【電子工作入門】Arduinoでできることは?実際の作品をもとに紹介

|電子|Arduinoで |工作|できること


Arduinoに興味がある。でもこれって何ができるの?

この記事をご覧のあなたは、そんな疑問を抱いているのではないでしょうか?

Arduinoは様々なことができるイメージがあるでしょう。でも具体的にはどんなことができるのか把握してない方が多いのではないでしょうか?

Arduinoができることを把握すれば、今後活用することが可能です。

そこでこの記事では、Arduinoでできることを事例を挙げて解説していきます。Arduinoの特徴や種類から説明していきますので、Arduinoを全く知らない方もでも参考になりますよ。

この記事の要約
  • Arduinoとはプログラミングで動かせる小さな基板のこと
  • AVRマイコンとも呼ばれ電子工作で作った機械を動かせる
  • ドローンや植物育成デバイスなどの機器を作成してみよう

なお、どのプログラミング言語を学べばいいのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。

かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。

これからプログラミングを学ぼうとしている人は、ぜひ一度お試しください。

\ 4つの質問に答えるだけ /

目次

そもそもArduinoとは?

Arduinoとは、「AVRマイコン」と呼ばれる小さな基板です。プログラミングで動かすことができ、エンジニアをはじめ、アーティストにも利用されています。

プログラミングに詳しくない方でも手軽に利用可能です。様々な場面で活用されているArduinoですが、その特徴や種類についてみていきましょう。

Arduinoの特徴

先ほど少し触れましたが、Arduino最大の特徴は、「電子工学にうとくても利用可能」なことです。Arduinoでは、電子工学の知識を使ってプログラミングする部品と回路を組むところが分けられています。

プログラミングときくと、難しい印象をもつかもしれませんが、複雑な内容ではありません。また、回路は組み立て式のため高度な知識は必要としません。そのため、様々な人が利用しやすいツールといえます。

Arduinoの種類

Arduinoは機能や価格によっていくつかの種類があります。初心者の方は、どのArduinoを選べばよいのか、迷う方もいるでしょう。

ここでは、初心者向けの低価格な種類も含め代表的な3種類を紹介します。

Arduino Uno

「Arduino Uno」は、電子工学初心者におすすめのArduinoです。数あるArduinoの中でもリーズナブルな価格帯であり、数千円程度で購入できます。

Arduino MEGA ADK

「Arduino MEGA ADK」は、先ほどのArduino Unoに複数の機能が追加されたアップグレード版のArduinoです。USBでAndroid端末に接続できるのが特徴です。

Arduino Due

「Arduino Due」はArduino Unoをさらに機能を強化したパージョンです。

Arduino Unoと比べると、デジタル入出力端子を約4倍、アナログ出力端子を約2倍、プロセッサ性能は約5倍にパワーアップされています。多くの電子製品を取り扱う際に適した種類です。

Arduinoでできること

Arduinoでできることは多岐にわたります。その用途はロボットからドローンまで、アイデア次第で様々な場面で応用可能です。今回は、Arduinoでできることを10個紹介します。

ドローン

Arduinoと複数のセンサー(ジャイロセンサーや加速度センサー)を付けることで、ドローンが作れます。ドローン製作は、簡単にできるものではありませんが、Arduinoの応用例として大きな可能性を感じるでしょう。

火力調節器

Arduinoを使い、火力調節機を作れます。特にキャンプではんごうを使ってご飯を炊く際、火力調節が難しいでしょう。そういった場面に、Arduinoで作った自作の火力調節器が活躍します。

Arduinoにサーボモーターを組み合わせることで、火力調節器ができます。大掛かりなものではなく、小さな部品での製作が可能です。

エアコン操作リモコン

Arduinoを使えば、エアコンを操作できます。エアコンのリモコンが発する赤外線信号を読み取り、Arduinoの基板に取り付けた赤外線LEDから赤外線を発することでエアコンの操作をする仕組みです。

同時に複数のエアコンを操作することも可能です。オフィスなどの広い空間で活躍する応用事例でしょう。

置き時計

2進数を使い、置き時計が作れます。2進数で表示されるため、一見すると時計にみえないデメリットがありますが、インテリアとしては良いでしょう。

一風変わった時計を部屋におきたい方におすすめの活用事例です。

ラジコンカー

Arduinoの基板にモーターやLEGOブロックなどのパーツを加えると、ラジコンカーが作れます。プログラミングや組み合わせるパーツに応じて、無線で動かしたり、かじ取りがスムーズになったりと自由自在に性能をあやつれます。

ロボット

Arduinoを使えば、市販の組み立てキットと組み合わせて、ロボットが作れます。例えば、組み立てキットの「Rapiro」は付属のメイン基板にプログラムが書かれているため、組み立てるだけでロボットは動きます。

アイデア次第でロボットを踊らせたり、掃除をさせたりと様々な動きが可能です。初心者でも手軽に楽しめるでしょう。

電子楽器

Arduinoを使えば、楽器も作れてしまいます。主な部品はArduinoに可変抵抗器とMIDIを使って音を出します。実は、エレキギターの内部にもArduinoが使われています。

Arduinoを活用することで、自由度が高く、オリジナルな電子楽器をつくれます。新しい音楽の形です。

トイレットペーパー使用量方向装置

Arduinoを活用し、トイレットペーパーをどれくらい使ったのか測定する装置が作れます。Arduinoに接続されたホイールがトイレットペーパーの長さをはかり、測定された長さはTwitterに投稿されるというものです。
なお、誤差は1cm程度といわれています。トイレットペーパーは日常的に使用するので、無駄遣い防止に便利な活用例でしょう。

植物育成デバイス

Arduinoでは、植物に自動で水をやる装置が作れます。Arduinoと複数のセンターを組み合わせることで、センサーが日光・風通し・水分量などを感知し、植物の育成に適した環境を維持します。

長期的に家をあける人に便利なデバイスでしょう。

ハムスターランニング距離測定デバイス

Arduinoを使えば、ペットのハムスターがどれくらいホイールで走っているかを測定する装置を作れます。

Arduinoで回転数を記録する仕組みとなります。ペット飼育がより楽しくなるデバイスでしょう。

まとめ

今回はArduinoについて、その特徴から具体的にできることまで、事例を交えて解説しました。

Arduinoを使って何ができるのか、イメージがわいたでしょうか? 今回はArduinoでできることを10個紹介しましたが、応用例はほんの一部にすぎません。

初心者から上級者まで、アイデア次第で様々な場面で活用できます。この記事がきっかけで、Arduinoについての理解が深まれば幸いです。

この記事を書いた人

元ウェブディレクター/編集者
メイン機はOS9時代からMac。
最近はUnityに興味があります。

目次