てに使うには好ましいとされています。

参照:MySQL :: MySQL 8.0 Reference Manual :: 13.7.1.10 SET PASSWORD Syntax

rootのパスワード変更方法

この章ではrootのパスワードを変更する方法をみていきます。といっても、基本的には一般ユーザーの変更と構文はほとんど変わりません。以下、rootでMySQLにログインしている前提で話を進めます。

書式

SET PASSWORD = ‘パスワード’;

クエリ

SET PASSWORD = 'hogihogi';

実行結果

Query OK, 0 rows affected (0.01 sec)

要するに、前章で紹介した自分自身のパスワードを変更する方法をrootに適用しているだけ、ということです。また、ALTER USERでも同様にrootのパスワードを変更できます。

書式

ALTER USE root@localhost IDENTIFIED BY‘パスワード’;

クエリ

ALTER USER root@localhost IDENTIFIED BY 'fugifugi';

実行結果

Query OK, 0 rows affected (0.09 sec)

rootのパスワードがわからなくなるといろいろと大変なので、なるべく早くもとに戻すこともお忘れなく。

(参考)MySQL5.6以前の方法

MySQL5.6まではパスワードの変更方法が今回紹介したものと異なりました。

これから新しい環境でデータベースを構築していくぶんには上記で紹介した方法だけ覚えておけばいいですが、様々な事情で古い環境を使わざるを得ないこともあるでしょう。

そういったときのために5.6でのパスワードの変更方法を参考として掲載しておきます。

書式

SET PASSWORD FOR ユーザー名@ホスト名 = PASSWORD(‘パスワード’);

rootのパスワードを変更する際は現在の方式と同様にFOR ユーザー名を落とせばオッケーです。

書式

SET PASSWORD = PASSWORD(‘パスワード’);

他にはこんな方法もありました。

書式

UPDATE mysql.user SET password=PASSWORD(‘パスワード’) WHERE user = ‘root’;
FLUSH PRIVILEGES;

5.6以前ではPASSWORD関数というものがあり、これがパスワードの暗号化を担っていました。ですが、5.7.6の時点で非推奨となり、8.0.11で完全に削除されました。

参照:
“MySQL :: MySQL 5.7 Reference Manual :: 12.13 Encryption and Compression
Functions”

“MySQL :: MySQL 8.0 Reference Manual :: 12.13 Encryption and Compression
Functions”

5.7以降でこれらの古いコマンドをつかうと、以下のようなエラーが出てしまいます。

ERROR 1064 (42000): You have an error in your SQL syntax; check the manual that corresponds to your MySQL server version for the right syntax to use near '('hogehoge') where user = 'root'' at line 1

5.6以前から使用している方は特に引っかかりやすいポイントですので、パスワード変更が必要になったらまずはMySQLのバージョンをしっかり確認するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回はMySQLのユーザのパスワードを変更する方法をお伝えしてきました。バージョンごとに違いがあり、なかなか厄介な部分ですが、一度覚えてしまえばそこまで難しいものでもなかったはずです。

そうそう頻繁に使うものではありませんが、もし必要になったときはこの記事を見返してみてください。この記事が皆様のMySQL学習の一助となれば幸いです。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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