ES大企業ランキングTOP10!平均年収やSESと契約するメリットも大公開

ES大企業ランキングTOP10

SES(システムエンジニアリングサービス)企業をご存知ですか?基本的に客先にエンジニアを常駐させて業務に就かせる働き方の企業です。

今回は、そんなSES企業について


SESの大企業が知りたい
SESの大企業の売上ランキングが知りたい
SES企業を選ぶ時には何に注意すればいいのか知りたい

このような情報が知りたい方向けに紹介します。

目次

SES企業とは

まず最初に、そもそもSES企業とはなんなのかをご説明しておきます。冒頭でも少しお話ししましたが、SES企業では基本的に社員を客先に常駐させ、様々なシステムの開発や運用・保守を行う企業のことを言います。

似ている形態として「派遣や請負」がありますが、SES企業では、実際に業務に働くエンジニアへの指示や決定権はあくまでSES企業側が持つ形となるため、契約上では「準委任契約」として労働にあたります。

SES大手企業と中小企業の違いは?

SES大手企業と中小企業の違いは?

SES大手企業と中小企業の違いは?

ここでは、同じSES企業でも大手と中小企業により何か違いがあるのかについて深掘りしていきます。

大手SES企業

最近の大手SES企業は、自社のエンジニアだけでなく、個人事業主として活動しているいわゆるフリーランスエンジニアの方と契約し、クライアントである客先に派遣する企業が増えてきています。もしそのSES企業が優良なところであれば、充実した福利厚生や人材育成も十分な物が受けられるでしょう。

この場合、常駐先でスキルに合わない業務をすることがありますので、事前に案件内容の把握はしっかりと行う必要があります。

中小SES企業

中小SES企業の場合、多くな場合三次受けよりもしたの雑務を行うことが多くなりがちです。もちろんそのような場所ばかりではなく、しっかりとした案件の元作業できることもありますが、比較的多いのも事実です。

もし、より環境の良いクライアント先や業務内容を望むのであれば、大手SES企業の方が確率は高いです。

SES企業の平均収入

では次に、SES企業での収入についてのお話をしていきます。今回はよく比較される自社開発企業と比較してみましょう。もちろん一概にSES企業の年収と自社開発企業の年収を比較しても、開発する内容などにより大きく変わってくるのですが、自社開発企業が大手や外資系の企業である場合には、SES企業よりも年収は高くなることが多いです。

なぜそうなるのか簡単に解説すると、自社開発企業の場合はその企業特有の技術や強みを持っている場合が多く、その他企業が参入する余地がないというのが大きな要因の一つです。その反対にSES企業では、扱っている案件や技術が競合企業と比べても大差ないことが多く、独自性にかけるという点が最も大きいです。

ですが、そんなSES企業にも収入が高い職種も存在します。それは大きく分けて2種類あり、「特定の技術のスペシャリストを目指すか、管理職になる」ということです。

最近のIT市場では、セキュリティ系や人工知能・機械学習といった分野にトレンドが集まっており、そのような職種で高い技術力を身に付けてスペシャリストになることで、年収を他のエンジニアよりもさらに上を目指すことができます。

大手SES企業売上高ランキング

ここでは、大手SES企業の売上高ランキングをご紹介します。大手SES企業と言っても現在多くのSES企業が存在しています。その中から「売上高」という観点のみでランキングをつけていこうと思います。

10位 : 日本ラッド株式会社

日本ラッド株式会社

第10位にランクインしたのが日本ラッド株式会社です。ここは代表の方が現役でプログラマとして活躍している企業です。ソフトウェア開発だけでなく、ハードウェア開発も行っており、海外の企業などとも業務資本提携をしているなど国内だけでなく、海外も含めグローバルに活躍している企業です。

社名 日本ラッド株式会社
上場証券取引所 東証JASDAQ スタンダード
設立 1971年(昭和46年)6月
資本金 12億3,948万円
売上高 34.2億円 (2020年3月期)
従業員数 304名 (2020年4月1日現在)

9位 : 株式会社オプティム

株式会社オプティム

第9位が株式会社オプティムです。この企業は2000年に設立された大手ITベンチャー企業で、最先端のAIやIoT、ロボットなどの開発を行っています。その他にもWEB系の開発やモバイルの新サービス開発なども行っており、急成長を遂げている企業です。

社名 株式会社オプティム
上場証券取引所 東京証券取引所市場第一部
設立 2000年6月8日
資本金 443百万円(2020年4月1日現在
売上高 54億6,800万円
従業員数 275名(2020年4月1日現在)

8位 : 株式会社昭和システムエンジニアリング

株式会社昭和システムエンジニアリング

第8位が社員の約7割の方が文系出身の株式会社昭和システムエンジニアリングです。保険や銀行、証券などの金融系企業の案件をメインとしており、設立も昭和41年と50年以上もの歴史がある企業となっています。

この企業では、2019年度から「iコンピテンシ ディクショナリ」を適用しており、業界の標準に合わせた業務のための技術評価を行っています。それにより、社員のスキルマップの把握や人材育成計画を効率よく進められるような、将来を見据えたより戦略的な人材の育成に力を入れています。

社名 株式会社昭和システムエンジニアリング
上場証券取引所 JASDAQ
設立 1966年4月(昭和41年)
資本金 6億3,050万円
売上高 61億9,330万円(2020年3月期)
従業員数 466名(2020年4月1日現在)

7位 : 株式会社エクストリーム

株式会社エクストリーム

この企業は主に、IT人材のソリューション事業やスマホあぷりやクロスプラットフォームなどの受託開発を行っており、そのほかにも自社コンテンツ事業である、ライセンスサービスやゲームサービスを行っています。

株式会社エクストリームの特徴はエンジニアだけでなく、クリエイターも多く在籍していることです。SIerにはない、ゲームやエンタメのコンテンツ開発やデザイン・ディレクション業務も行っているので、そのような分野も挑戦してみたい方にはおすすめです。

社名 株式会社 エクストリーム EXTREME Co.,Ltd.
上場証券取引所 マザーズ
設立 2005年5月6日
資本金 415,911,524円
売上高 62億8,600万円
従業員数 連結592名  単体392名(2020年3月31日現在)※契約社員・アルバイト含む

6位 : 株式会社システムサポート

株式会社システムサポート

第6位にご紹介するのが、株式会社システムサポートです。この企業は全国に展開している独立系企業です。日本オラクル社の「Partner Award」を受賞しており、OracleDataBaseを活用しているインフラを得意としています。

主にディレクションサービスやサービスのシステム化、その他アウトソーシングサービスを行っています。しっかりとしたサービスの提案力や設計、また顧客のニーズに合ったシステムの開発など、幅広く業務を覚えたい方にとっては得ることの多い企業と言えます。

社名 株式会社システムサポート
上場証券取引所 マザーズ
設立 1980年1月
資本金 7億22百万円
売上高 133億76百万円(2020年6月期・連結)
従業員数 870名(2020年6月末現在)

5位 : 株式会社ソルクシーズ

株式会社ソルクシーズ

5位にランクインしたのが株式会社ソルクシーズです。この企業は金融向けのシステム開発を強みとしているシステムインテグレーターです。また、日本初の全社業務を対象に「ISMS認証」を取得しており、取得コンサルタントとしても有名な企業となっています。

社名 株式会社ソルクシーズ
上場証券取引所 東証一部
設立 1981(昭和56)年2月4日
資本金 14億9,450万円(2020年6月30日現在)
売上高 連結:134億円、単独:92億円(2019年12月期実績)
従業員数 システムエンジニア:(連結)636名、(単独)419名
営業スタッフ:(連結)52名、(単独)15名
その他:(連結)58名、(単独)37名
合計:(連結)746名、(単独)471名 (2020年6月30日現在)

4位 : 鈴与シンワート株式会社

鈴与シンワート株式会社

第4位が鈴与シンワート株式会社です。この企業は、コンピュータソフトウェアの受託開発やデータセンター、クラウドサービス事業を行っています。この企業の母体となる鈴与グループは210年以上の歴史を持ち、約140社あるグループ企業ですが、その中でもIT事業をメインにしているのがこの鈴与シンワート株式会社です。

社名 鈴与シンワート株式会社
上場証券取引所 東証二部
設立 1947年(昭和22年)5月29日
資本金 8億225万円
売上高 143億7,759万円
従業員数 703名

3位 : コムチュア株式会社

コムチュア株式会社

第3位にご紹介するのが、若手の活躍が多く目立つ「コムチュア株式会社」です。新人をたった5年でプロジェクトマネージャにまで育てることをモットーにしている企業で、主にグループウェアやWebソリューション、ネットワークやクラウドモバイルの事業を行っています。

上記以外にもAIやIOT、ビッグデータと言った最先端技術の開発も行っており、まだまだ成長している企業です。

社名 コムチュア株式会社
上場証券取引所 東京証券取引所 第一部
設立 1985(昭和60)年1月18日
資本金 10億2,212万円(2020年3月31日)
売上高 209億3,234万円(2020年3月期)
従業員数 1,335名(2020年4月1日)

2位 : 株式会社システナ

株式会社システナ

第2位にご紹介するのは、グループ全体で数えると約4000名のの独立系SIerの「コムチュア株式会社」です。主に組み込みけい・制御系や、WEB開発、通信・金融と言った4つの分野に特化しており、さらにこの4分野以外でもグローバル展開しており、売上がどんどんと伸びている企業です。

社名 株式会社システナ
上場証券取引所 東京証券取引所市場第一部
設立 1983年3月
資本金 15億1,375万円(2020年10月1日現在)
売上高 645億5200万円(2020年3月期連結実績)
従業員数 単体:2,892名/連結:3,968名(2020年10月1日現在)

1位 : 富士ソフト株式会社

富士ソフト株式会社

売上高第1位の企業が、1970年創立の独立系ITソリューションベンダーの「富士ソフト株式会社」です。各社は日本国内にも北海道から沖縄まで数多くの事業所があります。AIやIOT、セキュリティやロボットの開発も行っており、最先端の技術を持った確かな企業です。

主に、インフラやソフトウェアの開発、自社サービスなどを幅広く様々なプロジェクトをになっています。まさにSES業界で知らない人はいないくらい大手企業ですね。

社名 富士ソフト株式会社
上場証券取引所 東証一部
設立 1970年(昭和45年)5月15日
資本金 262億28万円
売上高 単体:1,500億82百万円 (2019年12月期)
連結:2,310億74百万円 (2019年12月期)
従業員数 単体:8,317名 (2020年6月末現在)
連結:15,240名 (2020年6月末現在)

働きたいSES企業を選ぶときに注意することやポイント

では次に、もし「SES企業で働きたい!」と考えている方のために企業を選ぶときのポイントや注意点をご紹介します。

SES企業を選ぶポイント

SES企業を選ぶときのポイントはいくつかあるのですが、まず、求人広告を見るときには「業務内容の方向性が自分のやりたいことに合っているか」や、「福利厚生の充実度」を必ずチェックしましょう。

まず福利厚生についてですが、働く上で何と言っても報酬や待遇面は重要になってきます。未経験の場合だとそこまで差が出ることはありませんが、その他「賞与や休みの数、資格手当など」が付いているかどうかは今後働いていく上では必ず押さえておきましょう。

次に志望する企業の業務内容の方向性がやりたいこととあっているかですが、これについては継続して業務にあたることになるので、自分との適性が正しくなければモチベーションも上がらず、自分で思い描いていたキャリアに進めなくなることもあります。

SES企業を選ぶ際の注意点

では次に、ses企業を選ぶ時の注意点についてお話しします。ネットで調べた情報も大切ですが、ses企業を選ぶ時には実際に働いたことのある方などの生の声を聞くのが非常に大切です。

ネット上でses企業について検索するとネガティブな情報が多く出てきます。ところが実際にses企業で働いてみると優良企業だった!という話もよく聞きます。もちろん中には評判通りな企業もありますが、一概に悪いとするのではなく、sesではより多くの案件に携わることができるので、自身のスキルアップが見込める!とポジティブに考えることも必要ですよ。

大手SES企業と契約を交わすメリット

最後に大手ses企業と契約を交わすメリットについて、ご紹介します。

さまざまなスキルや技術に触れられる

これについては大手に限った話ではないのですが、ses企業に勤めると、基本的に取引先のクライアントに常駐して作業します。そうなると、取引先にも色々な方が在籍しており、その数が多ければ多いほど色々な技術に触れられる機会が増えることになります。そうすることで、自身のスキルアップにも繋がるのでこれは大きなメリット呼べるでしょう。

正社員として働ける

ses企業では客先に常駐するとはいえ、雇用形態はあくまで正社員となります。そのため、相応の給与や補償、福利厚生を受けることができます。正社員でありながら、様々な企業先で作業できる環境は非常にユニークな働き方と言えるでしょう。

まとめ

今回は大手ses企業の売り上げ高ランキングや、ses企業で働くメリットなどをご紹介しました。ネットで「SES企業」などと調べるとあまりよくない口コミを多く見かけますが、その全てを鵜呑みにするのではなくしっかりと自分でも調査し精査する必要があります。

今回ご紹介した企業は実力や名声は勿論業界でも有名な企業です。そのような大手企業はどのような規模でこれまでどうのような分野で運営してきたのかや、そのような企業で働くにはどうすればいいのか。そのほかにもses企業を選ぶ際の選び方や注意点などをわかりやすくまとめました。

ses企業で働いてみたい未経験の方や現在エンジニアだけど今後SES企業も比較検討している方などはぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

侍エンジニアは「人生を変えるプログラミング学習」をコンセンプトに、過去多くのフリーランスエンジニアを輩出したプログラミングスクールです。プログラミングに役立つ情報や有用な情報を発信していきます。
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