こんにちは、フリーランスエンジニア兼ライターのワキザカ サンシロウです。
皆さんは、マクロを簡単に作る方法を知っていますか? マクロを作ってExcelの操作が自動化できれば、作業を時短することができますが、難しそうで使ったことがない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
- マクロとは?
- マクロの記録を使って簡単にマクロを作る方法
- マクロをもっと覚えていきたい方向けの情報
といった基礎的なことから、応用的な方法まで、徹底的に解説します!
マクロ・VBAとは?
まず、マクロとVBAの違いについて簡単に解説します。
マクロとは、Excelの操作をまとめて保存・実行することができるExcelの機能です。「セルの値をコピー→別のシートに貼り付け→ファイルの保存」などの操作を、「マクロ」としてひとまとめに実行することができます。
マクロを作るためのプログラミング言語が、VBAです。
- Excelの操作を保存したのがマクロ
- マクロはVBAでできている
と覚えておくだけでOKです。VBAとマクロについては以下で詳しく解説しているため、理解を深めたい方はおすすめです!


簡単にマクロを作るためのマクロの記録の使い方とは?
プログラミングをしたことがない方にとっては、VBAを書いてマクロを作ることにハードルを感じる方もいるのではないでしょうか。そんな方向けに、自動で作るためのマクロの記録機能があります。
マクロの記録を使ったマクロの作成方法
使い方は以下の通りです。
1. 開発タブから「マクロの記録」をクリック
2. マクロ名を入力してOKをクリック
3. 自動化したい操作をエクセルで操作
※今回はB2セルを選択して、コピーする操作をしました
4. 開発タブから「記録終了」をクリック
これでマクロの作成が完了です。
マクロ実行方法方法
作成したマクロは簡単に実行することができます。実行方法は以下の通りです。
1. 開発タブからマクロをクリック
2. 作成したマクロを選択して実行をクリック
実行すると先ほど保存した操作(B2セルに移動してセルをコピー)を実行することができます。
マクロの記録で作ったマクロのコード確認方法
作成後は、以下の手順でVBAのコードを確認することができます。
1. 開発タブからマクロをクリック
2. 作成したマクロを選択し、編集をクリック
上記操作でVBAのコードが表示されます。
このように簡単にコードを確認することができます。
補足:これから更にマクロ・VBAを覚えていきたい方へ
マクロの記録はとても便利かつちょっとした自動化をするときに便利なのですが、VBAを書き換えないと柔軟なマクロは作ることができません。
まったく同じ処理であればマクロの記録だけでOKですが、処理を少し変えて動かしたいケースがほとんどです。
- VBAの基礎を抑える
- マクロの記録を使った学習方法を覚える
の2点を意識して勉強すると、VBAを覚えやすいのでおすすめです。VBAの基礎については以下記事で説明しています。

基礎をある程度理解したら、実際に以下の手順でコードを書いてみると覚えが速いです!
1. マクロの記録でできたソースを見る
2. ググって意味を調べる
3. コードの意味を理解して自分で書いて動かしてみる
VBAを学ぶためにいきなり分厚い本を読んで勉強しだすと挫折してしまう方も多いです。
「一旦動くコードをマクロの記録で作る」だけでぐっと敷居が低くなるので、最初はマクロの記録でVBAを見る癖をつけるのがおすすめです!

まとめ
今回は、マクロの記録を使って簡単にマクロを作る方法について解説しました。マクロを自分で作れるようになると、普段の操作を自動化して作業時間を短縮することができます。
マクロの記録はテープレコーダーのように操作を保存して簡単にマクロが作れるので、ぜひ使ってみてくださいね!