こんにちは！エンジニアの中沢です。
Javaにはキーボードから文字を入力するための「InputStreamReader」や「Scanner」があります。標準入力を扱うことができるので上手く活用してください。
この記事では、
- 標準入力とは
- InputStreamReaderでキーボードから入力する方法
- Scannerでキーボードから入力する方法
- nextIntメソッドで数値を入力する方法
などの基本的な内容から、応用的な使い方に関しても解説していきます。
今回はこれらの方法を覚えるために、「InputStreamReader」や「Scanner」の使い方をわかりやすく解説します！
なお、Javaの記事については、こちらにまとめています。
標準入力とは
標準入力とはキーボードから文字を入力することです。標準入力を使えばキーボードから入力した文字を表示させたり、文字によってプログラムの動作を分岐させることなどができます。
キーボードからの入力はプログラムの基本になるので、ぜひ活用してください。
InputStreamReaderでキーボードから入力する方法
ここでは、InputStreamReaderでキーボードから入力した文字を読み取る方法を解説します。
キーボードから入力するには「InputStreamReaderクラス」、「BufferedReaderクラス」、「readLineメソッド」を組み合わせて使います。
次のプログラムで確認してみましょう。
import java.io.BufferedReader;
import java.io.IOException;
import java.io.InputStreamReader;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
InputStreamReader isr = new InputStreamReader(System.in);
BufferedReader br = new BufferedReader(isr);
System.out.println("キーボードから入力してください");
String str = null;
try {
str = br.readLine();
br.close();
} catch (IOException e) {
e.printStackTrace();
}
System.out.println("入力された文字は「" + str + "」です");
}
}
実行結果：
キーボードから入力してください Samurai 入力された文字は「Samurai」です
このプログラムでは、「Samurai」と入力しています。このようにして、キーボードから入力した文字を表示することができました。
Scannerでキーボードから入力する方法
ここでは、Scannerでキーボードから入力する方法を解説します。Scannerで入力を受け付け、nextメソッドで入力された文字を読み取ります。
次のプログラムで確認してみましょう。
import java.util.Scanner;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("キーボードから入力してください");
Scanner scan = new Scanner(System.in);
String str = scan.next();
System.out.println("入力された文字は「" + str + "」です");
}
}
実行結果：
キーボードから入力してください Samurai 入力された文字は「Samurai」です
このプログラムでは、「Samurai」と入力しています。このようにして、Scannerでキーボードから入力した文字を表示することができました。
nextIntメソッドで数値を入力する方法
ここでは、nextIntメソッドで数値を入力する方法を解説します。nextメソッドは入力された文字を文字列として読み込みますが、nextIntメソッドは数値として読み込みます。
次のプログラムで確認してみましょう。
import java.util.Scanner;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("キーボードから入力してください");
Scanner scan = new Scanner(System.in);
int num = scan.nextInt();
System.out.println("入力された文字は「" + num + "」です");
}
}
実行結果：
キーボードから入力してください 123 入力された文字は「123」です
このプログラムでは、「123」と入力しています。このようにして、数値として読み取り表示することができました。
まとめ
いかがでしたか？
今回は「InputStreamReader」と「Scanner」で、キーボードから入力する方法を解説しました。キーボードから入力した文字をプログラムで使用できるので、ぜひ活用してくださいね。
もし、標準入力の方法を忘れてしまったらこの記事を確認してください！
