WordPressのサイトURLや記事URLを適切に変更する方法とポイント

こんにちは! ライターのナナミです。

みなさん、サイトやブログのURLって気にしてますか?ブログページなら「blog」アバウトページなら「about」…URLでどのページなのかがわかりやすいと、何かと便利ですよね。

でもWordPressだと自由に設定できないんじゃない…?
色々調整したいけれど、どうやったらいいかわからない…

今回はそんな方必見!WordPressのURLの設定方法を解説していきます。

この記事は下記の流れで進めていきますね。

  • 【基礎】WordPressのURL 2種類の違い
  • 【基礎】どんな時にURLを調整するべき?
  • 【基礎】URLの調整方法
  • 【発展】最適なURLとは?

たかがURL、されどURL。ばっちり覚えて、ユーザーが使いやすいサイトやブログを作れるようになりましょう!

目次

サイトURLと記事URLの違いとは?

WordPressのURLは、大きく分けて3つの種類に分類されます。サイト全体の基本となるサイトURLと、固定ページのページURL、ブログの記事に付与される記事URLです。

url1

サイトURL

サイトやブログ全体のURL、ルートのURLとも言います。WordPressのTOPページにあたるページのURLですね。

【例】
http://test-wp.test/

一番基礎となる部分になります。

ページURL

WordPressでは、固定ページというものを使って、ブログ以外のページを作ることができます。

例えば、「このブログはこんな記事を書いていますよ」という説明は、記事というより一つのページとしての方が探しやすかったり見やすかったりしますよね。そんな時、固定ページで「about」というページ作ったりすることができるのです。

固定ページについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事をどうぞ!

さて、そんな固定ページに設定できるのが、ページURLです。

【例】
http://test-wp.test/about/

このURLは、サイトURLの後ろにつく部分を自由に決めることができます。例でいうところの、「about」の部分ですね。

記事URL

WordPressは、ブログ記事などを投稿するとURLが生成されますね。その生成されるURLが、記事URLです。

【例】
http://test-wp.test/blog/1

その記事だけに割り当てられた、記事を表示するためのURLになります。

なぜURLを調整するべきなのか

別にURLなんて勝手に作られるやつでいいじゃん…
とりあえずなんでもいいから入れておけばいいんじゃないかな

と思っている方もいるかもしれませんね。確かに自動生成されるURLは便利ですし、WordPressはそのあたりいい感じにやってくれるので、調整の必要はないかもしれません。

しかし、例えばブログページのTOPに「about」というURLが入っていたらどうでしょう?

url2

一部のユーザーはこう思うかもしれません。

あれ?もしかしてページ間違えてるんじゃない…?
なんか変なサイトに飛ばされたりしてないよね…?

そう、URLはユーザーがページの信憑性を判断する上で、かなり重要な情報なのです。URLはしっかり設定して、ユーザーが安心してページを見れるようにしてあげてくださいね。

サイトURLの調整方法

では、URLの設定方法を見ていきましょう!まずはサイトURLからです。

http://test-wp.test/

これをまるっと変更していきます。

ドメインを取得する

WordPressに限らず、サイトのURLというのは勝手に変えればOKというものではありません。きちんと手順を踏んで、そのURLを自分のものにする必要があります。引っ越した時に住所変更をするのと同じですね。

今回の趣旨からはちょっと外れちゃうので、取得方法の詳細は下記の記事で確認してください。
https://www.pc-master.jp/internet/domain-shutoku.html

管理画面から設定画面を開く

では、ゲットしたURLを設定していきましょう。管理画面の左サイドバーから設定を選び、設定画面を開きます。

url3

色々と入力項目が出てきますね。

サイトURLを入力し、保存する

サイトURLの設定はここにあります。

url4

現在のURLが入力されていますね。

WordPressアドレスは、WordPressの資材自体の場所を指すアドレスです。サイトアドレスが、実際に表示するためのアドレスになります。両方に新しいアドレスを入れて、保存します。

url5

これで設定は完了!新しいURLでアクセスすると、サイトが表示されます。

ページURLの調整方法

ページURLの解説でも書きましたが、ページURLは自分の好きな文字列に設定することができます。変えられるのは、下記の太赤字になっている部分です。

http://test-wp.test/about/

設定は簡単、変更したい固定ページの編集画面を開くと

url6

タイトルの下にURLが表示されていますね。変更ボタンを押すと、編集できる状態になります。

url7

これで好きなURLに変更し、保存するだけです。

記事URLの調整方法

記事URLの変更は、生成されるURLのルールの変更と記事自体のURLの変更の2つがあります。それぞれ見ていきましょう!

自動生成されるURLのルールを変更する

記事のURLは、設定されたルールに基づいて自動的に生成されます。ルールの変更は、左のサイドバーの設定内にあるパーマリンク設定で行なうことができます。

url8

下記のような画面が出るので、リストの中から選んだり、自分で組み合わせて設定します。

url9

設定できるルールは、下記のようなものです。

設定名説明
基本デフォルトの設定です。
「?p=」の後に、記事のIDがつきます。
http://test-wp.test/?p=123
日付と投稿名投稿された年月日と、投稿のタイトルで生成します。http://test-wp.test/2018/06/21/sample-post/
月と投稿名投稿された年月の投稿のタイトルで生成します。http://test-wp.test/2018/06/sample-post/
数字ベースarchivesの後に、IDがつきます。http://test-wp.test/archives/123
投稿名投稿名のみで生成します。http://test-wp.test/sample-post/
カスタム構造上記のルールなどを、自由に組み合わせて設定できます。

もっと細かい設定については、WordPressのリファレンスで確認してみてください。
WordPress Codex 日本語版 管理画面/パーマリンク設定

記事のURLを変更する

記事自体のURLは、投稿画面で設定することができます。

ただし、生成されるURLのルールに「投稿名」が含まれている時のみ有効な方法です。さらに、変えられるのは投稿名の部分だけです。それ以外は勝手に生成されちゃうのでご注意ください。

url10

設定方法自体は簡単、タイトル下に表示される部分を変更して設定しましょう。

url11

変更後、保存ボタンを押せばOKです。

どんなURLが最適?

URLの調整方法はわかったけど、結局どんなURLがいいんだろう…

という方のために、最適なURLについてまとめてみました。URLを考えるときの参考にしてみてくださいね。

ページタイトルに合わせたURLにする

「なぜURLを調整するべきなのか」で説明したように、URLはユーザーがページの信頼性を評価するときのポイントになります。ブログページなら「blog」、アバウトページなら「about」と、わかりやすいURLにするようにしましょう。

日本語は使わない

日本語が入っているURLは、環境によっては文字化けを起こしてしまいます。

【アドレスバーのURL】
http://test-wp.test/2018/06/はろーわーるど/【メモ帳などにコピペしたURL】
http://test-wp.test/2018/06/%E3%81%AF%E3%82%8D%E3%83%BC%E3%82%8F%E3%83%BC%E3%82%8B%E3%81%A9/

これではURLがわかりづらくなってしまいますね。URLは英数字で構成するようにしましょう。

記事はIDで管理

記事も内容に合わせてきちんと設定しないとダメなの?

と思った方、ご安心ください。記事については、いちいち設定するのも大変ですよね。なので、記事はIDで表示するようにしましょう。さらにその前に、ブログであることを明確にするために「blog」や「news」が入っていれば完璧です。

【例】
http://test-wp.test/blog/123/

まとめ

いかがでしたか?URLの調整、細かいことではありますが、ユーザーにとって重要な情報だと知っていただければ幸いです。ちょっと今までわかりづらいURLだったなぁと思ったら、この記事を参考にぜひ調整してみてくださいね。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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