【Java入門】toUpperCase、toLowerCaseで大文字と小文字を変換する

2024年3月1日

中沢丈

こんにちは！エンジニアの中沢です。

Javaには文字列の大文字と小文字を変換するための「toUpperCaseメソッド」と「toLowerCaseメソッド」があります。

これらのメソッドをうまく使えば、初めの1文字(頭文字)だけを大文字にすることもできるので上手く活用してください。

この記事では、

・toUpperCase、toLowerCaseとは
・toUpperCaseメソッドの使い方
・toLowerCaseメソッドの使い方

という基本的な内容から、

・初めの1文字(頭文字)だけを大文字にする方法

などの応用的な使い方に関しても解説していきます。

今回はこれらの方法を覚えるために、「toUpperCaseメソッド」と「toLowerCaseメソッド」の使い方をわかりやすく解説します！

なお、Javaの記事については、こちらにまとめています。

toUpperCase、toLowerCaseとは

toUpperCaseメソッドは、小文字を大文字に変換するときに使います。

同様に、toLowerCaseメソッドは大文字を小文字に変換するときに使います。

これらのメソッドを使うことで、大文字と小文字を無視して文字列を比較することができます。

また、初めの1文字だけを大文字にすることもできます。

toUpperCaseメソッドで小文字を大文字に変換

ここでは、toUpperCaseメソッドで小文字を大文字に変換する方法を解説します。

toUpperCaseメソッドは呼び出し元の文字列を小文字に変換して戻り値として返します。

次のプログラムで確認してみましょう。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {

        String str = "SamuraiEngineerJuku";

        System.out.println(str.toUpperCase());
    }
}

実行結果：

SAMURAIENGINEERJUKU

このようにtoUpperCaseメソッドを使って、文字列を大文字に変換することができました。

toLowerCaseメソッドで大文字を小文字に変換

ここでは、toLowerCaseメソッドで大文字を小文字に変換する方法を解説します。

toLowerCaseメソッドは呼び出し元の文字列を大文字に変換して戻り値として返します。

次のプログラムで確認してみましょう。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {

        String str = "SamuraiEngineerJuku";

        System.out.println(str.toLowerCase());
    }
}

実行結果：

samuraiengineerjuku

このようにtoLowerCaseメソッドを使って、文字列を小文字に変換することができました。

初めの1文字(頭文字)だけを大文字にする方法

ここでは、初めの1文字(頭文字)だけを大文字にする方法を解説します。

英語の表記では、「Samurai」のように初めの1文字だけ大文字にして、それ以外の文字を小文字にしたい場合があります。

初めの1文字だけ大文字にするには、文字列を抜き出す「substringメソッド」を使います。

次のプログラムでは、substringメソッドで初めの1文字だけを抜き出して大文字に変換した後に、2文字目以降を抜き出して小文字に変換しています。

初めの1文字(頭文字)だけを大文字にする方法を次のプログラムで確認してみましょう。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {

        String str = "SamuraiEngineerJuku";
        str = str.substring(0, 1).toUpperCase() + str.substring(1).toLowerCase();

        System.out.println(str);
    }
}

実行結果：