育児と仕事を両立しながらフリーランスエンジニアへの転身を果たした育児ママの独立プロセス

「働きながらでも家族との時間を大切にしたい」という想いで、ハードワークなアプリエンジニアの正社員から、比較的自由に業務時間を操作できるフリーランスのWeb制作エンジニアに転身した亀山さん。フリーランスとして自由に働く時間を調整しながら、子育てとの両立を実現しました。

今回は、そんなSAMURAI ENGINEER卒業生の亀山さんに、フリーランスとして案件獲得に成功するまでの経緯をインタビューさせていただきました。

育児と仕事の両立、そして将来正社員へ復帰する時の準備も見据え、好きな仕事をフリーランスへの転身で実現した亀山さんのエピソードは、今後のキャリアに悩む女性の背中をそっと押してくれるはずです。

亀山 樹里かめやま じゅり
IT企業にて子育てをしながらアプリエンジニアとして勤務していたが、ハードワークで慌ただしいことも多く子供と向き合う時間が取れていないと感じ、フリーランスに転身を決意。 新たにWeb制作の知識をつけて、家族との時間を大切にしながら自分の働く量や時間を自由に選択できるフリーランスとして活躍中。
選んだコース(受講期間)フリーランスコース(24週間)
学んだ言語/フレームワークHTML/CSS、JavaScript、WordPress
受講期間中に学んだこと・クラウドソーシングサイトを用いた案件獲得
・WordPressを用いたWebサイト制作

なお、案件獲得に成功するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。

目次

好きな仕事と家族との時間を確保したい!ママフリーランスの道へ

仕事と家族との時間との両立がきっかけ
仕事と家族との時間との両立がきっかけ

──まず現在の仕事や活動内容を教えてください。

亀山さん:前職はIT企業でアプリエンジニアとして働いていました。SAMURAI ENGINEERにてWeb制作を学び、今は2人の子どもを育てながらフリーランスでWeb制作の仕事をしています。完全にフリーランスという訳ではなく、夫のテレワークの日に合わせて早朝はパン屋でパートしながら日中はWeb制作をしており、扶養の範囲内でダブルワーク中です。

──プログラミングにふれる前までの職歴・ふれたきっかけを教えてください。

亀山さん:元々新卒で食品関係の会社に就職して工場の事務として働いていました。

職場に元エンジニアがいて、マクロを使って在庫管理システムを作ってくれたんです。その元エンジニアの仕事ぶりに憧れて、IT関係の企業へ転職したいと思ったのがきっかけです。

ただ、その後すぐプログラミングに触れたわけでなく、最初は銀行のヘルプデスクやITサービス業に携わっていました。夫の転勤で部署異動があり、そこからアプリ開発に携わりプログラミングへ触れることになったという経緯です。

──Webデザインを勉強しようと思ったきっかけは?

亀山さん:フリーランスへ独立しようと考えたきっかけにもなるのですが、もともとエンジニアとして仕事をするのは好きでしたが、出産等で環境が変わる中ハードワークをずっと続けていけるか不安でした。

そんな中、次男の育休中は久しぶりに子どもとゆっくり過ごせたのです。振り返れば長男を出産後、プログラミングを始めてから毎日忙しく、子どもと向き合う時間が取れてないことに気づきました。

「もう少し家族と過ごす時間が欲しい」と思い退職し、自由な働き方ができるフリーランスを目指しWeb制作を始めたということがきっかけです。

前職ではアプリ開発の業務をしていたためJavaの基礎はありましたが、Javaの案件は大規模な仕事が多く、一人で請け負える案件は見当たらなかったんです。そこで、比較的一人でも進められる案件を受けるため、Web制作スキルを身につけようと考えました。

──最初は独学でやってみましたか?

亀山さん:「自分がフリーランスとしてゼロから仕事を獲得し稼ぐノウハウ」を勉強したいと考えていたので、最初から独学でなくスクールに通おうと思っていました。

フリーランスとして自分で仕事を取る方法を身に付けたくて入学を決意。

自分で仕事を取る方法を身に付けたくて入学
自分で仕事を取る方法を身に付けたくて入学

──なぜSAMURAI ENGINEERに決めたのですか?

亀山さん:技術的な内容をメインに指導するスクールが多かったのに対し、SAMURAI ENGINEERには独立向けの「フリーランスコース」があったので、そこが一番の決め手でした。

最初は明確にフリーランスになろうと決めていたわけではなく、「子どもが2人いる状況でハードワークな仕事を続けていけるか」という漠然とした不安の中で、これからどうするか悩んでいました。その悩みを入学前のカウンセリングで相談したところ「独立してみてはどうですか?」という返答をいただいたんです。

自分の中ではこのままバリバリ働くか家庭に入るかの二択しか考えていませんでしたが、子どもが小さいうちは家庭を大切にしながら細々キャリアを続けるのもアリかと思い、初めてやるべきことが明確になりました。コンサルタントと厚い信頼関係が築けたのも大きかったと思います。

──単純な説明ではなくて、今後の方針も相談できたのですね。

亀山さん:そうですね。これまでは会社へ就労証明書を書いてもらって子供を保育園に預けていたので、「フリーランスになってからも保育園は利用できるのか」という疑問を相談するところからのスタートでした。キャリアプランの相談だけでなく事務手続き等も、コンサルタントが親身に調べてくれたおかげで、スムーズに手続きができました。

そういったところまで手伝ってもらえたのですね。

亀山さん:本来するべき範囲ではないと思えるようなところまでサポートしてくれたので、カウンセリングを受けたことが自分の中でとても大きかったです。

──コンサルタントとのやり取りはどうでしたか?

亀山さん:入学後も定期的にやりとりして、進捗共有や初めて案件が取れた時に共有したり、担当コンサルタントの下瀬さんも「こういう講義を受けてこういう情報があったので共有します」など密に連絡をくれたので、自分の学習モチベーション維持にもなっていたと思います。

──子どもがいる中での受講に対し、不安はなかったですか?

亀山さん:最初は確かに子どもがいる中で学習時間の確保ができるか、また最後までやりきれるか不安でしたが、フリーコースで学習しながら案件も取れて稼げると聞いて安心できました。収入が少しでもあれば保育園利用ができるので、学習しながら保育園も利用できると下瀬さんにアドバイスをいただきました。

おかげで学習時間もしっかり確保できたので、こういうところがフリーランスコースの魅力であり、子どもがいる人にとって大きいメリットだと感じます。

──安くない金額受講料に対しては、どう気持ちに折り合いをつけた?

亀山さん:金額だけ聞くと他社と比べて高いと思うのですが、マンツーマンで技術だけでなく案件獲得方法やキャリアプランの相談に乗ってもらえることは、自分が求めていた内容でした。そのため、私としては内容に見合った金額だと納得しましたね。

24週間で卒業時に10~20万円の獲得を目指すコースと書いてあったので、キチンと技術を身につければすぐにペイできるし、自分への投資だと思って入学を決断しました。

SAMURAI ENGINEERを受講して家族との時間を大切にしながらもキャリアを作る手段が見えた!

家族との時間を大切にしながらもキャリアを作る手段が見えた
家族との時間を大切にしながらもキャリアを作る手段が見えた

──スクールで得られたものや、良かったことは何ですか?

亀山さん:スクールに入って一番よかったことは、家族との時間か仕事かの二択の選択ではなく、家族との時間を大切にしつつ細々キャリアを作る手段を見つけられたということです。

会社員時代に比べると、家族との時間がすごく増えたと思います。ずっとこういう働き方を続けるかはわからないのですが、いつか子どもが大きくなった時や自分の時間が増えた時に、またやりたいことをできるようにする充電期間が今だと思っています。

──勉強する中でつまずいた点はどのように解決しましたか?

亀山さん:まず難しかった点は、お客さんとのやり取りだったと思います。営業をしたこともなければ、Web制作に関しては初心者の状態で案件を受けており、ココナラの場合はお客さんも素人なので無理を言ってくることもありました。私では、それに対応すべきなのかどうか判断することが難しかったです。

金額設定もわからなくて難しかったのですが、インストラクターに都度相談しました。時間外でもタイムリーにアドバイスを返してくれて本当に助かりましたね。

──個人の工夫として、やっていたことはありますか?

亀山さん:家族で楽しめる目標を建てるようにしました。子どもがいる以上は勉強時間の確保が一番の課題だったので、家族の協力を得るために、ココナラの売上で夏休みの家族旅行計画を立てました。計画のおかげで「勉強していい?」と聞くと、家族もすんなり協力してくれたので、この工夫は良かったです。

また、今までは外で仕事をしていたので、在宅で仕事をするのがしんどくなってきて、夫のテレワークに合わせて早朝にパン屋で働きはじめました。外に出ることで、自分の中でのオンオフの切り替えや気持ちのリフレッシュになってよかったと思います。

業務委託契約を結ぶためにサポートを受けながら採用課題を重点的に制作。

サポートを受けながら採用課題を重点的に制作
サポートを受けながら採用課題を重点的に制作

──ポートフォリオはどんなものをつくりましたか?

亀山さん:ポートフォリオに関しては、シンプルで作り込んだものではないです。ココナラで問い合わせが来た時に、自分のHPの有無を聞かれたのでとりあえず作った感じでした。私の場合はポートフォリオよりも、業務委託契約を結ぶための採用課題をメインで見ていただいていました。

──インストラクターはどんな方でしたか?

亀山さん:現役のフリーランスWebデザイナーでした。

元々は保険会社の営業をしていたそうで、年齢は私よりも全然若いですが、会社で営業成績トップの営業経験を持つ方でした。私は技術的なことより、自分で仕事がとれるかという営業部分の不安が大きかったので、適切なアサインだったと思っています。

──印象に残っているエピソードはありますか?

亀山さん:最初に案件を受ける時、自分で納品までやりきれるのかという不安が大きかったのですが、その時にインストラクターが「私がついてるから基本的にムリなことはない」「いざ一人になっても大丈夫なようにどんどん経験を積みましょう」といってくれたのは、とても心強くて印象に残っています

ココナラに登録してみると、意外と問い合わせは結構来ます。でもそれを引き受けていいのかは、素人がゆえに判断がつきませんでした。技術的な部分だけでなく、ライセンス的に問題はないかなど、そういった部分もアドバイスいただいきました。

WordPressでも有料テーマを使う案件はライセンスに問題があるので、すぐ返答せずに少し相談する形にして、打ち合わせをしていただいたこともありましたね。

──学習コーチは活用しましたか?

亀山さん:活用しました。不安があって相談に乗ってもらったというより、進捗や作ったものを含め情報共有する感じでしたね。学習コーチからもツールの紹介など、色々な情報を教えてもらいました。定期的にお話をすることで、学習のモチベーション維持につながっていたと思います。

結婚式の席次表をWebで見れるようにする自作のサービスについてアドバイスを頂いたり、「良いサービスなので私の知り合いにも伝えます」と言ってくれたり、技術面というよりサービスについてのアドバイスをもらっていました。

家族との時間を大切にしながら、またエンジニアとして働ける未来を目指して準備中

またエンジニアとして働ける未来を目指して準備中
またエンジニアとして働ける未来を目指して準備中

──受講期間中の収入はありましたか?

亀山さん:6か月のコースで最初の3か月が主に学習期間、残りの3か月で営業を始めていく計画だったので、4か月目に最初の案件をココナラで獲得しました。報酬額は3万円で、エステサロンのHP制作だったと思います。受講期間中での収入としては15万円くらいでした

──現在の収入は月でどれくらいになりますか?

亀山さん:今はWeb制作で5万円くらい、パン屋でも5万円で合計10万くらいになるように仕事をしています。扶養範囲内で働くと家族で決めているので、そこに収まるように調整しながら働いています

受講期間中に妊娠して、来週で妊娠9か月なので仕事は抑えています。本当はもう少し働く予定でしたが、切迫早産になってしまい急に仕事をやめないといけなくなってしまったので、まだ成果として言えるほど実際に働けてはいないです…。

──ココナラのプラチナランク獲得、業務委託契約を2社と結ばれていますがどのように契約にこぎつけたのですか?

亀山さん:ココナラに関しては、インストラクターから最初は金額を安く設定するようにアドバイスいただき、そうしていました。実績を積んで良い評価をもらって徐々に金額を上げ、結果的にプラチナを獲得できた感じです。

業務委託契約は、Webのコーダーの案件における採用課題の中でより良いコードの書き方なども見てくれて、一人ではないから受講期間中に獲得できたのが大きいと思います。

──お子さんがいる方で、仕事を取りすぎると忙しくなりすぎるのではと不安になる方がいますが、どう捉えていますか?

亀山さん:フリーランスは自分で仕事を選べることが一番のメリットなので、取りすぎる不安を考えるより、自分に合わなければどんどん次を探せばいいと考えています。

実際に業務委託を結んで、やってみたら合わないと思う場面ももちろんありました。会社側に問題があるわけではなく、自分が受講期間中につわりで体調不良の時だったんです。時給制で契約を結んでいたのですが、拘束された時間中100%のパフォーマンスを発揮しないといけない働き方は今できないと思い、辞めました。

成果報酬型で自分の体調がいい深夜にもできる仕事に切り替えるなど、合わないものをどんどん変えていけていけるのがフリーランスのメリットと感じています。

──プログラミングを仕事にしない人でも、学んでプラスになることはありますか?

亀山さん:プログラミングに必要な論理的思考は、他の仕事でも日常生活でも活きると思います。

私は妹がいて、趣味のハンドメイドでショップをやろうと計画している段階なのですが、お互いのできることで新しいことを始められるのはメリットです。

Web制作を覚えてから自分でブログを始めたり、ブログを始めたい方にアドバイスできたり、仕事以外の日常でプログラミングスキルを活かせる機会は自分次第で結構あると感じています。

──今後の目標はどんな感じですか?

亀山さん:今は子どもが小さいので家族との時間を一番大切にしたいと考えていますが、元々エンジニアとしての仕事は好きだったので、いずれまた戻りたいです。子どもが大きくなって自分の時間が増えた時、また正社員として復帰できるよう今は細々とできる形で仕事を続け、またいつか正社員として働ける時がきたらいいなと思います。

正社員で働くか、家庭かではなく、いつでも自由な選択ができる可能性を広げて欲しい。

いつでも自由な選択ができる可能性を広げて欲しい
いつでも自由な選択ができる可能性を広げて欲しい

──初心者の方や、同じように女性で悩みを抱えて勉強に踏み出せない方にメッセージをお願いします。

亀山さん:女性限定にはなりますが、女性はどうしても結婚・妊娠・出産などにより、男性よりキャリアを諦めなくてはいけない機会が多いと思います。

正社員で無理して働くのも、好きな仕事をやめるのも両方つらいです。なので、正社員で働くか家庭優先で好きな仕事を諦めるかの二択ではなく、中間としてキャリアを緩める選択もあると伝えたいです。

働く選択肢の一つとして勉強を始めるのも良いと思います。私は仕事をやめるのが怖かったので、細々とでもフリーランスで続けられるのが良かったです。金額でいうと正社員と比べたら安いのですが、気持ち的にも社会と繋がっているという感覚に安心感がありました。

好きなことをやりつつ経験を積んでおけば、将来自分の時間が増えた時に選択肢も広がると思うので、勉強をはじめて良かったと思っています。

常に自分がやりたいことを選択できるように可能性を広げておく意味でも、勉強を始めてみていいと思います!

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    この記事を書いた人

    中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

    東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
    プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
    今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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