こんにちは。ハナキ(@novl_h)です。
今回、侍エンジニアマンツーマンレッスン(以下、マンツーマン)の卒業生で、株式会社YOUTURN 代表取締役 中村義之さんにインタビューをさせていただきました。
株式会社DeNAから分社化した『株式会社みんなのウェディング』取締役に就任後、上場を経て退職。そして起業に至った経緯から、なぜプログラミングを学ぶ必要があったか、学んで得られたこと、そして今後のビジョンまで幅広くお聞きしました。

なかむらよしゆき
この記事の目次
「とりあえずやってみてエラーをだす」問題解決で最も大事なこと
ーー学習中の話をお聞きしたいのですが、例えばググっても本当に見つからない時とか、そういった時って時間をかけて考えたり悩んだりしましたか?
僕がインストラクターの井上さんに質問するまでの時間ってめっちゃ短いです。あんま悩まないです。笑
ーーどれくらいですか?10分とか15分くらいですか?
30分ググって調べて出てこなかったら、もう聞きますね。しかも、インストラクターの人に聞いたらちゃんと回答が返ってくるんですよね。「この記事にやり方が書いてありますよ。」みたいな感じで適切な記事とか教えてくれるんですよ。
でも適切な検索ワードをちゃんとわかってないときってその記事に到達できなくて、それが一番きついですよね。笑
ーー井上さんはたどり着けるわけじゃないですか。なんで俺はたどり着けないんだ。みたいな感じですよね。笑
そうそう。笑今でもそうなのですが、具体的な検索ワードになってないことが結構ありますね。
ーー調べ方、ググり方みたいなのを学ぶことはありましたか?
ググり方っていうよりも「とりあえずやってみる」ということが大事なんだと教わりました。とりあえず動かしてエラーを出してみる。そうするとエラーメッセージの文言がヒントになったりして進んでいくイメージです。
ーーエラーを出してそこから先に進むみたいな感覚ですね。
そうそう。それでもダメなときは聞くんですけどね。笑例えば、英語のサイトばかり出てきたときとかとても困りました。英語は読めたほうがいいなと思いました。
ーー本当そうですよね。エンジニアがみんな口を揃えて言いますね。
そうですね。

座学よりも実戦が大事「挫折しなきゃできないことをやるのが勉強」
ーーアンケートに「プログラミングは趣味っていうよりも仕事としてやったほうがいい」と書かれてたんですけど、この部分詳しくお願いします。
趣味とか遊びの延長でやってたら多分もう途中で挫折してますね。笑
ーーなるほど。笑
ある意味、自分が作ったRailsアプリがこれからの事業でお金を持ってきてくれるわけじゃないですか。
そのRailsアプリを作らないと、労働集約的な仕事で汗をかき続けないといけない。
あるいはそういった働き方では、絶対リーチできない人にWebアプリならリーチできます。だから仕事としてやらなきゃいけないと、そう思えたからこそ続きましたね。
ーープログラミング学習をしている人の中で、そういう感覚でやれてない人って結構いると思うんですよ。普通にドットインストールとかで学んでいる人って多分そうじゃないですか。自分のプロダクトを作ってなかったり、作り方がわかんなかったり。それだとやっぱり挫折しちゃいますよね。
そうかも。途中で挫折しちゃいけないこととして向き合ったほうがいいですね。趣味としてじゃなくて、仕事として臨んだほうが挫折しない。笑
ーー名言ありがとうございます。(笑)勉強としてやっちゃったらダメですよね。勉強の勉強みたいな、、
そうそう。でも本当にプログラムを書くのが好きな人は違いますよ。ツールとしてプログラミングを習得したいって人は仕事としてやったほうがいいんじゃないですかね。
「Webを使いこなせば非線形的な伸び方を」開発スキルを身につける魅力
ーー実際にメディアやRailsアプリを作ってみて、新たな気づきなどはありましたか?また、一番の魅力はどんなところですか?
僕、侍エンジニアで7ヶ月間取り組んでプロダクトを作りましたけど、7ヶ月の期間でプロダクトを作らずに、プログラミング学習せずに営業を続けた方が仕事としての進捗は当然良いじゃないですか。
でも、それが14ヶ月とか、2年、3年ってなった時にどっちが強いかって言ったら、Webのツールを使えたほうが強いんですよ。営業って足使うだけだったら足し算にしかならないじゃないですか。足で稼げるのは、自分の工数の足し算でしかありません。
でもWebアプリだったら非線形的な伸び方をするかもしれない。僕が今日まででローンチしてるプロダクトってブログメディアだけですけど、ブログをやることで全くリーチできなかった人たちにリーチできたので本当にやってよかったです。
先日書いた記事は、UU(来訪者数)だと累計2万くらいでPV(閲覧数)は7万いってるんですよ。キャッシュが切れて重複してる部分はあると思うんですけど、2万人会おうって思ったら普通に考えて無理ですからね。
自分のソーシャルグラフ(ネット上における人間関係)の中では絶対に到達し得ない人に会えて、しかもその人が僕のメディアにすごく共感をしてくれて、物理的空間を超えて何か人生を変えるきっかけになったとしたら、めちゃくちゃ良いことだと思うんですよ。それが魅力ですよね。
ーー間違いないです。個人でやってみないと感じれないですもんね。
そうですね。個人でやった時の1UUと会社での1UUは全然違いますからね。笑
ーーみんなのウェディングなんてハンパないですもんね。笑
みんなのウェディングは多分300万から400万UUあるんですけど、それよりも僕のメディアの2万UUの方が自分個人にとっては価値があります。
ーー全然違いますよね。もう一点質問いいですか?アンケートにある「プログラミングを学んで起業後の自分で対応できる守備範囲が上がったことへの安心感を持てた」っていうのはさっき言ってた運用・保守の部分が大きいんですかね?
そうですね。運用・保守が大きいんじゃないですかね。例えば、誰かに依頼する時にメールを書くとかフェイスブックでメッセージを送るとか、見積もりを取る時にクラウドソーシング系のサービスで要件とかを書くのってすごい時間の無駄じゃないですか。
そんな時間があったら自分でいじれたほうがいいし、その守備範囲を得られたのはでかいですね。
ーー知らないと要件定義できないですもんね。
そうそう。本当にそうですよ。
最初、メディアとか求人サイトのデザインどうするんですか?って井上さんから質問されて、どうするもこうするも、、、って感じでしたからね。どういうやり方があるんですか?みたいな。笑
ーー今まではプログラミングに全く触ってこなかったんですか?
全然触ってなかったです。でも多少はわかりますよ。マーケとかSEO(検索エンジン最適化)とかやってたら、metaタグとか見なきゃいけないじゃないですか。
ああいうソースコードとかは見たりしますけど、そもそもCSSとか全く見たことなかったし、RubyとかRailsのコードも見たことなかったし、デザインを依頼するってことがどういうことかってのがわからなかったんですよ。笑
psd(フォトショップ)とかpdfの形式でもらうんだろうなっていうのはわかるんだけど、それををどうするの?って。もちろん今はちゃんとわかりますよ。笑
デザインの大枠となるものを作ってもらって、その画像素材とか、パーツみたいなのを納品してもらって、それをCSSで自分で組む、あるいは出来上がったCSSとHTMLをまとめて納品してもらうとか、適切かどうかは置いといて大まかにできるイメージはある。
あの時は全くイメージできなかったですね。それは大きいです。それに今回、デザインは前職の同僚で、現在フリーランスのデザイナーをやっている人に依頼しました。
その方に依頼した際に、「いつもやってるやり方で納品してくれ」って言ったんですよ。そしたらpdfとpsdの両方送ってくれて、素材は素材で別でもらったんですけど、そこで初めて「あー、はいはい、なるほど。」みたいな。笑
ここから、CSSとHTMLは自分で組むのね、と。そこでようやく具体的なやり取り方法を理解できた感じです。今ではようやくイメージが湧くようになりました。

「ドラゴンボールみたいにスキルを身につけてレベルアップしてる感覚」
ーーメディアはどうやって作ったんですか?ワードプレスですか?
そうですね。ワードプレスで作って、一番カスタマイズしやすそうなブートストラップ(※1)を基盤としたテーマを調べて、井上さんと相談して決めました。そこから子テーマを作って、その中でガリガリ改造しましたね。
フロントエンドWebアプリケーションフレームワーク。WebサイトやWebアプリケーションを作成することができる。
ーーじゃあ、あのメディアもご自身でコードを書いたんですか?
結構書きましたね。7ヶ月間遊んでたわけではないです。笑
ーーRailsアプリの他にメディアも作ったのはすごいですね。ワードプレスとはいえ、7ヶ月で2つ成果物を残せるのはかなり早いと思いますよ。6ヶ月コースでオリジナルアプリ1つ作るのが普通ですからね。
そうなんですね。
ーーじゃあメディアとRailsアプリ(Webアプリ)の2つを作られたんですね。
そうですね。Railsアプリは、会員登録付きの求人サイトですね。
あと、運用を楽にしたかったので、「一般ユーザー」と「管理者ユーザー」の様にユーザーモデルを2つ作ったんですよ。ユーザーが会員登録できる機能も作りたかったし、運営者側の僕が求人情報を登録したり応募情報を確認する機能も作りたかったので。
運用を楽にするためにあとはワードプレスでいうダッシュボードの様な管理画面を作ってて、応募があったらその入力された応募情報を管理画面で見れたり。
あとはSSLの証明書の取得もやったし、IPアドレス制限も。オフィスでしかその管理者アドレスにログインできない、そういうセキュリティー部分もがっつり作りましたね。
ーーすごいですね。
井上さんのおかげです。笑
ーー企画から設計、開発、、とエンジニアの工程を全部経験してみてどうでしたか?
楽しかったですよ。一つ一つが形になっていくこととか、「俺今新しいスキルつけてる!」っていう実感とか。ドラゴンボールみたいに新しい技を覚えて強くなっていく感じがすごく面白かったですね。笑
ーー自分で企画、設計して開発していく中でどの工程が一番面白かったですか?
やっぱり、コード書いて動かしてみること。そして実際に動いた時が一番面白かったですね。ブログメディアのCSSは元々のワードプレスのテーマをほとんど書き変えるくらい作ったし、Railsアプリはゼロからのデザインじゃないですか。
それもデザイナーからもらったのを参考に、全部作ったんですよ。そこで思ったのは、俺あんまデザイン好きじゃないなって。厳密に言うとコーディング。デザインはやってもらったから。
WordPressテーマをほとんど書き直すくらいカスタマイズしたCSS
CSSとかの部分はそんな好きじゃないなって、納品されたデザインになるように整えてるだけだなって。コードってロジックが整ってないと絶対弾かれるし、逆に上手く描けたらちゃんと動くし。
そういう自分の思考や考えた結果がしっかり反映されるっていうのは面白いなって。あと、正解ってないじゃないですか。
こういう動きをしたいって時に何通りかのやり方があった時は、初心者だから難解なやり方じゃなくてとりあえず動かそうって。そういうことも好きだし、それでも動きゃいいんだって納得して前に進もうって。
一方で、慣れてくると前に書いたコードを書き直しする時に、あ、こっちの方が綺麗に書けるなとか、この書き方だったらこういう動作ができないみたいな。
それで書き直してシンプルにしていけるし、今まではそういう仕事やったことなかったですからね。すごく難しいけどおもしろかったです。そのプロセスは、ブログの文章を推敲している時に似ているかもしれない。
この言い回しの方が自分の感情をちゃんと表現できているなと、こういう記事のタイトルの方が人にわかりやすいなって感覚と似てるかな、やっぱ言語なんで。そういう言葉を操るって割と好きなんですよ。面白いなと。
「個人的な人間関係を築けた」マンツーマンの魅力
ーー井上さんにインストラクターとしてやってもらって、マンツーマンレッスンならではの良かったところってどんなところですか?
時間が経つごとに仲良くなれたのは良かったですね。侍エンジニアの場合、インストラクターがコロコロ変わらないので。なので、どんどん聞きやすくなります。笑
「こんなこと聞いていいのかな」とか「これぐらい自分で理解できないとダメなのかな」って最初どうしても考えちゃうんですよ。今もう考えないですからね。笑
それがめっちゃいいです。個人的な人間関係を築けたところが面白かったです。まず、自分の成長を間近に見てくれてる人じゃないですか。「今回、めっちゃ早くできましたね。」とか「こんなコード書くようになったんですか」とか。
デザインができた時も「すごい立派なのができましたね」って言ってくれると嬉しいですし、モチベーションが上がりますよね。毎回新しい人だと、「この人これくらい出来て当たり前なのかな」って感じじゃないですか。
初めて会った人に「こういうのできました」って言われても「なるほど、この人はこれくらいのスキルを既に習得してるんだ。ヘぇ〜」で終わっちゃうじゃないですか。
ゼロからみてもらっている人だとちゃんと成長を実感してくれる。そういうことで嬉しいフィードバックが返ってきたらモチベーションが上がりますね。「俺、向いてるんじゃないかって。笑」いい意味で勘違いできると思いますし。笑
ーー褒められるって大事ですよね。
めっちゃ大事です。
ーー「これ出来てるのかな?」ってやってて不安な時はどう対処してましたか?
一回コードをバーって書いちゃうと取り返しがつかないというか、後戻りするのがめんどくさいじゃないですか。だからざっくりと「こんな方向性でいいですかねー?」って聞いて、「その方向性で間違ってないです」とか言ってくれると納得して自信を持って先に進めますね。
「調べないと仕事にならない」変化したエンジニアへのイメージ
ーープログラミングに触れてみて、エンジニアのイメージが変わることはありましたか?
ありましたね。以前はエンジニアってずっとコード書いててたまに調べてるイメージだったんですよ。
慣れてる人は自分がどういうコードを書けばいいかわかってて、こういう機能はこういうものを使う、それが全部頭の中に入ってるからバシバシゴリゴリ書いてるんだろうなって。
でも、実際にやってみると、「俺、ずっと調べてるな」、とか「コード書いてねえ。調べる時間って多いなあ。」みたいな状態に気づきます。笑ずっと調べ物をしている自分が嫌になる時もあるんですよ。「ググっても出てこねえなー」って。笑
その話をインストラクターさんにしたら、「僕もそうですよ。だいたいみんなそうなんじゃないですか。」って言われたんです。プログラミングを始める前のエンジニアのイメージと結構変わったのがそこですね。
ーーなるほど。やったことがない人からすると意外かもしれませんね。
あとは、Cloud9(統合開発環境)でうまく動かない機能があったんで、ローカル環境で開発することになったんですよ。その時井上さんに、「Cloud9ってネット環境がないと開発できないですけど、PCのローカル環境だったら飛行機に乗ってても開発できちゃいますね」って言ったんです。
そしたら、井上さんが「調べられないから多分無理ですよ。」って言ってて。「そうなんですか?井上さんでも調べなきゃダメなんですね。」って「新しくつくるものはそうじゃないですか」、「ああ、そうなんだ」って。
この一連の会話の流れでエンジニアに対するイメージが変わりました。
ーー良い意味でもイメージが変わったんですね。
はい。調べてる時って多いじゃないですか。この7ヶ月間ずっと調べ物ばっかりしてたから、調べてる度にそのやり取りを思い出しますね。
だから最近は調べ物をしてても「みんなやってることだし」と思えて、一番の心のよりどころになってますね。調べている自分へのモチベーションを保つための。
ーー僕もそうでしたが、プログラミングに限らず他の調べごともはやくなりませんか?とりあえず調べるみたいな。
それはありますね。問題解決能力ですね。
受講後、獲得した仕事は...「これから習得するスキルを雇った」
ーーアンケートの「弊社サービスを受けたあと、仕事獲得などしましたか?」の部分で、「最初から自分の会社のプロダクトを作るつもりでいたので、自分がこれから習得するスキルを自分で雇った。」と書いてありましたよね。これは、なるほどな、と思いましたね。
はい。僕の場合はエンジニアに転向してフリーランスになるつもりではなかったので、このアンケートの質問で意図されているような、「仕事を得るためのプログラミング習得」ってことで受講したわけではないなと。
じゃあどういうことなんだろうって思って、書きました。で、今の結論はあれですね、「このスキルじゃあ、僕は僕を雇わない」って。笑
これ以上プログラミングのスキル習得に時間をかけるよりはもっと得意な人にやってもった方がいいなっていう結論です。まあ、求人サイトさえできちゃえば、あとは事業を推進するだけじゃないですか。
営業もマーケティングも色々やらなきゃいけない。人材紹介以外の事業もやりたいなって時に、開発以外のビジネスサイドにもっと自分の時間を割いた方が全体としてのパフォーマンスは上がるだろうなと。
だけど、求人サイトが作れてなかったらそういう割り切りにはなってないです。
7ヶ月で割りとしっかりしたものをつくったので、これをゼロから人に任せようって思ったら結構なお金がかかりますし、その後の運用も大変だろうし、今後自分がWebアプリとかをベースにしてビジネスをやっていく分には問題がないと思えるスキルを身につけることはできました。
ただ、社内のCTO(最高技術責任者)として雇うには足りなさすぎますね。自分のスキルが。笑
ーー未経験ですもんね。
はい。ただ、良いですよね。そういう運用的な、プログラミングのベースのスキルを持っている代表取締役。人材としては1年前より良い人材になっているはず。
ーーそうですね。間違いないです。
そういうハイブリッドなスキルを持った人材としては雇うかなって。
ーーそうですね。すごいです。開発経験が一度でもあって、マーケティングや営業スキル、ビジネスサービスができる起業家ってなかなかいないですよね。
そうですね。なかなかいないと思います。
ーー今は本当に求められているスキルというか、むしろないと困るかなっていうスキルですよね。
はい。欲を言うと、プログラミングにもっと習熟したかったです。
自分がもっと若かったら、ビジネススキルを得る前に、若くて時間があるうちにプログラミングでコードをかけるようにしていたと思います。そこからビジネススキルを上乗せしていった方が早いです。早いというか、プログラミングは習得に時間がかかりますからね。
あとは新しいものがどんどん出てくるので継続的にキャッチアップしていかなきゃならないじゃないですか。それをやっていくためにはベースとなる素養をいかに分厚く最初に持てるかってことだと思いますね。
エンジニア以外の職種であれば、去年営業やって、今年マーケティングやって、来年は人事部にいきたいですみたいなこともできちゃいますけど、エンジニアはそれができないですもん。
「俺来年はエンジニアになりますよ」って言われても「いや、お前ちゃんと勉強しろよ」って話ですし、エンジニアが専門職である理由がすごくわかります。将来、人工知能が今よりもさらに発達して、口で言ったものをぜーんぶ作ってくれる世界がきたら別ですけど。笑
ーーあと数十年は難しいですよねえ。
はい。
今もっとも足りてないこと「共同開発ができていないこと」
ーー今学生時代に戻るとしたら、インターン先はエンジニアですか?
どうでしょうね。それはちょっとわかんないですね。そうするかもしれないし、侍エンジニアみたいなスクールがあったら、そこでバシッと時間を投資して学習するかもしれないです。
ただ、確かにエンジニアとして働いてみるっていう経験はあった方がいいなと思いますね。学生時代だったら趣味でWebアプリとか作ってみる経験があってもいいと思います。
僕がこの7ヶ月自分でRailsアプリを作った時に、一つだけ大きく足りてないものが今もあって、それは共同開発のイメージが全くできてないことです。
自分一人で開発していればコードの書き方一つにしても僕にさえわかれば良いわけですから、もちろん仕様書も作ってないし、本来共同作業でアプリを作る上でやっておかなきゃいけないことや書き方って全くわからないんですよ。
プロのエンジニアになるつもりは今のところないので、無視してますけど、仮にエンジニアとして飯食っていくつもりなら絶対不可欠だと思いますね。
ーーいっしょに開発する作業も実際に開発チームに加わってみないとわからないですもんね。
そうですねえ。あと、それって大企業でのシステム開発とベンチャーでのプロダクト開発とでも、共同作業の意味合いや進め方も全然違いますもんね。
「地方でチャレンジする、Uターン・Iターン人材を応援する。」起業後のビジョン
ーー中村さんが開発したブログメディアとRailsアプリは、どういった経緯で作成されたんですか?
戦略的な話でいうと、求人サイト(Railsアプリ)は自分がリーチできない人にオープンに情報を公開する場として、あと自分と面識がない人からも連絡をしてもらうための問い合わせフォーム的な位置づけとして開発しました。
僕が自分個人のフェイスブック上でしか仕事を探している人の入り口を設けてなかったら、当然リーチできる層が狭まっちゃうじゃないですか。
それと、ずっと前職でマーケティングやってて、(自分が現在開発中の)地域特化型の求人サイトのグロースはなかなか難しいだろうなっていうのはなんとなくイメージとしてありました。
しっかりバイラルで広めたりとか、SEOでコンテンツ量とか質でしっかりとマーケティングしていくためのツールとしては、求人サイトだけじゃ結構きついし、大手の大規模サイトには絶対負けると思うんですよね。
だったら、メディアみたいなのがあった方がいいなって。なので、ワードプレスでブログメディアを作りました。
そこでは、「自分の人材紹介はこういう事業にしていきたい」、「こういう形で働きたい人を応援したい」、あるいは、「こういう企業がこういう地域にあって、すごくいい会社だから紹介したい」などのビジョンや想いを発信したいですね。
共感を呼んで、ソーシャルな広がりも期待できるブログメディアとして育てていきたいなと。そのメディアがしっかりとソーシャル上でもSEO上でもプレゼンスを上げることができれば、そのトラフィックを求人サイトにも持ってこれるだろうなという位置付けですね。
だから集客手段としてブログメディアを作って、それがSEOやソーシャルの分野をしっかりとカバーして、最終的な着地として求人サイトへの会員登録や、掲載求人への応募、転職相談の問い合わせなどに着地したらいいなっていう意味合いです。
ーーなるほど。「地域特化型の求人サイト」という感じですかね。
今のところはそうですね。一言で言うと「地方でチャレンジする、U・Iターン人材を応援する。」求人サイトですね。そのフレーズはブログメディアにも求人サイトにも当てはまります。
ーーちなみにローンチはいつぐらいになりそうですか?Railsアプリって今見れたりします?
あ、いいですよ。ちょっと待ってください。
こんな感じっすね。これまだローカルです。
引用元:YOUTURNhttps://youturn.jp/recruits
ーーおお、すごい。
これトップページで、、デザイナーにPDFもらって、、、この辺の素材とかも全部もらったんですけど、、、
ーーめっちゃ本格的じゃないですか。
求人がまだ全部ダミーですけど、こういう形で入ってくる、、、感じ。
これが求人トップで、会社はこんな感じで、本文とかはまだ入れてないですけどメディアの記事はこっちに、、これでクリックしたら飛ぶみたいな。
ーーめちゃくちゃいいですね。半年ってすごくないですか?
ありがとうございます。すごいんですかね?他の方が、どうなのかわからないです。本来どれくらい開発期間がかかるものかわからないですし。
ーー1人で開発して、メディアとRailsアプリの二つを未経験でゼロから作れるのは、なかなかいないと思いますね。
それは嬉しいなあ。
ーーメディアも見してもらえます?
いいですよ。こちらです。
ちなみにコーディングは、圧倒的にRailsでゼロからやった方が楽でしたね。ワードプレスのオリジナルの親テーマが影響しちゃう部分があるので、自分が書いたことが小テーマに反映されないことがありますね。
ただ、半年前は、こんなものがちゃんと作れるとは思ってなかったんで。本当に通ってよかったなと思いますね。
ーーありがたいお言葉ですね。
1個作ってみるって大事ですね。めっちゃ痛感しました。
ーー百聞は一見にしかず、ですよね。やらなきゃわからないです、絶対。
そうですね。でも長かったな。ただ、半年でここまでこれるっていうのは十分、投資に対するリターンは大きかったですね。これだけで世界変わるじゃないですか。
ーーそうですよね。世の中には、弁護士、税理士、会計士、デザイン、営業、語学、、、とか色々スキルってあるじゃないですか。で、今の時代で一番コスパ高いスキルって、絶対プログラミングスキルだと思いますもん。こんなに早く結果と実績残せるスキルって他にないと思います。
間違いないです。ただ、僕の場合はちょっとインチキがあって、仕事しながら通っていたわけじゃないんですよ。療養期間中、これに半日とか使って、半年なんですよ。
ーーでもそういう方もいましたよ。転職の間とか。
あー。定時で会社上がって、そのあとの時間だけでやってたら結構きついですね。半年は。
ーー時間的余裕は大事ですね。そういう方も結構いらっしゃって、逆にやれてるのがすごいですよね。
確かにそうですね。侍エンジニアのマンツーマンだったら、どれだけ質問しても受講料は変わらないじゃないですか。丸一日使って、その金額の元を取ろうとするのと、業務後2〜3時間しか取れないってなるとちょっと違いますもんね。
ーー違いますね。極論、仕事やめて実家帰って開発や勉強に没頭した方が効率的ですもんね。笑
そうそう。だから、Uターン転職ですよ。(笑)
ーー間違い無いですね。(笑)
オリジナルサービスを作成するなら侍エンジニアへ
中村さんのようにプログラミングスキルを身につけて、オリジナルのプロダクトを作りたい方は侍エンジニアのプログラミング学習のスタイルがぴったりです。
- マンツーマンレッスンなので、あなたのペースで授業を進められる
- オーダーメイドのカリキュラムなのでプロダクト作りに専念できる
- 実戦経験の豊富な講師がいるので、ビジネス作りの話も一緒に相談できる
などなど、マンツーマンレッスンだからこそ、とことんあなたの作りたいものに専念することができます。
集団形式型の授業だと他の人のペースに合わせなくてはいけなですし、自分のプロダクトではなく、みんなが共通して学べるものを作らないといけないので、オリジナルのプロダクト開発は難しいですよね。
そんな侍エンジニアでは無料カウンセリングを行なっているので、
作りたいものはないけど、とりあえずプログラミングを学んで経営者には近づける?
など疑問がある方は是非一度受けてみてはいかがでしょうか?
IT業界に精通したコンサルタントがあなたのキャリアを聞かせていただき、最適な言語や、キャリアを叶えるための学習方法、事例をたっぷり紹介させていただきます。
オンラインでも無料で受けられますので、下記のカレンダーよりご都合の良い日程をお選びください。