スライドショー スライドショー スライドショー

プログラミング教育必修化とは?背景や影響、今後の展望を解説!

プログラミング教育が必修化されてからどうなった?子供への影響は?
中学・高校ではいつからプログラミング教育が必修化するの?

2020年度に小学校でスタートとしたプログラミング教育は、中学・高校でも順に必修化されます。プログラミング教育がなぜ必修化されたのか、背景や影響について気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、プログラミング教育必修化の目的や影響をわかりやすく解説します。プログラミング教育の現状と課題、今後の展望についても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

プログラミング教育についてもっとわかりやすく、詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。

プログラミング教育とは?必修化の目的や現状の問題点を実践例から検証!
更新日 : 2021年8月19日

プログラミング教育必修化とは?

プログラミング教育必修化とは

プログラミング教育の必修化により、すべての生徒が在校中にプログラミング教育を受けることになりました。

プログラミング教育は、2016年度(平成28年度)の「学習指導要領」の見直しで必修化されました。

学習指導要領とは、「全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省が設定したカリキュラムの基準です。

学習指導要領は、これまで、およそ10年ごとに改定されてきました。

小・中・高プログラミング教育が必修化されるのはいつから?

小学校は2020年度、中学校は2021年度、高校では2022度年から、プログラミング教育が必修化されます。

下図は、文部科学省が発表した学習指導要領改訂のスケジュールです。

上記のスケジュールのとおり、新しい学習指導要領に基づいたプログラミング教育は、小学校では2020年度、中学校では2021年度から全面実施、高等学校では2022年度の入学生から年次進行で実施されることになっています。

「全面実施」とは、すべての学年で新指導要領に基づいた授業が実施されることです。「小学校では2020年度から全面実施」の場合、すべての小学校において、2020年度から各学年で新指導要領に基づいた授業が実施されるということになります。

「年次進行」とは、その年度に入学した学年から新指導要領に基づいた授業が実施されることです。「高校では2022年度から年次実施」の場合、すべての高校において、2022年度に入学した学年から、新指導要領に基づいた授業が実施されるということになります。

このことを受けて大学入試センターは、「2025年1月に実施される大学入学共通テストから、新教科としてプログラミングを含む「情報」を出題する」と発表しています。

プログラミング教育必修化の背景

プログラミング教育が必修化された背景には、国内のIT人材不足があります。

「IT 人材需給に関する調査」の調査報告書によると、2030年、約16万人~79万人のIT人材が不足すると懸念されています。

国内のIT人材が不足すると、企業のDX化やシステム化は思うように進まなくなります。その結果、企業の生産性、あるいは競争力は徐々に低下することになるでしょう。

このような状況を回避するために、文部科学省(日本政府)は、初等中等教育・高等教育等を通じて日本人全体の ICT 活用力を底上げし、IT人材不足の解消を目指しているのです。

プログラミング教育必修化と文部科学省のねらい

文部科学省が公表するプログラミング教育必修化のねらいは、下記の3つです。

1.「プログラミング的思考」を育成すること
2.プログラムや情報技術の社会における役割について気付き、それらを上手に活用してよりよい社会を築いていこうとする態度を育むこと。
3.各教科等の中で実施する場合については、「教科等での学びをより確実なものにする」こと。

引用:文部科学省 小学校プログラミング教育の概要 1

プログラミング的思考とはプログラミング言語に関する知識やスキルではなく、「ものごとを論理的に考える力」のことです。

子供のうちにプログラミング教育を受けることで、やりたいことを効率的に実現する力がつくと、期待できます。

文部科学省が提示するプログラミング教育のねらいについて、詳しくはこちら

プログラミング教育で達成すべき目的について、詳しくはこちら

プログラミング教育が必修化となった影響は?

プログラミング教育必修化の影響

プログラミング教育の必修化は、子供にどのような影響を与えているのでしょうか。

続いて、プログラミング教育必修化の具体的な影響を解説します。

小学生にとってパソコンが身近になった

小学生にとって、パソコンが身近になったのは、プログラミング教育必修化の影響といえます。

日本の子供は、海外と比べパソコンを扱う機会が少ない傾向があります。しかしプログラミング教育が必修化され、小学生のうちに授業でパソコンを扱う機会が増えました。

小学校によっては、パソコンを子供たちに貸し出して自宅でプログラミングを学習できる体制を整えています。

小学生向けプログラミングスクール・教材が増えた

近年、小学生向けのプログラミングスクールや教材が増えたことも、プログラミング教育必修化の影響によるものです。

小学生向けのプログラミング教材には、ゲームや動画で楽しく学べるものが多く、自宅でも継続しやすいのが特徴です。ロボットプログラミングやビジュアルプログラミングなど、種類が豊富なので、子供に合う教材を選べます。

プログラミング教育の現状と問題

プログラミング教育の現状と問題

さまざまな能力を磨けるプログラミング教育は、子供にとって有用です。

しかし現状、いくつかの問題点が発生しています。

<プログラミング教育の問題点>

  •  教育機関におけるICT環境の整備不足
  •  教員のスキル不足
  • カリキュラムを各学校が用意する必要がある

続いて、プログラミング教育の現状と課題を解説します。

教育機関におけるICT環境の整備不足

プログラミング教育の問題点のひとつとして、教育機関におけるICT環境の整備不足が挙げられます。

文部科学省が公表した「令和元年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)」によると、公立小学校の教育用コンピューターは5.5人に1台、公立中学校は4.8人に1台という状況であったことがわかります。

また、無線LANは小学校、中学校ともに約半数の学校が整備されていない状況でした。

文部科学省は「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度)」として予算を確保し、教育機関におけるICT環境の整備を進めています。

教員のスキル不足

教員のスキル不足も、プログラミング教育の問題点です。

小学校のプログラミング教育では、コードの書き方を指導するわけではありません。とはいえ授業でビジュアルプログラミング教材などを扱う場合、一定の知識が必要です。

プログラミング教育では、研修など教員育成の学習コストもかかります。

「LINEみらい財団」が全国の小学校教員を対象に調査した「プログラミング教育必修化に関する調査報告書」を参照すると、多くの教員がプログラミングの指導に不安を抱いていることがわかります。

また、「児童にプログラミング教育を行える教員が学校にいるか」という問いについては、約半数「学校にいない」と回答しました。

教員のスキル不足対策で、文部科学省は教員用の研修教材を用意しています。

カリキュラムを各学校が用意する必要がある

プログラミング教育のカリキュラムを各学校で用意する必要がある、という点も問題といえます。

プログラミングをどの教科でどのように実施するのか、ほかの教科とのバランスを考えてカリキュラムを組む必要があるでしょう。

プログラミング教育の現状について、詳しくはこちら

プログラミング教育の課題を現場から詳しくお伝え

プログラミング教育の効果をアップさせるには

プログラミング教育の効果をアップさせる方法

プログラミング教育の効果をより大きくするには、下記2つの対策がおすすめです。

  • 子供と一緒にパソコンにふれる時間を作る
  • 自宅で学習する

具体的にどうすればいいのか、解説します。

子供と一緒にパソコンにふれる時間を作る

子供と一緒にパソコンにふれる

プログラミング教育の効果をより大きくするには、家庭でパソコンにふれる時間を設けるのがおすすめです。自宅でパソコンにふれた経験があれば、苦手意識を持つことなくパソコンを扱えるでしょう。

自宅でプログラミングを学習する

プログラミング教育の効果をより大きくするには、自宅で学習時間を設けてもいいでしょう。

今は学習サイトやアプリなど、ゲーム感覚で楽しく学べるプログラミング教材が豊富です。

学校によっては「Scratch(スクラッチ)」など、ビジュアルプログラミング教材を扱います。学校の授業と自宅学習で、スキルを習得しやすくなります

プログラミング教育の展望

プログラミング教育の展望

今後プログラミング教育は学校内にとどまらず、地域全体の取り組みへと発展する見込みです。

ある自治体でプログラミング教育の市民学習支援ボランティアを募ったところ、多数の応募があった、という報告がされています。

学校や地域活動でプログラミングを学んだ人材が活躍する未来はすぐそこです。

参考:文部科学省「2.生涯学習・社会教育に関する施策・事例等

まとめ

プログラミング教育必修化の背景には、IT化に対応する人材輩出、という文部科学省の目的がありました。現状、いくつか問題点がありますが、プログラミング教育に積極的な姿勢を示す地域も増えています。

プログラミング教育を経験し、みずから社会を切り拓く力を持つ人材が、十年後、二十年後の日本を支えるでしょう。

この記事のおさらい

プログラミング教育が必修化されるのはいつから?

プログラミング教育が必修化となるのは、小学校が2020年、中学校は2021年、高校は2022年です。

プログラミング教育が必修化となった背景は?

プログラミング教育が必修化された背景として、加速するIT化に対応する人材の需要が挙げられます。

プログラミング教育必修化の影響と将来は?

プログラミング教育必修化の影響として、小学生にとってパソコンが身近になった、小学生向けプログラミングスクール・教材が増えた、といった点が挙げられます。またプログラミング教育は将来、学校だけでなく、地域活動に組み込まれるなど、拡大する見込みです。

侍エンジニアは「人生を変えるプログラミング学習」をコンセンプトに、過去多くのフリーランスエンジニアを輩出したプログラミングスクールです。プログラミングに役立つ情報や有用な情報を発信していきます。
サービスページはこちら

あなたの目的に合わせた
SAMURAI ENGINEERの運営サービス

SAMURAI ENGINEER Pro

未経験でも挫折しないプログラミングスクール

詳細はこちら

SAMURAI ENGINEER Plus

日本最大級のサブスク型オンラインITスクール

詳細はこちら

SAMURAI ENGINEER Freelance

「一人で稼げる」スキルを身につける

詳細はこちら