個人レッスンでプログラミングを学ぶ4つの方法!選び方も紹介

プログラミングを個人レッスンで学ぶにはどうすればいいんだろう?
個人レッスンだと結構お金がかかるかな…

昨今、DX推進や生成AIなどの進化もあり、プログラミングスキルを学習する人が急増しています。しかし、プログラミングを学習する方法は無数に存在しているため、どう学べばよいのか迷いがちですよね。

数あるプログラミングの学習方法のなかでも、おすすめしたいのが「個人レッスン」です。個人レッスンは、1人ひとりのニーズやレベルにあわせた指導を行ってくれるなど、さまざまなメリットがあります。

そこで、本記事ではマンツーマンといった個人レッスンでプログラミングを学ぶ方法を、メリットやデメリットも交えて紹介します。個人レッスンが受けられるサービスの選び方や個人レッスンで学習効率を高めるコツも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

個人レッスンでプログラミングを学ぶ4つの方法

個人レッスンでプログラミングを学ぶ4つの方法

さっそく、個人レッスンでプログラミングを学ぶ方法を、4つにまとめて解説します。

方法1:IT分野専門の家庭教師を雇う

IT分野専門の家庭教師を雇えば、個人レッスンでプログラミングを指導してもらえます。

家庭教師ときくと学校で習う科目をイメージする人も多いですよね。しかし、最近では「Tech Teacher」のようにプログラミングを教えてくれる家庭教師サービスも増加しています。

料金相場約4,000~5,000円/30分
家庭教師のメリット・カフェや自宅など好きな場所で学べる
・課題をピンポイントで解決できる
家庭教師のデメリット・レッスン回数に対する従量課金制のため費用が高くなりがち
・キャリアサポートなど目的達成後の支援がない
こんな人におすすめ・プログラミング学習経験がある人
・スキルアップを目的に学習する人
・基本的に独学で学び不明点だけ質問できる環境が欲しい人

家庭教師サービスのメリットは、自分の好きな場所でプログラミング学習ができる点です。対面による個人レッスンでありながら講師側が自宅やカフェなどに来てくれるため、移動時間や費用を負担する必要がありません。

一方デメリットは、レッスン回数ごとに費用が発生する従量課金制を採用している点です。プログラミング初心者がゼロからプログラミングを学ぼうとすると、高額な費用がかかってしまう点には注意しましょう。また、転職支援や副業・フリーランスエンジニアとしての独立などのサポートも提供していないため、自分ひとりで目標達成に向けた活動が必要となります。

過去にプログラミングを学習していた経験がある人、スキルアップを目的とした学習に取り組みたい人には、IT分野専門の家庭教師サービスがおすすめです。

方法2:プログラミングスクールに通う

スクールも、個人レッスンでプログラミングを学ぶ方法のひとつです。

スクールは複数の受講者とともに学ぶ集団レッスンだけではなく、講師と受講生が1対1で学ぶ個人レッスンを提供しているところもあります。スクールの詳細は次のとおりです。

料金相場・1~3ヶ月:約17万円
・3~6ヶ月:約30万円
・6ヶ月以上:約45万円
スクールのメリット・改良を重ねたオリジナルの教材で学べる
・学習やキャリア面などのサポートが充実している
・指導実績が豊富
スクールのデメリット・初期費用が高め
こんな人におすすめ・充実したサポートを期待する人
・実務経験と指導経験が豊富な講師から学びたい人

スクールのメリットは、幾度となく改良を重ねたオリジナルの教材で学べる点です。また、学習面やキャリア面のサポートが充実しているため、効率的にプログラミング学習ができる点、習得後の目標を実現しやすい点がメリットといえます。

一方デメリットは、ほかの方法と比較すると入学金や受講料などの初期費用が高めになりがちな点です。ただし、スクールによっては分割支払いやお得な特典を提供しているところもあります。さらに給付金を活用すれば金銭的な負担を軽減可能です。経済産業省が実施している「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」を活用すれば受講料の最大70%(上限56万円)が給付されるため、あらかじめ給付条件に合致するか確認しましょう。

充実したサポートを期待する人、実務経験はもちろん指導経験も豊富な講師から学びたい人はスクールがおすすめです。

なお、数あるスクールのなかでも挫折なくプログラミングスキルを身につけたい人には「侍エンジニア」がおすすめです。

月分割4,098円から学べる侍エンジニアでは、現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスンに加え、次のようなサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。

  • 疑問点を質問できるオンラインQ&Aサービス
  • 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ

「受講生の学習完了率98%」」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

なお、侍エンジニアでは最大70%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。

公式サイトで侍エンジニアの詳細を見る

方法3:スキルマーケットを活用する

スキルマーケットの活用も、プログラミングの個人レッスンを受ける方法の1つです。

昨今、日本政府が副業・兼業を推進していることもあり、自分自身がもつスキルを売買できる「スキルマーケット」というオンラインサービスが増加しています。

料金相場約3,000円/60分
サービス例ココナラ
ストアカ
MENTA
スキルマーケットのメリット・購入すればすぐに学習をスタートできる
・身につけたいスキルをピンポイントで学べる
・比較的料金が安価
スキルマーケットのデメリット・体系的なスキル習得が難しい
・キャリアサポートなど目的達成後の支援がない
こんな人におすすめ・学びたいスキルが明確な人
・手軽に学びたい人

スキルマーケットのオンラインサービスは、購入すればすぐに学習をスタートできる手軽さが魅力のひとつです。また、身につけたい特定のスキルのみピンポイントで学習できる点、比較的料金が安価な点もメリットといえるでしょう。

しかし、プログラミングの体系的な知識を身につけるのは困難といわざるを得ません。さらにキャリアサポートや副業案件の支援などを行ってくれない点もデメリットです。

学びたいスキルが明確な人、手軽に学習をスタートしたい人にはオンラインサービスの活用をおすすめします。

方法4:SNSで講師を募集する

SNSで講師を募集することでも、プログラミングを個人レッスンで学べます。

X(旧Twitter)FacebookなどをはじめとするSNSは、さまざまな人とつながることが可能です。そのため、自らプログラミングの個人レッスンを行ってくれる講師を募集すれば、理想的な講師を見つけられる可能性があります。

料金相場約2,000円/60分
SNSで講師を募集するメリット・効率的に講師を探せる
・費用が安価
SNSで講師を募集するデメリット・講師の質が把握しにくい
・各種サポートを提供していないことが多い
こんな人におすすめ・独学でプログラミングを学びたい人

家庭教師やスクールの場合、利用者側がさまざまなサービスを調査・比較する必要があります。しかし、SNSによる講師募集は、ほかの方法とは異なり利用者側から、必要とする講師の情報を全世界に発信可能です。そのため、労力をかけることなく個人レッスンを行ってくれる講師を探せる点がメリットです。

一方でどのような言語スキルをもっているか、どのような業界を経験してきたかは講師本人の自己申告を信じるしかなく「講師の質」を把握しにくい点はデメリットのひとつです。また、学習やキャリアに関するサポートも期待できません。

独学でプログラミングを学ぶときに、不明点などを質問できる環境を希望する人にはSNSでの講師募集がおすすめです。

個人レッスンでプログラミングを学ぶメリット・デメリット

個人レッスンによるプログラミング学習は豊富なメリットがある反面、デメリットも存在します。ここでは、複数人でのグループレッスンと比べつつ、個人レッスンのメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

3つのメリット

3つのメリット

個人レッスンでプログラミングを学ぶ主なメリットは、次の3つです。

  • 利用者のニーズやレベルに合わせた指導を行ってくれる
  • 学びやすいスケジュールで学習できる
  • 疑問点や不明点をリアルタイムで解決してくれる

個別レッスンはグループレッスンとは異なり、講師と利用者のマンツーマン形式です。グループレッスンではクラスの平均理解度にあわせることになりますが、個別レッスンでは利用者1人ひとりのニーズやレベルに合わせた指導を行ってくれる点がメリットのひとつです。

また、グループレッスンはあらかじめ決められたレッスン時間に参加します。しかし、個人レッスンは都合がよい時間に対応してくれたり、疑問点や不明点をすぐに解決できたりする点メリットといえるでしょう。

3つのデメリット

3つのデメリット

個人レッスンでプログラミングを学ぶ主なデメリットは次の3つです。

  • 費用が高額
  • ほかの利用者とのコミュニケーションがとりづらい
  • サポートが充実していない

個人レッスンは1人で講師を占有することになるため、グループレッスンと比較すると費用が高額になりがちです。また、ほかの利用者とコミュニケーションがないためモチベーション維持に苦労する点、学習面やキャリア面のサポートが充実していない点はデメリットといえます。

自分にあうプログラミングの個人レッスンを選ぶポイント6つ

なかには、どう自分にあうレッスンを選べばいいのか、あいまいな人もいますよね。

そこで、ここからは自分にあう個人レッスンの選び方を、6つのポイントにまとめて解説します。

受講は対面かオンラインか

個人レッスンが受けられるサービスの受講形式を確認し、通いやすいところを選びましょう。

各サービスの主な受講形式は「対面」と「オンライン」に分けられており、それぞれ特徴が異なります。最近では、感染症の流行でオンライン授業を進める教育現場が増えたこともあり、オンラインで受講可能なサービスも増えています。

メリットデメリットこんな人におすすめ
通学・講師やほかの受講生とコミュニケーションを取りやすい
・不明点や疑問点をその場で質問できる
・受講料が割高
・移動時間や交通費が発生する
・周囲の学習ペースに合わせる必要がある
・通学/通勤圏内にスクールがある人
・対面での指導を希望する人
・自宅などに学習環境を整えるのが難しい人
オンライン・受講料が割安
・移動時間や交通費が発生しない
・自分のペースで学習を進められる
・コミュニケーションがとりにくい
・モチベーション維持が難しい
・時間を有効活用したい人
・効率的に学習を進めたい人

受講形式を確認しないままサービスを選べば、仕事や学校などと学習を両立できないリスクが高くなります。結果、求めるプログラミングスキルが習得できないままレッスン期間を終えてしまうことも。一方、受講形式を確認したうえで自分に合うサービスを選べば、最後までモチベーションを維持しながら効率よく学習に取り組めるでしょう。

なお、自宅や勤務地の近くに教室などがある人は通学がおすすめです。自分のペースで学習を進めたい人、可能な限り時間を有効活用したい人はオンラインが向いています。

受講形式が自分に合うかを見極めつつ、レッスンの有無にも注意しながら、自身に適したサービスを選びましょう。

実務経験のある講師に担当してもらえるか

個人レッスンが受けられるサービスの担当講師を確認し、実務経験がある人に指導してもらえるところを選びましょう。

講師のなかでも、さまざまなレベルにわかれるのは事実です。そのため、プログラミングを効率的に学べるかは担当講師の質や経験によって左右されます。最近では現役エンジニアが講師を担当するところも増加していますが、なかにはITエンジニアを引退した人や、実務経験をもたない人が担当するところも少なくありません。

例えば、プログラミングスクールの侍エンジニアに在籍する講師の詳細は次のとおりです。

在籍している講師現役エンジニア
講師の在籍数200名以上
講師の平均年齢33歳
講師が扱えるプログラミング言語数平均5.9言語
経験業界数平均6業界

講師の質を確認するときは、実務経験の有無だけではなく習得しているプログラミング言語数や経験業界数を確認しておくことが重要といえます。開発現場で活躍する現役エンジニアは複数の言語を習得していることが多く、経験業界数も多いためです。また、平均年齢からは自分との年齢差を把握することもできます。

なお、講師を直接指名できるサービスは多くありません。そのため、どのような講師が在籍しているのかといった詳細を確認でき、かつ習得言語数や経験業界数などが豊富な講師が多く在籍しているところを選ぶようにしましょう。

学びやすいレッスン時間・頻度か

学びやすいレッスン時間・頻度か
学びやすいレッスン時間・頻度か

各サービスのレッスン時間や頻度を確認し、学びやすいところを選びましょう。

レッスンの頻度や対応時間は、プログラミングの個人レッスンを受けられるサービスによって異なります。例えば、侍エンジニアのレッスン時間や頻度は次のとおりです。

1回あたりのレッスン時間60分
レッスンの頻度週に1回
レッスン可能日時年末年始を除く全日8~22時

1回あたりのレッスン時間が短いサービスの場合、質問したい内容をすべて消化できずに終わってしまうリスクが高いです。また、レッスン頻度が少ないとプログラミング学習で発生した疑問点や不明点の解決に時間を要してしまいます。結果、思うように学習が進まずスキル習得が難しくなってしまうことも少なくありません。

短い時間であっても、下記の点に留意すれば、効率的な学習を実現可能です。

  • 自分自身が学習する時間帯や曜日などを検討する
  • 各サービスのレッスン時間や頻度が適切なところを選ぶ

なお、レッスン時間や頻度を確認するときは、レッスン可能日時も忘れずに確認することが重要です。なぜならば「仕事のあとにレッスンを予約したいのに18時までしか対応していない」あるいは「土日にまとめて学習したかったのに平日しか予約ができない」という事態に陥るためです。

レッスン時間や頻度に加えて、レッスン可能日時を確認し、自分が学びやすいところを選びましょう。

状況に応じて担当講師を変更できるか

状況に応じて担当講師が変更できるかも、自分にあうレッスンを選ぶポイントの1つです。

すべてのプログラミング言語を習得しているエンジニアは現役で活躍している人のなかでも多くありません。また、講師と利用者という関係にも相性が存在するのも事実です。

担当講師を変更できない場合、講師のスキルアンマッチにより適切な指導を受けられなかったり、相性に問題を感じつつ個人レッスンを受け続けなければならないリスクが高まります。

一方で担当講師を変更できれば、習得したい言語に精通した講師や、気持ちよく学べる講師による個人レッスンを受けられるため、効率的かつストレスがない状態で集中して学習に取り組めるでしょう。

一例をあげると侍エンジニアでは、学ぶ分野に応じてより専門性が高い講師に担当を変更してもらうことができます。このように状況に応じて柔軟に担当講師を変更してくれるサービスを選ぶようにしましょう。

レッスン外での学習サポートは手厚いか

各サービスのサポート体制を確認し、レッスン外での支援が手厚いところを選びましょう。

各サービスは利用者の理解度向上やスキル習得を目的に、レッスン以外でさまざまな学習サポートを提供しています。例えば、侍エンジニアが提供するレッスン外の学習サポートは次のとおりです。

レッスン外でのサポート内容・Q&A掲示板(平均回答率30分以内)
・オンラインチャットで担当講師に質問可能
・担当コンサルタントに悩みや不安を相談可能
レッスン内外の対応時間8~22時

効率的にプログラミングを習得するためには、プライベートな時間の予習・復習が欠かせません。

しかし、レッスン外の学習サポートを提供していないサービスの場合、予習や復習で発生した疑問点を解消できず、時間を費やしてしまったり、挫折してしまったりすることも。

一方で侍エンジニアのように、Q&A掲示板やオンラインチャットを利用できれば、疑問点や不明点をすぐに解決できるでしょう。

また、レッスン外で提供する学習サポートの手厚さはもちろん、担当講師が悩みや不安に関する相談にのってくれるかも重要なポイントといえます。

プログラミングを含むITスキルの幅は広く、さまざまな悩みや不安が発生しがちです。そのような時、経験豊富な現役エンジニアとして働く講師に相談すれば、適切なアドバイスをもらえるはずです。

なお、レッスン外の対応時間はサービスによって異なります。自分自身のライフスタイルを踏まえて、プライベートな学習時間と対応時間がマッチしているかも確認しておくことをおすすめします。

利用者からの評判・口コミは良いか

各サービスの口コミを確認し、利用者からの評判がよいところを選びましょう。

公式サイトで各サービスに関する基本的な情報を確認することは重要といえます。しかし、実際に個人レッスンを利用した人の感想は、公式サイトには掲載されていない貴重な情報ばかりです。

各サービスに関する評判や口コミは、下記のようなメディアなどで確認可能です。

SNSex X(旧:Twitter)
口コミサイトex プロリア
サービス運営者のWebメディアex 侍エンジニアブログ「卒業生の声

各サービスの評判や口コミを確認しないまま選べば、実際の個人レッスンを受けたとき、自分が考えていたイメージや認識とのギャップが大きくなりがちです。結果、モチベーションの低下や期待する学習効果が得られないままレッスンが終了してしまうことも少なくありません。

あらかじめ評判や口コミを確認しておけば、自分に合う環境で快適に学び続けられるでしょう。

なお、評判や口コミは主観的な情報である点には注意が必要です。すべてを鵜吞みにするのではなく「自分にとって良いか悪いか」で判断しましょう。可能であれば複数の口コミや評判を参考にし、総合的に判断することをおすすめします。

個人レッスンでプログラミングの学習効率を高めるコツ3つ

個人レッスンでプログラミングの学習効率を高めるコツ3つ

ここからは、個人レッスンでプログラミングの学習効率を高めるコツを、3つにまとめて解説します。

レッスン初日に実現したい目的を共有しておく

個人レッスンの初日に実現したい目的を共有することで、効率良くプログラミングを学習できます。

一言でプログラミングといっても、さまざまなスキルを習得する必要があります。プログラミング言語はもちろん、開発環境の構築方法やGitなどのツールに関する知識の習得も求められます。

しかし、個人レッスンの時間には限りがあるため、時間内にすべてのスキルを学ぶのは現実的ではありません。

効率よくプログラミングを学ぶには、レッスン初日に「プログラミングスキル習得後に実現したい目的」を共有しておくことをおすすめします。あらかじめ目的を共有すれば、講師が1人ひとりの目的達成に必要となるスキルを重点的に指導してくれるでしょう。

レッスン前に聞きたいことをまとめておく

効率よく個人レッスンが進められるよう、実施前に質問したいことをまとめておきましょう。

多くの個人レッスンは約30〜60分で実施されます。このわずかな時間内で、講師から指導はもちろん不明点や疑問点などの質問を行う必要があるのです。その場の思い付きで講師に質問をしてしまうと、本当に聞きたかった質問や重要な質問を聞きそびれてしまうリスクが高くなります。

あらかじめレッスン前に聞きたいことをまとめた上で優先順位をつけておけば、レッスン当日もスムーズに質問できるでしょう。なお、質問は学習に関することだけではなく、実務での経験談なども質問可能です。

経験豊富な講師の回答は、自分自身のスキルアップやキャリア実現の役に立つものばかりです。効率的なプログラミング学習を実現するためにも、事前に質問内容を整理しておくようにしましょう。

物怖じせず積極的に質問する

物怖じせず積極的に質問することも、個人レッスンでのプログラミング学習を効率化するコツの1つです。

「質問するのは恥ずかしい」あるいは「こんなことも知らないの?と思われたくない」という思いから、質問をしたくないという人も多いですよね。確かに質問をするのは少し勇気がいるかもしれません。

しかし、学習時に発生した不明点をそのままにしておくと、以降の内容に対する理解が格段に落ちてしまいます。結果、プログラミングスキルが身に付かずにレッスンが終了してしまったという自体に陥りかねないのです。

個人レッスンは、ほかの利用者がおらず講師とマンツーマンのためグループレッスンよりも質問をしやすい環境といえます。「初心者がプログラミングを知らないのは当然」という気持ちをもち、物怖じせずに積極的に質問をすれば、効率よくプログラミングスキルを学習できるでしょう。

まとめ

本記事では、個人レッスンでプログラミングを学ぶ方法を、メリット・デメリットなどを交えて解説しました。

プログラミングを個人レッスンで学ぶには、家庭教師やスクールなどさまざまな方法があり、それぞれメリットやデメリットが異なります。そのなかでもプログラミング初心者におすすめしたいのが、スクールでの個人レッスンです。

多くのスクールでは講師採用時、厳しい選考を実施しています。そのため、講師も経験豊富な現役エンジニアばかりです。また、学習面やキャリア面のサポートも充実しており、プログラミング習得後の目的実現を支援してくれる点も魅力のひとつです。

なお、どの方法でプログラミングを学習すればよいかは、1人ひとりのライフスタイルや求めるものによっても異なります。今回紹介した「個人レッスンを選ぶポイント」を参考に、自分に合う学習方法を見つけてくださいね。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター8年目。IT企業でPM(プロジェクトマネージャー)として複数プロジェクトの管理を行う傍ら、2017年からWebライター活動を開始。IT分野を中心に、オウンドメディアの記事執筆を担当。2021年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、現役エンジニアならではの視点を意識し、読者に有益な情報提供を心掛けています。
【専門分野】
Web開発/プロジェクトマネジメント
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
AWS Certified Developer - Associate認定

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