プログラミング教育の目的は?文部科学省の意図を小中高別にわかりやすく解説!

プログラミング教育の目的は子供が将来、社会で活かせる能力を身につけることです。

文部科学省は、プログラミング教育の目的を公表しています。しかしなかには、読んでも今一つわからないという方もいるでしょう。

この記事では、文部科学省が公表する、小学校・中学校・高校のプログラミング教育の目的について、わかりやすく解説します。最後まで読めば、プログラミング教育の目的を理解し、家庭や学校で子供のためにできることがわかるはずです。

プログラミング教育とはなにか、わかりやすく説明してほしい!という方は下記の記事をご覧ください。

プログラミング教育とは?必修化の目的や現状の問題点を実践例から検証!
更新日 : 2021年8月19日

文部科学省が提示するプログラミング教育の目的

プログラミング教育の目的

文部科学省が提示するプログラミング教育の目的は、主に下記のふたつです。

  • 子供が将来どのような職業に就いても活かせる能力を身につける
  • 変化し続けるIT社会に対応できる人材を育成する

プログラミング教育は学習指導要領の改訂に伴い、小学校・中学校・高校で必修化されることとなりました。

プログラミング教育の目的について理解を深めるため、学習指導要領改訂の背景と新しい学習指導要領について確認しましょう。

学習指導要領改訂の背景

学習指導要領改訂の背景にあるのは、情報化社会の急速な進化です。

これまでと同じような学校教育を受けた子供では、進化したIT社会に対応できない可能性があります。

コンピューターが社会の中でどのように活用されているかの知識と共に、実際に活用できる人材育成が必要だという判断のもと、学習指導要領は改訂されました。

新しい学習指導要領におけるプログラミング教育の目的

新学習指導要領でプログラミング教育が必修化されたのは、「子供が情報活用能力を身につける」という目的を果たすためです。

小・中・高等学校共通のポイント 
情報活用能力を、言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置づけ

引用元:教育の情報化の動向 -新学習指導要領下のプログラミング教育

情報活用能力とは、情報機器の扱い方や活用法、プログラミング的思考、ITリテラシーなどを指し、将来にわたって必要とされる能力です。

小学校でのプログラミング教育の目的

小学校でのプログラミング教育の目的

小学校でのプログラミング教育の主な目的は、プログラミング的思考を身につけることです。

プログラミング的思考を簡単にいうと「ものごとを細かい粒度に分解し、適切な順序に組み立てる力」を指します。

またプログラミング教育により、児童が身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気づくことが期待されます。

参照:「教育の情報化に関する手引-追補版(令和2年6月)第3章 プログラミング教育の推進

小学校のプログラミング教育について、詳しくは下記の記事をご覧ください。

小学校のプログラミング教育必修化!内容や事例、現状と課題まとめ
更新日 : 2021年7月29日

中学校でのプログラミング教育の目的

中学校でのプログラミング教育の目的

中学校でのプログラミング教育の目的は、プログラミング的思考のほか、プログラミングの基礎を身につけることです。

中学校の新学習指導要領では、技術・家庭科の教科において、既存の「プログラムにより計測・制御」という内容に「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」という内容が追加されました。

中学生はプログラミングを活用し、積極的に課題を解決できる力を身につけることが期待されます。

中学校のプログラミング教育について、詳しくは下記の記事をご覧ください。

中学校でプログラミング教育が必修化!目的・教育内容・実施例まとめ
更新日 : 2021年7月29日

高校でのプログラミング教育の目的

高校でのプログラミング教育の目的

高校のプログラミング教育の目的は、プログラミングの実践的な知識を学習することです。

学習指導要領の改訂に伴い、高校ではすべての生徒が履修する「情報Ⅰ」が新設されました。

情報Ⅰでは、ネットワーク、データベースについて学びます。また、選択科目である「情報Ⅱ」では、プログラミングの発展的な内容を学びます。

プログラミング教育によりスキルを習得し、エンジニアを目指す高校生を輩出できれば、IT人材不足の解消につながるでしょう。

高校のプログラミング教育の内容や、目的について詳しくは下記の記事をご覧ください。

【2022年必修化】高校のプログラミング教育、情報の授業内容や言語、教材まとめ
更新日 : 2021年10月1日

プログラミング教育ではぐくまれる能力

プログラミング教育ではぐくまれる能力

プログラミング教育ではぐくまれる能力は、主に下記の3つです

  • 思考力
  • 表現力
  • 判断力

ひとつずつ、解説します。

思考力

思考力は、プログラミング教育ではぐくまれる能力のひとつです。

プログラミング教育では、意図した操作を実現するため、どのような処理をどの順番で組み合わせるのかを考えます。さらに効率化する方法を導き出す、といったプロセスで思考力が身につきます。

表現力

表現力

プログラミング教育では、表現力も身につきます。表現力とは「自らの考えを、何らかの形としてアウトプットする力」です。

プログラミングでは絵を描いてキャラクターを作る、作成した造形物を動かす、といった風に考えたことを形にします。

また授業で作ったものを発表する過程で、自分の考えを相手に伝える力が身につきます。

判断力

プログラミングでは、正解を導き出す過程で判断力も育まれます。

意図した動作を実現するため、処理を選択する、順番を決めるといった過程で判断力が磨かれるのです。

プログラミング教育により、子供はみずから判断し主体的に行動できるようになります。

プログラミング教育の目的達成のボトルネック

目的達成のボトルネック

現状プログラミング教育では、目的達成のボトルネックが発生しています。

プログラミング教育の目的達成のボトルネックは、主に下記のふたつです。

  • ICT環境の整備不足
  • 指導教員のスキル不足

それぞれ詳しく解説します。

ICT環境の整備不足

プログラミング教育のボトルネックのひとつは、ICT環境の整備不足です。

令和2年3月1日現在、教育用コンピューター1台あたりの児童生徒数は4.9人、普通教室の無線LAN整備率は48.9%という状況です。

日本政府も「1人1台端末及び高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する」、という「GIGAスクール構想」を進めています。

参照:令和元年度学校における教育の情報化の 実態等に関する調査結果(概要)

指導教員のスキル不足

次にプログラミング教育のボトルネックといえるのが、指導教員のスキル不足です。

プログラミング言語について、本格的な指導を行うわけではありません。とはいえ、プログラミングの知見があれば指導がスムーズになります。

各自治体の研修センターでは、教員向けのプログラミング教育ガイドを作成したり研修会を実施したりしていますが、まだ不十分です。

プログラミング教育の課題や解決法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

プログラミング教育の課題を現場からお伝え!子供たちの未来はどうなる?
更新日 : 2021年7月30日

プログラミング教育の目的達成のため教師ができること

教師ができること

プログラミング教育で、子供が目的どおりの成果を得るために教師ができることは、プログラミングにふれてみることです。

今は、ゲーム感覚で楽しく学べるプログラミング教材が豊富です。スマートフォンのアプリ版もあるので、スキマ時間でプログラミングの知識を習得できます。

プログラミングの基礎知識を学ぶだけでも、指導のポイントをつかめます。

プログラミング教育の目的達成のため家庭ができること

家庭ができること

プログラミング教育の目的にあるように、子供が将来活かせるスキルを習得するには、家庭のサポートも有効です。子供が興味を示しているなら、自宅やスクールなど、学校以外でプログラミングを学ぶ時間を作ってあげましょう。

自宅の場合、無料やゲームタイプなど、子供が無理なく継続できる教材を選んでください。

スクールの場合、費用や場所を比較検討しましょう。費用を抑えたい方や、送り迎えが厳しい、という方にはオンラインスクールもおすすめです。

プログラミング教育教材の種類や特徴については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

【2021最新】プログラミング教育の優良教材30選!スクール運営会社が厳選
更新日 : 2021年7月29日

まとめ

プログラミング教育の目的は、変化し続けるIT社会を生き抜ける人材を育成すること、子供が将来活用できる能力をはぐくむことです。

プログラミング教育の目的を達成するには、ボトルネックの解消に向けた国全体の取り組みが必要です。

また、プログラミング教育により子供の可能性を広げるため、周囲の大人もプログラミングに対する理解を深めましょう。

この記事のおさらい

プログラミング教育の目的は?

プログラミング教育の目的は、子供が将来活用できるスキルを習得すること、また急速なIT化社会に対応できる人材を育成することです。

プログラミング教育の目的達成のため教師・家庭ができることは?

プログラミング教育の目的達成のために教師ができることは、みずからプログラミングにふれ理解することです。また、家庭は子供に学校以外の学習の機会を作ってあげましょう。

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