理想の仕事を求めてスクールへ。元トップ営業マンが語る成功への最短ルート

大手IT企業で営業成績1位にまでのぼり詰めるも、より自由度の高い仕事を求めてエンジニアを志した中村さん。スクールでの2ヶ月間の学びを経て見事開発エンジニアへと転身し、理想の働き方を実現しました。

今回は、そんな侍エンジニア卒業生の中村さんに、エンジニアとして転職するまでの経緯をインタビューさせていただきました。

本当に未経験からでもエンジニアになれる?
プログラミングに興味があるけど、パソコンが苦手で一歩踏み出せない…

こんな風に悩んでいる人に向けて、中村さんの「未経験からエンジニアになるまでの軌跡」をお届けします。

中村 直斗なかむら なおと
大手IT企業で営業マンとして働くなか、間近で見る社内エンジニアの仕事ぶりに憧れて自らもエンジニアを志す。退職後は単身カナダへ語学留学。スクールに通うことなく英語をマスターした自信から独学でプログラミングを始めるも、限界を感じて侍エンジニアに入塾した。2ヶ月間の受講を経て転職、現在は主にソフトウェアの開発に携わっている。

選んだコース(期間)

  • 転職保証コース(2ヶ月)

なお、中村さんがエンジニアへの転進に成功するまでの経緯は次の動画でも紹介しているので、良ければご覧ください。

目次

どこにいても働ける仕事がしたい。エンジニアに憧れ転身を決意

「どこにいても働ける仕事がしたい」という思いからエンジニアへの転身を決意した中村さん

インタビュアー:中村さんがプログラミングに興味を持ったきっかけを教えてください。

中村さん:僕は元々、大手IT企業でリスティング広告の営業をしていました。社内エンジニアがパソコン上のエラーを修正する姿を間近で見て、率直にかっこいいなと思ったのが興味を持ったきっかけです。

また、この先の働き方を見つめたとき「どこにいても働ける仕事がしたい」と思ったこともきっかけの一つでした。営業では顧客がすべてで、こちらが全面的にスケジュールを合わせる必要があります。当時の仕事の仕方に疑問を抱き始め、営業成績1位を獲得したタイミングで退職を決めました。

独学で学び始めるも思うように進まず、スクール活用へ

独学でのプログラミング学習に限界を感じ、スクール活用を決めた中村さん

インタビュアー:中村さんは、独学でプログラミングを始められたそうですね。

中村さん:実は退職後、英語力をつけたくてカナダへ語学留学をしたんです。そこでは学校に通うことなく独学で英語を習得しました。自走力への自信がついて、プログラミングもなんとかなるのではと独学で始めることに。

しかし実際にスタートしてみると、元々パソコンが苦手だった僕にとってかなり大変でした。独学だとつまずいた際に疑問解消に時間を取られ、テンポよく次へ進むことができません。

目標までのレールも自分で計画する必要がありますが、そもそも計画がミスマッチだとレールが崩れてしまいます。「これでいいのかな?」という迷いが常にあり、限界を感じたところでスクールでの受講を検討し始めました。

インタビュアー:数あるスクールの中から、侍エンジニアを選んだ理由を教えてください。

中村さん:今後は専門スキルを身につけ、正社員として腰を据えて働きたかったので「転職コース」が充実しているスクールで学びたいと思っていました。侍エンジニアは転職コースが充実していることはもちろん、オーダーメイドカリキュラムの充実度の高さも魅力でした。

というのも、当時は独学とWeb制作のアルバイトですでに理解を深めた言語があったため、そのほかの言語を集中的に学習したいと考えていたんです。他社だと固定のカリキュラムで特定の範囲をとばすことが難しいですが、侍エンジニアは自分でカリキュラムを組めて効率的でした。

インタビュアー:入塾前に無料カウンセリングを利用されていますが、当時持っていた不安は?

中村さん:一番大きかった不安は「本当に未経験から転職できるのか」ということ。そこで受講生の転職状況を確認したところ、9割以上の方が転職に成功していると教えてもらうことができました。具体的な数値が分かり不安が解消されましたね。

さらに「現状、コロナ禍での採用枠が狭くなっていることも事実」と、不利な情報も正直に伝えてもらえたことが信頼につながりました。

講師のきめ細かなサポートで成長速度が加速!思いっきり勉強に集中できた

講師のきめ細かなサポートのおかげで集中して勉強できたという中村さん

インタビュアー:実際に受講してみていかがでしたか?

中村さん:「2ヶ月で習得しなければ」というプレッシャーと戦いつつ、転職にあたっての書類作成、面接練習などの時間確保に追われる慌ただしい日々でした。

そんな中でも、出された課題を期限内に提出できたり、自力でポートフォリオを構築できたりなど、多くの達成感を得られました。

独学のときには疑問解消に多くの時間を割いていましたが、スクールではすぐに講師の方に尋ねられるためストレスなく勉強に集中できます。最終的にはアプリ開発を習得できて嬉しかったです。

インタビュアー:勉強を進める中でつまずいたことはありましたか?

中村さん:勉強そのもののつまずきではないのですが、教材をWeb上でダウンロードする際にエラーが出たことがあり、講師の方にすぐに対応いただきました。どんな小さなことでも丁寧にサポートしてくれて、安心して勉強に打ち込める環境です。

勉強の行き詰まりを感じたときには趣味のキックボクシングで汗を流したり、温泉でリラックスして切り替えることを心がけていましたね。

インタビュアー:レッスンと並行してご自身で勉強したことはありましたか?

中村さん:同じ時期にITパスポート試験を受験しました。ITへの正しい知識を持った上でプログラミングを学びたいと思ったからです。1日3時間以上の勉強を3週間続けて無事取得しました。

レッスンと並行するのはかなり大変でしたが、取得によって勢いがつき、レッスンへのモチベーション維持につなげられました。

インタビュアー:どのようにして時間を捻出していたのでしょうか?

中村さん:1日のうちで勉強にあてられる時間を炙り出し、その時間内になにをするのかを明確にしていました。例えば午前中には資格の勉強、午後は疲れているから簡単な作業といったようにおおまかに振り分けて、自分にとって生産的な学習方法を考え続けていましたね。

留学経験+スクールで培ったスキル詰め込み、留学ブログサイトを作成

ポートフォリオとして「ナオトークス」という留学ブログサイトを作成

インタビュアー:ポートフォリオはどんなものを作られましたか?

中村さん:「ナオトークス」という留学ブログサイトを作りました。タイトルは僕の名前「なおと」と「トーク」を掛け合わせています。カナダ留学時に英語力向上のためにしていた勉強法、そしてスクールで学んできたプログラミングスキルを詰め込んだ内容です。

制作期間は1ヶ月、1日10時間以上かけて完成させました。ユーザーが飽きないよう動きをつけて「コーディングできる感」も演出。講師の方が見やすさや文字列、文章の修正など細かくアドバイスをくれて一緒に作り上げていった作品です。

講師の方とはレッスン内容以外のこともいろいろとお話しできて楽しかったですね。他愛のない会話を積み上げることで信頼関係を構築でき、さらに前向きに受講できたように思います。

「長く勤められる企業で専門性を磨きたい」と開発エンジニアの道へ

「長く勤められる企業で専門性を磨きたい」という理由から、開発エンジニアの道を選んだ中村さん

インタビュアー:転職先企業の選び方にこだわりはありましたか?

中村さん:「拘束時間が短く、長く働ける」ことを企業選びの軸として、開発エンジニアで探していました。営業のときは残業が多く、身体的にも精神的にも疲弊していたんです。

プライベートの時間が確保でき、働き方の自由度が高い企業で長く勤めて、そこでエンジニアとしてのキャリアを築きたいと考えていました。

インタビュアー:未経験からの中途採用、面接時に意識したポイントはありますか?

中村さん:ポートフォリオは必ず提出し、その上で自分が持っているスキル、持っていないスキルを正直に伝えることを意識しましたね。

嘘をついて入社できたとしても、できないと分かったときに信頼関係が崩れてしまいます。これはできる、これは今できないけれどこんな風にやっていきたいと前向きに伝えることが大切だと思います。

企業選びの軸をもとに選んだ3社へエントリーシートを提出し、そのうち1社の面接試験を受けて無事に内定を獲得しました。エンジニアに憧れた当初の「どこにいても働ける仕事がしたい」という思いを現実に変えることができました。

インタビュアー:実際に働いてみて、イメージとのギャップはありましたか?

中村さん:営業では多少曖昧でも感情的に相手に伝えることで突破できたところが、ITエンジニアとしてそれでは通用しないと感じました。不具合に対して「どこの場所を」「どうしたいか」を明確にしなければ伝わらないので、具体的に話す癖がつきました。

インタビュアー:スクールを卒業して得られたと感じることは?

中村さん:パソコンへの苦手意識を一掃し、得意に変えられたことが何よりの収穫です。そして身につけたスキルで誰かの役に立てた瞬間「侍エンジニアで得られたものは大きかった」と感じました。

具体的には、会社を立ち上げた友人にHP制作の手伝いを頼まれたこと、川崎市の災害ポータルサイトの作成に携われたことです。

ポータルサイトは市の最新情報が掲載されるため、万が一災害が起きたときはページを見て助かる人がいるかもしれない。そう思うと嬉しさと同時に、制作に対する責任を感じました。

今後はより大きな規模でITに携わり、便利な世の中を作っていける人になりたいと考えています。

インタビュアー:プログラミングで得たスキルは、エンジニアを職業としない人にとってもプラスになるでしょうか?

中村さん:「近い将来、AIが人の仕事を奪うのでは」という議論がよく交わされますよね。僕は今後AIが仕事を奪ったとしても、そこから派生する仕事が必ず生まれると思っています。

AIはプログラムでできているので、プログラミングを学んでおけば必ず人が関われるはず。そういった意味でどんな人にも必要であり、プラスになるスキルだと思います。

トライ&エラーを繰り返せば誰にでも習得できる!最初の一歩を踏み出そう

インタビュアー:プログラミング学習を始めようとしている人、スクールの活用を検討している人にメッセージがあればお願いいたします。

中村さん:プログラミングは車の運転のようなものだと考えています。自分の手でハンドルを握ってアクセルを踏み込まければ動かないし、動かさなければ乗りこなせるようにはなりません。プログラミングも同じで、学べる環境に身を置いてコードを書かない限りは習得できないと身を持って感じました。

一度やってみると「なんだ、案外できるじゃないか」ということはよくありますよね。だからまずは一歩踏み出して継続すること、失敗を重ねることです。トライ&エラーを繰り返すことで誰でもできるようになります。

僕と同じように働き方を変えたい、新たなキャリアを築きたい人は、まずは最初の一歩から始めてみましょう。

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    この記事を書いた人

    【プロフィール】
    DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
    累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
    【専門分野】
    IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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