未経験からプログラマーになって辞めたいと悩む7の理由と対策5選

未経験でプログラマーになったが辞めたい
辞めたいと思ったときの対処法って何があるかな
辞めたあとの転職先ってあるのかな、メリットデメリットは何かな

未経験でプログラマーになった人は、こうした悩みを抱える人が多いように思います。プログラマーは簡単な仕事ではないため、未経験のプログラマーは正直大変ですよね。

そこで本記事では、未経験プログラマーが辞めたいと思う理由と対処法をご紹介します、

現在プログラマーを辞めたいと思っているあなたにとって、参考になる記事となっています。ぜひご覧ください。

この記事の要約
  • 未経験からプログラマーになると残業の多さなどで辞めたいと悩みがち
  • 会社が期待するスキルと自身のスキルに差を感じると辞めたくなる
  • 辞めたいと感じたときは副業や転職を検討するのも効果的

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本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

未経験でプログラマーになった人が辞めたいと悩む7つの理由

未経験プログラマーが辞めたくなる理由

未経験でプログラマーになると、辞めたいと思ってしまう人が多いです。自分が思っていた働き方ではないということが主な理由ですが、さまざまなことにギャップを感じて悩んでしまいます。

悩んでしまう理由は、以下の通りです。

  • 理由1 仕事量が多く残業が多い
  • 理由2 仕事量に対して給料が少ない
  • 理由3 入社前と仕事がイメージと違った
  • 理由4 毎日同じことの繰り返し
  • 理由5 自分のスキルと求められるスキルに開きがある
  • 理由6 チームへうまく馴染むことができない
  • 理由7 覚えることが多すぎる

1つずつ解説していきます。

理由1 仕事量が多く残業が多い

1つ目の理由は「仕事量が多く残業が多いこと」です。

未経験でプログラマーとして入った場合、簡単なプログラム開発から割り当てられることが多いですが、それでも最初はスキルが足りずなかなか進みません。そのため通常よりも開発に時間がかかり、必然的に働く時間が長くなってしまいます。

また、プログラム開発はスケジュールが決められており、遅れることなく作り切る必要があります。そうなると残業してでも仕上げるというパターンが出来上がるというわけです。

理由2 仕事量に対して給料が少ない

仕事量に対して給料が少ない

2つ目の理由は「仕事量に対して給料が少ないこと」です。

未経験から入ったプログラマーの給料は高いとは言えません。一方で仕事量は多いという現状があり、仕事量に対して給料が少ないと感じることもあるようです。

また短い納期によって高稼働が続く時期や、一度作ったものをクライアントからの要望で直すという仕様変更の頻度によっては、肉体的/精神的負担が高くなります。その負担と比較して、給料が見合わないという状態も発生します。

理由3 入社前と仕事がイメージと違った

3つ目の理由は「入社前と仕事がイメージと違うこと」です。

プログラマーと聞くと、PCの前でひたすらプログラミングをすると思っていた人も多いのではないでしょうか。

しかし同じチームのメンバーであったり、営業担当の社員や、時にはクライアントと直接コミュニケーションを取ることもありえます。実際は、思っている以上に周囲の人とコミュニケーションを取る必要がある仕事なのです。

また、プログラマーと一言で言っても、プログラムにはいくつもの種類があります。自分がスマートフォンアプリケーション開発をしたいと思っていても、Webサイトの開発にアサインされるということもよくある話です。

理由4 毎日同じことの繰り返し

プログラミングを勉強しないデメリット
毎日同じことの繰り返し

4つ目の理由は「毎日同じことの繰り返しの仕事であること」です。

プログラマーの仕事は、プログラミングでシステムやアプリを開発することが一般的です。ただし企業や案件によっては、毎日開発の仕事に明け暮れることもあります。

最初はプログラミングが楽しいと言っていた人でも、毎日ずっとパソコンに向かい続けるに従って苦痛になってくる場合も。本当にプログラミングが好きな人は良いですが、未経験プログラマーの場合はそこまでの状態ではないと思うため苦痛に思う可能性が十分にありえます。

理由5 自分のスキルと求められるスキルに開きがある

5つ目の理由は「自分のスキルと求められるスキルに開きがあること」です。

もちろん未経験プログラマーは自分が持っているスキルが少ないです。しかし現場で使われている技術や求められるスキルは数多く、かつ深さがあります。

そのため、自分のスキルが現場で求められるレベルに足りないと感じてマイナス思考になってしまいます。マイナス思考になると、よりスキル差があると悩んでモヤモヤし、辞めたくなるようです。

理由6 チームへうまく馴染めない

チームへうまく馴染めない

6つ目の理由は「チームへうまく馴染めないこと」です。

どの会社へ行っても同じですが、新しく入ったチームや組織に馴染むのはなかなか難しいです。知らない人が多い場合、なかなか溶け込むことができません。

溶け込むことができないと、会社内に相談できる環境が作れません。会社内で相談できる人がいない場合は、ストレスがたまっていく一方です。

ストレスが溜まるにつれて、辞めたいという気持ちが大きくなってしまいます。

理由7 覚えることが多すぎる

7つ目の理由は「覚えることが多すぎること」です。

一言でプログラマーと言っても、開発するものによって使うプログラミング言語が異なります。例えば、以下の通り。

  • Webサイト制作:HTML/CSS・PHP・JavaScript等
  • スマートフォンアプリ:JavaやSwift

そのため、開発の種類によっては新しくプログラミング言語を習得する必要があります。

さらに、覚える必要があるのはプログラミング言語だけではありません。開発に必要なツールや開発環境、データベースやフレームワークなどさまざまなスキルが必要です。

また、IT業界は他の業界に比べると、変化のスピードが早く次々に新しい技術が登場します。プログラマーとして活躍するためには、常に最新情報をキャッチアップして、新しい技術を身につける必要があります。

このように、プログラマーは覚える必要があることが多く、プログラマーの仕事についていけないと感じてしまう人も多いようです。

未経験プログラマーが辞めたいと思った時の対処法5選

辞めたいと思った時の対処法

プログラマーの仕事についていけないと感じたからといって、すぐに仕事を辞めてしまうのは非常にもったいないです。

今の職場を辞める前に、現状でやれることをやってみましょう。その上で、どうしても難しいということであれば転職もありだと思います。

プログラマーの仕事についていけないと感じたときにやってみて欲しい対処法は、以下の5つです。

  • プログラミングを勉強し直す
  • やりたいことを仕事以外の場所でやる
  • 期限や目標を決めて頑張ってみる
  • 休日は仕事やプログラミングを忘れる
  • 転職する

1つずつ紹介していきます。

対処法1 プログラミングを勉強し直す

プログラミングを勉強し直す

1つ目は「プログラミングを勉強し直すこと」です。

プログラミングの知識やスキル、経験不足という理由で仕事についていけてないと感じているなら、プログラミングを学び直すのがおすすめです。

詳しい理由は後述しますが、これが最もおすすめの対処法。今の現場・職場で求められているのに自分に足りていないスキルを棚卸しして、学んでいくと効率が良いでしょう。

独学も悪くはありませんが、プログラミングスクールをうまく活用するのがおすすめ。無料体験などで現状のスキル感・悩み・キャリアプランなどを相談し、それに沿ったカリキュラムを組んでもらう方法もあります。

プログラミングスクールの場合は転職サポートをしてくれるところも多いので、スキルアップだけでなく転職も選択肢に入っている方にとってもおすすめできます。

SAMURAI ENGINEER

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対処法2 やりたいことを仕事以外の場所でやる

仕事以外の場所でしたいことをする

2つ目は「やりたいことを仕事以外の場所でやること」です。

入社前にイメージして仕事がWebアプリ開発だったものの、実際にアサインされた仕事がスマートフォンアプリ開発だった、というようなギャップが発生することはありますよね。そんなときは、仕事以外の趣味や副業で開発をすることをおすすめします。

趣味や副業の場合は自分でやりたい仕事を選べるため、意欲的に進めることが可能です。

また、仕事外の開発でスキルを身につけることで、本業にも活きてきます。できることが多い、スキルレベルの高いプログラマーになれるという相乗効果が見込めますよ。

対処法3 期限や目標を決めて頑張ってみる

期限や目標を決める

3つ目は「期限や目標を決めて頑張ってみること」です。

新卒や未経験からプログラマーになった場合、会社の業務や会社の人間関係に慣れておらず辞めたいと悩んでしまうことが考えられます。

このような場合は、会社の業務や会社の人間関係に慣れさえすれば、次第に悩みも解消するでしょう。

そのため、退職や転職をする前に目標や期限を決めて頑張ってみてください。「あと半年」「このプロジェクトが終わるまで」のように、期限を決めることで頑張れる人も多いでしょう。

そして一度目標や期限を決めたら、その期間は本気で頑張ってみましょう。本気でプログラマーの仕事に取り組んだ上でついていけないと思ったのであれば、退職や転職を考えても遅くありません。

対処法4 休日は仕事やプログラミングを忘れる

プログラミングを忘れる

4つ目は「休日は仕事やプログラミングを忘れること」です。

勉強しなおすとは反対の考え方ですが、距離をとるということも重要な考え方になります。

真面目な未経験プログラマーな人ほど、スキルが足りないと感じると休日返上で勉強しないと思ってしまい無理をしてしまうことがあります。その結果、疲れが溜まってしまってプログラマーの仕事を辞めたいと思ってしまうことも多いようです。

そのような傾向があるなら、いったん休日は勉強をせずに思い切って勉強以外のことにチャレンジしてみましょう。できるだけプログラミングとは違うことにチャレンジして、趣味や習い事を始めてみるのがおすすめです。

対処法5 転職する

就職 転職
転職する

5つ目は、最終手段である「転職すること」です。

未経験でプログラマーとして入った会社では辞めたいと思ってしまったかもしれませんが、別の会社のプログラマーでは活躍できる可能性があります。

まずは、プログラマーとしての転職の道を考えてみるのが良いでしょう。その次に、プログラマーの経験を活かせる仕事へ転職するのもおすすめです。

具体的には以下のような転職方法があるので、興味があるものを調べてみてください。

  • デザインが好きならWebデザイナー
  • 人とコミュニケーションを取るのが好きなら、IT系の営業やITコンサルタント
  • データ分析に興味があるならデータアナリスト

一方で、ITとは全く別の職種に転職するのも場合によってはありです。プログラミングとは別のスキルが必要になりますが、そのほうがあっている人もいます。

自分の長所と性格から転職先を考えてみてください。

仕事を辞める前にプログラミングを学び直すメリット

開発を支える「要件定義」がキモ
プログラミングを学び直すメリット

未経験のプログラマーは辞める前に、もう一度プログラミングを勉強することをおすすめしています。

それは、スキルの棚卸しスキルを身につけるという側面もありますが、プログラミングを改めて勉強しなおすことで、以下のような良い結果が得られるケースが多いためです。

  • 応用力がついて仕事が楽になる
  • 転職が有利になる
  • フリーランスとして独立を目指せる

順番に解説していきます

応用力がついて仕事が楽になる

応用力がついて仕事が楽に

プログラミングは、なんといっても最初が一番大変な時期。プログラムの書き方もわからない上に、書いたプログラムでエラーが発生する…という状態によく陥ります。

当たり前ですが、経験を積んでいくことで出来ることの幅が広がります。出来ることが増えると応用がきくことが増えるため、徐々に仕事が精神的に楽になっていきます。

仕事が楽になると前向きに取り組むことができるようになり、満足感や達成感を感じやすくなるでしょう。

転職が有利になる

転職が有利になる

未経験で入ったプログラマーがすぐに転職を成功させるのは、正直難しいのが現状です。

経験有り無しに関係なく、「すぐに転職する=スキルが伸ばす期間がないためスキルアップしていない」と選考する企業が判断することは予想ができますよね。そうすると、スキルを持っていないプログラマーでは厳しくなります。

まずは半年から2年と期間を決めた上で、スキルアップさせる期間と割り切って仕事にあたりましょう。その期間があればスキルアップを見込めます。

自身のスキルがアップすることで、転職先を検討できる企業を増やせます。希望する企業や職場を選ぶことができ、結果的に好条件への会社で転職することが見込めます。

フリーランスとして独立を目指せる

フリーランス
フリーランスとして独立

スキルが一定水準以上になってくると、さらに働く会社や内容を自身で選べるようになります。つまり、自由な働き方や高収入な仕事をすること、会社員ではなくフリーランスとして独立することもできます。

スキルを持つフリーランス人材を欲しがる企業は多く、例えば1つの会社がつぶれたとしてもすぐに次の会社へ行けるので、ある意味で安定した働き方と言えます。

ただし、フリーランスになるには市場平均レベルよりも高いレベルでのプログラミングスキルが必要になるため、日々のスキルアップは欠かせません。

未経験プログラマーが仕事を辞めるデメリット

仕事を辞めるデメリット

基本的には、未経験のプログラマーはまずは頑張ってみたほうが良いと思いますが、肉体的や精神的に身体を壊すレベルで悩んでいるのであれば辞めることをおすすめします。

ただし仕事を辞めた際のデメリットもあるので、頭の中に入れておいて判断しましょう。デメリットは以下の2つです。

  • 収入がゼロになる可能性がある
  • 新たに勉強し直す必要がある

1つずつ解説していきます。

収入がゼロになる可能性がある

収入がゼロになるかもしれない

1つ目のデメリットは「収入がゼロになる可能性があること」です。

転職活動を行っていてすでに転職先が決まっているなら良いですが、決まっていない場合はすぐに仕事が見つからない可能性があります。転職先が決まっていないとその期間の収入がゼロになります。

あなたの年齢にもよりますが、年齢が上がってくるほど転職は難しくなります。こうした状況を踏まえて動く必要があります。

新たに勉強し直す必要がある

新たに勉強し直す必要がある

2つ目のデメリットは「新たに勉強し直す必要があること」です。全く違う業界や職種に転職をした場合、新しく勉強をし直す必要があります。

未経験でプログラマーになった時を思い出して欲しいのですが、プログラミングを一から勉強してきましたよね。それと同じように、新しい仕事の知識やスキルを勉強する必要があります。

自分が知らない領域を勉強することは思っている以上に大変ですので、注意が必要です。

まとめ

今回は、未経験プログラマーが辞めたいと思う理由と対処法について、ご紹介してきました。

プログラマーを辞めたいと思う背景には、プログラミングスキルが足りないことが大きいです。改めてプログラミングを勉強し直して、あなたが希望する未来を手に入れるようにチャレンジしてみてくださいね。

この記事のおさらい

未経験のプログラマーが辞めたいと悩む理由には何が多い?

自分が思っていた働き方ではなく、様々なことにギャップを感じて悩んでいます。

悩んだ時の対処法のおすすめは?

プログラミングを改めて勉強し直すことを一番おすすめしてます。

仕事を実際に辞めた時のデメリットは?

収入がゼロになる可能性と、新たに勉強し直す必要があるという2点です。

この記事を書いた人

侍エンジニアは「人生を変えるプログラミング学習」をコンセンプトに、過去多くのフリーランスエンジニアを輩出したプログラミングスクールです。プログラミングに役立つ情報や有用な情報を発信していきます。
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