職業訓練校でプログラミング習得!受ける手順や条件、注意点も紹介

プログラミングが学べる職業訓練校ってどこだろう?
訓練校ごとに受ける条件は違うの?
事前に選考や面談もあるって聞くけど、倍率とか高いのかな…

国内におけるIT人材不足の深刻化を背景に、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。

そんななか、転職や副業での収入獲得に向けたリスキリングを目的に、職業訓練校でプログラミングを学ぼうと考えている人は多いですよね。

ただ、職業訓練校でプログラミングを学ぼうにも、費用や受ける条件などの詳細があいまいな人もいるはず。

学べる内容や就業サポートなど、詳細を確認しないまま訓練校を選べば「他のところにすればよかった…」と後悔しかねません。

そこで、今回は職業訓練校でプログラミングを学ぶメリット・デメリットを、訓練の費用や条件も交えて紹介します。職業訓練校に通うまでの手順も紹介するので、ぜひ参考にしてください。


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目次

職業訓練校でプログラミングを学ぶ前におさえておきたい基礎知識

職業訓練校でプログラミングを学ぶ前におさえておきたい基礎知識

はじめに、職業訓練校でプログラミングを学ぶ前におさえておきたい基礎知識を4つにまとめて紹介します。

訓練が受けられる時期

職業訓練校の場合は、開催場所や訓練内容によって受講可能な時期が異なります。

下記は、都立職業能力開発センターが公開している入校募集日程をまとめたものです。

入校時期募集期間選考日
4月1月6日~2月2日2月14日、15日、16日のいずれか1日
6月4月6日~4月28日5月12日
7月4月24日~5月23日6月2日
8月5月29日~6月27日7月6日
9月6月20日~7月19日7月27日

参照:東京都 TOKYOはたらくネット 

都立職業能力開発センターの場合、募集期間や選考日が入校時期の約2ヶ月前です。また、5月は入校を受け付けていません。さらにコースによって募集人数に上限が設けられており、定員に達すると募集は終了してしまいます。

そのため、希望コースを受けたい時期に必ず受講できる保証はありません。

「受けたい時期に職業訓練校に入校できなかった」という状況を避けるためにも、訓練が受けられる時期をあらかじめ確認し、早めにアクションを起こしましょう。

訓練が受けられる場所

職業訓練校では、主に「通学」と「オンライン」という2つの形式で学べます。

「通学」の場合は、全国の都道府県で訓練を受けられます。一例をあげると、神奈川県では下記の職業訓練校でプログラミングやWebデザインなどを学習可能です。

一方で「オンライン」の場合は、各都道府県によってオンラインで受けられる訓練を実施しています。

たとえば、東京都では「職業訓練」と「キャリアカウンセリング」などの再就職支援を一体的に行う「デジタル人材育成支援事業」を展開しています。この事業では、下記の3コースをオンラインで受けられます。

コース名概要
プログラミングコースプログラミングの基礎から実践的なノウハウを学ぶ
ITインフラコースITインフラの知識をネットワーク/サーバの両⽅の観点から学ぶ
ハイブリッドコースプログラミングとITインフラ両方の基礎を学ぶ

参照:東京都 デジタル育成支援事業

自分のライフスタイルや好みを考えた上で、「通学」と「オンライン」から自分に合うものを選びましょう。

訓練にかかる費用

職業訓練は、開催場所や訓練内容によって費用を自己負担するかが異なります。

例として、下記に東京都が募集している(または募集していた)ITスキル関連コースの費用負担額をまとめました。

コース名学習内容自己負担額
アプリ/WEB/
システムエンジニア
養成科
・Javaの基礎とJavaによるサーバサイドプログラミングの基礎技術を習得
・IT業界で注目されている言語Pythonの利用技術を習得
1万5,686円(教科書代のみ)
Web設計Webサイトを活用したシステムの開発・運用に必要なプログラミングの知識・技能を習得する14万2,000円(教科書代1万2,000円含む)
基礎から学ぶ
Webサーバ/
ネットワーク科
実機を用いてLANの構築、サーバの運用演習を行い、ネットワークの構築やサーバの構築と保守、運用の技能を習得0円

なお、有料の職業訓練校でもいくつかの条件をクリアすれば手当などが支給される制度もあります。これらの制度を活用すれば、費用をおさえながらプログラミングを学べます。

制度名給付額目的
求職者
支援制度
10万円/月再就職、転職、スキルアップを支援する
技能習得
手当
・受講手当500円/日(上限2万円)
・通所手当通所方法により異なる(上限4万2,500円)
積極的に公共職業訓練などを受ける条件を整え、その再就職を促進する

職業訓練に通うときは、費用を負担する必要があるか、手当などが給付されるかを、あらかじめ確認するとよいでしょう。

訓練を受ける条件

職業訓練の受講条件は、開催場所や訓練内容ごとに異なります。下記に、受講条件の一例をまとめました。

コース名主な受講条件
ネットワークプログラミング・入校日時点で原則35歳以下
・高等学校卒業程度の基礎学力をもつ
アプリ・WEB・システムエンジニア養成科パソコンの基本操作(文字入力)が出来る
初心者可 Python Java複数言語習得科とくになし

なかには、受講条件に加え試験や面談などの選考を実施する訓練校もあります。たとえば、都立職業能力開発センターが実施している職業訓練を受けるには、

  • 筆記試験(国語・数学とも義務教育修了程度)
  • 学力検査(国語・数学とも高等学校卒業程度)

への合格が必要です。

「学びたいコースを見つけたけど、手続きを進めていたら訓練を受けられないことが発覚した」という状況に陥らないためにも、あらかじめ訓練対象となる条件を確認するとよいでしょう。

職業訓練校でプログラミングを学ぶ5つのメリット

職業訓練校でプログラミングを学ぶ5つのメリット

ここからは、職業訓練校でプログラミングを学ぶメリットを5つにまとめて紹介します。

手当をもらいながら学習できる

手当などをもらいながらプログラミングが学習できるのは、職業訓練校のメリットです。

前述したとおり、厚生労働省が実施している求職者支援制度は、毎月10万円の職業訓練受講手当をもらいながらプログラミングを学べます。そのほかにも、通学にかかる交通費相当の額をもらえる通所手当や、職業訓練を受けるために宿泊した場合にもらえる寄宿手当などもあります。

実際に手当などをもらいながら職業訓練でプログラミングを学んだ人からも次のような口コミがありました。

なお、手当の受給を希望する場合は、管轄のハローワークで事前に相談した上で職業訓練校にて入校の申込が必要です。

スキルアップをしながら、毎月10万円以上をもらえるこの制度はかなりお得です。このポイントは、職業訓練校でプログラミングを学ぶ大きなメリットといえるでしょう。

実務を想定したスキルが身につけられる

職業訓練校では、実務レベルのスキル習得が可能です。

職業訓練(ハロートレーニング)において、厚生労働省は次のような目的を定めています。

ハロートレーニングは、希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識などを習得することができる公的制度です。

厚生労働省 ハロートレーニング

上記の目的を実現するため、職業訓練校では実務を想定した実践的なスキル習得が可能です。下記の口コミからも、職業訓練校で実践的な内容を学べるのがうかがえます。

独学の場合、基礎的な知識やスキルは身につきますが、実際のプロジェクトを想定したスキル習得はかなり難しいといえます。また、プログラミングスクールも、スクールやコースによってはプログラミング言語の基礎しか学べないところもあります。

上記から、実務を想定したスキルを習得できる点も、職業訓練校でプログラミングを学ぶメリットの1つといえます。

プログラミング関連の資格を取得できる

職業訓練校では、次のようなプログラミング関連の資格を取得できます。

資格名各資格が取得できる訓練校の例
ITパスポートわかるまで何度でも質問できる 未経験からのプログラマー養成科
基本情報処理技術者Java・Cプログラミング科
応用情報処理技術者情報処理科
情報セキュリティマネジメント試験情報ネットワーク技術科
Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8アプリ・WEB・システムエンジニア養成科
Javaプログラミング能力認定試験2級アプリ・WEB・システムエンジニア養成科

実際に職業訓練を受けた人の口コミからも、プログラミング関連の資格を取得できるのがわかります。

IT関連の資格は「一定のITスキルを保持している」という証明になるため、就業時の採用面接などを有利に進められるケースがあります。学習を通じてITに関連する幅広い知識を得られる点も、メリットといえるでしょう。

就業活動を支援してもらえる

職業訓練校では、就業活動も支援してもらえます。

職業訓練校ごとで就業支援の内容は異なりますが、主なサポート内容は下記のとおりです。

  • 就職支援アドバイザーや指導員による個別相談
  • 企業からの訓練生限定の求人に応募可能
  • 企業からの指名求人

就業サポートを受けられない場合、自分ひとりで就職や転職といったキャリアプランを実現する必要があります。ただし、IT業界の知識を持たない人が職業訓練校でプログラミングの学習と並行しながら就職・転職活動を進めるのは、非常にハードルが高いといわざるを得ません。

前述したとおり、職業訓練校の目的は「就業」です。職業訓練校では、その目的を実現するために、豊富な経験をもつキャリアアドバイザーや指導員が、1人ひとりを親身にサポートしてくれます。

訓練を通じて仲間が作れる

訓練を通じて仲間が作れるのも、職業訓練校に通うメリットの1つです。

実のところ、プログラミングの学習途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

87.5%の人がプログラミング学習時に挫折を経験
不明点やエラーが解決できずプログラミングを挫折した人が多数

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

次の口コミからも、周囲に仲間がいればモチベーションが維持しやすく、プログラミング学習に行き詰まりづらくなるのがうかがえます。

周囲に仲間がいる状況でプログラミング学習を進められるのは、挫折を防ぐ点でも大きなメリットといえますね。

職業訓練校でプログラミングを学ぶ5つのデメリット

職業訓練校でプログラミングを学ぶ5つのデメリット

メリットに続き、ここからは職業訓練校でプログラミングを学ぶデメリットを5つ紹介します。

学べる内容には限りがある

学べる内容が限られている点は、職業訓練校のデメリットです。

職業訓練校では、訓練期間が限られているため、学習期間の延長などはできません。目的を「就業」においているため、求人数が多いJavaなどのコースが豊富な一方で、Pythonやクラウドといったスキルを学べるコースはあまりないのが現状です。

下の口コミからも、最低限の実務に必要なスキルを培う職業訓練校では、より専門的かつ高度なプログラミングスキルを身につけるのは困難といえます。

職業訓練校ではプログラミングの基礎的な内容の学習がほとんどです。実務的ではあるものの、最新のトレンドや開発ツールなどをおさえた内容ではありません。加えて、クラウドやセキュリティなどといったスキルも学習対象外です。

将来的に「クラウドエンジニアになりたい」あるいは「セキュリティエンジニアを目指したい」といった人は、訓練校での学習だけでなく独学が必須となるでしょう。

開講時期や参加人数が決められている

開講時期や参加人数が決められている点も、職業訓練校でプログラミングを学ぶデメリットの1つです。

前述したとおり、職業訓練校では入校時期や募集時期に加えて、選考日なども決まっています。また、各コースの募集人数にも限りがあり、募集期間内であっても上限に達すると募集自体が終了してしまいます。

そのため「いますぐ職業訓練校に入校したい」などの目的を実現するのは難しく、タイミングによっては入校までに数ヶ月かかってしまうケースもあるのです。

下記の口コミから、学習時間が限られているために講義のスピードが速い点も職業訓練校の特徴といえます。

開講時期や募集人数によって、自分が希望したタイミングで学べないという点はデメリットの1つといえるでしょう。

誰でも訓練が受けられるわけではない

職業訓練校では、誰もが訓練を受けられるわけではありません。

メリットでも説明したとおり、職業訓練を受ける場所やコースによって受講条件は異なります。主な受講条件は下記のとおりです。

年齢に関する条件 30歳以下、35歳以下 など
学力に関する条件高卒程度の学力をもつ など
パソコン操作に関する条件文字入力ができること など

このように、受講を希望するコースによっては、年齢制限により職業訓練校へ入校できない人もいます。また、これまでまったくパソコンに触ったことがない人は、入校を許可されないコースもあります。さらに、職業訓練校の入校にあたって選考試験を通過しなければいけないところもあるのです。

「職業訓練校でプログラミングを学びたい」と思っても、希望者全員が訓練を受けられないという点は覚えておきましょう。

他の参加者と意欲や性格が合わないことも

他の参加者と意欲や性格が合わないことがあるという点も、職業訓練校でプログラミングを学ぶデメリットの1つです。

下記は、職業訓練校の仲間とモチベーションにギャップを感じたという人の口コミです。

職業訓練校では、さまざまな人と共に学びます。とくに通所しながらプログラミングを学ぶ場合は、コミュニケーションを取る機会が増加します。

自分と考え方が合わない人や性格が異なる人がいた場合、職業訓練校での学習にストレスを感じてしまうリスクが高いのです。

もちろん、学習仲間を作るメリットもあります。ただ、必要以上にその輪を拡大せずに、本当に信頼できるプログラミング仲間を見つけるようにしましょう。

希望に適した就職先を紹介してもらえるとは限らない

職業訓練校では、希望した就職先を紹介してもらえる保証はありません。

職業訓練校の就業サポートは、基本的に正社員としての就職や転職を目的としています。そのため、フリーランスや副業などの支援は行ってくれません。

下記は、職業訓練校で希望する働き方を実現できなかった人の口コミです。

自身が希望する就職先を紹介してもらえるとは限らない点は、把握しておきたい職業訓練校のデメリットといえるでしょう。

職業訓練校でプログラミングを学ぶまでの4STEP

職業訓練校でプログラミングを学ぶまでの4STEP

なかには、どうやって職業訓練校に通えばいいのかわからない人もいますよね。

そこで、ここからは職業訓練校に通うまでの手順を4つのステップにまとめて紹介します。

STEP1:受ける目的を明確にする 

まず、職業訓練校でプログラミングを学ぶ目的を明確にしましょう。

ITエンジニアといっても、さまざまな職種があり、必要なスキルも異なります。下記に、代表的なITエンジニアの職種をまとめました。

職種名主な業務
プログラマー・システムエンジニアが設計した仕様書に基づくシステム開発
・プログラムのテスト/データベースの構築/操作確認
WebエンジニアWebアプリケーション開発担当領域ごとで「フロントエンドエンジニア」と「バックエンド(サーバーサイド)エンジニア」にわけられる
インフラエンジニアネットワークやサーバー、クラウドなどの構築および運用
組み込みエンジニア電化製品やIoTなどのデバイスに組み込むプログラムの開発

「Webエンジニアになりたい」あるいは「インフラエンジニアを目指したい」などの目的を明確にすれば、自ずと学習すべきスキルも決まります。

目的が定まっていないまま職業訓練校やコースを選んでしまうと、自分がなりたい職種に必要なスキルが身につかないことも。その結果、思い描いたキャリアパスの実現が遠のいてしまいます。

なお「どの職種が自分にあうかわからない」という人は、弊社の「ITキャリア診断」をお試しください。

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STEP2:通う訓練校を決める

次に通う職業訓練を決めましょう。

これまで紹介したとおり、職業訓練はさまざまな場所(施設)で受けられます。そして、それらの場所によって学べるコースも異なります。

訓練校を決めるときは、厚生労働省の職業安定局が運営しているハローワークインターネットサービス – 職業訓練検索・一覧を利用しましょう。このサイトを利用すれば、エリアや訓練期間など詳細な条件から自分に合う訓練校やコースを検索できます。

STEP3:所定の選考(試験/面接)を受ける

通う訓練校とコースが決まったら、ハローワークへ来所し受講申し込みをしましょう。

なお、コースによっては所定の選考(試験/面接)が行われるところもあります。

試験については、国語と数学の問題が出題されます。難易度はあまり高くありませんが、SPI試験対策の書籍などで事前に予習しておくとよいでしょう。

また、面接では「就職に対する意欲が強いか」や「コミュニケーション力に問題がないか」など、さまざまな観点でチェックされます。面接官から質問されそうな内容は、事前に整理した上で、練習しておくことをおすすめします。

STEP4:通学手続きを進める

選考に無事合格したら、通学手続きを進めましょう。通学手続きは、下記の資料を所轄のハローワークへ提出する必要があります。

  • 合格通知書
  • 雇用保険受給資格者証

なお、職業訓練校によっても異なるケースがあるため、詳細は所轄のハローワークへ確認してください。

職業訓練校以外でプログラミングを学ぶ方法

職業訓練校以外でプログラミングを学ぶ方法

ここまで解説してきたとおり、職業訓練校でのプログラミング学習にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

特に、手当の支給条件にあわない場合やAIやクラウドといったより専門的なスキルを学習したい人は、職業訓練校以外での学習が適している可能性もあるのです。

そこで、ここからは職業訓練校以外でプログラミングを学ぶ方法を2つ紹介します。

プログラミング学習サイト

好きなときに自分のペースでプログラミングを学びたい人は、学習サイトの活用がおすすめです。

無料で利用可能なサイトから数千円で始められるものまで、昨今では数多くの学習サイトでプログラミング学習を進められます。

学習内容や習得可能なスキルはサイトごとで異なるものの、学習サイトを選べば職業訓練校と比べても遜色なくプログラミングスキルが習得可能です。

キャリアサポートや定期開催されるイベントへの参加など、学習サイトには勉強面以外でも職業訓練校にはないメリットがあります。

ただし、無料プログラミング学習サイトの多くは、不明点やエラーを質問できる機能がありません。

こうした背景もあってか、プログラミング学習サイトの活用経験者100名に「再度学習サイトで学ぶと仮定した際、利用したいと考える学習サイト」を聞いたところ、50%が「不明点を質問・相談できる学習サイト」と回答しています。

再度学習サイトで学ぶと仮定した際、利用したいと考える学習サイト

調査概要:プログラミング学習サイトの活用経験がある人への意識調査 
調査期間:2022/9/9~2022/9/19
対象者:プログラミング学習サイトを活用した経験がある10~60代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

そのため、1人でプログラミングを習得できるか不安な人は数千円の費用をかけてでも、問題が発生したタイミングで現役エンジニア等に質問できる有料の学習サイトを選ぶのが賢明といえます。

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なお、数あるプログラミングスクールのなかでも月分割4,098円から学べる侍エンジニアは、現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスンとオリジナルカリキュラムが特徴のオンラインプログラミングスクールです。

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侍エンジニアでは、一般的なスクールのようにすでにある既存のカリキュラムでレッスンを進めていくわけではありません。事前のカウンセリングにて、

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などといった、プログラミングを学ぶ目的や理想の生活・仕事像をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でも理想の実現に必要なスキルを効率的に習得できます。

また、レッスン以外の時間でも

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といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

なお、侍エンジニアでは最大70%OFFの費用で受講可能な「給付金コースを提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

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職業訓練校でのプログラミング学習にまつわるFAQ

最後に、職業訓練校にまつわるよくある質問をまとめて紹介します。

職業訓練校に通っても「意味がない、無駄」って本当?

職業訓練校に通っても「意味がない、無駄」というのは誤りです。

訓練校によっては、各コースの実績を公開しています。一例を挙げると、東京のアプリ・WEB・システムエンジニア養成科の就職率は下記のとおりです。

年度就職率
平成31年度79%
令和2年度73%
令和3年度75%

参考:ハローワーク インターネットサービス アプリ・WEB・システムエンジニア養成科

このように、職業訓練校でプログラミングスクールを学んだ結果、きちんと成果を出している人も少なくありません。そのため、職業訓練校に通っても無駄ではないといえるでしょう。

40代や50代でも職業訓練校に通えるの?

40代や50代でも職業訓練校に通えます。ただし、訓練校やコースによって年齢制限を設けているところもあります。そのため、あらかじめ自身の年代でも訓練校で学べるか確認するとよいでしょう。

まとめ

今回は、職業訓練校でプログラミングを学ぶメリット・デメリットを、訓練の費用や条件も交えて紹介しました。

前述したとおり、職業訓練校は給付金をもらいながら学べたり、実務レベルのスキルを習得できるという特徴をもっています。大変便利な反面、デメリットも少なくありません。

今回紹介した職業訓練の概要を参考として、自分に合う職業訓練校およびコースを見つけてみましょう。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター8年目。IT企業でPM(プロジェクトマネージャー)として複数プロジェクトの管理を行う傍ら、2017年からWebライター活動を開始。IT分野を中心に、オウンドメディアの記事執筆を担当。2021年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、現役エンジニアならではの視点を意識し、読者に有益な情報提供を心掛けています。
【専門分野】
Web開発/プロジェクトマネジメント
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
AWS Certified Developer - Associate認定

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