今回は足に障害を持つ宍戸さんが、プログラミングスクールでAIを習得し実現したプロダクト開発についてお話を聞きました。
子供や高齢者の方など世界中の足に障害を持つ方が、ペダルを踏まなくても頭の動きを検知してピアノペダルを操作して自由にピアノを演奏できるシステム「bFaaaPSwitch(ビーファープスウィッチ)」が完成するまで、どのような出会いや試みがあったのか、お伝えします。
信念を大切にリリースを成し遂げた宍戸さんのメッセージが、オリジナルアプリやプロダクト開発を志す方の勇気になったらうれしいです。
また、次のYoutube動画では宍戸さんご自身が「bFaaaPSwitchをリリースするまでの経緯」を詳しく紹介しているので、良ければ見てみてください。

40代後半で始めたピアノをきっかけに、足に障害を持つ方が頭部動作によりペダル操作できる「bFaaaP」のチーム開発に携わる。
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)でAIプログラミングやAWSなどのクラウド環境におけるWebアプリケーション・デプロイを学習。顔の角度をAIで検出してペダル操作を可能にする電子ピアノ補助ペダルシステム「bFaaaP Switch」を開発。
現在、bFaaaP Switchを販売しながら、世界中の足に障害を持つ方がペダルを使ってピアノを演奏し音楽を楽しめるようにする夢を実現するために活動している。
また、「宍戸&アソシエーツ」の事業種として主に特許翻訳を行う。
この記事の目次
プログラミング学習のきっかけは足が不自由な方でも演奏を楽しめるようなシステムを開発したかったから

──プログラミングを学ぼうと思った理由はなんですか?
宍戸さん:電子ピアノ版の「bFaaaP(ビーファープ・barrier-Free assist as a Pedal)」を開発して、足が不自由な方でも演奏を楽しめるようにしたいと考えたのがプログラミング学習のきっかけです。
私、みてわかるように歩けないんですけど、45を過ぎてピアノを始めたんです。
楽譜読めないところからスタートしたんですけど、すごく楽しくて。ただ、ペダルを踏めないと思うとおりの音が出せないんです。
ペダルを使うように音を伸ばして自由に演奏したいと思い、メンバーを集めて、「bFaaaP(ビーファープ・barrier-Free assist as a Pedal)」という装置を開発したんです。
そのとき開発したのはアコースティック(木製)ピアノ向けのbFaaaPだったんですけれども、電子ピアノ用の製品も開発したいと考えました。
電子ピアノ用のbFaaaPを開発するにはAIの知識が必要です。そこで、プログラミングスクールでAIプログラミングを勉強しようと決めたんです。
スクールに入って1年後、電子ピアノ用bFaaaPの開発を実現しました。
──素晴らしいですね。
宍戸さん:さまざまスキルを持つメンバーが集結してチーム開発できたことが大きかったです。建築士や衛星エンジニア、特許エンジニア、作曲家、音楽家、医師など各方面のプロが一丸となってプロダクト開発に取り組みました。

スクール選びの決め手はマンツーマンでオリジナルアプリを開発できること

──数あるプログラミングスクールの中で、SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)を選んだ理由をお聞かせください。
宍戸さん:侍エンジニアを選んだ決め手となったのは、素晴らしいコンサルタントの方と出会えたこと、また、インストラクターとマンツーマンでアプリ開発できることです。
無料カウンセリングでコンサルタントの浜中さんに「楽譜の画像から音を出せるシステムを開発したい」お伝えしたら、「侍エンジニアで学習した中学生が同じアプリを作りましたよ」といって、その場ですぐにアプリを見せてくれたんです。
「中学生でもできちゃうんだ、自分も侍エンジニアなら作れるはず」と思いました。理想の形を即提案してくれた浜中さんと出会えたことは幸運だったと思います。
また、侍エンジニアはSDG’s(エスディジーズ)を目標にされていて、「S2DGs(エスツーディジーズ)特別優待プログラム」という障害者向けの割引プログラムを展開している点も魅力的でした。
障害を持つ方がオンラインでコストを抑えて、マンツーマンでプログラミングを学習できる侍エンジニアは、真のバリアフリーを追求するスクールであると感じました。
オリジナルアプリ開発には現役エンジニアのサポートが不可欠
──実際にレッスンを受けてみてどうでしたか?
宍戸さん:インストラクターの先生が自分で解決する能力を身につけるように指導してくれたのが良かったです。レッスンではいつも答えでなくヒントをくれたので自力で解決する力がつきました。
どうしても解決できないときはインストラクターが助けてくれます。例えば、アルゴリズムの処理について、教えてもらったときはさすがプロだなと感じました。
bFaaaPの開発で、頭部動作の認識はAR(拡張現実:Googleマップに矢印を表示させるように画像・空間にコンピューターで情報を加える技術)機能を使ったんです。
頭部動作の情報を無線でbFaaaP本体に送る処理を実行する際に、通信処理速度を調整するときエラーが発生し、非常に困難でした。そんな、自分では解決できないエラーも、インストラクターに相談するとあっという間に解決してくれるのですごいなと感じましたね。
オリジナルアプリを開発するにはマンツーマンサポートが不可欠だと思います。サンプルアプリや既存Webサイトのトレースなら、ググればエラーを解決できることが多いです。
しかし、誰も開発したことがない完全オリジナルのアプリとなると、ググっても不明点の解決法が見つかりません。レッスンを通じて、オリジナルアプリ開発には業務経験がある現役エンジニアのサポートが必要だとわかりました。

世界中の足に障害を持つ方が、自由に演奏できる日を願って

──開発されたオリジナルアプリ「bFaaaP」や今後の活動について詳しくお聞かせください。
宍戸さん:bFaaaPは小さな子どもや、高齢者の方など、ユニバーサルに誰でも使える音声操作のシステムです。ピアノ演奏者が、顔の傾斜角度によってペダルを制御できる仕組みになっています。
bFaaaPを使えば、足に障害を持つ方も、自由にピアノ演奏を楽しめます。
今後はbFaaaPをさらに広めていきたいです。世界中の足に障害がある方が「ペダルを踏まなくても頭の操作で音を伸ばせる」という小さな幸せを実現してくれたらと思います。
その第一歩として、私が経営する宍戸&アソシエーツで電子ピアノ補助ペダルシステム「bFaaaP Switch」の販売を開始しました。
信念と出会いを大切にすればプログラミング学習は必ず成功する!

──これからプログラミングを学びたいと考える方に向けてメッセージをお願いします。
宍戸さん:アドバイスはないですけど、自分で一から開発したいプロダクトがある方にはマンツーマンレッスンがおすすめです。
現役エンジニアが二人三脚になってサポートしてくれるという環境はとても心強いです。何より、これからプログラミング学習を始める方は出会いを大切にしてください。
僕自身、bFaaaPメンバーが集まったこと、侍で浜中さん・インストラクターに巡り会えたこと、これらすべては偶然ではなく必然のような気がします。
出会いがあったから、希望のプロダクト開発を実現できました。bFaaaPのプロジェクトを展開していく中でこれからもどんなことが起こるかワクワクしています。
──宍戸さんのように仲間を大切にして、信念を持ってプロダクト開発に挑めば、必ず成功すると思います。
宍戸さん、ありがとうございました。
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