LinuCの問題集・過去問サイトおすすめ6選!勉強時の注意点も紹介

LinuCの試験問題や過去問が解けるサイトってどれだろう?
無料と有料サイトは何が違うの?

問題集や過去問サイトを活用すれば、効率的かつ効果的にLinuCの試験対策が可能です。

ただ、LinuCの試験問題や過去問が掲載されているサイトはいくつかあるため、どれを選べばいいかわからない人は多いですよね。

問題のレベルやサイトの使いやすさなど、詳細を確認しないまま問題集サイトを選んでは「他のにすればよかった…」と後悔しかねません。

そこで、今回はLinuCの試験対策ができるおすすめの問題集・過去問サイトを、選び方も交えて紹介します。問題集や過去問サイトで勉強する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、次の記事ではそもそもLinuCとはどんな資格なのか、その特徴を難易度や取得するメリットも交え詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。

LinuCはどんな試験?難易度や取得するメリット、勉強方法も解説

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

目次

LinuCの問題集・過去問サイトを選ぶ4つのポイント

LinuCの問題集・過去問サイトを選ぶ4つのポイント

はじめに、Linucの問題集・過去問サイトを選ぶポイントを4つにまとめて紹介します。

問題集や過去問サイトを選んで、かけた時間や手間を無駄にしないようしっかり確認していきましょう。

取得したいレベルに対応しているか

各サイトに掲載されている問題内容を確認し、取得したいLinuCのレベルに対応したものを選びましょう。

LinuCは、次の3段階にレベル分けされています。

LinuCレベル1物理/仮想Linuxサーバーの構築と運用
LinuCレベル2仮想マシン・コンテナを含むLinuxシステム、ネットワークの設定・構築
LinuCレベル3各分野の最高レベルの技術力を持つ専門家

取得したいLinuCのレベルに対応した問題集・過去問サイトを選ばないと、適切な学習ができません。事前に問題集のレベルを確認しておきましょう。

無料か有料か

各サイトの利用料を確認し、無理なくLinuCの試験対策ができるものを選びましょう。

LinuCの問題集・過去問サイトには無料と有料のものがあり、それぞれ特徴が異なります。

メリットデメリット
有料機能や学習範囲が充実している費用がかかる
無料費用がかからない・機能が限定的
・学習できる範囲が限定されている場合もある

苦手な分野を把握するための履歴確認や知識をつけるための動画講義など、学習を支える機能が多いのは有料サイトの特徴です。

ある程度知識があり、自分で苦手な分野を把握できる人、極力費用をかけずに学習したい人は無料サイトが良いでしょう。1人で学習を続けられるか不安な人には、有料サイトがおすすめです。

スマホやタブレットからでも学びやすいか

各サイトの対応機器を確認し、学びやすいものを選びましょう。

ほとんどの問題集・過去問サイトは、パソコンだけでなくスマホやタブレットからも閲覧できます。しかし、閲覧はできても、スマホやタブレットで問題を解くのには適していないサイトもあります。

スマホやタブレットで使いやすいサイトでないと、パソコンの前に座って学習だけに集中できる時間を確保しなければなりません。しかし、スマホやタブレットなどの端末から利用できるサイトであれば、移動中や休憩中などちょっとした隙間時間でも学習を進められます。

例えばPing-tには、スマホで問題を解き、その続きをパソコンで解ける機能があります。移動中に学習を進めていると学習途中で目的地に到着してしまうことがありますが、そのようなときでもストレスなく続きから学習が可能です。

Ping-t
出典:Ping-t

画面の大きさに合わせてボタンの配置が最適化される機能もあり、スマホでも使いやすいサイトだといえるでしょう。

スマホやタブレットからでも学習しやすいか確認するためには、まずアプリが用意されているかを確認しましょう。専用アプリがあれば、スマホやタブレットからでも快適に利用できます。

アプリがない場合には、無料のお試し期間などを利用して、実際に使い心地を確認するのがおすすめです。

勉強を手助けしてくれる機能はあるか

勉強を手助けしてくれる機能があるサイトを選ぶと、効率よく試験対策が可能です。学習サポート機能はサイトごとにさまざまですが、例えば次のようなものがあります。

  • 質問や相談ができる
  • 回答への解説が聞ける
  • ミスした問題だけを復習できる

事前に機能の有無を確認しておかないと、理想どおりに学習を進められないリスクがあります。自分に合うサポート機能があるサイトを選択するようにしましょう。

サポート機能があるサイトの具体例は次のとおりです。

サイト名サポート機能
Ping-tミスの回数に応じた問題の振り分け
ウズカレテスト学習履歴や正答率を確認できる

サポート機能がない、もしくは少ないサイトは費用が安い傾向があるため、できるだけお金をかけずに学習を進めたい人に適しています。サポート機能が豊富なサイトは、短時間で効率よくポイントをおさえながら資格取得を目指したい人におすすめです。

LinuCの問題集・過去問サイトおすすめ6選

選び方をおさえたところで、ここからはLinuCの試験対策ができるおすすめの問題集・過去問サイトを6つ紹介します。

なお、簡単に各サイトの概要を確認したい人は次の一覧表をご覧ください。

サイト名利用料金対策可能な範囲過去問の有無会員登録の有無特徴
LinuC
LPI-JAPAN
無料レベル1~3なしなし公式団体の問題集サイト
Ping-t月額2,400円~レベル1~3なしありスマホで解いた問題の続きをパソコンで解ける
LPIC
模擬問題
無料レベル1~3(3は304のみ)なしなしランダム出題の機能あり
ウズカレ
テスト
無料レベル1ありあり学習履歴や正答率を確認できる
TECH
HUB
月額5,500円レベル1なしあり動画講義で知識を得られる
Udemy9,800円レベル1ありあり教育工学の理論に基づいて、独学でも学びやすい

公式サイトの情報をもとに掲載しています。
2023年4月時点の税込み価格を掲載しています。

LinuC LPI-JAPAN

LinuC LPI-JAPAN
出典:LinuC LPI-JAPAN

LinuC LPI-JAPANは、LinuC の認定を行っている公式の団体が用意している問題集サイトです。サイト内にはレベル1からレベル3までのサンプル問題が掲載されていて、無料で利用できます。

例題が掲載されているだけのシンプルなサイトで、プルダウン形式で隠された部分を開くと回答と解説を見られます。1問ずつ独立して問題が表示されるため、スマホやタブレットでも使いやすいスタイルです。

過去問の掲載はありませんが、実際に認定を行う団体のサイトに掲載されている問題であるため、本番の雰囲気をつかみやすいでしょう。

利用料金無料
対策可能な範囲レベル1~3
過去問の有無なし
会員登録の有無なし
勉強へのサポート機能なし

公式サイトの情報をもとに掲載しています。
2023年4月時点の税込み価格を掲載しています。

「LinuC LPI-JAPAN」利用者からの評判・口コミ

口コミに関する補足
現在口コミは調査中のため、随時更新させていただきます。

Ping-t

Ping-t
出典:Ping-t

Ping-tは、LinuCだけでなくCCNA/CCNPやHTML5プロフェッショナル認定資格など、さまざまなIT関連の資格取得に向けた学習ができるサイトです。レベル1から3まで対応していて、レベル1の101に対応した問題は無料で利用できますが、それ以外は有料登録をしなければ利用できません。

画面の大きさに合わせてボタンの配置が最適化されることに加え、スマホで解いた問題の続きをパソコンで解くこともできるため、外出中でも使いやすいサイトです。ミスの回数に応じて問題を振り分ける機能があり、苦手な問題だけを復習できます。

問題数が豊富なことに加え、1つひとつに図や実行例が掲載されているため、きちんと理解しながら学習を進められます。

利用料金2,400円(1ヶ月)~1万2,800円(36ヶ月)
対策可能な範囲レベル1~3
過去問の有無なし
会員登録の有無あり
勉強へのサポート機能あり

公式サイトの情報をもとに掲載しています。
2023年4月時点の税込み価格を掲載しています。

「Ping-t」利用者からの評判・口コミ

口コミに関する補足
現在口コミは調査中のため、随時更新させていただきます。

LPIC模擬問題

LPIC模擬問題は、受験に向けた基礎固めのための問題を掲載しているサイトです。レベル1とレベル2に対応、レベル3は304試験にのみ対応しています。

順番に問題を解くだけでなく、ランダム出題を利用してゲーム感覚で学習を進めることもできます。シンプルな出題画面で、スマホでも使いやすいサイトです。

ちょっとした隙間時間で、手軽に学習を進めたいときに適しています。

利用料金無料
対策可能な範囲レベル1~3(3は304のみ)
過去問の有無なし
会員登録の有無なし
勉強へのサポート機能なし

公式サイトの情報をもとに掲載しています。
2023年4月時点の税込み価格を掲載しています。

「LPIC模擬問題」利用者からの評判・口コミ

ウズカレテスト

ウズカレテストは、LinuCだけでなくCCNAやITパスポートなどのさまざまなIT系資格に向けた学習ができる問題集サイトです。LinuCは、レベル1にのみ対応しています。

選択式で回答するタイプの問題サイトで、スマートフォンからも利用可能です。回答後には解説が表示され、間違えた場合でもすぐに正しい知識を確認できます。

管理者アカウントでは、学習履歴や正答率の確認が可能で、苦手な分野を把握できます。

利用料金無料
対策可能な範囲レベル1
過去問の有無なし
会員登録の有無あり
勉強へのサポート機能あり

公式サイトの情報をもとに掲載しています。
2023年4月時点の税込み価格を掲載しています。

「ウズカレテスト」利用者からの評判・口コミ

口コミに関する補足
現在口コミは調査中のため、随時更新させていただきます。

TECHHUB(テックハブ)

TECHHUB
出典:TECHHUB

TECHHUBは、問題を解くだけでなく動画講義を利用して知識を身につけられるサイトです。2023年4月現在は、レベル1のみ対応しています。

動画講義と章末テストで基礎知識を習得したのち、試験対策用の問題集で理解度をチェックできる構成です。すべての内容が有料ですが、7日間は無料トライアル期間として利用できます。

問題を解くだけでなく、解説も聞きながら学習したい人におすすめです。

利用料金5,500円/30日
対策可能な範囲レベル1
過去問の有無あり
会員登録の有無あり
勉強へのサポート機能なし

公式サイトの情報をもとに掲載しています。
2023年4月時点の税込み価格を掲載しています。

「TECHHUB」利用者からの評判・口コミ

口コミに関する補足
現在口コミは調査中のため、随時更新させていただきます。

Udemy

Udemy
出典:Udemy

Udemyは、さまざまなスキルを身につけるための動画を販売しているサイトです。LinuCレベル1試験対策講座は、101試験と102試験向けのレッスンと演習問題がセットとなったコースです。

導入部分はお試しとして無料で視聴できるため、気になる人はまずお試しでチェックするとよいでしょう。動画学習のため、わからない部分を見直しながら学習を進められます。

教育工学の理論に基づいて、独学でも学びやすい工夫がされており、挫折が心配な人にも適した教材です。

利用料金9,800円
対策可能な範囲レベル1
過去問の有無あり
会員登録の有無あり
勉強へのサポート機能なし

公式サイトの情報をもとに掲載しています。
2023年4月時点の税込み価格を掲載しています。

「Udemy」利用者からの評判・口コミ

口コミに関する補足
現在口コミは調査中のため、随時更新させていただきます。

LinuCの問題集・過去問サイトで勉強する際の注意点

LinuCの問題集・過去問サイトで勉強する際は、不正解の問題をそのままにせず、必ず見直す習慣をつけましょう。不正解の問題を見直し、なぜ間違えたのか考えることで、次は同じ間違いを避けられます。

間違えた問題は、自分の理解が浅い部分です。間違えた理由を確認するとともに、理解できていない部分があれば教材に戻って再度学習しておくと、知識を深められます。

正解した問題よりも、間違えた問題に注目することで、効率のよい学習が可能です。 

LinuCの問題集・過去問サイトにまつわるFAQ

最後に、LinuCの問題集・過去問サイトにまつわるよくある質問にまとめて回答します。

LinuCの試験対策するなら参考書とサイトどちらがいい?

参考書と問題集サイトでは、用途が違います。

参考書は、まったく知識がない状態から知識を得るために使うものです。それに対して問題サイトは、主に知識の確認のために利用します。

ゼロから学習するのであれば、まずは参考書で学習し、その後問題集サイトを使って知識を確認しながら理解を深めるのがおすすめです。ある程度知識がある人なら、問題集サイトで自分の理解度を把握した後、苦手な分野を中心に参考書で学習してみましょう。

自分の知識量に合わせて、参考書と問題集サイトを使いわけてください。

LinuCとLPICはどちらを取得すべき?

LinuCとLPICの違いは、LinuCが日本市場に最適化した資格であるのに対して、LPICはグローバルな基準で作られた資格である点です。

LPICは世界的に通用する資格ではありますが、公式サイトや試験問題は英語を翻訳したものであるため、日本語ではやや理解しづらい点がデメリットです。LinuCは日本国内で作られた資格のため、情報が理解しやすい点がメリットといえるでしょう。

資格を活かして国際的に活躍したい人や、海外との取引に携わりたい人にはLPICがおすすめです。日本国内での就職・転職活動に役立てたいなら、LinuCを選ぶとよいでしょう。

なお、LPICの試験対策ならびにLinuC取得に必要なLinuxの知識が身につく勉強サイトとして「侍テラコヤがおすすめです。

Linuxコースでは、未経験者でもLinuxの基礎知識から学習をスタートし、最終的にLPICレベル1の合格を目指せます。教材を使って実際に手を動かしながら学習することで、着実に知識を習得可能です。

コースの後半には試験対策に向けた講座も用意されており、実践形式で学習できます。月額2,980円から利用可能で、最低月1回、現役エンジニアの個別レッスンを受けられます。

掲示板を使って何度でも質問できるため、わからないところを理解できるまでじっくり学習可能です。Linuxコース以外の教材も自由に閲覧できるため、IT関連の知識を幅広く身につけたい人も、ぜひ試してみてください。

まとめ

今回は、LinuCの試験対策ができるおすすめの問題集・過去問サイトを、選び方も交えて紹介しました。

問題集サイトを選ぶ時には、料金や対応レベルだけでなく、スマホで使いやすいかも確認しておきましょう。隙間時間で学習できると、まとまった時間が確保できなくても資格取得に向けた勉強ができます。

問題集サイトを利用するときには、間違えた問題を放置せず必ず復習しましょう。知識が定着していない部分を繰り返し学習することで、資格取得に近付けます。

この記事を参考に、自分に合ったLinuCの問題サイトを選んでください。

なお、下の記事ではLinuCの取得に向けたおすすめの勉強法を、必要な学習時間も交え詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

→ LinuCの勉強法ガイド!必要な学習時間や取得に向けたコツも紹介

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

目次