30歳文系出身者が未経験でフリーランスエンジニアになるまでの話

こんにちわ!侍ブログ編集部の古田島です!

今回、侍エンジニアのインストラクターである大畑さんにインタビューをさせていただきました。

プログラミングに興味を持ったきっかけや、今はどんな思いでエンジニアとして働いているのかについて伺いました。

PROFILE 大畑 直幸(おおはた なおゆき)
30歳、東京出身。SES、受託、自社サービスの会社でWEB開発を経験し、現在は、常駐案件、リモートワーク案件、など業務を複数掛け持ち、フリーランスのエンジニアとして活躍している。
【エンジニア歴】 5年

時間や場所にとらわれない働き方ができる職業って?

ーー大畑さん、本日はよろしくお願いいたします!
早速ですが、大畑さんがプログラミングに興味を持ったきっかけは何だったんですか?

大畑 大学時代は文系の学部で文化研究をしながら、高校から続けていたヒップホップダンスをやっていました。

大学の卒業まで6年もかかりました。結構遊んでしまって…(笑)
海外が好きだったので、在学中は1年間オーストラリアに語学留学に行きました。

そこで色々と経験する中、今後の人生や仕事について考えていました。きな場所で転々と移動しながら働く手段はないかと考えたんです。

初めてエンジニアに漠然と興味を持ったのはそういったことを考えていた時です。エンジニアだったら自分の思い描いたような人生が送れるんじゃないかと思い、色々調べてみたら今後も需要が多い職種だということが分かりました。

また、将来海外で働きたいと考えていたので、エンジニアという職種は割と就労ビザが取りやすいことを知って「これはエンジニアになるしかない」と思って、就活をはじめました。

「エンジニアとして働きたいです」と就活していましたが、何しろ何も作ったことないですし、プログラムも書けないんで、全く相手にされなかったという感じです。今考えると、かなりの無茶ぶりですね(笑)

大畑さん5

ーーそうだったんですね。エンジニアになるためにどこかスクールは通ったんですか?

大畑 Facebookで見つけたプログラミングスクールに通いつつ、それでも物足りなかったので、お金をもらいながら勉強できるハローワークの職業訓練校に半年間通っていました。

そこで基礎的なプログラミングの部分を勉強し、知り合いのつてでIT系の会社に入社することができたんです。

未経験でしたが、いきなり現場に入って、プログラムを書くことができたので、働きながら本格的に学んでいきました。

ーーその会社で実務的なスキルをつけられて、現在のようにフリーランスでお仕事するまでの経緯を教えてください。

大畑 その会社には2年半もいなかったのですが、SES(※1)と受託の業務も少しずつしていました。そこはPHPやJavaのエンジニアが多かったんですよ。

でもRubyをかけるエンジニアがいなかったんです。自分としてはRubyが好きだったので、他の会社への転職を考えていたところ、たまたまその会社からスタートアップ系のRubyの受託会社をしている人からオファーを頂き、転職しました。

小さい会社でRubyをゼロから学べたのはとても良い経験と自分のスキルアップになりました。

それから、もうちょっと普通の会社で自社サービスにをやってみたいという思うようになり様々なサービスを運用している事業会社に転職し、1年ほど働きました。

ある程度力がついてきたので、自分でもっと幅広く色々なことやってみたいなと思うようになりました。

その後、去年からフリーランスとして活動し始め、今に至ります。

SES(※1):ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用においての委託契約の一種。特定の業務に対し技術者の労働を提供する。

大畑さん3

ーー何か会社員時代と比べて、フリーランスになってから変わったことはありますか?

大畑 週5で会社に常駐する形なので、働き方自体は特に変わらないですね。

ただ、それ以外に個人事業主という立場で色々な仕事もやりやすくなりました。
副業しても誰に怒られるってわけでもないし(笑)

ーー収入自体はどうなりましたか。

大畑 そうですね。収入自体は会社員時代の2倍以上になっているかと思います。

ーーえー!すごい。そしたら、転々としながら仕事をするライフスタイルに近づいている感じかね?

大畑 全て叶ってるというわけじゃないけど、理想には近づいていると思います。

リモートワークの案件をやっている間だったら、そういうワークスタイルもいいですよね。今後、まずは常駐案件に慣れて、今の実力が実務でしっかりと力を発揮できるかを試しつつ、徐々にリモート案件をこなしていこうと思っていたんです。

そんな時、侍エンジニアの菅谷さん、松崎さんが侍エンジニアのインストラクターやらないかってお声がけもらったのが、侍エンジニアでインストラクターをするきっかけだったんですよ!

学生の頃からプログラム書いてた訳でもないし、ほぼ未経験で就職できなかったので、どうにかしようと独学でプログラミングを勉強してたタイプでした。自分のように悩んでいる人を助けることができればという思いでインストラクターをやっています。

ーーレッスンではどんな言語を教えているんですか?

大畑 JavaScriptとRubyがメインですね。たまにPHPとかも教えていますけど、やっぱりプログラミング言語には共通点があるので、少し書き方は違うんですけど、仕組みはほとんど同じなんです。

教える時には、言語の特徴など、これから学習することの細かいことまで伝えられるようにしています。

例えば、一番初心者が取り組みやすいのがRubyですが、Rubyのコミュニティの特性で、ライブラリという機能が充実していて、細かいことを気にしないで開発に集中しやすい、などです。

大畑さん2

ーー生徒さんのモチベーションを保つうえで何か工夫していることはありますか。

大畑 生徒さんが気持ち的につらいと思うことを拾うことですね。

まず、「何をやったらいいのかわからない状態」というのが、生徒さんにとって一番つらいことだと感じています。

自分が学んでいた時も、モヤモヤ感を抱いてしまうことは多くありました。

例えば、「この課題を投げても無理だろう」っていうのは自分からも投げないようにしています。

毎週のコードレビュー含め、一週間ならその期間に全部できなくても段階的に進められるような形のレベル感で課題を出すようにしています。

いったん課題を出してできなさそうだと思ったら、その時点で声かけて下さいと伝えています。都度、課題は更新するようにしないと成果からずれるので。

「ゲーミフィケーション(※2)」って言葉、数年前に流行ったと思うのですが、ソーシャルゲームとかも簡単なものをクリアしていくうちに面白さがわかってくることと、同じ感覚でプログラミングにはまっていくといいですね。

いきなりラスボス倒せって言っても無理なので、まずはスライムからみたいな(笑)

ゲーミフィケーション(※2):ゲームの要素や特徴を他の分野で活かすこと

ゲーム感覚でこなしていくことがプログラミング上達のコツ

ーースライムから倒していって、自然に力がついて、ラスボス倒せるぐらいの能力がついてるって状態って理想ですね(笑) 自分がアウトプットすることによって、今の仕事とかに生かされたことはありますか。

大畑 いざ教えようってなったときに、基礎的な部分を自分が説明できるほど理解していなかったというのは普通にあります。

そこに気が付いて改めて勉強し直すことで、改めて基礎力が付いたと感じています。特に簡潔に説明する力です。

例えば業務するうえで、エンジニア以外の職種の方とも関わる時でもうまく説明できるようにポイントを簡潔に伝えられる能力が身につくと思います。

ーー実際、生徒さんとのエピソードで、心に残っていることなどありますか?

大畑 1番嬉しかったのは、ある卒業生で、就活用のポートフォリオ作りのお手伝いをしていて、ポートフォリオ自体をアプリにしちゃったんです。

そのアプリが面接でも評判がよくて、何社か最終面接まで行ったそうです。感謝された時は嬉しかったですね。

大畑さん4

ーー数あるオンラインプログラミングスクールのなかで侍エンジニアの強みは何だと思いますか。

大畑 やはりマンツーマンレッスンですかね。

ちょっとシャイな方でも取り組めるのかなって。あと、カリキュラムがその人にあった形で柔軟にあわせられるっていうのがマンツーマンレッスンの強みだと思うんです。

それ以外に質問し放題っていう制度がすごいなと思ってまして、ちょっとでも困ったら質問できるので、遠慮せずどんどん使っていただいたほうがいいですね。是非使い倒して欲しいです!

本当に生徒さんにとっては学びやすい環境だと思います。

例えばクラス形式だとその場でしか聞くことはできませんが、Skypeレッスンが終わって自習している時でも詰まったところを聞いたりできますし。

オンラインの強みは、わざわざ近くにスクールがない人でもいつでも参加できるっていうのが一番いいですよね。地方の方とか。

あとはカリキュラムをオーダーメイドでできるので、私の場合は結構カリキュラムを途中で更新することがあります。

教える生徒さんがやりたいっていうものをなるべくメインにして、より実践的に自分の経験から実際に働くってなった時にこういう技術だったり知識が求められたりするだろうな、というのをお伝えするスタンスです。

なんでもそうですけど、勉強するのは生徒さん次第なので、生徒さんが手を動かして自分自身でやっていただかないと身につかないものだと思っています。
言い方が厳しい話ですが、ふわっとした状態で臨まれると、なかなかプラグラミングスキルは伸びないのかなって思います。

気合と根性は大前提ですが、それより一番大事なのは勇気かなと思います。生徒さん自身が覚悟決めて、エンジニアとして活躍するために、何をやればいいのかというポジティブな気持ちを持っていると、聞きづらいことも成長のためだと思って質問しやすくなりますし。

少し勇気を出してトライしてみる、やってみようという気持ちがあるかないかが結構大事なのかなと思います。

文系出身や未経験者でも目指せるエンジニア

ーー最後に、エンジニアとしてのキャリアに興味がある方や受講を考えている方へメッセージをお願いします!

大畑 未経験でも、継続的に勉強していけばちゃんとエンジニアとして働いていくこともできます。日々新しい技術が出てくるので、キャッチアップも仕事のうちの一つになります。

変なプライドとか捨てて気持ちを若くして、なんでも収集していくんだっていうような気持ちで取り組んでいただければ、どんな方でもやっていけるのかなと思いますね。もっと気軽な気持ちでプログラミング学習に取り組んでいただけたらなと思っています。

エンジニアは、自分が何かしたいなと思ったときにサクッとプロトタイプを作れるので、
何かやりたいなと思ったらすぐWebサービスを作ることだってできるんです。起業やフリーランスを志している人には、プログラミングスキルがあった方が良いと思いますね。

普段の生活でもwebと関わる機会は増えていますので、バリバリのエンジニアにならなくてもプログラミングは何かと役に立ちます何か面白いことしたいけど、何をすればいいのかとわからないという方にもプログラミング学習はオススメです。

少しでも気になった方は、気軽な気持ちで体験レッスンでチャレンジしてみてもいいと思います。

ーー大畑さん、ありがとうございました!

大畑さん6

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