営業に向いてないと感じたら試すべき8つのステップとは?

営業職に就いているものの、自分には向いていないのか?
営業に向いていない人の特徴は?
このまま向いていない営業職を続けたらどうなるの?

そんな疑問や悩みをもっていませんか?

営業活動は、時には厳しい状況に追い込まれます。長期間にわたって厳しい状況やプレッシャーにさらされると、モチベーションの低下や健康問題の発生など、さまざまな影響が現れるのです。

そこでこの記事では、営業に向いていない人の悩みや特徴を解説し、向いていないと感じた場合に試すべきステップを紹介していきます。記事の後半では、失敗しない職業選択方法や転職先の例、実際に営業職から転職に成功した事例を紹介します。

もし営業職が向いていないと感じている場合、この記事を読むことで、次に取るべき具体的なアクションが見えてくるでしょう。

ぜひ、参考にしてください。

目次

営業に向いていない人の悩み

営業に向いていない人の悩み

営業に向いていない人の悩みは以下の3つです。

これらの悩みは、営業に向いていない人にとって、日々の業務を苦痛に感じさせる要因となります。それぞれ詳しく解説します。

ノルマへのプレッシャー

営業職では毎月のノルマが設定されており、ノルマが業績の評価に直結するため、達成しなければならないというプレッシャーが常に存在します。

営業に向いている人は、ノルマ達成のプレッシャーを燃料にして、成果を出せますが、営業に向いていない人は、ノルマを達成できないと「自分は営業に向いていないのではないか」と不安になります。

このような不安は、モチベーションの低下を招く恐れがあるのです。

対人関係のストレス

営業職では、取引先との信頼関係を築くことが求められるため、対人スキルが不可欠です。

内向的な性格でコミュニケーションが苦手な人は、自分の意見をうまく伝えられなかったり、クライアントとの打ち合わせでうまく話が進まなかったり、苦労することが多いでしょう。

また、同僚や上司とのコミュニケーションも重要です。報告や相談を行うことが求められますが、自分の意見をうまく伝えられず、結果的に業務効率やチームの雰囲気に影響を与えてしまいます。

内向的な性格でコミュニケーションが苦手な人が、営業職を無理して続けると、日々の対人関係がストレスになるでしょう。

結果主義である

営業職では、業績や契約数が評価基準の中心にあるため、常に高い成果を上げることが求められます。企業の利益や売上を向上させる必要があるのです。

しかし、顧客目線での対応を重視する営業職員は、信頼関係を築くことや長期的な取引を大切にするため、短期的な成果が出にくいことがあります。

結果主義の評価基準では、このような長期的な視点が十分に評価されません。顧客目線での対応を重視する営業職員は、自身の取り組みが評価されないことに悩み、営業職に向いていないと感じるでしょう。

営業に向いてない人の特徴5選

営業に向いてない人の特徴5選

次に、営業に向いてない人の特徴を5つ紹介します。

これらの特徴は、営業職での成功を妨げる要因となります。営業に向いていないと感じている人は、自分の特徴を理解しておきましょう。

コミュニケーションをとること自体に苦手意識がある

内向的でコミュニケーションに対して苦手意識を持っている人は、営業職に適していません。

営業職では、さまざまな人と接することが日常的に求められます。そのため、コミュニケーションが苦手な人は、営業活動がストレスになりやすいでしょう。

たとえば、顧客との打ち合わせや商談がある場合、内向的な人は緊張感や不安を感じることが多く、効果的なコミュニケーションが難しくなります。コミュニケーションが苦手な人は、営業職よりも、より自分に適した職種を探すことが望ましいのです。

優しすぎる

相手の気持ちを過剰に意識し、自分の意見をうまく伝えられない人は、営業に向いていません。営業職は、顧客に対して自分の意見を自信を持って伝えることが重要であり、成果に直結するからです。

営業職では、顧客に商品やサービスの価値を伝えるために、自分の意見や提案をしっかりと伝えることが求められます。優しすぎる人は、自分の意見を押し付けることを避けがちであり、その結果、営業活動に苦痛を感じることでしょう。

ストレス耐性が低い

ストレス耐性が低い
ストレス耐性が低い

ストレス耐性が低い人は、営業活動の中で苦悩が多く、仕事の成果にも影響を与える可能性があるでしょう。

営業職は、相手から理不尽な要求やクレームがあった際に柔軟に対応するスキルが必要とされ、ストレスを感じやすい職種です。割り切って考えられる人には向いていますが、ストレスを抱え込みがちな人にとっては、精神的な負担が大きくなります。

精神的な負担が重なり続けると、最終的に心の病につながることもあるため、注意が必要です。

競争心がない

営業職は、同僚との競争が激しく、目標達成や売上の向上を目指して努力する必要があります。そのため、競争心がない人は、営業職での成果を上げることが難しいでしょう。

また、競争心がないと、目標達成に対する情熱が薄れ、仕事への意欲が低下します。これにより、営業成績も伸び悩むことが考えられます。

営業職において成果を出し続けるためには、競争心を持ち、目標に対する情熱を維持し続けることが重要なのです。そのため、競争心がない人にとって、営業職は厳しい環境となるでしょう。

断られることが極度に苦手

営業職では、商品やサービスの提案力が重要な要素となりますが、すぐに成果が出るわけではありません。断られたり、話す機会すら与えられなかったりすることは珍しくないのです。

そのため、何度断られても、めげずにコンタクトを取り続ける粘り強さが求められる営業職では、断られることが極度に苦手な人は苦戦するでしょう。

繰り返しのアプローチや対応が必要な営業活動において、断られるストレスが大きく影響し、成果を出すことが難しくなります。

営業に向いてないのに仕事を続けるとどうなる?

営業に向いてないのに仕事を続けるとどうなる?

営業に向いてないのにこのまま仕事を続けるとどうなるのでしょうか?主に以下の可能性が考えられます。

このような事態にならないためにも、自分自身についてよく理解しておきましょう。

ストレス要因で病気になる

厚生労働省のデータによると、「過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患」「仕事による強いストレスが原因で発病した精神障害」の労災請求件数は3,099件と前年度より増加し、支給決定件数も801件に達しています。

参照元:構成労働省-令和3年度「過労死等の労災補償状況」

このデータより、自分に向いていない状況で働くことが、ストレスによる病気のリスクを高めることが考えられます。このようなリスクを抑えるためにも、自分が営業職に向いているかどうかを慎重に判断することが必要です。

また、ストレス管理や労働環境の改善にも取り組むことで、健康被害を防止できるでしょう。

キャリア形成ができない

営業に向いていないのに仕事を続けると、習得すべき営業スキルが身につかず、キャリア形成が難しくなります。

営業スキルが向上しないままでいると、自分で業績を上げられず、評価や給与にも影響が出ます。このような状況では、昇給や高いポジションに就くことが難しくなり、キャリアの成長が停滞してしまうでしょう。結果的に、平社員として働くことが長期化する可能性があります。

営業に向いてないと感じたら試すべき8つのステップ

営業に向いてないと感じたら次の8つのステップを試してください。

これらのステップをしっかりと理解し、自身の状況や目標に合わせて実践してください。

ステップ1: 自分の気持ちを整理する

営業職が自分に向いてないと感じたら、まずは自分の感情や考えを明確にすることが大切です。営業が向いていないと感じる原因や対処法が明らかになり、適切な対応ができるからです。

まずは、自分の性格や働く環境、顧客との対応に関して抱える課題を洗い出しましょう。

  • 自分の性格との相性
  • 自社の取り組みに対する違和感
  • 顧客との対応に関して抱える課題 

この過程を経ることで、自分の気持が整理され、最適な道を見つける手助けとなるでしょう。

ステップ2: 自己分析を行う

自己分析を行うと、自分の性格や能力を客観的に把握できるため、営業職に向いているかどうかの判断が容易になります。コミュニケーション力の不足や競争心の欠如といった営業職に不向きな要素を認識できるのです。

具体的には、自分がどの程度人間関係を築けるか、プレッシャーに対してどのくらい耐えられるか、目標達成に向けてどれだけ努力できるかなどを分析しましょう。

営業職に不向きな要素が見つかった場合でも、自分に適した職種や業界を見つけるヒントが得られるでしょう。

ステップ3:社内異動を申請する

社内異動を申請する
社内異動を申請する

営業職に向いていないと感じた場合、まずは社内異動を検討しましょう。適切な異動先が見つかれば、会社を去ることなく、自分に適した職種で働けるかもしれません。

異動を申請する際には、自分のスキルや適性を考慮し、適切なポジションを選ぶことが大切です。また、異動先での仕事内容や成長機会なども把握し、自分のキャリアプランに合わせて決断を下しましょう。

ステップ4: 転職先のリサーチを行う

転職先のリサーチを行うと、募集している企業や求人情報が把握でき、それらの企業に応募するために必要な準備が明確になります。

まずは、自分が興味を持っている業界や職種を洗い出し、それらに関する情報を集めましょう。インターネットや求人誌、転職支援サービスを活用すると、自分に適した企業を見つけられます。

また、企業のホームページやSNSをチェックすると、企業の文化や働く環境を理解しやすくなります。このようなリサーチを通じて、自分に合った転職先を見つけ、次のステップに進みましょう。

ステップ5: スキルを磨く

転職先をリサーチした後は、希望の企業に応募するためにスキルを磨くことが大切です。面接時にアピールポイントとして活用できるため、自分の市場価値を高められます。そのため、転職先の企業が求めるスキルや資格を把握しておきましょう。

また、短期間で身につけられるスキルや資格があれば、積極的に取得することがおすすめです。たとえば、ITスキルを身につけることで、営業だけでなく幅広い職種で求められる人材となり、キャリアアップのチャンスが広がるでしょう。

侍エンジニアでは、営業職からプログラマーに転職した方が多くいます。プログラミングスキルを習得することで、新たな職種で活躍できるチャンスが広がります。

ステップ6: 営業職以外の人と話す

営業職以外の人と話す
営業職以外の人と話す

営業が向いていないと感じた時には、異業種の人と対話することも大切です。その職種の現状や魅力を知ることで、自分に合う職種や転職先探しのヒントが得られるからです。その人がどのような仕事をしているのか、どのようなスキルが求められているのかを深く理解できるでしょう。

また、他の職種の人から直接話を聞くことで、普段は気づかない職種の魅力や働く上でのメリット・デメリットも把握できます。友人や知人、同僚から異職種の方を紹介してもらったり、業界イベントやセミナーに参加したり、積極的に異職種の方と交流してみましょう。

ステップ7: 転職活動を始める

転職活動をスムーズに進めるためのポイントは以下のとおりです。

  • 希望する業種や職種を絞り込む。
  • 履歴書や職務経歴書を作成し、自分の魅力をアピールする。
  • 面接対策を行い、面接に臨む。
  • 複数の求人に応募し、選択肢を広げる。

これらのポイントを踏まえて、転職活動を進めると、自分に適した新しい職場を見つけられます。転職活動は慎重かつ計画的に進めることが大切です。焦らず自分に合ったペースで取り組んでください。

ステップ8 転職後のキャリアプランを立てる

新たな職場でスムーズにキャリアを築くためには、具体的な行動目標を設定しましょう。まずは、転職先での短期的な目標と長期的な目標を明確にします。

短期的な目標の例長期的な目標の例
新しい職場での業務内容を把握し、スキルや知識を習得する将来的に担当したい業務や目指す役職を設定し、そのために必要なスキルや経験を積んでいく

次に、具体的な行動計画を立てます。目標に向けて実行可能なアクションをリストアップしましょう。

【行動計画の例】

  • 専門知識を深めるために資格取得を目指す
  • 業務効率化のためにプロジェクト管理ツールを学ぶ
  • 自分のアイデアを発信するために社内プレゼンテーションを企画する など

最後に、定期的に目標達成状況を評価し、必要に応じて計画を見直します。達成度を客観的に把握することで、自分の成長や課題が明確になり、より効果的なキャリアプランを構築できるでしょう。

転職後のキャリアプランを立てることで、新たな環境での自己成長を促し、充実したキャリアを築くための道筋が見えてきます。事前に具体的な目標と行動計画を設定しておくことで、転職後の不安を軽減し、スムーズなスタートが切れるでしょう。

営業に向いてない人が失敗しない職業選択をする方法3選

営業に向いてない人が失敗しない職業選択をする方法3選

失敗しない職業選択をする方法は以下の3つです。

これらの方法をうまく活用して、効果的な転職活動を行ってください。自分に合った職業選択ができると、次の職場でも活躍できるでしょう。

職業診断ツールを使用する

職業診断ツールは、自分の適性や興味を分析し、適切な職業を提案してくれます。

職業診断ツールを使用することで、自身の長所や短所が明らかとなり、適切な職種を見つけることが可能です。インターネット上にはさまざまな職業診断ツールがあり、簡単にアクセスして利用できます。

ハローワークでも検査を受けられますが、管轄のハローワークにより検査できるものが違いますので、各自でご確認ください。

【厚生労働省】全国ハローワークの所在案内

職業診断ツールを活用することで、自分に向いている職業や業界を具体的に把握でき、転職活動がより効果的に進められるでしょう。

キャリアコンサルタントに相談する

キャリアコンサルタントとは、職業選択や職業能力の向上について、専門的な助言や指導を提供してくれる専門家です。

キャリアコンサルタントに相談すると、面談を通じて、自分に適した職業や業界の情報を教えてもらえるだけでなく、就職活動に必要な書類作成も行ってくれるのです。履歴書や職務経歴書の作成に悩むことが多い転職活動ですが、キャリアコンサルタントはその点でもサポートしてくれます。

また、業界のトレンドや求人情報に精通しているため、自分では気づかないような職種や企業を紹介してくれます。

専門家の知識と経験を活用し、失敗のない転職活動を目指しましょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは、企業の要望や条件を把握し、経験やスキル、希望に適した求人をピックアップして紹介してくれます。また、転職エージェントは求人情報の非公開案件や、優良企業とのコネクションを持っていることがあります。そのため、一般に公開されていない求人にアクセスできる可能性があるのです。

転職エージェントは、転職支援のノウハウが蓄積されており、自ら転職活動を行うよりも成功率が高まります。積極的に転職エージェントのサービスを利用してみましょう。

営業に向いてない人向けの転職先5選

営業に向いてない人向けの転職先5選

営業に向いてない人におすすめの転職先は以下の5つです。

これらの転職先は、営業の経験が有利に働く可能性があります。自身のスキルや興味に合った職種を選び、新たなキャリアスタートの参考にしてください。

ITエンジニア

ITエンジニアとは、システムやアプリケーションの開発・運用・保守などを行います。

現代社会ではIT技術がさまざまな分野で活用されており、ITエンジニアの需要は今後も増加が見込まれています。そのため、安定した職業と言えるでしょう。

また、スキルに応じて高収入が得られる点も魅力です。経験や専門知識が増えることで、報酬も上昇します。営業職から転職した場合でも、スキルを磨くことで十分に収入を上げることが可能です。

しかし、転職するためには、プログラミングスキルを習得し、必要に応じて資格を取得する必要があります。プログラミングスクールやオンライン講座を利用することで、効率よく学習できるため、最短でプログラミングスキルを習得できるでしょう。

Webデザイナー

Webデザイナーの仕事内容は、Webサイトのデザインや構成を行うことです。

自分が手がけたデザインが実際にWebサイトやアプリに反映されるため、達成感を得られます。クリエイティブな仕事であり、自己表現の場が広がるため、営業職が向いていない人におすすめです。

また、デザインだけでなく、コーティングやSEO対策など、幅広いスキルが身につくため、さまざまな業界で活躍するチャンスが広がります。

近年、Webサイトやアプリの需要が増えており、Webデザイナーの役割はますます重要になっています。スキルを取得すれば安定した職業と言えるでしょう。

転職をするためには、プログラミングスクールやオンライン講座でデザインスキルを習得し、実績をアピールできるポートフォリオを作成しましょう。

Webマーケター

Webマーケター
Webマーケター

Webマーケターの仕事内容は、インターネットを活用して企業や商品のプロモーションを行うことです。広告やコンテンツの企画、制作を行ったり、効果的なマーケティング戦略を立案したりするため、分析力を活かせる職種です。

インターネットの普及に伴い、企業はオンラインでのプロモーションを重視しています。そのため、Webマーケターの役割は今後も増え続けるでしょう。

転職する際は、マーケティングに関する書籍やオンライン講座を利用して、マーケティングスキルを身に着けましょう。

オンラインアシスタント

オンラインアシスタントの仕事内容は、クライアントのアシスタント業務を行うことです。具体的な業務内容は以下のとおりです。

  • スケジュール管理
  • メール対応
  • データ入力

自宅やカフェなど、インターネット環境が整っていればどこでも働けるため、柔軟な働き方が可能です。

また、業務に必要なオンラインツールの使い方やタスク管理方法は、独学で身に付けられます。オンライン講座や参考書を利用してスキルを身に着けましょう。

公務員

公務員は、国や地方自治体が運営する組織で働く職員で、福利厚生や安定性が高い職種として知られています。公務員の仕事内容は多岐にわたるため、幅広い職種が存在します。

主な職種は以下のとおりです。

  • 市町村役場職員
  • 警察官
  • 消防官
  • 税務職員
  • 自衛官 など

公務員は採用後、定年まで働くことが可能で、経済的な安定感が高いです。また、充実した福利厚生が整っており、年金制度や休暇制度も手厚いのです。労働時間は比較的短く、残業が少ないため、仕事とプライベートのバランスがとりやすいでしょう。

これらの職種に転職するためには、公務員試験を受験し、合格することが必要です。試験対策として、参考書や予備校を利用して、効果的な学習を始めましょう。

営業職から転職に成功した事例を3つ紹介

最後に営業職から転職に成功した事例を3つ紹介します。

これらの事例を参考にしながら、自身の転職計画を進めていきましょう。営業職からの転職には困難な面もありますが、準備と行動を適切に行えば、新たなキャリアを築くことが可能です。

製造業の営業職からITプログラマーに転職した中村さん

中村さんは、製造業で長年営業職として活躍してきました。海外の顧客との交渉や商品の販売を担当し、その経験を積み重ねてきたのです。

ある時、Webページの管理を任される機会があり、プログラミングやPHPに触れたことが転職のきっかけです。

まず、中村さんは年齢制限がなく、未経験者でも積極的に採用している企業を探すことから転職活動を始めました。自身の営業経験をアピールすることに重点を置き、結果的に月収は前職比で1.2〜1.3倍に上昇したのです。

また、在宅勤務が可能な企業に転職したことで、自分自身や家族と過ごす時間が増えました。このように、中村さんは営業職からITプログラマーへの転職に成功し、収入の向上や働き方の改善を実現しました。

営業で培ったコミュニケーション力で転職成功した石橋さん

石橋さんは、子どもの頃からIT技術に親しんでおり、プログラミングに興味を持ち始めました。そして、エンジニアとして活躍することを目指し、転職を決意したのです。

面接では、営業職で培ったコミュニケーション力を強みとしてアピールし、企業からも高い評価を受け、結果的に月収は前職と比べて5万円ほど上昇しています。

また、フルリモートで働ける環境に転職したことで、憧れていた愛犬との共同生活も実現できました。石橋さんは、エンジニアとしての新しいキャリアを享受しながら、働き方や生活の質の向上を実現したのです。

営業系総合職から憧れの技術職へ転身した中井さん

最後に、物作りが好きでプログラミング学習を始め、憧れの技術職へ転身した中井さんの事例を紹介します。

中井さんは、小さい頃から物作りが好きで、ツールなどを開発できる企業に就職したいという思いがありました。ある時、「スマホでさっとお客様にイメージを提案できるツールがあれば便利だな、むしろ自分で作りたい!」と思い立ち、プログラミング学習を決意したのです。

独学ではなく、プロの意見が欲しいと考えた中井さんは、スクール学習を選びました。多少お金がかかっても、現役エンジニアから開発現場の話やテクニック、エラー解決の方法を聞いて効率的に学習できると考えたのです。

受講中には、制作期間3カ月で「スーツシミュレーター」という、自分のカッターシャツやネクタイをスーツの色に合わせて選んでもらえるオリジナルアプリを作成しました。このアプリをポートフォリオに加えたことで、転職活動はスムーズに進んだのです。

プログラミング学習は、さまざまな働き方ができるプログラマーに必須なスキルであり、転職後はリモートワークも可能です。まずは無料相談で、自分の悩みや不安をプロのコンサルタントに相談してみましょう。

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まとめ

この記事では、営業に向いていない人の悩みや特徴を解説し、向いていないと感じた場合に試すべきステップを紹介してきました。最後にもう一度内容を確認しておきましょう。

営業に向いていない場合に試すべきステップは、まず自分の気持ちを整理し、自己分析を行った上で社内異動や転職を検討することです。また、スキルを磨いたり、営業職以外の人と話したりすることも大切です。

転職を検討する際は、職業診断ツールやキャリアコンサルタント、転職エージェントを活用し、自分に合った職業を見つけましょう。

そして最後に営業職から転職に成功した事例を紹介しました。中村さん、石橋さん、中井さんは、それぞれの目標や夢を実現するために、プログラミングを学び、転職を成功させました。

プログラミングは決して難しくありません。適切な学習方法やサポートを受ければ、誰でもスキルを身につけられます。

ぜひ、この記事を参考に、無理のない働き方を見つけてくださいね。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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