GitをGUIで操作できる初心者向けのクライアント3選

GitをGUIで操作できる 初心者向けクライアント3選

この記事ではGitをGUI(マウスを使った操作)で扱う環境について解説をしていきます!

Gitは基本的にはCUI(コマンドを使った操作)で操作をすることが多いのですが、GUIで操作をすることによってより直感的に操作をすることができるようになります。

 

Gitについていまいちよく分かっていない
学習コストをできるだけ抑えてGitを学びたい

といった方に向けてこの記事では、

  • GUIの基本について
  • GUIでGitを操作する意味
  • 代表的なGit向けGUIクライアントの紹介


について、解説をしていきます。

これからGitについて学習したい方や、コマンドではイメージが掴めなかった人は、ぜひこの記事を参考にしてください!

目次

GUIとは

まずはGUIとは何かについて、簡単におさらいをしておきましょう。

GUIとは「グラフィカルユーザーインターフェース」の略で、普段僕たちが使っているようなOSで提供されているインターフェースのことです。ファイルを作ったり、コピーしたり、削除したりする操作はすべてマウスを使って完結させることが出来ますね。

一方、CUIとは「キャラクターユーザーインターフェース」の略で、Windowsであればコマンドプロンプト、Macであればターミナルのような文字(キャラクター)だけで完結するようなインターフェースのことです。

ちなみにGUIで提供されている機能はほぼ全てCUIでも提供されていて、同じ操作をすることができます。Gitは基本的にはCUIで操作をする場面が多いのですが、GUIで操作をすることでより直感的に操作をすることが出来ます。

今回はGitをGUIで操作するソフトウェアについて見ていきましょう。

GUIでGitを操作する意味

CUIで提供されているGitをGUIで操作していく意味はあるのでしょうか。

先程も簡単に解説はしましたが、GUIでGitを使うとコマンドを使うよりもより視覚的に操作をすることができるようになります。これによってGitのイメージが掴みにくい初心者でも、直感的な操作が可能になり、学習しやすくなります。

またGitのGUIクライアントは初心者だけが使うものではなく、開発業務を行うプログラマも日常的に使っているものです。彼らはGitの仕組みを理解した上で、使いやすさを求めるならGUIを、動作スピードを求めるならCUIといった選び方をしているでしょう。

代表的なGit向けのGUIクライアント

それでは早速、代表的なGit向けのGUIクライアントを見ていきましょう。

Git GUI

Git GUIはGitの公式インストーラーに含まれている公式のGUIクライアントです。

WindowsとMacの両方に対応していて、無料で使うことが出来ます。日本語化にも対応していて、非常に簡潔で見やすいのが特徴です。

ただしMacOSの標準で搭載されているGitには、Git GUIはインストールされていません。

そのためGit GUIを使用するには、公式インストーラーをインストールするか、以下のコマンドを実行してインストールする必要があります。

brew install git git-gui

Git GUIを起動するには、以下のコマンドを実行します。

git gui

diffでファイルの更新された差分を表示させることもできるので、とりあえずGUIでGitを使いたいという人にはおすすめのGUIクライアントです。

Sourcetree

Sourcetreeは有名なGUIクライアントです。

こちらもWindowsとMacの両方に対応していて、無料で使うことが出来ます。日本語化もされていて、Git GUIよりも洗練された画面が特徴的です。

Git GUIのシンプルさにより見やすく視覚化された進捗状況が追加されているので本格的に開発をしてみたいといった方にはおすすめのGUIクライアントです。また、このSourcetreeにはGitを学ぶためのチュートリアルが用意されているので、初心者にも最適なGUIクライアントです。

GitKraken

https://www.gitkraken.com/

引用:GitKraken https://www.gitkraken.com/

GitKrakenは他のツールに比べて新しいGUIクライアントです。

Electronという、GitHubのAtomを開発するときに使われるクロスプラットフォームのフレームワークを使ったGUIクライアントで、WindowsとMac、さらにLinuxにも対応しています。

Git GUIやSourcetreeほどのシンプルさはありませんが、グラフィカルで良くまとまったユーザーインターフェースになっています。

ローカルのGitだけでなく、GitHubやGitLab、Bitbucketなどの連携もとても簡単に出来ます。

唯一、日本語化がされていない部分が難点ではありますが、その部分をカバーできるほどの見やすさで、筆者もこのクライアントを使っています。

まとめ

この記事ではGitのGUIクライアントの使い方と代表的なGUIクライアントについて解説をしてきました。

GitとGUIの関係についてはなんとなく理解できましたか? GUIクライアントを使って作業の効率化だけでなく、Gitそのものの仕組みについても学んでみてはいかがでしょう。

この記事を参考にGUIクライアントについて考えてみて頂けたら幸いです!

この記事を書いた人

侍エンジニア塾は「人生を変えるプログラミング学習」をコンセンプトに、過去多くのフリーランスエンジニアを輩出したプログラミングスクールです。侍テック編集部では技術系コンテンツを中心に有用な情報を発信していきます。

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