ハッカソンとは?意味や開催、参加するメリットも紹介

ハッカソンって何?
ハッカソンに参加した方がいいの?

ハッカソンは聞いた事があるけど、どんな目的をもって行われているのか知らない人も多いのではないでしょうか。ハッカソンとは、ソフトウェアに関わる人たちやアイデアを活かしてチームで新しいプロジェクトを作り上げるイベントです。

この記事では、ハッカソンへの理解が深まるような以下の内容を紹介します。

プログラミング初心者にも分かりやすい内容ですので、ハッカソンに興味のある人はぜひ最後までご覧ください。

この記事の要約
  • ハッカソンと情報交換や参加者のスキル向上を目的とした技術者向けのイベント
  • 会場ではアイデアの着想からコーディング・プレゼンまでの一連の作業を実施する
  • ハッカソンは「connpass」や「TECH PLAY」で探すのがおすすめ

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この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

ハッカソンとは

ハッカソンは、ソフトウェア開発者やプログラマー、デザイナーなどが集まり、限られた時間内で新しいソフトウェアやアプリケーションを開発するイベントです。このイベントでは、特定の課題や目標について協力し、創造的な解決策を見つけることが求められます。

ハッカソンは、アイデアの発想から実際のコーディング、テスト、プレゼンテーションまでを含む一連の作業を通して、参加者のスキル向上を目的としたイベントです。ほかにも、新しい技術やツールを学ぶ場としても知られています。

イベント終了時には、参加者が共同で開発したプロトタイプや成果物が審査され、イベントによっては賞が授与されることがあります。

ハッカソンが開催される3つの目的

ハッカソンが開催される3つの目的

ハッカソンは、企業内で開催されることが多く、従業員に参加してもらうために参加賞を用意する企業もあるほどです。では、なぜ多くの企業はハッカソンを開催するのでしょうか。

ここからは、ハッカソンが開催される主な目的を、3つにまとめて解説します。

新規事業・新商品開発のため

企業や団体は、ハッカソンを通じて新規事業や新商品の開発を実施することがあります。

さまざまな知識を持った参加者たちが一堂に会するので、いままで思いつかなかったアイデアが生まれやすいのです。ハッカソンでの目標として掲げていなかったのに、思わぬ場所で役に立つような商品が生まれるかもしれません。

新規事業や新商品開発は、1人で机に向かっているだけでは行き詰まりやすいのではないでしょうか。そのため、ハッカソンを利用して新しいアイデアを生み出そうとする企業が多いのです。

企業の垣根を超えたコミュニティ構築のため

ハッカソンは、様々なバックグラウンドや経験を持つ人々が集まる場です。そして、ハッカソンがきっかけで、その後も定期的に顔を合わせるケースも多いです。

社内で仕事をしているだけでは出会わなかった人たちに、ハッカソンを通じて出会える可能性があります。企業の垣根を超えたコミュニティは、社員のよい刺激になるでしょう。

また、ハッカソンは楽しい雰囲気のなかで行われることが多いです。参加者が自らのアイデアを試す楽しさを実感しながら作業できます。よって、モチベーションが高くなり、新しいコミュニティの形成にもつながります。

会社のPR・知名度向上のため

ハッカソンの開催は、企業がイノベーションに積極的であるとアピールできる手段として活用できます。新しいアイデアやプロジェクトを生み出すイベントの積極的な開催で、企業の技術進化に対する前向きな姿勢を強調できます。

また、ハッカソンは、参加者が作り上げたプロジェクトを発表する場でもあります。ハッカソンにはさまざまな企業が参加するため、独自かつ魅力的なプロジェクトを生み出すとメディアの注目を集めるでしょう。

優秀な成績をおさめたチームが企業内の社員の場合、雇用主にも注目が集まります。優秀な社員を育てた会社として、会社全体の知名度向上につながるでしょう。

ハッカソンが注目される理由

ハッカソンが注目される理由

ハッカソンは、ソフトウェア開発者やクリエイターたちが一堂に会し、短期間で実用的なプロダクトを生み出す挑戦的なイベントで、近年急速に注目を集めているイベントの一つです。その注目度の背後には、いくつかの理由が存在します。

ここからは、なぜハッカソンが注目を浴びているのか、その理由を2つにまとめて解説します。

オープンイノベーションが期待できる

ハッカソンは、企業内部だけでなく、外部の参加者も受け入れる場です。外部からの新しいアイデアや専門知識が導入され、企業のイノベーションの源となるでしょう。

異なるバックグラウンドの参加者が交わると、さまざまな視点が合わさり、今までにないアイデアが生まれます。ときにそのアイデアが、企業の課題解決につながることもあるのです。

また、ハッカソンは短期間でのイベントです。よって迅速なプロトタイピングが期待できます。アイデアをすばやく取り入れて、商品やプロジェクトに活かしたい場合、ハッカソンが最適といえるでしょう。

社内外でのコミュニティを構築できる

ハッカソンの参加者は、社内外問わず多くの人が対象です。そのため、社内の異なる部門やチームが結集し、共同でイベントに参加します。

普段の仕事では関わらないメンバーが交わるため、社内のコラボレーションが促進されます。従業員同士のコミュニティが形成されることもあるでしょう。

外部からの参加者との交流は、さらに新しいコミュニティを形成します。ハッカソンをきっかけに社内外で知識を共有し、コミュニティ全体でのスキル向上も期待できるでしょう。

ハッカソンの種類

ハッカソンの種類

ハッカソンと一言でいっても、種類によってイベント内容や目的が少し異なります。

ここからは、ハッカソンの主な種類を3つにまとめて紹介します。

一般ハッカソン

一般ハッカソンは、広く一般の参加者を対象としたイベントです。プログラミング初心者から経験者まで、様々なレベルの人々が参加します。

参加者は、チームを組んで新しいプロジェクトを開発し、限られた時間内に成果物を作り上げます。たとえば、アプリケーションの開発やウェブサイトの作成などです。

ハッカソンの終了時には、参加者が開発したプロジェクトやプロトタイプを審査員が評価します。優秀な成果物には、賞が与えられることもあるでしょう。

一般ハッカソンは、プログラミングスキル向上や技術的なアイデアを生み出す場として利用され、企業の課題に対する解決策を模索する場としても幅広く活用されています。

社内ハッカソン

社内ハッカソンは、企業内の従業員やメンバーを対象としたイベントです。社内の異なる部署やチームが協力し、新しいアイデアやプロジェクトを生み出します。

基本的には、会社の課題やニーズに対応するソリューションを開発することが目的です。たとえば、業務の効率化や新商品開発のためのアイデアを出し合うことがあります。

社内ハッカソンは、社内のコミュニケーションやイノベーションを促進する役割を果たします。さらに、従業員の創造性やアイデアを引き出す場としても最適です。

産学連携ハッカソン

産学連携ハッカソンは、企業や大学などの産学連携を目的としたイベントです。学生や研究者、企業のエンジニアが協力し、新しいプロジェクトや研究を進めます。

産学連携ハッカソンの目的は、実用的なアプリケーションの開発や技術開発の促進です。たとえば、新たな製品やサービスの開発、社会的課題の解決に取り組むことが目的です。

企業と学術機関が協力することで、学生や研究者の成長や産業の発展に貢献する重要な場になります。また、企業が若手人材との交流を通じて新しい視点を得られるでしょう。

ハッカソンの開催事例

ハッカソンは多くの企業で開催されています。中小企業から誰もが知っている大企業まで、幅広い企業から注目されているのです。それだけ、ハッカソンから得られるメリットに期待が高まっていることを表していますね。

ここからは、ハッカソンの開催事例を4つ紹介します。

実際に参加した人の声も紹介するので、ハッカソンのイメージをふくらませてみてください。

事例1:Hack Day (主催: Yahoo! JAPAN)

インターネット広告事業を行うYahoo! JAPANでは、日本のデジタルをテーマに「Hack Day」が設けられました。日本のデジタル化を進めるためのアイデア作品を競うイベントです。

もっとも優秀な作品には、300万円の賞金が用意されました。

2022年10月に開催されたイベントでは、「ヤバい規約」を判定するツールが優勝しました。規約の内容を送信するだけで、その規約のヤバさを判定してくれます。

審査員には、有名なメディアアーティストやデジタル庁統括官などが名を連ねています。このハッカソンで入賞すると多くのメディアに注目されるため、さまざまな媒体から参加者が集まりました。

入賞できればそれはすばらしいことですが、参加することに意味があります。上記の方は、Yahoo社員と話せたことにも価値を感じたようですね。

事例2:JPHACKS (主催:ジャパンハックス )

ジャパンハックスが開催するJPHACKSは、学生向けの日本最大級のハッキングイベントです。2014年から全国で開催されてきました。

JPHACKSでは、まず1週間の準備期間である「Learning Sprint」を経て「Hack Day」でのチーム開発が行われます。2023年からはオフラインでのハッカソンが完全復活しました。

全国複数箇所で同時開催するため、全国の会場をオンラインでつなぎながら、2日間かけてプロダクト開発を行います。最終日には学生がオフラインで集い、学生同士でコミュニケーションをとりながら作業するため、新たなコミュニティを生み出す機会として活用されました。

事例3:web3 Global Hackathon 2023AW(主催:博報堂キースリー)

博報堂キースリーが開催する「web3 Global Hackathon 2023AW」は、世界中のエンジニアを対象にしたハッカソンの祭典です。マツダ株式会社と三菱地所株式会社がそれぞれテーマを提供し、そのテーマにもとづいてエンジニアたちがアイデアを競い合います。

入賞チームには賞金が与えられるとともに、スポンサー企業から共同開発の提案や出資を受けることがあります。フリーのエンジニア以外にも、企業に所属しているエンジニアも参加可能なので、さまざまな分野から参加者が集まるのが魅力です。

このハッカソンをきっかけに、大企業とサービスの社会実装を実現できます。

事例4:NRIハッカソン2023(主催:野村総合研究所)

野村総合研究所が主催する「NPIハッカソン2023」はみんなで楽しみながらアプリ開発をするイベントです。個人参加やチーム参加の制限はなく、アプリ開発に参加したい方であればだれでも参加可能です。

2023年のテーマは「旅」で、旅行者と街をつなぐためには何が必要か、参加者からアイデアを募りました。

ハッカソンは3日間にわたって行われ、ディスカッション、開発、最後は懇談会も開催されます。アプリを1から開発することも参加者にとって価値のある時間ですが、さまざまな参加者との対話ができるのもこのハッカソンの魅力的なポイントです。

企業がハッカソンを開催する3つのメリット

企業がハッカソンを開催する3つのメリット

企業と参加者の双方にメリットがある点から、多くの企業がハッカソンを開催しています。

ここからは、ハッカソンを開催するメリットを、3つにまとめて紹介します。

メリット1:組織力や帰属意識が向上する

ハッカソンの開催は、組織力や帰属意識の向上につながります。参加者は、チームメンバーと協力しながら新しいプロジェクトを作り上げるため、チームワークの向上がはかれます。チームワークの向上は組織のパフォーマンス向上にもつながるため、組織力をあげることにも結び付くでしょう。

また、共通の目標に向かって取り組むことで、組織内のつながりや帰属意識が高まります。実際に帰属意識の高い組織では、従業員のモチベーションや満足度が向上し、生産性が向上したとの研究結果もあります。

組織力や帰属意識の向上は、企業全体に大きなメリットを与えるのです。

メリット2:オープンイノベーションにつながる

ハッカソンはオープンイノベーションの手法として注目されています。

ハッカソンには社内外から参加者が集まるため、通常業務では関わらないメンバーとのコミュニケーションが生まれます。その過程で新たなアイデアやビジネスモデルが生まれ、イノベーションを促進できるのです。

実際に、ハッカソンを通じて新規事業や新商品の開発が行われています。企業や団体は、ハッカソンを活用することで外部の知識やアイデアを取り入れ、新たなビジネスチャンスを見つけられるでしょう。

メリット3:人材育成ができる

ハッカソンは、従業員のスキルや能力を育成する場としても有効です。

参加者は、実際の問題解決に取り組むことでプログラミングスキルや問題解決能力を向上させます。自分の好きなように成果物をつくる機会は少ないので、1からプロジェクトに関わるのは大きな成長となるでしょう。

また、他の参加者との協力やアイデアの出し合いを通じて知識を共有できます。違う分野の人やレベルの高い人との交流を通して、よりスキルアップできるでしょう。

さらに、ハッカソンへの参加経験は採用活動の際に有利になります。キャリアアップやキャリアチェンジの時にも役立てられるはずです。

ハッカソンに参加する3つのメリット

ハッカソンに参加する3つのメリット

ハッカソンは企業にとってメリットの大きいイベントですが、参加する人にもいくつかのメリットがあります。スキル向上や業界での顔を広めたい方には特におすすめです。

ここからは、ハッカソンに参加するメリットを、3つにまとめて紹介します。

ゼロからシステム作りに携われる

ハッカソンへの参加により、プログラミング初心者でもゼロからシステム作りに携われます。ハッカソンでは実際の問題解決に取り組むため、自分のアイデアやスキルを試す絶好の機会です。たとえば、アプリケーションの開発やウェブサイトの作成など、実際のプロジェクトに参加することで成長できるでしょう。

最新技術に触れられる

ハッカソンは最新の技術トレンドやツールを取り入れたプロジェクトが多いため、参加者は最新技術に触れられます。新しい技術やツールの使用経験は、プログラミングスキルの向上や業務での幅を広げるために重要です。ハッカソンでは、参加者同士が情報を共有し合いながら、最新技術について学び合うことができます。

業務の幅を広げられる

ハッカソンに参加することで、業務の幅を広げることができます。ハッカソンではチームでの作業が主体となるため、他のメンバーと協力しながらプロジェクトを進める力が求められます。この経験はチームワークやコミュニケーション能力の向上につながります。また、ハッカソンでの成果物やプロジェクトの経験は、業務の幅を広げるために役立ちます。

【初心者向け】ハッカソンの参加方法

【初心者向け】ハッカソンの参加方法

ハッカソンを詳しく知ったことで、「ハッカソンに参加したい!」と思う人もいるのではないでしょうか。ハッカソンはプログラミング初心者でも参加できるので、開催されているハッカソンを調べるところから始めてはいかがでしょうか。

ここからは、ハッカソンの参加方法を解説します。具体的には、以下の流れで行います。

1.開催されるハッカソンを探す

まずは、インターネットやイベントサイト、SNSなどを活用して、近くで開催されるハッカソンを探しましょう。企業のホームページなどを見て情報を入手してもよいですが、効率よくハッカソンの情報を集めるならイベントサイトがおすすめです。

たとえば、「connpass」はイベントを開催する人とイベントに参加したい人をつなげるサービスです。登録すると、エンジニアを対象としたイベントを検索できます。

自分の友達がイベントを開催した際には、connpassを通して通知がくるなど便利な機能が満載です。気になるイベントを見逃さないので、好みのハッカソンに参加できるでしょう。

また、「TECH PLAY」はテクノロジーに関わるイベントの情報を提供するサービスです。イベントを検索できるだけでなく、お気に入り登録やブックマークが可能です。本やネットでは知りえない情報も多く掲載しているため、自分の理想のハッカソンを見つけられるでしょう。

ハッカソンの情報を自分で調べるのは大変な作業です。専門のサービスを利用し、効率よく情報を集めましょう。

2.過去の口コミを参考にイベントの雰囲気を確認する

ハッカソンに参加する前に、過去の参加者の口コミを確認しましょう。イベントの雰囲気や参加者のレベルなどを把握することで、自分に合ったハッカソンを選べます。

口コミを調べる方法は、facebookやXなどのSNSを活用するとよいでしょう。口コミサイトなどでも問題ないですが、実際に参加した人の個人アカウントで発信されている内容の方が信用性が高いです。

口コミを調べる際には、雰囲気や参加者の情報を調べることも大切ですが、当日のイベントがスムーズに行われていたかどうかも確認しましょう。どれだけよいテーマのハッカソンでも、運営スタッフが適切にサポートできていないイベントは、参加者側として取り組みづらいです。イベントの全容を知るのは難しいですが、口コミを参考にして雰囲気をつかみましょう。

3.ホームページにてイベントの詳細を確認する

参加を検討しているハッカソンのホームページを見て、イベントの詳細を確認しましょう。

まず確認すべきなのは、開催日時と会場です。企業に勤めている方は、仕事のスケジュールを確認して問題なく参加できるのかどうか確認が必要です。

そして、募集要項も必ずチェックしましょう。多くの場合は参加者に細かい規定を設けていないですが、ハッカソンによってはチーム参加限定のケースもあります。個人で参加しようとして直前で断られてしまっては時間の無駄になってしまうため、募集要項は必ず確認しましょう。

また、参加費用もチェック項目として重要なポイントです。参加費用がかかるハッカソンと参加無料のハッカソンがあります。成果物の作成過程でも少なからず費用が発生するため、自分の予算と相談して決めてください。

4.イベントサイトや主催者サイトから申し込む

イベントサイトなどを通じて好みのハッカソンを見つけたら、サイトから申し込みをしましょう。

イベントサイトから申し込みが可能な場合は、サイト内で申し込みフォームに入力します。必要事項を入力して送信すれば完了です。

ハッカソンのなかには直接主催者サイトから申し込むケースもあります。その場合は、主催者サイト内を調べて申し込みフォームに入力しましょう。

イベントサイトなどでハッカソンのお気に入り登録をしていないと、気が付いたときには申し込み期日をすぎている場合があります。そのため、好みのハッカソンを見つけたらなるべく早く申し込むとよいでしょう。

ハッカソンに参加する際の注意点

ハッカソンに参加する際の注意点

ハッカソンは、プログラミングやアイデアを活かしてチームで新しいプロジェクトを作り上げるイベントです。しかし、注意点を把握していないと、思うような成果や学びを得られないかもしれません。

そこでここからは、ハッカソンに参加する際の注意点を、3つにまとめて解説します。

注意点1:目的意識が異なるため必ずしも結果につながらない

ハッカソンは、さまざまな分野の参加者が集まりアイデアを出し合うイベントです。しかし、参加者の目的や意識は異なる場合があります。

たとえば、一部の参加者は賞金獲得を目指して参加しているかもしれません。別の参加者は、キャリアアップを目指して参加している可能性があります。

全員が同じ目的に向かっていないと、自分の納得いくような結果が得られないこともあるでしょう。注意深くチームメンバーを選び、共通の目的を持つメンバーと協力することが重要です。

参加者のなかで目的意識にばらつきがある場合は、互いにコミュニケーションを取り、目的や期待を共有するとよいでしょう。それぞれの目標を理解すると、より良い結果を得られます。

注意点2:一過性のイベントが多く、学びを得るのは難しい

ハッカソンは短期間で行われる一過性のイベントです。限られた時間内に成果物を作り上げることが必要です。一過性のイベントなので、その後のフォローアップが少ないケースもあり、多くの学びを得るのは難しいでしょう。

ハッカソンの開催中はさまざまな知識を吸収しますが、意識しなければハッカソンでのスキルを失ってしまいます。ハッカソンは他の参加者からの刺激もあるので、その時間を無駄にしないようにしましょう。

一過性のイベントでは学びの継続性が低いとされていますが、自分なりに学ぶ姿勢を持てば問題ありません。ハッカソンで出会った参加者と連絡を取ったり、新しくコミュニティをつくったりしてハッカソンでの出会いを大切にしましょう。

注意点3:参加者が限定されてしまう可能性がある

ハッカソンは参加者が限定される場合があります。特定の地域や組織、学校などの制約により、一部の人々しか参加できないハッカソンも存在するのが現実です。

参加者が限定されていると、考え方やアイデアに偏りが生まれます。そのため、新鮮なアイデアが生まれにくいでしょう。多様なバックグラウンドや経験を持つ参加者がいるほど、ハッカソンの成果は豊かになるのです。

参加者が限定されているハッカソンに参加した場合は、参加者の制限が少ないハッカソンにも参加してみましょう。自分からさまざまなタイプのハッカソンに参加すると、多くのコミュニティを生み出せます。

ハッカソンを有効活用するコツ

ハッカソンを有効活用するコツ

ハッカソンは、限られた時間内で自分の実力を表現する場です。自分の理想どおりの成果物を出すためには、計画的かつ効率よく作業することが大切です。

そこで、ここからはハッカソンを有効活用するコツを、2つにまとめて紹介します。

コツ1:キャリアアップには知識を蓄えることが大切

キャリアアップを目指す場合は、知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢が重要です。

ハッカソンでは、さまざまな分野の参加者に出会います。同じ業界の人以外にも、他企業や他業界の人と同じプロジェクトに携わることもあるでしょう。

そのような機会は、日常的には存在しません。ハッカソンでの出会いはとても貴重なのです。

キャリアアップを目的としてハッカソンに参加する方は、ハッカソンのイベント内で積極的に知識を吸収しましょう。その意識を持つだけで、知識やスキルの身につき方が変わります。

先輩のエンジニアや他業界の人に話しかけ、多くの知識を蓄えてください。

コツ2:知識を蓄えるための導入としてハッカソンを活用する

ハッカソンは、チームでの作業が主体となるイベントです。他のメンバーとの協力やアイデアの出し合いを通じて成長できます。チームワークを重視し、メンバーとのコミュニケーションを活発に行いましょう。

ハッカソンで出会ったメンバーとは、ハッカソン終了後も連絡を取ってみましょう。ハッカソンをきっかけとして、新たなコミュニティが生まれる可能性があります。

ハッカソンは、あくまでも知識を蓄えるための導入です。他企業や他業界の人と幅広くつながると、自分の知識の幅も広がるでしょう。

ハッカソンに関するよくある質問

ここまでハッカソンの内容や、ハッカソンの開催目的などを紹介してきました。ハッカソンについて詳しく知らない方も、ハッカソンへの理解が深まったのではないでしょうか。

しかし、プログラミング初心者のなかには、ハッカソンに対する疑問を抱えている人が多いです。そこでここからは、ハッカソンに関するよくある質問を紹介します。

ハッカソンへの参加経験がない方はぜひ参考にしてください。

ハッカソンは意味がないって本当?

参加目的とイベントの趣旨が異なっていたり、積極的に参加しようとしなかった人からは、「意味ない」との声が上がるケースもあり得えますが、きちんと目的と学習意欲を持って参加すれば、価値のあるイベントです。

また、実際の問題解決に取り組むことで、自分のアイデアやスキルを試す絶好の機会になります。エンジニアとして働いている人も、仕事で自由にスキルを試せないので、ハッカソンで存分にアウトプットできるでしょう。

ハッカソンはプログラミング学習の一環として積極的に参加することをおすすめします。

ハッカソンとアイデアソンとの違いはなんですか?

ハッカソンとアイデアソンは、どちらも新しいプロジェクトを作り上げるためのイベントですが、そのアプローチに違いがあります。

ハッカソンは、プロジェクトを開発し参加者で競い合うため、基本的にエンジニアがメインで参加します。一方、アイデアソンは、開発をするわけではなくアイデアの出し合いがメインなので、エンジニア以外も参加可能です。

どちらのイベントも創造性や協力のスキルを養う上で有益ですが、アプローチに違いがあります。自分の目的に応じて参加するイベントを選択しましょう。

ハッカソンに参加しなくてもプログラミングスキルを磨く方法はありますか?

もちろん、ハッカソンに参加しなくてもプログラミングスキルを磨く方法はあります。ハッカソンは一つの学習の手段であり、他にも様々な方法でプログラミングを学べます。

たとえば、オンラインのプログラミングコースを利用するとプログラミングの基礎から学べるのでおすすめです。カリキュラムが決まっているので、効率よくスキルを磨けるでしょう。

また、プロジェクトを自分で立ち上げることや、既存のプロジェクトに参加することでもスキルを磨けます。重要なのは、自分の目標や学習スタイルに合った方法を見つけることです。ハッカソンはプログラミングスキルを磨くひとつの手段なので、他の学習方法と組み合わせて活用しましょう。

まとめ

この記事では、ハッカソンの内容や開催するメリット、実際に開催された事例を紹介しました。プログラミング初心者にとってスキルを磨ける場ですが、経験者にとっても刺激の多いイベントでしょう。

この記事で紹介した「ハッカソンが注目される理由」はこの2つです。

ハッカソンではプログラミングの知識が習得できますが、まずは基礎知識を定着させることが重要です。そのために、プログラミングスクールの受講をおすすめします。

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この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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