Javaプログラミング能力認定試験とは?取得のメリットや難易度も紹介

Javaプログラミング能力認定試験って役に立つの?
プログラミング未経験でも合格できるかな?
どう試験対策すればいいんだろう?

取得するメリットや試験の難易度など、Javaプログラミング能力認定試験の詳細を確認してから取得に向け勉強するかを決めたい人は多いですよね。

プログラミング未経験の状態で合格した人はいるのか、就職や転職に役立つのかなど疑問が解消されないまま資格取得に向け動き出しては、かけた手間や時間・費用を無駄にしかねません。

そこで、今回はそもそもJavaプログラミング能力認定試験はどんな資格なのか、その特徴を取得するメリットや試験の難易度も交えて紹介します。合格に向けた勉強法や試験への申し込み手順も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

目次

Javaプログラミング能力認定試験とは

Javaプログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する認定試験です。サーティファイ情報処理能力認定委員会の概要は下記のとおりです。

設立1989年
実施している認定および検定試験7分野26種類
累計受験者数338万人
2021年度の受験者数11.9万人

参考:サーティファイ情報処理能力認定委員会

サーティファイ情報処理能力認定委員会は、設立以来長い歴史をもつ組織です。同委員会は、ITやプログラミング関連のスキル認定および検定試験を主催しています。累計受験者数の多さは、Javaプログラミング能力認定試験に対する信頼性の高さを表しているといえるでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験の累計受験者数は6万5,943名、合格率は59.4%となっており、Javaエンジニアの間では人気を集めている資格の1つです。

Javaに関する基本的な知識はもちろん、オブジェクト思考に基づいたアプレットやプログラムを開発できるスキルを有しているかが問われるため、これからJavaを学ぶ人やJavaエンジニアとしてステップアップしたい人にはおすすめの資格といえるでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験の資格を取得する3つのメリット

Javaプログラミング能力認定試験の資格を取得する3つのメリット

ここからは、Javaプログラミング能力認定試験の資格を取得するメリットを3つにまとめて紹介します。

Javaのプログラミングスキルの向上

Javaプログラミング能力認定試験の学習を行えば、Javaのプログラミングスキルが向上します。Javaプログラミング能力認定試験では、主に下記の内容が出題されます。

  • Javaの基礎
  • データ型や演算子
  • 制御文
  • クラスとメソッド
  • パッケージ
  • 例外処理
  • スレッド
  • クラスライブラリ

上記の出題範囲に沿って学習を進めれば、適切な順番でJavaの知識を学べます。また、仕様追加および変更時の仕様書作成などといった実践的なスキルの習得も可能です。

このように資格取得に向けた学習を通じて、Javaのプログラミングスキルを向上できる点はメリットの1つといえるでしょう。

就職や転職・案件獲得時にスキルを証明しやすい

Javaプログラミング能力認定試験を取得すれば、就職や転職、副業での案件獲得時にスキルを証明しやすくなります。

企業がJavaエンジニアを採用する場合や、クライアントがJavaの案件を発注する場合、可能な限りJavaのスキルがあるエンジニアへ依頼したいと考えるのは自然なことでしょう。

一方で、Javaをはじめとするプログラミングスキルは、面接などの短い時間で「応募者がどの程度のレベルであるか」を判断するのは難しいものです。

Javaプログラミング能力認定試験を取得しておけば、第三者機関であるサーティファイ情報処理能力認定委員会が定めた「Javaに関する一定のスキル基準」を満たしている証明となります。

また、国際的な技術標準規格「IMS Global Learning Consortium」に準拠したオープンバッチも取得可能であるため、自身のスキルに対する信頼性を高められるでしょう。

昇給や資格手当の獲得につながる

Javaプログラミング能力認定試験を取得すれば、昇給や資格手当の獲得につながります。

IT企業のなかには資格を取得した社員に対し、毎月の資格手当や一時金(ボーナス)を支給するところがあります。たとえば、株式会社 ウイングシステムではJavaプログラミング能力認定試験1級に合格すると、毎月5,000円が資格手当として支給されます。

IT企業にとって、ITエンジニアは最も重要な経営資源です。そのため、自社エンジニアの資格取得に対し、昇給や一時金を支給する企業が多いのです。

このようにJavaプログラミング能力認定試験を取得すれば、収入アップにつながる点もメリットといえます。

Javaプログラミング能力認定試験の資格等級

Javaプログラミング能力認定試験は3つの等級で構成されています。

ここでは、各等級の概要や必要となるスキルなどを解説します。

3級

Javaプログラミング能力認定試験3級の概要は下記のとおりです。

受験に必要な条件学歴や年齢などに制限なし
試験日2023年6月18日(日)
2023年9月10日(日)
2024年1月28日(日)
試験時間60分
受験形式リモートWEBテストのみ
受験料5,200円
試験結果の発表日試験後1ヶ月頃
資格の有効期限なし

参照:サーティファイ情報処理能力認定委員会 Javaプログラミング能力認定試験

3級は年に3回試験が実施されます。試験時間は60分であり、リモートWEBテストでの開催となっており、受験しやすい資格といえます。5,200円という受験料は、数あるIT系資格の中でも比較的安価な部類に属しています。

3級の下記ポイントをそれぞれ詳しく解説します。

3級合格で証明される知識や技能

Javaプログラミング能力認定試験3級では、Javaに関する基本的な知識(演算子/制御文/クラス・メソッドなど)をはじめ

  • Javaによる簡単なプログラムを書ける能力
  • オブジェクト指向に対する概念の理解

が問われます。

3級に合格すれば初級Javaエンジニアとしての知識や技能をもつと証明できます。

なお、Javaプログラミング能力認定試験3級に合格すると3級のオープンバッジを獲得できます。オープンバッチはSNSなどで共有したり、メール署名や履歴書に貼り付けることもでき、自分自身のスキルをアピールできますよ。

3級の合格率・難易度

Javaプログラミング能力認定試験3級の合格率や合格基準は下記のとおりです。

合格率*59.4%
※2021年度 全等級の平均合格率
合格基準*得点率が60%以上
難易度**超簡単(偏差値38)
取得に必要な勉強時間の目安約70時間

参照:*サーティファイ情報処理能力認定委員会 Javaプログラミング能力認定試験**資格の取り方

実際に過去問を解いてた人の口コミから、資格取得に向けた学習を行っていない人でも、普段Javaを使用していたり、過去Javaの学習経験をもつ人であれば問題なく正答できているのがわかります。

また、Javaプログラミング能力認定試験3級に合格した人の口コミからも、3級の難易度はあまり高くないといえます。相応の学習時間を確保すれば十分に合格可能といえるでしょう。

3級取得はこんな人におすすめ

Javaプログラミング能力認定試験3級は、下記の人におすすめです。

  • はじめてJavaを学習する人
  • これからJavaエンジニアを目指す人

Javaの基礎知識や実装力を問われる3級は、初心者であっても学習を行えば比較的簡単に取得可能です。企業からの評価も高く、就職活動や異業種からの転職活動にも有利に働くでしょう。

2級

Javaプログラミング能力認定試験2級の概要は下記のとおりです。

受験に必要な条件学歴や年齢などに制限なし
試験日2023年6月18日(日)
2024年1月28日(日)
試験時間90分
受験形式リモートWEBテストのみ
受験料6,400円
試験結果の発表日試験後1ヶ月頃
資格の有効期限なし

参照:サーティファイ情報処理能力認定委員会 Javaプログラミング能力認定試験

2級は年に2回試験が実施されます。3級と同様にリモートWEBテストでの開催となっていますが、試験時間は30分伸び、90分間で問題を解いていきます。

受験料も6,400円で、チャレンジしやすい資格といえるでしょう。

ここでは、2級の下記ポイントをそれぞれ詳しく解説します。

2級合格で証明される知識や技能

Javaプログラミング能力認定試験2級では、

  • Javaに関する一般的な知識(演算子/制御/クラスと継承/変数とメソッド?総称/パッケージ/例外処理/スレッド?クラスライブラリ など)
  • 小規模なプログラムの開発スキル
  • オブジェクト指向に対する一般的な概念の理解

が問われます。

2級に合格すれば、中級Javaエンジニアとしての知識や技能をもつと証明可能です。

なお、Javaプログラミング能力認定試験2級の受験に際して、先に3級に合格しておいたほうがよいのか気になる人もいますよね。2級の出題範囲は3級の出題範囲を包含しているため、3級を取得せず2級を受験してもまったく問題ありません。

そのため、3級の過去問を解いて物足りないと感じた人は2級をターゲットとするとよいでしょう。

2級の合格率・難易度

Javaプログラミング能力認定試験2級の合格率や合格基準は下記のとおりです。

合格率*59.4%
※ 2021年度 全等級の平均合格率
合格基準*得点率が60%以上
難易度**簡単(偏差値44)
取得に必要な勉強時間の目安約100時間

参照:*サーティファイ情報処理能力認定委員会 Javaプログラミング能力認定試験**資格の取り方

実際に過去問を解いてた人の口コミから、普段Javaを使用して開発しているエンジニアであれば、学習時間をとらなくても試験問題が解けるとわかります。

また、Javaプログラミング能力認定試験2級に合格した人の口コミから、社会人になりたての人やプログラミング学習をはじめたばかりの現役大学生も試験に合格しているのがわかります。

プログラミング初心者であっても、対策をたてて学習すれば十分に合格できる可能性がある資格といえるでしょう。

2級取得はこんな人におすすめ

Javaプログラミング能力認定試験2級は、下記の人におすすめです。

  • ステップアップをしたい初級エンジニア
  • 過去にJavaを学んだ経験がある人

前述したとおり、2級は3級の試験内容も包含しています。そのため、Javaの基礎知識はもちろん、オブジェクト指向の概念や例外処理など実践的な知識を身につけていることも証明できます。実際の開発現場でも評価が高い資格の1つといえるでしょう。

1級

Javaプログラミング能力認定試験1級の概要は下記のとおりです。

受験に必要な条件学歴や年齢などに制限なし
試験日2023年6月18日(日)
試験時間150分
受験形式会場集合試験のみ
受験料7,800円
試験結果の発表日試験後1ヶ月頃
資格の有効期限なし

参照:サーティファイ情報処理能力認定委員会 Javaプログラミング能力認定試験

1級は、年に1回しか試験が実施されない点が特徴です。また、試験時間も150分間、受験形式も会場集合試験のみとなっています。2級や3級と比較すると、試験実施日や受験形式など、さまざまな点が異なります。

ここでは、1級の下記ポイントをそれぞれ詳しく解説します。

1級合格で証明される知識や技能

Javaプログラミング能力認定試験1級では、オブジェクト指向に基づいた分析や設計の能力が求められます。また、仕様にそったプログラムの改修ができるスキルも必要です。

そのほか、つぎのUMLに関する知識も問われます。

  • ユースケース図
  • シーケンス図
  • クラス図

1級に合格すれば、上級Javaエンジニアとしての知識や技能をもつと証明可能です。

なお、2級や3級はパソコンに表示される多岐選択式問題に解答していく方式ですが、1級はパソコンを利用した実技試験となります。そのため、2級や3級と異なり、より実践的な試験内容となっているのが特徴です。

受験に必要な条件はなく、すぐに1級受験も可能ですが体系的な知識を身につけるためにも2級や3級に合格後に受験することをおすすめします。

1級の合格率・難易度

Javaプログラミング能力認定試験1級の合格率や合格基準は下記のとおりです。

合格率*59.4%
※ 2021年度 全等級の平均合格率
合格基準*得点率が60%以上
難易度**簡単(偏差値49)
取得に必要な勉強時間の目安約110時間

参照:*サーティファイ情報処理能力認定委員会 Javaプログラミング能力認定試験**資格の取り方

実際に過去問を解いてみた人や合格者の口コミから、1級と2級ではかなりの差があるとわかります。試験内容としては設計書を読み解く力や現状を分析する力など、論理的思考が求められる資格といえそうです。

Javaプログラミング能力認定試験1級に合格するためには、事前にしっかりと計画を立てた上で学習時間を確保する必要があるでしょう。

1級取得はこんな人におすすめ

Javaプログラミング能力認定試験1級は、下記の人におすすめです。

  • Javaを極めたい人
  • Javaエンジニアとしての信頼性を高めたい人

1級は、2級や3級と異なり難易度が高いのが特徴です。ただ、Javaプログラミング能力認定試験1級を取得しておけば、Javaエンジニアとしての信頼性を高めることが可能といえるでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験に向けたおすすめの勉強方法

Javaプログラミング能力認定試験に向けたおすすめの勉強方法

ここからは、Javaプログラミング能力認定試験(3級)合格に向けたおすすめの勉強方法を、3つの手順に分けて解説します。

1.出題内容から習得すべき知識やスキルを明確にする

まずは出題内容を確認し、習得すべき知識やスキルを把握するところからスタートしましょう。

Javaプログラミング能力認定試験3級の出題内容は下記のとおりです。

Javaの基礎・Javaの特徴 Javaプログラム
 バイトコードとJVM
 作成ルールと実行の手順
・オブジェクト指向の基本的概念
・オブジェクト
・クラス
・メソッド
・メンバ変数
・メッセージ
・インスタンス
・継承
・カプセル化(private修飾子含む)など
Javaの扱うデータ・基本データ型
byte、short、int、long、float、double、char、boolean、enum
・配列
基本データ型の配列、オブジェクトの配列
演算子・算術演算子(+、-、*、/、%)
・代入演算子(=、+=、-=、*=、/=、%=)
・インクリメント演算子(++)
・デクリメント演算子(- -)
・関係演算子(<、>、<=、>=)
・等値演算子(==、!=)
・論理演算子(&&、||、!)
・条件演算子(? : )
・文字列の連結(+)
・new演算子
・演算子の優先順位
・基本データ型の型変換(キャスト) など
制御文・if
・switch
・for
・while
・do
・break
・continue
・return
・拡張for など
クラスとメソッド・クラスの定義
・メソッド(static修飾子含む)
定義、戻り値、引数、main()
・クラスライブラリ
java.lang(Stringクラス、StringBufferクラス、Mathクラス、Integerクラス等)、java.io
・コンストラクタ など

参考:サーティファイ情報処理能力認定委員会 Javaプログラミング能力認定試験

3級の合格にはJavaの基礎をはじめ、演算子や制御文など基本的な文法を身につける必要があります。

出題内容を理解しないまま学習を進めてしまうと、試験とは関係ない領域に時間を費やしてしまうことも。その結果、スコアが伸びず不合格となるリスクが高くなってしまいます。

効率的に資格を取得するためにも正確に出題内容を把握し、学習の計画をたてましょう。

2.学習ツールでJavaプログラミングの基礎を身につける

次に、学習ツールを使いつつJavaプログラミング能力認定試験3級の合格に必要なJavaプログラミングを身につけましょう。

主に学習ツールは「学習サイト」と「参考書」の2つにわけられ、それぞれ特徴が異なります。

メリットデメリット推奨できる人
学習
サイト
・動画やアニメーションなどの教材などにより理解度を深めやすい
・質問機能など不明点を解決できる機能を有している
・参考書と比較するとコストがやや高い・プログラミングに対する理解をより深めたい人
参考書・インターネット環境が無くても学習ができる
・コストが低い
・テキストやイラストなどでしか学べない
・インプット中心の学習になりやすい
・不明点を自力で解決する必要がある
・資格取得をゴールとしている人
・自宅にインターネット環境がない人

学習サイトの場合、動画やアニメーションなどを取り入れた教材が多く、理解度を深めやすいというメリットがあります。また、サイトによっては質問機能もあるため、不明点が発生した場合も安心です。「プログラミングへの理解をより深めたい」という人には、おすすめしたい学習方法といえるでしょう。

とくにおすすめしたい学習サイトは下記のとおりです。

一方で参考書を用いた学習は、インターネット環境がなくても書籍さえあれば学習が可能です。買い切り型のため、コストが低い点はメリットといえます。

ただし、インプット中心の学習となりやすい点や、不明点があっても自力で解決する必要がある点はデメリットです。実践的なスキル習得を目標とせず「資格取得をゴールとしている」という人に推奨したい学習方法といえます。

なお、おすすめの参考書は下記のとおりです。

スッキリわかるJava入門

やさしいJava 第7版

新わかりやすいJava 入門編 第3版

新わかりやすいJava オブジェクト指向徹底解説 第2版

自分に合う学習ツールで、効率的にJavaプログラミングの知識を身につけるようにしましょう。

3.過去問や問題集で本試験を想定した対策学習を進める

Javaプログラミングの知識を習得したら、過去問や問題集を活用して、本試験対策を進めましょう。

過去問や問題集で対策せず本試験へ臨むと、時間配分に失敗し最後まで解答できない可能性があります。出題傾向なども把握できないためスコアが伸び悩みがちです。

学習の仕上げとして過去問や問題集に取り組んでおけば、時間配分などを含めた本番のシミュレーションが可能となります。また、過去の頻出問題なども把握できるため、点数の取りこぼし削減も期待できます。

なお、問題集は「Java™プログラミング能力認定試験 3級過去問題集」がおすすめです。この問題集には、過去6回分の問題に関する解答や解説がついています。繰り返し過去問を解けば、有効な本試験対策となるでしょう。

サーティファイ情報処理能力認定委員会の公式サイトにはサンプル問題も掲載されています。こちらも、本番の傾向を把握する上で重要な情報となるため、本番前に必ず確認することをおすすめします。

Javaプログラミング能力認定試験の受験・申し込み手順

次の手順に従えば、簡単にJavaプログラミング能力認定試験の申し込み手続きが行えます。

  • 1.試験内容を確認する
  • 2.受験料の振込を行う
  • 3.受験票を受領する
  • 4.受験する
  • 5.受験結果を受け取る

前述したとおり、Javaプログラミング能力認定試験は等級によって実施日や実施形態が異なります。また、出題形式や範囲などもあらかじめ把握するために、試験内容を確認しましょう。

試験内容の確認が完了したら、受験料の振り込みを行います。振込は下記の方法に対応しています。

  • クレジットカード
  • 銀行振込
  • コンビニエンスストア払い

なお、2級および3級の受験者は不正防止の観点から、顔写真をアップロードする必要があります。

ここまでの手続きが完了すると、受験票の受領を待ちましょう。

2級および3級、または1級をオンラインで受験する人は、試験日の1週間前までに受験票発行通知メールが送信されます。1級を会場で受験する場合は、受験票が送付先へ郵送されます。それぞれの受験票に記載されている内容や試験時間を確認してください。

その後、試験当日に所定の方式で受験をしましょう。受験結果は、試験後1ヶ月を目途として合否通知メールが送信されます。

余裕をもって本番を迎えるためにも、早めに申し込み手続きを進めるとよいでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験合格後のキャリアパス

Javaプログラミング能力認定試験合格後のキャリアパス

Javaプログラミング能力認定試験の合格後に、どんな職業・職種へ就こうか悩んでいる人もいますよね。

そこで、ここからはJavaプログラミング能力認定試験合格後のキャリアパスを4つの職種にまとめて紹介します。

テストエンジニア

テストエンジニアは、成果物の品質保証を担当します。具体的には下記の作業を実施します。

  • テスト計画の策定
  • テスト設計の実施
  • テストの実施
  • 結果とりまとめ・報告

開発したプログラムは、仕様を満たしているか、意図した動作をするかなどを検証する必要があります。テストエンジニアは、動作検証作業の計画や設計(確認すべき項目)などを作成し、実際にテストを担当します。また、その結果をとりまとめてレポーティングするのが仕事の1つです。

プログラミングスキルはあまり求められないため、初心者であっても比較的なりやすい職種といえるでしょう。

Javaプログラマー

Javaプログラマーは、システムエンジニアなどが作成した設計書に基づき、Javaでプログラミングしてシステムを完成させるのが仕事です。

無駄がなく効率的なプログラムを作成するには、Javaプログラミング能力認定試験対策として学習した内容がよい効果をもたらすでしょう。

なお、Javaプログラマーといっても初級〜上級まで幅広いレベルにわけられます。そのため、Javaプログラミング能力認定試験対策にて、初級からステップアップしていくとよいでしょう。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、主にシステム開発の上流工程を担当します。上流工程とは、システム開発の流れの中で前半部分に該当する「要件定義」や「外部設計」などを指します。

Javaを直接利用する作業は多くありませんが、Javaに関する知識を抑えておいたほうが、よりよい設計が可能です。また、Javaプログラマーの上位職として成果物レビューなども担当することもあるため、Javaスキルを身につけておいて損はないといえるでしょう。

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webアプリケーション開発に特化した職種です。

Javaは汎用性が高く、業務システムからWebアプリケーションまで幅広いシステムを開発可能です。Javaプログラミング能力認定試験1級を取得することで現場レベルのスキル習得を期待できます。

なお、Webエンジニアは下記2つにわけられます。

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア

Javaは、バックエンド開発で利用されるプログラミング言語です。そのため、Javaプログラミング能力認定試験合格者は、バックエンドエンジニアの方がなりやすいといえるでしょう。

挫折なくJavaプログラミング能力認定試験の合格を目指すなら

ここまでの解説を踏まえ、独学でJavaプログラミング能力認定試験の合格を目指そうとしている人のなかには、

自力で合格できるかな…
できることなら一発で合格したいな…
途中で勉強が嫌にならないか心配…

と不安な人もいますよね。

実のところ、資格取得に必要なJavaなどのプログラミング言語学習途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

87.5%の人がプログラミング学習時に挫折を経験
不明点やエラーが解決できずプログラミングを挫折した人が多数

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

このような背景もあり、弊社がプログラミングに興味をもつ100名を対象に実施した別の調査では、

  • 確実にスキルを身につけられると思ったから
  • 独学では不安がある
  • 効率よく学べそう

などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。

61%の人がプログラミングの勉強を始めるならスクールが良いと回答
プログラミング学習にスクールを選んだ理由

調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間で資格取得といった目的を実現したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。

いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「Javaを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」と、スキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、Javaプログラミング能力認定試験に合格できるほどのスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。

料金月分割4,098円~
実績・累計指導実績4万5,000名以上
・受講生の学習完了率98%
・受講生の転職成功率99%
・転職成功後の平均年収65万円UP
・転職成功後の離職率3%

侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。

冒頭で述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、初心者が現役エンジニアのようなプロに質問・相談できない状況でJavaを習得するのは非常に難易度が高いといえます。

しかし、侍エンジニアでは

  • 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
  • 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
  • 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ

といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境で、Javaプログラミング能力認定試験の合格に向けたJava学習を進められるといえます。

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侍エンジニアのサポート体制

なお「Java資格対策コース」では、現役エンジニア指導のもと「学習期間内での資格取得」を目標に資格試験の勉強を進めます。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

なぜ侍エンジニアが挫折せず、Javaプログラミング能力認定試験の合格に必要なスキルを習得できるのか気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。

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Javaプログラミング能力認定試験にまつわるFAQ

最後に、Javaプログラミング能力認定試験によくある質問へまとめて紹介します。

未経験や初心者でもJavaプログラミング能力認定試験に合格できる?

3級の出題範囲はJavaの基礎的な内容に限定されているため、未経験者や初心者でもJavaプログラミング能力認定試験の合格は可能です。

未経験や初心者の人はJavaプログラミング能力認定試験3級からの受験をおすすめします。

不合格でも試験には何度も挑戦できるの?

Javaプログラミング能力認定試験に落ちた場合でも、再度試験を受けられます。受験可能な上限回数も設けられていません。

ただし、再受験の場合は前回受験の合否結果受領後に申し込みを行う必要があります。受験結果は試験後1ヶ月程度となっているため、最低でも1ヶ月の期間を空ける必要があります。

3級を飛ばして2級や1級は受けられるの?

3級を飛ばして2級や1級への受験は可能です。

各級の受験に条件は設けられていないため、初心者であってもいきなり1級を受験することができます。ただし、初心者にとって2級や1級はやや高いハードルです。

プログラミング初心者は、3級の取得を目標とすることをおすすめします。

Javaプログラミング能力認定試験の他に取得すべき資格は?

Java系の資格であれば、Oracle Java 認定資格がおすすめです。

この資格はJavaの開発元であるOracle社が提供する国際的なベンダー系資格です。侍エンジニアでもJava資格対策コースを用意しているため、初心者の人も無理なく効率的に資格取得を目指せるでしょう。

まとめ

今回はJavaプログラミング能力認定試験の概要や学習方法などを紹介しました。

Javaは汎用性が高く案件も豊富であるため、ITエンジニアであれば学んでおいて損はない言語の1つです。そのような背景もあり、Javaスキルを可視化できるJavaプログラミング能力認定試験は、とっておきたい資格といえるでしょう。

なお、独学に不安がある人や短期間で取得を目指したい人は、プログラミングスクールの活用もご検討ください。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター8年目。IT企業でPM(プロジェクトマネージャー)として複数プロジェクトの管理を行う傍ら、2017年からWebライター活動を開始。IT分野を中心に、オウンドメディアの記事執筆を担当。2021年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、現役エンジニアならではの視点を意識し、読者に有益な情報提供を心掛けています。
【専門分野】
Web開発/プロジェクトマネジメント
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
AWS Certified Developer - Associate認定

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