【Node.js入門】npmの使い方とパッケージ管理の方法まとめ!

こんにちは、ライターのマサトです!今回は、Node.jsのパッケージを便利に管理できるnpmについて基本的な知識を学習していきましょう!この記事では、

  • npmとは?
  • npmの使い方
  • npmのコマンド例
  • package.jsonについて

というように、基本的な内容から応用的な使い方に関しても解説していきます。この記事で、npmをしっかり学習して自分のスキルアップを目指しましょう!

目次

npmとは?

まずは、npmについて基本的な知識から見ていきましょう!Node.jsには、さまざまなシーンで便利に利用できるプログラムのかたまりをパッケージという単位にまとめて配布されています。

npmはこのパッケージを検索したりインストールすることや、バージョンなどを管理できる便利なツールというわけです。

例えば、Webアプリのサーバー側を簡単に構築できるフレームワーク「Express」などは、Node.jsで利用するパッケージの代表的な存在でしょう。

本記事では、npmの基本的な使い方からパッケージの管理方法まで学習できるように解説しているのでぜひ参考にしてみてください!

npmの使い方

この章では、npmの基本的な使い方を見ていきましょう!主に、npmのバージョン・更新についてとパッケージのインストール方法について学んでいきます。

npmのversion確認と最新版への更新について

まずは、npmのバージョン(version)を確認する方法と最新版への更新(update)について見ていきましょう!基本的にNode.jsを利用できるようにインストールされた環境では、自動的にnpmも使えるようになっています。

Node.jsの詳しいインストール方法については、次の記事で体系的にまとめているので参考にしてみてください!

現在の環境でnpmが使えるかどうかを確認するために、次のコマンドでバージョンを確認してみましょう!

$ npm --version

「–version」オプションを付与することで、現在インストールされているnpmのバージョン情報が出力されます。さらに、次のコマンドを実行すると最新版のnpmを利用できるようになります!

npm update -g npm

このように、npmは自分自身を最新版へ更新するのもコマンド一発なので便利ですね。

パッケージをインストールする方法

次に、基本的なパッケージのインストール方法について見ていきましょう!おそらく最も利用頻度が高いのがこのinstallコマンドで、次のように実行するとExpressのパッケージをインストールできます。

$ npm install express

コマンドとしては、「npm install パッケージ名」と記述するだけなので簡単ですね。もちろん、目的のバージョンを直接指定してインストールすることも可能です。その場合は@に続けてバージョンを次のように指定します。

$ npm install express@4.16.3

このように実行することで「4.16.3」のバージョンを指定してインストールできるわけです。ちなみに、「-g」オプションを付与することでグローバル環境にインストールすることも可能です。

$ npm install -g パッケージ名

グローバルにインストールすることで、パスを指定する必要なくコマンドを実行できるようになるわけです。

「npm」のコマンド例

この章では、一般的なnpmコマンドの例を見ていきましょう!主に、パッケージの確認・検索・削除について学んでいきます。

パッケージの確認方法

まずは、インストールされているパッケージを確認する方法から見ていきましょう!この場合はlistコマンドを利用して次のように実行します。

$ npm list

これで現在インストールされているパッケージが一覧表示されて出力されます。「-g」オプションを付与することでグローバル環境にインストールされたパッケージも一緒に出力することが可能です。

また、パッケージの最新版があるかを確認するにはoutdatedコマンドを利用します。

$ npm outdated

このようにコマンドを実行することで、現在インストールされているパッケージに最新版が存在する場合は出力されます。パッケージを最新版にアップデートするにはupdateコマンドが用意されています。

$ npm update パッケージ名

パッケージの検索方法

次に、任意のパッケージを検索する方法について見ていきましょう!パッケージの検索にはserachコマンドを使います。

$ npm search パッケージ名

searchに続けて探したいパッケージ名を文字列で指定するだけなので簡単です。また、パッケージ名は一部の文字列だけでも構いません。

例えば、expressのパッケージを探したい場合はexprでもressでもいいので実行すれば該当するパッケージが一覧表示されます。

これは、うろ覚えのパッケージを探すのにも役立ちますが、こんなパッケージあるかな?という探した方でもしっかり機能するので便利です。

パッケージの削除方法

今度は、インストールされたパッケージを削除する方法について見ていきましょう!パッケージの削除は、言い換えればアンイストールを行うための手順ということにもなります。この場合に利用するのはunもしくはuninstallコマンドです。

$ npm un パッケージ名

「un」に続けて削除したいパッケージ名を指定するだけで、すぐにアンイストールされるわけです。npmには他にも「r」「rm」などのコマンドが用意されていますが、基本的には同じ機能を持っていることになります。

「package.json」について

最後に、package.jsonについても触れておきます。これは、npmを使ってパッケージをインストールする際に、バージョンなどの情報をJSON形式で記録して依存関係をまとめたファイルになります。

別の開発環境で作業する場合や、チームで同じ環境を使って開発する際には便利なファイルというわけです。「package.json」は単なるJSONファイルなので自分でゼロから作成しても良いのですが、initコマンドを利用することで作成することも可能です。

$ npm init

対話形式で質問に答えていくだけでファイルを作成できます。npmを使ってパッケージをインストールする際に、「–save」オプションを付与することで「package.json」に必要な情報を自動的に追記できます。

$ npm install --save パッケージ名

作成したpackage.jsonファイルを別の環境で利用するには、installコマンドを実行します。

$ npm install

このように実行することで、package.jsonの内容に沿って必要なパッケージを自動インストールできるわけです。

まとめ

今回は、Node.jsで使うパッケージを効率よく管理できるnpmについて学習をしました!最後に、もう一度ポイントをおさらいしておきましょう!

  • パッケージをインストールするには「install」コマンドを利用する
  • パッケージの確認・検索・削除は、「list / search / un」をそれぞれ利用する
  • 必要なパッケージを別の環境で使う場合は「package.json」を作成する

上記内容を踏まえて、ぜひ自分でもプログラミングに取り入れて活用できるように頑張りましょう!

この記事を書いた人

フリーランスのIT系ライターを10年従事する兵庫県出身の40歳。侍ブログ編集部としては、これまで270記事以上を執筆。
30歳を過ぎてから独学でJavaScript, Node.js, Linuxを習得した経験を活かし、初心者が迷わない記事作成を意識しながらプログラミングの楽しさを知ってもらうために活動しています。趣味はキャンプと登山です。

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