【Linux入門】Ubuntuのバージョンを確認する方法

Ubuntuは定期的にアップデートが行われていますが、使っていると「あれ、いまどのバージョン使ってるんだっけ?」となるときはありませんか?そこで本日は、

  • Ubuntuのバージョンを確認
  • カーネルのバージョンを確認
  • アーキテクチャのバージョンを確認

ということをわかりやすく説明していこうと思います!

目次

Ubuntuのバージョンを確認しよう

まず、現行のUbuntuで出ているバージョンは18.10となります。できるだけ最新の方がいいですが、無理して新しくする必要はありません。しかし16.04より下のバージョンを使っている方は、賞味期限がきれているのでアップデートしましょう。

それでは、バージョンの確認方法は一般的なものは2つあるので紹介していきます。

os-releaseをみよう

1つはos-releaseを見る方法で、os-releaseとはOSについての情報が色々書いてあります。具体的には、「cat /etc/os-release」のコマンドを打ち込みましょう。自分の場合ですと、

cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.1 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.1 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic

このようになり、versionは18.04.1 LTSであるとわかりますね。

issueをみよう

正直上記の方法で事足りるんですが、issueを見るという方法でも確認できるのでこちらも紹介しておきます。こちらは、「cat /etc/issue」のコマンドでissueを覗いてあげましょう。

cat /etc/issue
Ubuntu 18.04.1 LTS

まあバージョンを確認するだけでしたら、こちらの方がシンプルで良いですね。

Ubuntuのカーネルのバージョンを確認しよう

さて、Ubuntu本体のバージョンを確認しましたが、中にはカーネルのバージョンが知りたいんやという人も多いはず。自分が今どのバージョンのLinuxカーネルを使っているか気になりますよね。こちらも2種類確認方があるのでみていきましょう。

コマンドから確認しよう

カーネルのバージョンを確認するコマンドはunameで-rオプションをつけuname -rとしてあげましょう。

uname -r
4.15.0-42-generic

ここから4.15であることがわかりますね。

Ubuntuのバージョンから確認しよう

実は、カーネルのバージョンは、コマンドで調べらなくてもUbuntuのバージョンによって決まっています。特にいじったりしていなければ、以下を見れば自分がどのバージョンのカーネルを使っているかわかります。

Ubuntu18.10: Linux Kernel 4.18
Ubuntu18.04: Linux Kernel 4.15
Ubuntu17.10: Linux Kernel 4.13
Ubuntu17.04: Linux Kernel 4.10
Ubuntu16.10: Linux Kernel 4.8
Ubuntu16.04: Linux Kernel 4.4

しかしこれはあくまでもデフォルトで入っているバージョンですので、カーネルをアップデートしていたり、導入時に最新カーネルを選択した場合はもちろんこの通りではありません。コマンドがすぐ叩ける状況であれば、コマンドで確認するのが無難ですね。

Ubuntuのアーキテクチャを確認しよう

さて、最後にアーキテクチャの確認方法もみておきましょう。アーキテクチャとは、簡単にいえば、32bitなのか64bitなのかということです。こちらもコマンドが2つあるので紹介していきます。

archコマンドを使う

まずはarchというコマンドを使う方法ですね。

arch
x86_64

64bitはx86_64h、32bitはi686と表されます。なので本機は64bitということがわかりますね。

unameコマンドを使う

もう一つは先ほどと同じunameコマンドを使います。しかし今回はオプションに-aをつけてやりましょう。

uname -a
Linux kai-VirtualBox 4.15.0-42-generic #45-Ubuntu SMP Thu Nov 15 19:32:57 UTC 2018 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

今回VirtualBoxを用いているので、情報が多いですが、x86_64hから、64bitであることがわかりますね。

まとめ

いかがでしたか。今回は、Ubuntuのバージョン確認を筆頭に様々なバージョンを確認する方法を紹介してきました。

こまめに自分の使っておくバージョンを把握しておくと予期せぬバグを回避できるのでバージョン確認はいつでもできるようにしておきたいですね!それでは!

この記事を書いた人

日向徹かこよすぎか

kaikaikai8217@gmail.com

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