プログラマー不足って嘘?本当?真実とその理由を解説

こんにちは!侍ブログ編集部です。

2018年、経済産業省から気になるこんな報告がありました。2020年時点で、なんと約20万人ものIT人材が不足する見通しだと!

で、今その2020年なんですけど…実際のところどうなんでしょうか?新型コロナウイルスの流行もありますし、この試算通りになるとは思えませんよね。

プログラマーの仕事に興味はあるけど、需要はどのくらいあるのかな?

そんな風に気になっている人、結構いますよね?もちろんプログラマーもIT人材ですから、上記の試算に含まれています。そこで今回は、プログラマーは現状本当に不足しているのか?この件について真実をお話しします。

この記事の要約
  • プログラマーは不足しているが誰でもなれるわけではない
  • スキルや経験がある人材はIT企業から採用されやすい
  • プログラマーに必要なスキルを学ぶなら実践学習が必須

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目次

半分は本当、半分は嘘

嘘か真か

嘘か真か

まず、結論から言いますと…「半分は本当で半分は嘘」です。なんじゃそりゃ!と思いますよね。もう少し掘り下げてご説明します。

数字上は「広き門」

人材が不足しているのか、余っているのかを判断する重要な指標として「求人倍率」があります。この求人倍率は、

『求職者(仕事探しをする人)1人に対して、求人(採用枠)がどれだけあるか』

という意味です。つまり、この数字が大きいほど、求人の選択肢が増えます。仕事探しをする人にとっては、求人倍率が高いほうがうれしい、ということです。

大手転職サイト「duda」の調査によると、2020年7月時点でのIT・通信業界の求人倍率は4.70倍でした。全業種平均の1.61倍と比べてもかなり高いですよね。

引用元:duda

つまり、「4.7人」もの人が通れる広さの門(=求人)を、たった1人で通れる!ということになります。これなら楽勝そうですね!スキップしながらでもくぐれそうです。

新型コロナウイルスの影響で減ってもこの高さ

1年前の2019年はさらに高く、なんと、7.24倍!でした。

新型コロナウイルスの影響で多くのIT企業が求人を減らすこととなりました。その結果、1年で約2.5も低下してしまいました。それにもかかわらず、依然としてこの高水準なのです。

このデータだけを見ると、プログラマー不足というのはある意味本当と言えそうですね。「楽勝じゃね?」と思ったそこのあなた!まだ安心はできません。

誰でもその門を通れるワケじゃない

確かに、門は広いんです。しかし、当然のことながら門には「門番」が付き物なのです…。

それは企業の人事部、つまり採用担当者です。彼らは、門を通ろうとする人に対して目を光らせています。たとえ人材が不足していようが、彼らを納得させないかぎり、門を通れないのです。

そういった意味では、プログラマー不足というのは、半分嘘だと考えるべきでしょう。不足している=簡単になれる!と解釈してしまうと、門番にふっ飛ばされて痛い目に合うかもしれませんからね。

どんなプログラマーが求められるの?

採用担当者を納得させるためには「通行手形」が必要になってきます。IT企業の採用担当者は、この「通行手形」を持っている人だけを求めているのです。

IT企業は「スキル・経験がある人」を優遇

「通行手形」とはズバリ「スキル・経験」です。プログラミング業界は、とにかくスキルや経験がものを言う世界なのです。その理由は、以下の2つです。

  • スキルや経験がないと、事前教育が必要となるので高いコストがかかる。
  • 既存メンバの工数(作業時間)を教育に費やすので、開発スケジュールを圧迫する。

つまり、IT企業はスキルや経験のある人を採用することで、コストも時間も節約したいのです。

仮に、新入社員がまったくC#を知らない人だったとします。この新人をC#開発の現場にいきなりアサインしたら、即戦力になるでしょうか?そんなの無理に決まってますよね。雑用担当にさせられるのがオチでしょう。

求められるスキルを持っていない人が現場で活躍するためには、とても長い学習時間が必要です。しかも、教える先輩社員の開発工数も割かなければなりません。スケジュールに余裕のないプロジェクトでは、そんな余裕はないでしょう。

これらの理由から、IT企業でプログラマーとして働くためにはスキルや経験が不可欠なのです。

フリーランスはさらに経験者有利

プログラマーには、企業に勤める人だけでなく、「フリーランス」として働く人もいます。

フリーランスとは、「クラウドソーシングサイト」を利用して、基本的に在宅ではたらく仕事スタイルのことです。クラウドソーシングサイトというのは、「企業を介さず、各個人間で仕事の発注・受注ができるサイト」のことです。

フリーランスの仕事の流れは以下の通りです。なお、「発注者」「受注者」だと紛らわしいので、それぞれ「クライアント」「フリーランサー」と呼び方を変えています。

  1. クライアント(仕事を依頼したい人)が仕事の募集を出す。
  2. フリーランサー(仕事を請け負う人)は引き受けたい仕事を選び、応募する。
  3. クライアントは応募者の中から依頼したい人がいれば、その人と契約を結ぶ。
  4. 契約を結んだフリーランサーは案件に着手する。
  5. フリーランサーは完成した成果物をクライアントに納品する。

重要なのは2.と3.です。これを見てわかる通り、フリーランサーは仕事を選べるけど、クライアントも応募者を選べるのです。まあ当然といえば当然ですけどね。

選べるのであれば、当然その仕事に近い開発の経験がある人を選びますよね。企業勤めであれば、時間を割いて社内教育をしてくれるかもしれません。しかし、フリーランスの場合、相手はお客様です。

お客様にプログラミングのご指導をお願いできるはずもありませんよね。そのお客様も、当然「スキルや経験がある人」であることを前提条件として募集しているのです。

このように、フリーランスは企業勤め以上にスキルや経験が重視されるのです。

新型コロナウイルスの影響で増加している

2020年は新型コロナウイルスの影響で、「テレワーク」が推奨される時代となりました。会社に行かず、在宅ではたらく仕事スタイルです。

JIPDECの調査によると、IT企業の27.4%が「テレワークの制度を検討中である」とのことです。つまり、テレワークに移行する可能性のある企業が3割近くもあるということですね。このことから、これから在宅勤務をするプログラマーはさらに増えていくでしょう。

もともと長い時間をかけて通勤していた人が在宅勤務になったらどうなるでしょうか?もちろん、時間を有効活用できるようになりますよね。お酒の付き合いなどもなくなり、帰りが遅くなることもありません。空いた時間を、クラウドソーシングサイトを使って副業に使おう!と考える人も当然出てくるでしょう。

このことから、在宅勤務者の増加により、フリーランスの競争率はさらに上がるといえます。

初心者ではプログラマーになれないの?

IT企業でプログラマーとして働いてみたい!
フリーランスプログラマーになって稼ぎたい!

そう思っている方、いますよね? 朗報です。初心者でもプログラマーになれます!

独学でスキル習得するのは難しい…

書店でプログラミングの参考書を探してみてください。軽く200ページを超えるような本がズラリと並んでいます。1つのプログラミング言語に限定したとしても、それだけのボリュームの学習が最低限必要となるのです。

それに、参考書を読んだだけでプログラミングをマスターできる人はいません。実際にコードを書いて、動かして、上手くいかなかったら原因を探して…。プログラミングのスキルは、こんな風に実践してみることで初めて身につくものです。

初心者の方が一人でコードを書こうと思っても、上手くいかないものです。

例えばC言語で、「==」と書くべきところを、間違えて「=」と書いてしまったとします。初心者がやりがちなミスです。すると当然、想定していない動作となります。しかし、コンパイラ(コードを機械語に翻訳してくれるソフト)は、「間違ってますよ!」などと教えてはくれないのです。

上記はあくまで一例ですが、C言語に限った話ではありません。プログラミングには様々な「罠」が潜んでいるのです。その罠を、初心者が一人ですべて見つけ、解消するのは至難の業です。

熟練した先生に教われば可能

一人なら無理でも、講師の先生がついていれば心強いですよね。

安心してください、プログラミングスクールがあります!スクールでは、それぞれのプログラミング言語に特化したプロの講師がやさしくサポートします。

全くプログラミングを勉強したことがない方でも、基礎学習から始められるので安心です。土台ができたら、次はオリジナルのWebアプリ開発。分からないところは講師がサポートしてくれるので、着実に実践力が身につきます!

そしてなんとプログラミングスクールでは、仕事獲得や転職のノウハウも教えます!初心者の方が一人前のプログラマーになるまで、しっかりとバックアップします。

まとめ

プログラマーは不足しているけど、スキルや経験を積んでおかないと「求められる」プログラマーにはなれない、ということですね。

スキルや経験のあるプログラマーを求めているIT企業はたくさんあります。求められるプログラマーになるためには、教えてもらうことが一番の近道です!

学習に躓いていると感じている方やこれから最速でプログラミングを学びたい方はぜひスクールを検討してみてください。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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