ネットワークエンジニア向けのイベント・勉強会と検索サイトまとめ

ネットワークエンジニア向けの
イベントや勉強会ってどんな種類があるの?
勉強会に参加したいけど、どこでイベントを探せばいいの?

この記事を訪れたあなたは、そんな疑問を抱いているのではないでしょうか? IT技術者であるエンジニアやプログラマーはスキル習得が難しく、ネットワークエンジニアも例外ではありません。

ネットワークエンジニアとして着実にスキルアップをしたいなら、エンジニア向けのイベントや勉強会に参加するのがオススメです。近年はIT需要の拡大により、全国各地でIT技術者を対象にした勉強会が開催されています。

ここでは、ネットワークエンジニア向けのイベントについて詳しくご紹介します。また終盤には、ネットワークエンジニアを対象にしたコミュニティについても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

エンジニアのイベント・勉強会ってどんなもの?種類を解説

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はじめに、エンジニア向けのイベントや勉強会はどのような種類があるのか、具体的に解説していきます。

セミナー形式

全国的に最も多く見られるのが、セミナー形式の勉強会です。1〜2名の専門講師が登壇し、大学のような講義形式で学習を進めていきます。

また、セミナーは直接イベント会場へ出向く形だけでなく、オンライン上で開催されることも少なくありません。

ハンズオンセミナー形式

ハンズオンセミナー形式とは、講義と実践を兼ねたセミナーのことです。ハンズオン形式は一般的なセミナーのように、専門講師がスライドや教材を用いて一方的に講義を進めません。

講義の途中で講師がサンプルコードを提示し、参加者がそれを参考に入力作業を行うなど、エンジニアとして確実に実力が身につけられる工夫がされているのです。

近年は、ハンズオンセミナーがスキル習得に効果があるとして認識され、全国的に浸透してきています。あなたがお住いの地域でもイベントが開催されていないか、ぜひ探してみてください。

LT(ライトニングトーク)会

LT(ライトニングトーク)会とは発表形式の勉強会のことです。発表時間は1人あたり5分から1時間程度とイベントによって異なります。

勉強会で登壇する発表者は大手通信企業の関係者が多く、IT業界の実態を知る良い機会にもなるでしょう。LT会は、東京など都心で開催されることが多いですが、ITの新技術やプロのエンジニアの仕事についても勉強になるので、機会があれば参加してみてください。

もくもく会

もくもく会とは参加者が集まり、各自が自分のやりたい学習を進めるタイプの勉強会です。「もくもくと作業をする」という意味から、「もくもく会」と呼ばれるようになりました。

イベント開始時に、今日1日どんな勉強をするのか各自が宣言し、イベント終盤で1日自分が取り組んだ学習について他の参加者と共有します。

もくもく会は、単に無言で学習を進めるだけではありません。疑問点が浮上したときは、周囲に声をかける事で、的確なアドバイスがもらえることもあります。他の参加者と接触しながら学習を進めることで、同時にコミュニケーション能力などのヒューマンスキルが身につけられるのです。

ネットワークエンジニア向けイベントに参加するメリット

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ネットワークエンジニア向けのイベントには、どんな参加メリットがあるのでしょうか? 勉強会の参加メリットについて詳しく見ていきましょう。

ネットワークエンジニアの方と交流できる

勉強会は単にITスキルを習得できるだけでなく、プロのネットワークエンジニアと交流して親交を深めることもできます。セミナーや勉強会には現役のエンジニアが集うことが多く、将来的なキャリアパスについて相談することも可能です。

実際、プロのネットワークエンジニアから生の声を聞ける機会は滅多にないでしょう。あなたのキャリアアップのためにも、イベントに参加して積極的に現役エンジニアと交流してみてくださいね。

最新情報をキャッチアップできる

参加するイベントによって扱うコンテンツは違ってきますが、どのイベントからもIT業界の最新情報や、キャリアアップに役立つ情報を知ることができます。

イベントに参加する前に、これから参加する勉強会ではどのような分野扱っていくのか、予め下調べして置くと期待外れになることはないでしょう。

IT業界は移り変わりが激しいため、最先端技術に関する情報を自分一人で仕入れていくのは限界があります。スキルアップのために独学は欠かせませんが、定期的に勉強会に参加して他の参加者と情報共有をすることも大切ではないでしょうか。

仕事や案件獲得につながる可能性もある

セミナーやイベントには、IT業界の関係者が参加することが多々あります。特に多いのが、NTTドコモやNECなどの、大手通信機器メーカーに携わる関係者です。先述したように、彼らはイベント講師や発表者として登壇することも少なくありません。

このような業界人と直接接触することにより、ビジネスに繋がるチャンスも出てくるので、どんどん積極的にイベントに参加してみましょう。

ネットワークエンジニア向けイベント・勉強会検索サイト

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次に、ネットワークエンジニア向けのイベントや、勉強会を検索できる支援サイトについてご紹介します。

TECH PLAY

TECH PLAYは、ITに関わる勉強会やセミナー交流会など、多彩なイベント情報を集約して掲載しているイベント支援サイトです。同サイトでは、技術用語や地域、開催日時などの多彩な検索システムから、興味のあるイベントをすぐに探し出すことができます。

また、サイト内で掲載されている情報は、国内で有数のイベントサイトから取得したもなので、TECH PLAY1つあれば全国のイベント情報を概ね網羅できると言っても過言ではありません。

connpass

connpassはイベント検索だけでなく、イベントを開催するための企画や告知、集客など多岐に渡って支援してくれる便利なサイトです。

コミュニティや勉強会の検索はもちろん、ペイパルによる事前決済システムの設定など、イベント参加者に限らず運営者側にも利便性の高いサービス提供がされています。

また勉強会のエリア検索も、東京など一部の地域に限らず、北海道から九州・沖縄まで全国に対応しているので、地域が制限されることがありません。

このほか、いつでも気軽にイベント検索ができるよう、connpass専用のスマホアプリも用意されているので、ぜひダウンロードしてみてください。

ATND

ATNDは、リクルートキャリアが運営するイベント支援サイトです。ネットワークエンジニア向けの勉強会に限らず、様々なイベントに参加することができます。

また、各種勉強会に参加するだけでなく、自分オリジナルのイベントを作ることも可能です。サイト使用料は無料なので、積極的に活用してみましょう。

ストリートアカデミー

ストリートアカデミーは、日本最大級のスキルシェアサービスです。ここでは、ITに関する専門スキルを対面形式で学習することができます。入会金や月謝も不要な上、1回だけの受講も可能です。

2019年10月時点で、同サイトの登録生徒数は36万人、掲載講座数は35,000件、登録講師数は23,000人を超えています。WebやIT関連の勉強会も3,000件近く登録されており、地域検索も全国対応なので、地方エリアのイベント探しにも役立つでしょう。

doorkeeper

doorkeeperは、セミナーや勉強会を運営するときに役立つ支援サイトです。主にイベント運営者を支援するサービスになりますが、掲載されているイベントに参加することもできます。

ネットワークエンジニアのイベントは、無料〜30,000円の参加費で告知されていることが多いです。有料イベントは、材料費込みのケースが多く少々高値ですが、実践を交えたハンズオン形式の勉強会なのでスキル習得に期待が持てるでしょう。

ネットワーク関連のコミュニティや勉強会

最後にネットワーク関連のコミュニティや勉強会について解説します。

JANOG

JANOGとはインターネットの技術的や、オペレーションに関する議論など、国内のIT技術者や利用者向けに役立つ情報を提供する組織です。主な活動は、メーリングリストにおける議論やミーティング、ワーキンググループの3つがあります。

JANOGは誰でも登録することが可能で、職業など特別な条件は問われません。サイト上で登録手続きをすることにより、インターネット技術を中心とした最新情報を随時入手できます。

NW_JAWS

NW_JAWSはAWSのユーザーコミュニティで、定期的にネットワークエンジニア向けの勉強会を行なっています。勉強会は5分程度のLT形式(発表件数は5~10件)で構成されており、登壇する発表者もAWSほか、代表的なIT企業の関係者が多い特徴があります。

巷では知ることができないIT技術について勉強できるので、興味があれば参加してみてください。

ネットワークプログラマビリティ勉強会

ネットワークプログラマビリティ勉強会は、時代に影響されないネットワークエンジニアを目指すためのコミュニティです。参加者であるエンジニアが互いに情報交換をし、切磋琢磨することを目的に開設されました。

同コミュニティは、ネットワークエンジニアの中・上級者だけでなく、これから学習を始める初学者にもおすすめです。

NetOpsCoding

NetOpsCodingは、ネットワークインフラ運用に関する事例やシステム開発の知見、実用的なツールなどを共有するコミニティです。

同コミニティは、開発が難しいとされるネットワーク運用の自動化に取り組むエンジニアを対象に、サポートと情報共有の場を提供しています。

まとめ

今回はネットワークエンジニア向けのイベントについて詳しく紹介しました。

ネットワークエンジニア向けの勉強会は、さまざまな形式があります。近年は一般的なセミナー形式に限らず、ハンズオンやLTなど、参加者にとって良い刺激となる学習スタイルが全国的に浸透してきました。

また、ネットワークエンジニア向けの勉強会を効率的に探し出せるイベント支援サイトも充実してきています。特に、全国のイベント情報を網羅している大規模なサイトでは、首都圏に限らず地方エリアの勉強会も見落とすことがありません。

その上、ペイパル決済やスマホアプリなど、利便性の高いシステムを無料または安いコストで活用できます。あなたもイベント支援サイトを有効活用しながら、ネットワークエンジニア向けの勉強会を探してみてくださいね。

この記事を書いた人

元ウェブディレクター/編集者
メイン機はOS9時代からMac。
最近はUnityに興味があります。

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