元営業職・20代男性が未経験からプログラミング学習！SES企業の採用担当を経て社長へ昇格した軌跡

このような悩みの答えになるような経験をされ、未経験から半年でフロントエンドの基礎を習得した、田所さんにインタビューを行いました！

田所さんのスクール体験談などさまざまな内容を伺ったので、これからプログラミングを学んで転職やスキルアップを目指したいという人は、ぜひ参考にしてください。

選んだコース（受講期間）	オーダーメイドコース（24週間）
学んだ言語/フレームワーク	HTML/CSS、JavaScript、PHP、SQL
受講期間中に学んだこと	・フロントエンド基礎習得 ・Webアプリ開発

なお、未経験から半年でフロントエンドの基礎を習得するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているのでぜひご覧ください。

「必要とされる存在になりたい」営業職からエンジニアの世界へ

ーーープログラミングを学ぼうと思ったきっかけは何でしたか？

田所：大学卒業後、地方で営業職をしていました。当時、「プログラミングを学んで市場価値をあげよう！」という内容の広告やYouTubeをよく目にしました。

最初はIT業界に興味はなかったのですが、「自分が使っているアプリやサービスはITエンジニアが作っているんだ」と実感し、自分もプログラミングができるようになれば、「人から必要とされる存在になる」「自分の価値が上がる」と思ったことが、プログラミングに触れたきっかけです。

ーーー最初は独学してみましたか？

田所：いえ、スクールに入りました。

自分でどう学習していいのかわからなかったですし、スクールの存在を知ったので、とりあえず話を聞いてみようと思い、無料カウンセリングを受けたことを覚えています。

ーーー侍エンジニアを選んだ理由は何ですか？

田所：プログラミングスクールは2〜3社くらい検討していましたが、カウンセリングのスケジュールを早く組んでくださったのが侍エンジニアでした。

コンサルタントがとても親身に話を聞いてくれて、「今後どうしていきたいのか」「市場の状況」などを深く教えてくれ、安心感があったことが決め手です。

ーーー無料カウンセリングで印象に残っていることはありますか？

田所：IT業界を全く知らなかったので、「今のIT業界がどうなっているのか」を解きほぐして教えてもらったことが印象的でした。

また、ITキャリアについて相談した際、「市場が右肩上がりで伸びていて、まだ人材も不足している。だから今スキルを身につけることが将来の自分にとって有利になる」と教えてもらいました。

カリキュラムやエンジニアになるまでの流れも丁寧に説明してもらい、わかりやすく腑に落ちました。

ーーー受講料はどのように捉えていましたか？

田所：最初は「高いな」と思いました。でも、半年・1年などいくつかのプランがある中で、自分が納得できたポイントが2つあります。１つは現役エンジニアに教えてもらえる安心感。もう１つは半年間である程度フロントエンドの知識を網羅できることです。

また、料金の支払い方法も複数あり、柔軟に選べたので、そこで折り合いをつけて受講を決めました。

“1日30分”から始めた継続のコツ！挫折しない学習習慣

ーーースクールで学んで良かったことは何ですか？

田所：週に1回、40分〜1時間ほどインストラクターと話す時間があり、自分で学んでいて詰まったところを直接聞けたことが大きかったです。

当時はChatGPTなどもなかったので、エラーの原因を特定できるサイトの存在も知りませんでしたが、それも教えていただいて、解決スピードが格段に上がりました。

ーーー勉強する中でつまずいた点は何かありましたか？

田所：最初の「LPを作りましょう」という課題で、いきなりつまずきました。思ったように動かず、もどかしさを感じましたね。

インストラクターにチャットで相談したところ、コードを見て「ここが間違ってるよ」とすぐに教えてくました。チャットで気軽に聞ける環境があったので、とても安心感がありました。

ーーー学習のモチベーションはどのようにして維持しましたか？

田所：最初から「1日何時間！」と意気込むと続かないので、「1日30分だけでも机に座る」ことを意識していました。

営業職だったので、普段じっと座ることに慣れていなかったのですが、帰宅後に30分だけでも教材に向き合うようにして、コツコツ積み重ねました。

ーーー担当のインストラクターはどのような人でしたか？

田所：ベテランのエンジニアの方で、フロントエンドもバックエンドも対応できる方でした。おそらく上流工程の経験もある方で、非常に頼りになりました。

私が受けたコースは基礎的な内容でしたが、「現場で求められるレベルはこのくらい」というリアルな基準を教えていただいたことが印象的でした。

ーーーレッスンで印象に残っているエピソードはありますか？

田所：カリキュラム通り進めながらも、常に「今どこでつまずいているか」を確認しながら進めてくれたことが印象的でした。

HTMLから始まり、PHP、Javaと進んでいく中で、毎回しっかり土台ができているか確認しながら進めていただいたので、安心して学ぶことができました。

「自分らしさ」と「学びの証明」を込めて作成！ポートフォリオ作成の裏側

ーーーポートフォリオはどんなものを作りましたか？

田所：海が私好きなので、海を背景に「自分史を見せる」ことをテーマに作りました。

覚えるのが得意な方ではなかったので、提出ギリギリになってしまいましたが、「エンジニアになったときに使えるものを作りたい」という思いで取り組みました。

ーーーアイデア出しはどのように行いましたか？

田所：載せたいことを箇条書きにして、そこから自由に発想を広げていきました。「これまで学んできたことが伝わる」「PHPやJavaを学んだことがわかる」ことを意識してポートフォリオに落とし込みました。

ーーー専属マンツーマン指導を受けて良かった点は何でしたか？

田所：専属のインストラクターがついてくださったことで、レスポンスが早く、常に同じ方に見てもらえる安心感がありました。半年間変わらず担当していただき、自分の性格や学習タイプに合わせて指導してもらえたことは非常にありがたかったです。

社長就任までの道のり！ご縁と勢いがつないだITキャリア

ーーー転職活動のタイミングと企業選びの軸について教えてください。

田所：受講中は転職活動はせず、当時は地方にいたので、「上京してエンジニアになるか」「ITスキルを活かして営業を続けるか」の2択で悩んだ結果、一度営業職を継続しました。

その後、ご縁があって今のキャリアにつながっています。

ーーー転職するきっかけは何でしたか？

田所：受講後も2年間は営業職を続けていて、広告営業やマーケティング営業をしていました。そのとき、たまたまデジタルマーケを手がける企業の社長と出会い、「SES事業を立ち上げているから一緒にやらないか」と声をかけてもらったんです。その場で決めてジョインを決めました。

正直、SESやIT開発の詳細はよくわからなかったのですが、「これはIT業界だ！」と感じたことと、侍エンジニアで学んだ経験が活かせると直感しました。

ーーー転職後、社長就任に至った経緯を教えてください。

田所：「株式会社SEcond」は、社員40人全員がエンジニアという企業です。私が入社した頃は15名ほどで、3期目のスタートアップでした。

採用担当として企業の顔になることも多く、「だったら代表としてやってみよう」とオーナーと話し合い、社長に就任しました。

2025年4月から本格的に代表として活動していますが、正直、勢いも大きかったと思います。

「誰と働くか」を大切に！スピード感を持って早く踏み出すことが重要

ーーープログラミングを学んで、生活面で変化を感じることはありますか？

田所：エンジニアの魅力と大変さの両方を理解できたことが大きいです。

以前はIT業界に全く興味がなかったのですが、プログラミングを通じて「なぜIT人材が求められているのか」「分野によって向き不向きがあること」などを実感できました。

今では、エンジニアと話すときも相手の視点を意識してコミュニケーションできるようになりました。

ーーープログラミング学習は他職種でも役立つと思いますか？

田所：転職と学習は別物だと思いますが、学んでおくことにデメリットはないと思います。

システムは「決められた通りに動かないとエラーになる」というルールの世界なので、手を動かして学ぶことで、営業職などにも活かせる場面が多いと思います。

他部署との連携でも「エンジニア経験がある営業」と「ない営業」ではコミュニケーションの質が違うので、教養としても学ぶ価値は大きいですね。

ーーー今後の目標は何ですか？

田所：企業としての目標は「仲間を増やすこと」です。エンジニア集団を広げていくこと、そして「誰と働くか」を大切にして、人に焦点を当てて採用していくことが今のテーマです。

知名度よりも「人」を重視して、社員数を増やしていけるよう頑張りたいです。

ーーープログラミングに興味はあるものの、学習へ踏み出せない人にメッセージをお願いします。

田所：今の時代、1社でキャリアを終えることは珍しいですし、エンジニアは正社員としても、個人としても柔軟に働ける自由度の高い職業です。

会社選びも大切ですが、学ぶよりも「現場で経験を積むこと」のほうが圧倒的に大事なので、早く踏み出すことに越したことはないと思います。

特に20代であれば、スピード感を持って現場に飛び込むことが重要です！