仕事のモチベーションとは?やる気との違いからわかる必要性

どうしても仕事のモチベーションが上がらない…
どうすれば仕事にやる気が湧くんだろう… 

仕事のモチベーションが上がらず、悩んでいる人は多いですよね。そもそもモチベーションとは何なのか、その意味を理解していない人もいるでしょう。

そこで、仕事にモチベーションが持てない原因を、対処法も交えて解説します。やる気との違いも交えて解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

仕事のモチベーションとは?

仕事のモチベーションとは?

モチベーションは「目的意識」「動機づけ」などの意味を持ちます。仕事でモチベーションという言葉を用いる場合には、業務意欲を意味する場合が一般的です。

ここからは、次のトピック別にモチベーションの意味をさらに詳しく解説します。

やる気との違い

モチベーションと似たような言葉に、やる気があります。やる気は、物事への意欲のことであり、いわゆるテンションです。

モチベーションは行動を起こす要因であり、やる気は行動し続けるためのエネルギーという意味の違いがあります。

「上げる」ものではなく「持つ」もの

やる気は自然に上下するものですが、モチベーションは意図的に「持つもの」です。気分によって上下するものではなく、自分の意思次第で持つことが可能です。

モチベーションにあった動機づけという意味が含まれており、目的や目標などのある要因によって行動を起こすものです。動機をきちんと把握することで得られるものであり、一時の感情に左右されるものではありません。

仕事にモチベーションが持てない5つの原因

仕事にモチベーションが持てない5つの原因

ここからは、なぜ仕事にモチベーションが持てないのか、その原因を5つにまとめて紹介します。

仕事の目的を把握していない

目の前の仕事をする目的を把握していないと、モチベーションは持てません。自分が任された業務がなぜ必要とされるのか、どこにゴールを置いているのかがわからなければ、向かうべき方向が分からず、生産性も下がってしまいます。

仕事の目的を理解しないまま仕事を進めると、ミスが発生するリスクが高まります。ミスをしたことで評価が下がり、モチベーションが持てなくなる要因にもなるので注意が必要です。

働く目的が実現できるかを確認していない

働く目的を実現できるかを確認せずに、イメージするだけではモチベーションは持てません。働く目的を把握していても、その実現性を確認しないまま仕事に取り掛かってしまうと、パフォーマンスに悪影響をもたらします。

自分が果たしたい目的を果たせる職場でなければ、結果が出にくくなり、離職にもつながりやすくなります。

成果への報酬が実感しづらい

成果への報酬が実感しづらい
成果への報酬が実感しづらい

昇給や昇進など、成果に対する報酬が実感しづらい仕事内容であることも、モチベーションを持てない原因です。

一生懸命頑張っているのに評価が低かったり、給料が低かったりすると、頑張る意味がないと感じてしまいます。高い評価を受けていても給料が低いと、やりがいを感じにくいでしょう。

給与への不信感は諦めにもつながっていきます。成果が報酬に反映される仕組みが整っていない会社だと、モチベーションを持ちにくいでしょう。

会社が目指す方向性や展望に共感できない

会社が目指す方向性や展望に納得できないと、将来に不安を感じてしまい、モチベーションも持ちにくくなります。会社の将来像が明示されていない場合も、不安が大きくなるでしょう。

会社の方針や展望は、時間の経過とともに変わることがあります。入社時に共感できたことでも、次第に共感できなくなることもあります。

仕事仲間との関係が良好ではない

職場の人間関係によってもモチベーションは左右されます。仕事仲間との関係が悪く、挨拶もろくにしないような職場では、出勤するのも億劫になりがちです。

どのような職場であっても、仕事が1人で完結することはまずありません。どこかで必ず他者とのコミュニケーションが発生し、チーム連携が求められるケースもあります。

そのような場合に同僚や上司とうまく連携が取れないと、本来の仕事に集中できなくなる可能性があります。思うような成果が得られないことで、さらに人間関係が悪くなる場合もあるでしょう。

仕事の「モチベーションがない」は勘違い?やる気が出ない原因と対処法

仕事に「モチベーション」を持つ3つの方法

仕事に「モチベーション」を持つ3つの方法

ここからは、仕事にモチベーションを持つ方法を3つにまとめて紹介します。

任された仕事の目的を明確にする

自分が任された仕事について、何のために必要なのかを考えましょう。どのような成果を期待されているのかを明確化することで、仕事に対する意義を見出しやすくなり、モチベーションを持つことができます。 

何をすべきかがわかれば、無駄な作業を省けるため、業務の効率化に繋がります。業務が改善されて結果が伴えば、仕事への意欲もさらに高まるでしょう。

働く目的が実現できるかを確かめる

働く目的を実現できる仕事なのかを確認することも大切です。目的に合わない仕事を選んでしまうと、いつまで経ってもモチベーションを維持することはできません。

まずは、自分の働く目的について考えてみましょう。そして、その目的が実現できるかを確かめることが大切です。

国民生活に関する世論調査で働く目的は何か聞いたところ、半数以上が「お金を得るために働く」と回答しています。

「家族を養うため」「欲しいものを買うため」などの理由も、「お金を得るために働く」に当てはまります。働いたお金を何に使いたいのか具体的にイメージできれば、仕事へのモチベーションを持つことができるでしょう。

今の職場で働く期限を設ける

「成果への報酬」「会社が目指す展望」「仕事仲間との関係」など、自分で解決しようがない外部要因がある場合は、今の職場で働く期限を設けてみましょう。

期限を設ければゴールが明確になり、仕事へのモチベーションを保つことができるかもしれません。期限終わりで問題が解決しなかった際は、転職するのも一つの方法です。

「1年働いてみて、状況が改善されなければ転職する」というように明確な期限を設ければ、将来への見通しも明るくなり、モチベーションも持てるようになります。

仕事へのモチベーションが切れた時の対処法

仕事へのモチベーションが切れた時の対処法

仕事へのモチベーションを失うのは、自分の限界を超えた場合です。今まで一生懸命に取り組んでいた仕事であっても、業務量が限界を超えると心身ともに疲れてしまい、モチベーションが持てなくなります。

モチベーションを失ったときは、以下の対処法を試してみましょう。

  • 仕事を休む
  • 同僚やカウンセラーに相談する
  • 仕事の環境を変える

無気力な状態が続く場合は、無理せずに仕事を休みましょう。ゆっくり寝たり趣味に没頭したりして、心身ともに回復することで、モチベーションを取り戻すきっかけを掴めます。

問題の解決策がわからない場合は、身近な人に相談してみましょう。職場の同僚・先輩などに相談すれば、一緒に悩みを解決してくれるかもしれません。

職場の人に言えない悩みがある場合は、家族や友人に相談しましょう。誰かに相談するだけでも、気持ちが楽になります。

周囲に相談する相手がいない場合は、会社の相談窓口や専門医のカウンセリングを受けることをおすすめします。

異動や転職などで、仕事の環境を変えるのも一つの手です。世の中にはさまざまな仕事があるので、現在の職場にこだわる必要はありません。

人間関係に悩んでいる場合は、異動することで悩みを改善できる場合があります。労働条件が悪い場合は、思い切って転職することをおすすめします。

仕事のモチベーションに関するFAQ

最後に、仕事のモチベーションに関するよくある質問へ回答します。

年齢や性別でモチベーションの持ち方に違いはあるの?

仕事に対するモチベーションは、年齢や性別で異なります。20代は自分の生活費のために働く人が多い一方で、30〜40代になると家族を養うことが働く目的になる傾向にあります。

女性の場合、結婚や出産のライフステージの変化によって、働き方にも変化が出るのが特徴です。働き方や働く目的に変化が出れば、モチベーションの持ち方にも違いが出てきます。

モチベーションが持てない会社は辞めるべき?

モチベーションが保てない原因は、そもそも職場が合っていないのかもしれません。待遇や人間関係などを改善したい場合は、転職して環境を変えることを検討しましょう。 

ただし、見切り発車で環境を変えるのはおすすめしません。まずはモチベーションが持てない原因を明確にし、転職が最善の策だとわかってから行動を起こしましょう。

仕事へのモチベーションは「いらない」って噂は本当?

仕事で結果を出したいなら、モチベーションは必要です。仕事に対してモチベーションがあるかどうかで、生産性や生活の充実度が大きく変化します。

仕事をする動機は人によって異なりますが、モチベーションを持っている方が高いパフォーマンスを発揮しやすいとされています。

まとめ:できることから始めよう

仕事へのモチベーションは意図的に「持つもの」です。モチベーションを保てない場合でも、工夫次第で持つことは可能です。

まずは仕事にモチベーションが持てない原因を把握し、対処法を考えてみましょう。人によって原因は異なるため、それぞれに合ったアプローチが必要です。

休息する、人に相談するなど、日々の工夫でも改善はできます。小さなことでいいので、まずはできることから行動しましょう。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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