【ExcelVBA入門】 日付・時刻を取得するためのNow関数の使い方とは?

こんにちは、フリーランスエンジニア兼ライターのワキザカ サンシロウです。

皆さんは、VBAで日付・時刻を取得する方法を知っていますか?

データの更新日時を書き込むケースなどで、日付・時刻はよく使いますよね。

そこで今回は、

・日付・時刻を取得する方法

といった基礎的なことから、

・Date関数・Time関数・Now関数の使い方

・Now関数 + Format関数を使った応用テクニック

といった応用的な方法まで、徹底的に解説します!

目次

VBAで日付・時刻を取得する方法とは

まず、VBAで日付・時刻を取得する方法について解説します。

おおきく分けて3つの方法があるので、それぞれ解説しますね。

Date関数:日付を取得する方法

Date関数を使えば、簡単に日付を取得することができます。

Date関数を使ったサンプルコード:

Sub Test_Date()

  Debug.Print "日付:" & Date

End Sub

実行結果:

日付:2018/10/05

このように、Date関数を使えば簡単に日付を取得することができます。

日付を使う場合は、Date型がおすすめです!

ただ、「年・月・日」など分けて取得したいときもありますよね。

Date関数の使い方・年月日の取得方法など以下で詳しく解説しているので、気になる方は見てみてくださいね!

Time関数:時刻を取得する方法

Time関数を使えば、簡単に時刻を取得することができます。

Time関数を使ったサンプルコード:

Sub Test_Time()

  Debug.Print "時刻:" & Time

End Sub

実行結果:

時刻:12:19:15

このように、Time関数を使えば簡単に日付を取得することができます。

時刻を使う場合は、Time関数がおすすめです!

ただ、「時・分・秒」など分けて取得したいときもありますよね。

Date関数関数の使い方・時分秒の取得方法など以下で詳しく解説しているので、気になる方は見てみてくださいね!

Now関数:日付 + 時刻を取得する方法

Date関数で日付・Time関数で時刻を取得できますが、日付 + 時刻をセットで取得するNow関数もあります。

Now関数を使ったサンプルコード:

Sub Test_DateTime()

  Debug.Print "日付+時刻:" & Now

End Sub

実行結果:

日付+時刻:2018/10/05 12:19:40

このように、Now関数を使えば簡単に「日付 + 時刻」を取得することができます。

「日付 + 時刻」をセットで使う場合は、Now関数がおすすめです!

Now関数 + Format関数を使った応用テクニック

ここまで日付・時刻・日付 + 時刻の取得方法を解説してきました。

ただ、ここまでの解説を読んで、次のように思った方もいるのではないでしょうか。

「用途によって使う関数が違うし、覚えるのがちょっと大変そう・・・」

そんな方におすすめなのが、「Now関数 + Format関数」を使う方法です。

「日付 + 時刻」を取得するNow関数と、フォーマットを指定するFormat関数を使えば、日付・時刻・形式によって様々な表現ができます!

「Now関数 + Format関数」を使ったサンプルコード:

Sub Test()

  Debug.Print "YYYY/MM/DD          :" & Format(Now(), "YYYY/MM/DD") & vbCrLf & _
              "YYYY-MM-DD          :" & Format(Now(), "YYYY-MM-DD") & vbCrLf & _
              "YYYY年MM月DD日       :" & Format(Now(), "YYYY年MM月DD日") & vbCrLf & _
              "MM月DD日             :" & Format(Now(), "MM月DD日") & vbCrLf & _
              "HH:MM               :" & Format(Now(), "HH:MM") & vbCrLf & _
              "HH:MM:SS            :" & Format(Now(), "HH:MM:SS") & vbCrLf & _
              "YYYY/MM/DD HH:MM:SS :" & Format(Now(), "YYYY/MM/DD HH:MM:SS")
 
End Sub

結果:

YYYY/MM/DD          :2018/10/05
YYYY-MM-DD          :2018-10-05
YYYY年MM月DD日       :2018年10月05日
MM月DD日             :10月05日
HH:MM               :12:35
HH:MM:SS            :12:35:14
YYYY/MM/DD HH:MM:SS :2018/10/05 12:35:14

「Format(Now() , 表示形式)」を指定することで、日付・時刻・日付 + 時刻どの形式でも表示できていますよね。

「Now関数で現在の情報を取得 → Format関数で表示形式を変換」の流れでやっているので2つの処理がありますが、Date関数やTime関数を使ったときと速度もほとんど変わらないので、Now関数 + Format関数だけ覚えておけばOKです!

まとめ

今回は、VBAで日付・時刻を取得する方法について解説しました。

「Now関数 + Format関数」で取得する方法を覚えておけば、応用がきくのでおすすめです。

使い方も簡単なので、ぜひ使ってみてくださいね!

この記事を書いた人

北海道出身の30歳で、フリーランスエンジニア兼テックライターとして活動中。新卒入社したメーカー系のIT企業で、システムエンジニアとして約5年勤務。

Webアプリ、業務アプリ開発において、要件定義 ~ 運用保守まで様々な経験あり。また3歳の娘がいる1児のパパで、日々娘との時間を確保するために仕事を頑張っています!
侍エンジニアでは、【誰でもわかるレベルのわかりやすさ】を意識して、記事を執筆中。

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